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高桐院の紅葉

サンガセミナー、禅の庭入門講座の時は、平日ということもあり参拝者も少なくこのような感じでした。
そして22日には三連休の中日という事もあり、参拝者多数!

151130.jpg特に、こちらのドウダンツツジは殊の外立派で、一体樹齢何年だろう…と思わせるような枝振りです(下写真の右側の赤く染まった木は、一本のドウダンツツジです)。

151130-1.jpgこの日、大徳寺本山では、開山忌(開山大燈国師)が厳修され、有難くも参拝させていただいておりました。

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11月も終わりますね。
冷え込んで参りましたが、体調崩さぬよう元気に最終月をお迎えください。

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臨済録提唱 ―於:南禅院―

来年は臨済宗の宗祖・臨済義玄禅師がお亡くなりになられて1150年という節目の年(1150年遠諱・おんき)です。
遠諱を記念した行事が色々と開催されておりますが(詳しくはこちら)、大本山南禅寺さんでは、南禅寺発祥の地・南禅院にて、毎月一回、臨済録の提唱をなさっています。

151127-1.jpg今回は総長さん(本山において、管長さんが法の上の、思想上のトップであり、総長さんは事務方のトップのお坊さんとでもいいましょうか…)がお話しくださいました。

臨済録の中でも有名な、「途中に在って、家舎を離れず。家舎を離れて、途中に在らず」。“家舎”を般若心経の境地、“途中”を観音経にたとえてお話くださいました。
私の中でまだ整理できていないのですが、非常に興味深い内容、とらえ方で、反芻してみているところです。
*ネットで検索すると、この箇所の色々な解釈が出て参ります。是非お探しになってみてください。


さらに、これも臨済録にあります「随所に主となれば立処皆真なり」より、人生における避けてはゆけない大変な事。それによって得た縁を最大に生かして、生かしきって、自身がその中で主となって生きた時、活貎第ス葬n(かっぱっぱっち)、自在な心で生きる事ができるのだという事をお話しになられました。

151127-2.jpg私自身、「これはもうどうしようもない」と思えるような大変な事が起きた時に、避ける事すらできず、今になるとどうしてあの時を乗り切れたのかわからないような事がありましたが、その時に得た様々な縁というものこそ、今に繋がり、自分自身の糧となっていると確信しています。
「大変な事によって得た縁」という考え方は全くした事が無く、目の覚める思いでした。大変な時に得る縁というのは、人生の宝となるのでしょう。

いつぞや、大学のゼミ教授が教えてくれた、中川宋淵老師(三島・龍澤僧堂師家 1907-1984)のお言葉「人生とは、因縁因果の大展開、大活動である!」を思い出し、教えていただいた当初よりも少しはわかってきた気がしたものでした。

来月は12月13日(日)の9時から、南禅院にて。ご参集ください。

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光悦ふり 光悦名碗と様式の展開 -楽美術館-

光悦というと、学生時代、そしてお茶を始めた若かりし頃にはまりにはまって、展覧会を見て歩きまわったり、それが叶わぬものは、図録に掲載された茶碗を眺めては、まるで何の囚われもないかのようなその造形が見せる印象に、焦がれに焦がれた記憶があります。

151126-1.jpgもちろん茶碗にとどまらず、特に俵屋宗達の画とのコラボは一度観た者の心を決して離さず、寛永の三筆の一人とされるのも当然の、ダイナミックさと繊細さを併せ持ち、流れるように美しい筆跡とそこでも垣間見られる、やはりとらわれのないような境地に心ときめいたものでした。
かの徳川家康が、あまりにも才知溢れる光悦を危険視して、鷹峯に封じたという説もあるのがうなずけます。


そんな光悦の、私もまだ実際にも、図録でも拝見したことのなかったお茶碗が並び、また、楽家歴代の逸品はもちろんのこと(私の大好きな左入さんの器も多く出展されていました)、光悦に多大なる影響を受けた方(陶芸家のみならず、作陶を趣味とした実業家など)たちの茶碗がならぶ、とても興味深い展観でした。12月23日(祝)までの開催です。

