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カソリックの聖地、そして石畳の街イタリアへ その5

夏以来の私のイタリア熱も少し収ってきましたので(笑)、イタリア旅行記は今回でおしまいにします。

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とにかくイタリアには美術が溢れています。フィレンツェの街頭(ドォーモ付近)でも、こうやって街頭で自分の描いた絵を売っているアーティストがたくさんいます。

また路上にすばらしい絵をペインティングしているアーティストも。

blog_MG_4977.jpgなんと、この路上ペインティングは、一応、違法らしくて、毎日消されてしまうそうです。なんとももったいないですね。

ほかにも下の写真のようなパフォーマンスしている人がいます。まるで塑像のようですが、実は生身の人間です。旅行後に知人から聞いたのですが、ずっと前からこの人はこのパフォーマンスをしているそうです。そういえば先日、京都の河原町四条の交差点でも、姿は違いますが、同じようなパフォーマンスをしている人がいました。

blog_MG_5078.jpgここにすべてをあげていくことはできませんでしたが、ほんとに美術館がいたるところにあるのが、イタリア。美味しいワインやチーズ、とても気さくで明るい人たちにもたくさん出会えましたが、美しい街並、そして多くの美術、それらも忘れられません。

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いずれまたこの地に足を運んで、もっと多くの美術を目にしたいと思ったのでした。

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季刊『禅文化』246号発刊のお知らせ

 

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禅者が、自身の辿りついた境涯を表現したともいわれる禅の庭。古来禅僧たちは、空間芸術にまで昇華されたこの「禅の境地」に、どのような意識をもって対峙してきたのでしょうか。

今季の季刊「禅文化」は、新旧の禅庭と、そこに携わる人々に焦点を当てました。禅寺における庭園の存在と意義を改めてご紹介すべく、作庭家、僧侶、研究者…さまざまな視点から見た「禅の庭」を収録しております。

一部ご紹介させていただきますと、たとえば夢窓疎石が乱世に築いた天龍寺庭園。果たして夢窓は、自分の矜恃をいかにして庭園内に表現したのでしょう?こちらは、京都造形芸術大学の仲隆裕先生が丁寧に述べてくださっています。

巻頭対談は、数年前に誕生したばかりの平成の禅庭をめぐる内容です。施主である龍雲寺(静岡県)住職・木宮一邦師と、手掛けた北山造園の北山安夫氏に、庭園の解説を通じて「お寺の庭」が果たす役割などを語り合っていただきました。

くわしくは、ぜひこちらをご覧頂けましたら幸いです。宜しくお願い申し上げます。

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特別展「今を生きる禅文化 -伝播から維新を越えて」

 

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去る平成29年10月13日(金)、本ブログですでにご紹介した、高知県立歴史民俗資料館で開催される特別展「今を生きる禅文化 -伝播から維新を越えて」の開展式ならびに内覧会にお邪魔してきました。京都から車で5時間弱、なかなかの距離です。

 blog_MG_5525.jpg開展に先立ち開催された開展式では、初日にある講演会にあわせておいでになった相国寺派管長の有馬賴底老師のご挨拶があり、「禅は何も難しいことではないのだ。どうかこの機会に展観品をみて、禅を身近に感じて欲しい」というお話がありました。

blog_MG_5536.jpgまた、本展は臨黄合議所が特別協力をしているため、臨黄合議所理事長であり南禅寺派宗務総長の蓮沼良直師もご挨拶されました。ちなみに禅文化研究所も本展の後援に名を連ねさせていただいています。

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その他来賓のご挨拶や、ご紹介につづき、テープカットが行なわれました。

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本展は四国の高知で開催される、禅文化に特化した初の展覧会ということになります。本展は、高知県の妙心寺派の和尚さん有志が熱い意思を持って大変尽力されて開催がかなったと言っても過言ではないでしょう。京都の各本山などに宝物の借用に頭を下げて回られ、四国の地では、これまでにない貴重な書画が集められています。

blog_MG_5588.jpg本展の担当学芸員である那須さんが、ギャラリートークとして出品作品の紹介をされ、来場者が説明を聞きながら、熱心に展観されていました。特に四国の方々は、今まで目にしなかった重要美術品も多く、じっと眺められている様子が特徴的でした。