【光悦ふり 光悦名碗と様式の展開 -楽美術館-】

151126-2.jpg*楽美術館へゆかれましたら、是非お手洗いへもお立ち寄りください。階段途中などに生けられている花がとても素敵で毎回楽しみなのです。

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紅葉の大徳僧堂

 

151125-1.jpg毎年、大徳僧堂の紅葉を楽しみにしています。もちろん修行道場ですから中には入れませんか、門前から望む景色や、塀の上の紅葉を見ては、「うぅむ、雲水さんの修行の妨げになりそうなほど美しい……」などと考えては楽しんでいます。

151125-2.jpg今年は7月8月はぐっと暑く、お盆を過ぎれば秋が訪れたのかと思うくらいに涼しく、9月もそのまんま、また10月には暖かくなったりで、11月も小春日和が続いています。定まらぬ気候に私も体調を崩したりしましたが、それは木々たちも同じようですね。

紅葉しないままにチリチリになってしまっている木もあれば、まだ緑一色の落葉樹もあったりします。
「今年の紅葉はあかん!」などと、人間本位で言うのもおかしいかなと思いますが、昨年があまりに当たり年で美しかったのと比較してしまい、少し寂しい気持ちになるのは正直なところです。

151125-3.jpgですが、大徳僧堂の紅葉は変わらず感動的でした。
スッキリ整然とした禅寺に紅葉、良いものだなと思います。

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オリジナル【坐禅会の栞】

とあるお寺の和尚さんに、以前作っておりました「坐禅の組み方を説明したちらしはもう無いの?」と尋ねられました。
「もちろん作ります!」とお答えしまして(私の上司が…ですが)、ふと、他にもご用命があるのでは?と思い、お手伝いさせていただこうという事になりました。

zazenshior0.jpg坐禅会を開催しているご寺院や、坐禅の集いなどでご利用いただければと思います。
“オリジナル”ですので、どのような経典やお言葉でも入れられます。
ご用命をお待ちしております。

詳細はこちらからどうぞ。
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講演会「平林寺の伽藍と境内」 松竹寛山老師(平林僧堂師家)

中興開山鉄山宗鈍禅師400年遠諱記念 「武蔵野の禅刹 平林寺 ―伝来の書画名宝展―」の会期を記念しまして、一昨日(11月18日)、講演会(於:花園大学教堂)が開催されました。

151120-1.jpg 今回は、平林寺住職・平林僧堂師家の松竹寛山老師におこしいただき、平林寺の伽藍や境内について、興味深いエピソードも交えつつ、詳しくご説明いただきました。

151120-2.jpg最後に設けました質問コーナーにて質問された御方が、以前学長講座で老師のお話を拝聴し、感銘を受けたのだと仰っておいででした。
私もよく覚えています。老師が包み隠さずご自身の悩み苦しみをお話しになられ、修行していくうちに、その悩みや苦しみといったものがどう変容していったのか、詳しく真っ直ぐにお話しになられた時の事かと存じます。

松竹老師は、以前からよく禅文化研究所にはお越し頂いており、ご住職として平林寺を継がれる前は、妙心寺派東京禅センター長として、私どもも「松竹さん」と普通に呼ばせていただいておりました。
さすがに今は、「松竹さん」とはお呼びいたしませんが、それでもその頃とお立場が変われど、全く変わらない松竹老師の人間そのもの。研究所一同いつも有難くお付合いさせていただいております。

151120-3.jpgこの日はさらに、老師より平林寺の新たな写真集(写真展も開催されるようです。詳細はこちら〈PDF〉)と、来年のカレンダーを抽選でプレゼントされ、当選した皆様はたいそうお喜びでした。


そろそろ平林寺さんも紅葉が見頃かと(上は新緑の頃)。是非、埼玉県新座市の平林寺へお運びください。
ついでといっては何ですが、私も大好きな、松平信綱公の生涯が綴られた『知恵伊豆に聞け』(文春文庫・中村彰彦)をお読みになってから行かれると、さらに充実した参拝となること間違いなし!です。

平林寺公式サイトはこちら

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今週の花

151119.jpg無文老師に、ドウダンツツジの紅葉した枝と白い菊を。

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Qui est Ikkyu ?