余談ですが、那須さんは出品依頼の時、集荷の時にも京都を訪ねられ、おそらく本展のおおくの処理を担っておられたと思われます。ポスターやチラシのできあがりが予想より遅く、正直、少しやきもきしておりましたが、無事に展覧会が開催できて、私もホッとしました。

blog_MG_5647.jpg土佐から出られた高僧、義堂周信(1325~1388)・絶海中津(1334~1405)などの墨蹟も展観されています。キャプションも丁寧に書かれていました。

会期は11月26日まで。機会をみつけて、どうぞご来場下さい。

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葉加瀬太郞さんとオーラ

 

171018_001.jpgバイオリニスト葉加瀬太郞さんのコンサートに行って参りました。楽器と身体が一体化したかの演奏に引き込まれた3時間。また葉加瀬さんといえば、サービス精神の塊のようなトークも人気で、毎年これを楽しみに参戦する方もいるとかいないとか。終演後の握手会では気さくに言葉まで交わしてくださって、私はもう感激してしまい……。



いけません、このままでは単なるファンの日記です。ここは「ブログ禅」なのでした。


171018_002.jpgさてこの夜、巷でよくいわれる「オーラ」のような、ハッとさせられる存在感を葉加瀬太郞さんから感じたのですが、すれ違ったお坊様を思わず振り返ってしまうこともよくあるのです。この正体は一体何なのかしらと、常々考えております。

例えば葉加瀬さんでいえば、今回4カ月全48本の公演。週に3日は舞台がある計算です。世界を股にかける方のバイタリティといってしまえばそれまでなのですが、華やかな舞台の裏は、なかなかハードな生活なのではと拝察します。なによりずっと作品を生み出し続けなければならない人生というのは、並大抵ではないはず。ですが、そういうことはいっさい表に出されないのですね。



171018_003.jpgまた、毎日を生き切るというと大袈裟でしょうか。決して日々をルーティンワークとされない生き方(お寺の日常とも共通するのでは)も、大きな要因ではないかと思います。私が伺った日は12公演目でしたが、すでに同じ演目を11回も終えられていることなど微塵も感じさせない新鮮なパフォーマンスでした。

本当に不思議ですが、人生に対する姿勢はやはり良くも悪くも滲み出てしまうもので、それが「オーラ」なのかなと。思わず振り返ってしまうような方には、お立場に関わらずそのような共通点があるような気がしています。

自分が担当する業務には「企画」という作業も含まれるのですが、0から1を作り続けることのなんと難しいことか。なかなか人間365日順調とはいかないのもので、少し行き詰まりを感じていたところ良いタイミングで刺激をいただきました。今日もがんばりましょう!

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「京都・お坊さん歩。」のご紹介

 

西村惠信.jpg以前からお付き合いのある、京都仏教フォーラムがこの頃、「京都・お坊さん歩。」と題した一連のイベントを開催されています。

その中で、弊所前所長の西村惠信先生による「[仏教の流れを知る:第1講]禅を知る/その歴史と思想と文化~鈴木大拙師にもふれながら」が3回に分けて開催されます。

[第1回] 2017年10月27日18:00-19:30(17:45 受付開始) 「その歴史」
[第2回] 2017年11月8日18:00-19:30(17:45 受付開始)  「その思想」
[第3回] 2017年11月16日18:00-19:30(17:45 受付開始) 「その文化」
会場はいずれも、しんらん交流館・大会議室(東本願寺北側、京都市下京区諏訪町通六条下る上柳町199)です。
参加費1000円・先着40名

また、弊所から発行している『禅僧になったアメリカ人』の著者、トーマス・カーシュナー師による「京都嵐山・天龍寺と座禅の心をトーマス・カーシュナー住職に教わる」も開催されます。

こちらは、まだ詳細が決まっていませんが、2017年12月9日(土)13:00~16:00(12:30 受付開始)という日程は確定しています。参加費4000円・先着15名とのことです。お申し込みはお早めに。

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白隠禅師250年遠諱(三島・龍澤寺)

 

blog_MG_5398.jpg龍澤寺方丈の内陣に掛けられた白隠禅師自画賛の頂相

今年平成29年は「日本臨済宗中興の祖」、「五百年間出」とされる白隠禅師の250年遠諱に正当していることは、もう何度も何度もお知らせしてきましたが、白隠禅師が開山となられた龍澤寺(静岡県三島市)で、去る10月11日に250年遠諱法要が勤修されました。

龍澤僧堂で修行をさせていただいた私も、法要に請を受けましたので出頭してまいりました。

blog_MG_5424.jpg僧堂にいくと、懐かしい顔が勢揃いし、とても楽しい時間となります。ただもう見られなくなった顔もあり、そんな寂しい話もしながら、法要の出頭を待つのでした。

_MG_5426.jpg向嶽寺派管長、円覚寺派管長をはじめ、老師方が居並ばれる中、法要導師は龍澤僧堂の松華室後藤榮山老大師が勤められ、展具九拝式につづいて香語。

松華室老師の香語は、

以前以後無白隠
間出扶桑中再興
今日焚香半五百

上酬慈蔭江湖僧

というものでした。「以前以後に白隠なし」と五百年間出と称される白隠禅師のことを唱われています。その後、楞厳呪を行道してお勤めしました。

この法要に先立ち、10月7日(土)から関東の僧堂や、龍澤寺ととくに縁のある岐阜の瑞泉僧堂や京都の円福僧堂から雲水が20数名参集して、報恩摂心が営まれていました。白隠禅師の開かれたこの龍澤寺で、どういう所見が得られたことでしょうか。

法要後に、雲水たちは各僧堂に向けて出立です。方丈前で並んで般若心経を唱えます。

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その後、老師方をはじめ、僧俗みなでお見送りしました。

なかでも山門で見送られる松華室老師のお顔が印象的でした。大法会を無事円成されて、さぞや安堵されたことでしょう。

blog_MG_5507.jpgこの報恩摂心での提唱は白隠禅師の年譜でした。その講本として禅文化研究所所蔵の刊本を複製してお使い頂きました。この複製本には、山岡鉄舟による白隠禅師に国師号を賜るように各派本山に呼びかけた書状(東京・全生庵蔵)なども資料として付けたものです。

 

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地獄図絵解き

 

blog2017-10-09-20.06.jpg先の3連休、如何お過ごしでしたか?

私毎ですが、法類寺院の先住職7回忌法要やら、市会議員選挙に出る友人の事務所開設のお手伝いやらで、あっという間の3日でしたが、最終日の夕方に、このブログでもご紹介しました、龍谷ミュージアムで開催中の「地獄絵ワンダーランド」展特別企画「◆プレミアムナイト企画〈地獄絵 絵解き×音解き×美解き-今夜は地獄へ行かナイト〉」に参加してきました。

内容は以下のとおりでした。

第1部 「地獄絵 絵解き」    西山 克 氏(関西学院大学文学部教授)
第2部 「地獄絵 音解き」    組曲六道 影絵付き演奏:ファンファーレ・ロマンギャルド
第3部 「地獄絵 美解き」    特別展「地獄絵ワンダーランド」ナイト観覧

第1部と第2部は、龍谷大学大宮学舎本館で、ここは重要文化財に指定されている建物。その2階講堂にて行なわれました。

blog2017-10-09-19.29.59.jpg残念ながら会場内での撮影・録音・録画は禁じられていたので、言葉だけでのご紹介になるのですが、西山先生の「地獄図絵解き」は、「熊野観心十界曼荼羅」を用いてされたんですが、軽快で、ご本人曰く、「今日は短い時間なので難しいが、2時間も話させてくれたら皆さんが極楽より地獄に行ってみたいと思うようにさせてあげます」とのこと。

事実、1時間弱のお話でしたが、極楽浄土が無味閑散としていて何にも楽しそうではなく、逆に地獄のお裁きの方がなんだかロマンチックだったり、罪人通しの協力ができたりしそうで、楽しそうに思えるから不思議でした。

そのお話を聞いた上での第2部「地獄絵音説き」は、クラリネットとテナーサックス、そしてギターとドラムの四人の演奏される組曲「六道」の進行に合わせた影絵を、プロジェクターで観ることができ、不思議な世界に引き込まれてしまいました。

続いて場所を龍谷ミュージアムに移動して展観品を目の前にし、「地獄絵 美解き」として龍谷ミュージアム学芸員によるギャラリートークが開催されました。いくつもの十王図を拝見でき、なかなかの圧巻。白隠禅師の閻魔大王図や「南無地獄大菩薩」の書も展示されていました。