 

151118-1.jpg東京・恵比寿の日仏会館において11月15日(日)、「日本初」という一休禅師のシンポジウム「一休とは何か?-この妖怪に再び取り組む」が行なわれました。「仏」は、仏教の「仏」ではなくフランスの「仏」です!

151118-2.jpg弊所発刊『一休道歌』より


ここでフランスが出てくることに、疑問を抱かれるかもしれませんね。理由のひとつが、長年にわたり一休を研究されている、ディディエ・ダヴァン先生(フランス国立極東学院)らが中心になって企画された会であるということ。

なんと130名を超える聴講申込みがあったそうです(前日はフランスで痛ましい事件が発生したばかりで、開会前に黙祷が捧げられました)。


151118-3.jpg様々なテーマから一休禅師にアプローチするこの会は、講演に研究発表、討論会……と、8時間にもおよぶ長時間の催しであったにもかかわらず、夕方になっても大勢の方が会場に残っておられたことに驚きました。

最後に行なわれた討論会では、この〝妖怪〟をますます取り込んでいくために必要な視点として、「室町時代の日本人が禅をどう理解していたのか」など、研究の新たな方向性についての提案もなされ、活気を保ったままシンポジウムは閉会となりました。

登壇された先生のお言葉ですが、「まだまだ知らない姿」を持つ一休。あまりにも有名で、あまりにも不思議な禅僧だと改めて思います。弊所から再販中の一休禅師の本も、よろしければぜひお手に取ってご覧ください。

 

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花と向き合う事

 

151117-1.jpgこちらのブログでもご案内させていただいておりました、日々花主宰 雨宮ゆか先生の京都での“日々花 講座”
今回も皆さまおそらく、脇目もふらず、いつに無い?!(私の場合は)集中力で、あっという間の1時間半のお稽古であった事と存じます。

151117-2.jpg私自身はこの日は怒涛のスケジュールであったためか、それとも近頃の自分自身そのものなのか、いまいちうまく花を生かしてあげる事ができず、いつもなら「あのお花とあのお花を生けよう!」とすぐに決めるのが、迷って迷って…最後まで迷いまくっておりました。
我ながら「どうしたんだろう?」とも思いましたが、「そういう日も、あってもいいな、あるのだよなぁ…」と思った次第。
ほんとうに、自分と向き合うようなお花の時間でした。

151117-3.jpgまた研究所の来年度のサンガセミナーでも先生にお越し頂き、しばし花と向き合う時間を禅寺にてもちたいと願っております。
ご関心おありの皆様、その際にはお目にかかれますように。

秋もそろそろ終わりを告げはじめ、冬の扉が開く事を感じさせる草木。四季ある国の素晴らしさ、有り方さをごく身近に感じられるひとときでした。

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禅とは

とある和尚様にお目にかかると、何故かいつも私は、以前研究所の先輩がブログにて書いた“我(が)がゆるむ”という状態になるのでしょうか。普段親友にも話さない事をお話し、最後には号泣していたりします。
和尚様はただただ聴いてくださって、一言、二言、ぽつ、ぽつとお言葉を返してくださいます。

151116.jpg先日は畑から採ってきて洗ったばかりの春菊としいたけを、「持って帰りなさい」とだけ言って手渡してくださいました。
春菊を持った時の、葉っぱがきゅっきゅと音をたて、はちきれんばかりの新鮮な感覚。待ちきれずそのまま一枚ちぎって口へと運ぶと、さくっと音がして、塩味が来た後に、甘みが。そしてあの独特の香りが広がり滋味深く。

自宅へ帰り、シンプルに調理して食べ出すと、なぜだか判らぬままにホロホロと涙が。最後にはえんえんと泣きながらいただいていました。
お野菜が、まったくそのまんま和尚様だったのでした。
私が肩肘張って、身を固くして抱え込んでいたものが、一気に崩壊した瞬間でした。