ほかにも、怖いばかりでなく、江戸時代に描かれた、とてもユニークなお顔の十王図などもあり、六道、なかでも地獄のことをじっくりと観ることができた楽しい展観でした。

禅文化研究所のサンガセミナーではここ数年、「涅槃図お絵解き講座」を開催していますが、来年度は西山先生にお願いして、「地獄図お絵解き」を2時間たっぷりお願いできないかと思いました。

開催の際には、是非ご参加下さいませ。

なお、龍谷ミュージアムの「地獄絵ワンダーランド」展は11月12日(日)まで開催中です。是非お出かけ下さい。

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京都国立博物館 開館120周年記念特別展「国宝」

 

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現在、京都国立博物館 平成知新館にて、開館120周年記念 特別展覧会「国宝」が開催されています。

会期は2017(平成29)年10月3日(火)~ 11月26日(日)で、その間4期にわけて、200点を超える国宝ばかりが、2週間毎に展示替えされて展観されるという、夢のような展覧会です。

今回の展観は、京都国立博物館で41年ぶりとなる国宝展だそうです。

ご存知の通り、禅文化研究所では、各地の寺院にてデジタルアーカイブス事業のために寺宝調査をさせていただいています。今まで未調査だったり未発見のとても優れた書画をみつけることもありますが、さすがに国宝となるようなものはそうそう出てくるわけではありません。国宝に指定されるものは、それだけに非常に価値のあるものということですから、観ておくに超したことはないと思います。

これから京都は観光シーズンに突入。観光客であふれかえる時期ではありますが、是非、機会を観てお運び頂いてはいかがでしょうか。

詳しくは京博のホームページにてどうぞ。

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仲秋の名月に想う

 

blog_MG_5381.jpg一昨日、10月3日は仲秋の名月でしたね。

朝から急に寒い一日で、ついに1枚着込んででかけたのですが、帰宅時に空を見上げると、きれいな月が雲ひとつない空に浮かんでいました。皆さんもご覧になったでしょうか。

満月は今夜らしいので十三夜の月だったようですが、限り無く円に近いけれども完全な円でないところに、それを名月とみる日本人の侘びの心があるのではないかと思いました。

blog_MG_5397.jpg私も夕食後に一人外に出て、鐘楼の上にしばらく坐り、じっと自坊の本堂の上にある月を見ていました。

彼岸の中日に、沈んでいく夕陽を観て、その方角にある浄土の情景を想うという「日想観」というものが、浄土思想にはあるようです。

また、「月輪観」といって、わが心を満月のようであると観じる密教の観想法もあります。心の中で満月に向かっているように観想する修行ですので、じっと月を眺めている今夜の私とは違いますね。

補陀落山(ほだらくせん)の岩上に坐して、水面の月を眺めておられる観世音菩薩を描かれた絵画はよく知られています。月輪観はその観想した月が菩提心を示すわけですから、普く世界を救済しようと努められる観音様の菩提心を満月にもあわせて描かれたものなのでしょうか。

あたりに水辺もないですし、観音様ではないですが、鐘楼の上に坐って、私も秋の夕べに少し想いを巡らせてみた夜でした。

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研究所の花 2017/10

 

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はや10月になってしまいましたね。今月もいい1ヶ月でありますように。

さて、去る土曜日は、私にとって、久しぶりにとても文化的な日でした。午前中は自坊の檀家さんのご法事に勤しんだのですが、午後からは京都へ出向き、京都文化博物館にて日本写真協会の2017年JPS展を観ました。プロアマを問わず、日本全国から応募された写真作品の中から選ばれた入賞・入選作品を一同に観ることができる展覧会です。このところのマイブームが写真撮影である私も、じつは応募していたのでした。もちろん、ビギナーズラックなどということはなく、残念ながら入選されませんでしたが、いったい、他の人たちはどんな写真を撮っているのだろうと興味がありました。

さすがに入賞作品はどれもすばらしく、こんな写真をいつか撮れる日がくるかなぁという思いでしたが、入賞作品は色々と有り、身近な風景から、特殊な撮影をしたものなども多かったです。これなら、まだチャンスはあると確信し、来年も応募提出してみようと思った次第です。

ちょっとショックだったのは、あきらかな合成写真が入選していたのですが、審査員の目をかいくぐってしまったのでしょう。デジタルの世界には、こういったことがあるのですね。審査員の方のもっと厳正な目で作品を確認して欲しいと思いました。