1から10まで懇切丁寧に言葉で説き聞かせるわけではない、その在り方をもって人に気付かせてくださる。
気付くまで待つ。なんと慈悲深く尊い事でしょう。じっと待つ方はさぞかしもどかしい事と思います。

泣き止んで、「はぁ…禅ってこういう事なのか」と思ったのでした。

修行もしていない在家の者が突然「禅とは」などと、壮大なテーマを掲げたわけですが、うちの所長が『禅語に学ぶ 生き方。死に方。』に書いているように、「禅はどこにでも転がっている」。

「禅とは○○である」と言葉では語れませんが、日々のくらしの中で、ぽつぽつと、こういう機会が訪れます。
皆さまの周りにも転がっているのだと思います。


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わが師の斎会

私が静岡県三島市にある龍澤僧堂に掛搭して、雲水のはしくれになって直後、龍澤僧堂で隠棲されていた中川宋渕老師が遷化されました。そして私が参じた鈴木宗忠老師も、5年ほどして遷化されてしまいました。それから早や四半世紀以上が経ち、先日、宋渕老師の33回忌、ならびに宗忠老師の27回忌が、開山白隠禅師の毎歳忌にあわせて勤修されたので、私も末席を汚しに参ってきました。

20151113-1.jpg中央・白隠禅師、向かって右・中川宋渕老師、向かって左・鈴木宗忠老師の各頂相

宗忠老師のあとを嗣がれた中川球童老師も既に遷化され、今は後藤栄山老師が雲水をご指導いただいています。宋渕老師のもとで修行した方達から数えると、すでに四人の老師方の会下が一同に会しての法要です。
同じ釜の飯をいただいたものは、世代が異なっても、一種独特の連帯感があるように思うのは、どこの僧堂でも同じでしょう。

20151113-2.jpg雲水が少ないので、禅堂はがらんどうのようですが、自分が寝起きした場所はやはり懐かしさで一杯です。

禅寺では、こういった年忌法要の前夜に行なわれる宿忌(しゅくき)と、当日行なわれる半斎(はんさい)をあわせて斎会(さいえ)といいます。お昼ご飯を斎座(さいざ)といいますが、粥座(朝ご飯)と斎座との中頃に行なわれるから半斎と呼ばれるのです。

したがって、半斎の後には供養のためのお斎(とき)があるのは当たり前。亡き老師方の思い出話に花が咲きました。

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『一休骸骨 図版と訳注』 復刊のおしらせ

 

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くもりなき ひとつの月を 持ちながら   うき世のやみに まよひぬるかな


永らく絶版となっていた、折本仕立て豪華本(一万八千円)の旧版が、このたび廉価版として復刊致しました。

一休の作になるという、奇抜この上なく、身も引き締まる思いの警世の書です。
時代を経てなお、我々に訴えかけてくるものがあります。
昔も今も、さほど人の心、悩み、苦しみ、浮かれた気持ち?!などは変わらないということでしょうか。



踊る骸骨、抱き合う骸骨、さまざまな姿態の骸骨がくりひろげる絵巻をカラー図版で掲載。
現代語と訳注付き。
本書を読んで得る“気づき”は、読む人それぞれかと思います。どうぞお手にとってみてくださいませ。

詳細、おもとめはこちらから。

 

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サンガセミナー 2015年 禅の庭入門講座 -近世近代編-

 

151111-1.jpg午前中は大徳寺本坊をお借りしての座学

11月9日(月)、サンガセミナー追加講座としまして、町田香先生(京都造形芸術大学 日本庭園・歴史遺産研究センター研究員)を講師にお迎えし、禅の庭入門講座ー近世・近代編ーを開催させていただきました。


151111-2.jpg大徳寺方丈庭園を前に先生からの解説が

これは、昨年度に開催した、-室町・鎌倉編-に続くものとして開講。
昨年は、なんと飛鳥時代からどのように庭が変化していき、禅の庭というものが出現したのか、そして禅の庭の初期の庭についてを学びましたが、今回はそれに続いて、江戸時代や、近代の庭への変遷を学びました。

151111-3.jpg大徳寺塔頭 高桐院にて

時代の流れとともに、大いにその気風を取り込んで表現される庭。そして、歴代のご住職によっても姿を変えてゆく庭。変化してゆくからこそとらえ方も難しいわけですが、それでも変化してゆくからこそ面白いのだなぁと感じました。


151111-4.jpg庭の解釈も、もちろん専門家の方々がされる解釈はそれなりの研究結果であるからごもっともとして、観る人それぞれの解釈があっても良いのだ思えました。机上の学びは学びとして、それを知った上で自身の感じるところが尊いのだと思えました。

 

151111-5.jpg東福寺 大方丈無價室をお借りして

今回、追加講座という事で急遽参加者を募りましたが、満員御礼。定員が埋まるご予約をいただきました。
お庭に関心のある方がとても多いようですので、また来年度も何かテーマを考えたり、京都以外の場所での講座を設けられたらなと思っております。
なかなかに慣れぬご案内で、皆様にはご迷惑もおかけしましたが、ご協力ご理解ありがとうございました。
またお目にかかれますように!


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『子育てのこころ』

先日、大学のゼミ時代の大好きな仲間に会いに、彼女の住む和歌山へとでかけました。
思慮深く、まるで哲学者か宗教家のような雰囲気漂う彼女とゆっくり話していると、学生時代のゼミの授業のような雰囲気に。

151110-1.jpg母校

私が通っていた大学は、住宅街にあるものの小高い山の上にある為、様々な落葉樹の紅葉も彩り豊かで、先ほど重要文化財に指定された美しい校舎と相まって、日本であって日本で無いよう。
どこにも所属せず、独立している修道院のような雰囲気が大好きで、授業が無くても大学でぼんやりと過ごしたりしていたものです。

151110-2.jpg和歌山の山奥のカフェ

和歌山の自然の中にると、そういった大学時代に得た安心感を思い出し、一気に学生時代に戻ったかのように感じたのでしょう。
そして、友人が“何度も読み返していて、支えられてる。私の子育てのバイブル”と、鞄から取り出したのが、弊所発刊の『子育てのこころ』
まわりの友人が子供を産むとよくプレゼントする事にしている本です。多くの育児書が出ている中で、彼女のような人がそんな風に言ってくれる事に、ほんとうに嬉しい気持ちになってしまいました。
改めてオススメさせていただきたい一冊です!

151110-3.jpgカフェの窓より眺める景色

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『坐禅入門DVD 自宅で坐る』

「坐禅会情報を調べたり、足を運ぶ暇がなかなか無い」。

「禅寺の敷居は高く、なんとなく一人で坐禅会に参加する勇気が無い」。

「坐禅会に参加する前に、基本的な坐禅の作法などをおさえておきたい」。

151109.jpgというような方々にオススメ。『坐禅入門DVD 自宅で坐る』

秋の夜長に、自宅で坐禅入門はいかがでしょうか。

ちなみに、坐禅会をお探しでしたら、臨黄ネットに坐禅会情報があります。
良い御縁がありますように。

*DVDを買うまでも無い…という方には、このような「坐ってみる」ページも。ご活用ください。
*本日の写真は、秋のヴァンジ彫刻庭園美術館です。 



 

 

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禅文化研究所オンラインショップ


151106.jpgおはようございます。

いまさら、あえてですがご紹介。禅文化研究所の書籍は、オンラインショップにてお求めいただけます。

さらに、春と秋に会員の皆様にお送りしておりますDMも、PDFファイルにてご高覧いただけます。

ブログはほぼ毎日、禅関連のニュースや、職員のつれづれを掲載させていただいておりますが、Facebookにも同時にアップさせていただいております。どうぞよろしくお願いいたします。

それにしましても、朝晩冷えるようになりましたね。だからこそ紅葉も美しく、、、ですが、お風邪など召されませんようお気をつけください。

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ワット・シェントーン(Wat Xieng Thong) -ラオス-