その後、高校で美術の教師をしている私の高校時代の友人の個展を観るために、東山の方にある小さなギャラリーを訪れました。現代美術作家である彼の今年のテーマは「光」。作品3点が展示されていましたが、どれも不思議な世界を表現しています。

その次には、ゴスペルをやっている友人の発表ライブ。3組の発表と、セミプロのゲストの歌声を聞きました。もちろんゴスペルですから、キリスト教の音楽ですが、すべてがポジティブな内容であり、神に感謝する歌詞です。ゴスペルばかりのライブなど初めての経験でしたが、多くの観客で、非常に盛り上がりました。

さて、前置きなのか本文なのかよくわかりませんが、今日のブログのタイトルとは関係の無い話を長々としました。

秋らしくコスモスを主にして研究所の花を生けました。じつはこのコスモス、自坊の境内のものではなく、近くの檀家さんから頂いたのです。ご法事に行ったら、あまりにきれいにたくさん咲いていたので、少し分けて貰ったのでした。

 

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blog_BKL2007.jpgこのところ、一気に涼しくなって、体調を崩してしまっている方を散見します。気温の変化や乾燥に注意して、風邪など引かれませんように。

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カソリックの聖地、そして石畳の街イタリアへ その4

 

_MG_4657.jpgゆっくりと時間があれば他の方法も考えたのですが、なにしろ短期間の旅。ローマからフィレンツェへは、トレニタリアの高速鉄道を利用しました。快適だったこともあり、また疲れもあって、途中の景色をみるまもなくあえなく爆睡しているうちに、あっというまにフィレンツェに到着です。

フィレンツェには有名なウフィツィ美術館があります。教科書で見覚えのある絵画がたくさん、それも手が触れられるような間近で観ることができます。日本の美術館のように、作品にスポット照明を当てたりして、いかにも銘品!というような手段は決して使っていません。とてもフラットな光の中で作品を味わうことができるのが印象的でした。

たとえば、こんな絵は皆さんも見覚えがあるのではないでしょうか。

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_MG_4681.jpgillustrator Ver.10のユーザーの方なら見覚えがおありになるでしょう!

あまりに多くの名画がありすぎて、それに、とても広いがために、満腹感があります。時間があれば、回数を重ねて観に行きたいところです。

そしてウフィツィ美術館からは、かの有名なベッキオ橋を俯瞰してみることができます。この景色、フィレンツェの中で一番好きになりました。

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フィレンツェはローマと違って小さな町でほとんど歩いて回ることができます。それと道路も狭く、一方通行が目立ちますので、あまりタクシーやバスで動き回る必要もありません。なにやら、京都の中心部にいる感じですが、街並はやはり石造りで美しい。道路の石畳の石の形はローマの正方形とは少し違いました。

それから、ローマでもそうだったのですが、カソリックの聖地イタリアでは、時間に合わせてか、しょっちゅう、教会の鐘が「ガラーンゴローン」と街中に鳴り響きます。

それを聞きながら歩いていたのですが、ふと思いました。近頃、日本では除夜の鐘さえも迷惑だと言われてやめなければいけない寺院があります。イタリアではそういったことはないだろうなぁ。誰も教会の鐘の音を五月蠅いなどといわずに、この音と共に生きているんだろうなぁと……。日本人の心はたいそう貧しくなったように思えてなりません。

さて、先ほどのベッキオ橋の上に行ってみました。なんと宝石店街なのです。

_MG_4740.jpg猛暑日にも関わらず、多くの人がウインドショッピングを愉しんでいました。

街を探索していると海外旅行好きな友人からLINEが。ご当地マグネットを探してみて、あったら写真を撮って欲しいと。思いもしていなかったのですが、旅に出たらそういうものを探しているんですね。そこで少し気にしていると、ありましたありました。

_MG_4755.jpg_MG_4756.jpgいかにもイタリアっぽい! これを見つけたときに買っておけばよかったのですが、翌日訪ねてみると、なんと、そのお店は休業してしまっていました。まことに残念。

そういえば、イタリアといえばピノキオも有名でしたね。

_MG_4762.jpg今日はここまで。あともう少しだけイタリアの旅にお付き合い下さい。

 

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