おはようございます。
本日はラオスのお写真でお楽しみいただこうかと・・・・・・。

151105-1.jpg昨年訪れましたラオスの古都、ルアンパバーンにあります「このお寺のためにルアンパバーンを訪れた」と言っても過言ではない寺院、ワット・シェントーンです。

151105-2.jpg生命の樹のモチーフは、さまざまな宗教、国において見られますが、私は特にインドの古い更紗やカラムカリといって、天然染料で精緻な画を手描きによって画く布に表現されているものに惹かれます。
このキラキラな生命の樹もまたお気に入りとなりました。

151105-3.jpg現地の人によると、由緒寺院のお坊さんはお金持ちです・・・と言っていた覚えが・・・。
先日、大谷大学で佐々木閑先生のご講演を拝聴し、南方仏教の出家者の生活についていろいろとお教えいただきましたが、鉢ひとつに衣3枚しか所持してはいけなかったような・・・。真相や如何に。
お坊さんといえどもいろいろなのでしょう。

151105-4.jpg詳細と歴史については、「ラオス情報文化省観光部」の説明を・・・・・・。


この寺院は、1560年にセティラート王によって王家の菩提寺として建立された。 屋根が軒に向かって低く流れるように作られている、典型的なルアンパバーン様式 の建物で、ルアンパバーンで一番荘厳な寺院である。本堂裏側のタイルによって描 かれた「生命の樹」のレリーフは素晴らしく、一見の価値がある。かつては、王族の神聖な儀式に使用され、シーサワンウォン王の誕生した場所でもあり、また 逝去時にしようされた霊柩車が境内に納められている。

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枝ぶり

 


151104-1.jpg京都御所にある大好きな桜の木。
春にはこの木の周りにそれはたくさんの人々が集います。

151104-2.jpgこの季節はおそらくあまり見向きもされませんが、やはりその枝振りはハッとする美しさ。
花が散ろうが、葉を落とそうが、美しい。だから春にも美しいのですね。

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『新装版 雲水日記 -絵で見る禅の修行生活-』

先日もご紹介しました弊所より11月15日発刊予定の、『新装版 雲水日記 -絵で見る禅の修行生活-』。

この書籍の画は昭和30年代に描かれたものです。先日書かせていただいたブログ↑(クリックしてご覧ください)をご覧いただいて、違和感と言いますか、何かお気付きになられませんでしたか???

ヒントはこの写真。って答えですけれど・・・。

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雲水さん、着物で畑仕事?!?!
そうなのです。実はこの当時にはまだ作務着が無かったのです。

私は昔から祖父のアルバム(上写真は祖父の写真アルバムより)をよく眺めていましたので、この着物での畑仕事にさほど違和感が無いわけですが、なんとなく作務着って昔からあるような感覚がございませんか?実はそうでもないのですね。
 
「なんだか短いけれど、それでも着物だとはだけて大変だったんじゃないかなぁ…」などと心配してみたりしていました。

151102-2.jpgなんで畑で集合写真?という一枚。私が生まれる前に祖父は他界しましたので聞けないままに・・・。禅文化研究所で働いていると知ったらどんなにか喜んだ事でしょう!色々と話してみたかったです。

それにしましても、尋常じゃ無い畑の作物の元気良さ!ですね。肥料も自家製ですから、よく育つわけなのでしょう。

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そしてまた・・・、作務(掃除)の休憩中ですか?!妙心寺の三門をバックに。
身内の事を言うのも変ですが、幼い頃より「かっこいいなぁ・・・」と思いながら(私はちょっと変わっていたようです)眺めていました。

当時の雲水さんのまぁキリリとしている事。他にも色々な写真がありますが、個人が特定されてしまうものが多いので掲載は控えます。掲載したらしたで、「うちのじいさんだよ」、「うちの先々代だよ」なんていうお声が聞こえてきそうで興味深くはあるのですが。



僧堂(臨済宗・黄檗宗)での修行生活。現在も、日々雲水さんたちが修行を続けておられます。
是非ともお手にとっていただきたい本です。どうぞよろしくお願い致します。

『新装版 雲水日記 -絵で見る修行生活-』

 

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