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梅雨までいざようのか

 

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皆さん、九州北部から近畿地方は、未だに梅雨入りしていないのです。いったいどうしたことでしょうか。
ひょっとすると、このまま梅雨が来ないのではないかと思えるほど、これを書いている6月25日の京都の空も、真っ青に晴れ上がっています。

梅雨が来ないなんてことあるのだろうかと思ってググってみましたところ、1963年に梅雨が来なかったらしいですね。ちょうど私が1歳の時のことになります。

しかし、これだけ雨が降らないと、農作物に影響が出ることは必至でしょうね。自坊の周りの青田も、心なしか元気がないようにも思います。琵琶湖の水も渇水の一路でしょうね。そうはいっても自然の力なのでどうすることもできません。祈るしかないのでしょう。

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さて、先週でしたか、こんなストロベリームーンを観られました。皆さんはいかがでしたか?

6月の満月の頃にアメリカではイチゴの収穫時期だということで、ストロベリームーンというようです。イチゴのように赤い月が昇るわけでもないのですが、そんな目で観るとそう見えてくるから不思議です。

この月が昇ったのは6月17日でした。ちょうど帰宅途中に自転車に乗ってあぜ道を走っていた時だったので、自坊に着くや、カメラを持ちだして三脚を立てて撮影したのです。

翌日もいいお天気そうだったので、また同時間にカメラを持って月が昇るのを待ったのですが、出てこないのです。

日の出時刻は毎日1分程度の違いですから、頭の中で月も同じくらいだと決めつけていたのですが、5分経っても、10分経っても月は昇ってきません。あきらめて夕食を取りはじめ、30分ほどしてまた外に出て確かめたのですが、やはり出てきません。曇っているからかと思ったのですが、土星や木星は光って見えています。月はどこへいったのだろうと、冗談のようですが半ば心配になっておりました。頭にクエスチョンマークをいっぱい立てながら。

お恥ずかしい限りです。皆さんはご存知ですよね。翌日になって調べてみたところ、満月の翌日は1時間近くも月の出る時間が遅くなるのだということを知りました。

ある友人が教えてくれました。満月の翌日の十六夜は「いざよい」というでしょ、と。これは古語の「猶予(いざよ)う」という言葉からきていて、つまり躊躇することなんだと。十六夜は躊躇するように50分以上も遅れて昇ってくることから、それを擬人化して「いざよいの月」と言うようになったんだそうです。

さて、梅雨も猶予(いざよ)っているのでしょうか。季節はきちんと回ってくれないと、いろんなことが大変になってきますね。


話は変わりますが、7月19日(金)に、サンガセミナー2019京都講座で、「地獄絵絵解き講座」を、京都では「冥界への入り口」とも呼んでいる六道珍皇寺様にて開催させていただきます。講師はこの分野の第一人者である西山克先生(京都教育大学名誉教授)です。六道珍皇寺様ご所蔵の「熊野観心図」も特別に公開いただきます。

また、午後には、同じ会場にて、花園大学歴史博物館館長の福島恒徳先生(花園大学教授)による、仏像や仏画の基礎を学ぶ「仏教美術鑑賞入門」もどうぞご受講下さい。

どんどんと受講のお申し込みが来ています。どうぞお申し込みはお早めに。

 

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 ←参加申し込みや詳しい情報はバナーをクリック!

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西田幾多郎記念館へ

 

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先週末、石川県かほく市にある西田幾多郎記念哲学館へ行ってきました。私は二度目の訪問になりますが、高校時代の友人達との旅行中に立ち寄った次第です。

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かつて学業優秀だった友人達ですが、特に理系の友人などは哲学と聞いただけで頭が痛くなるとかいいつつも、十牛図のモチーフ展示でそれが何なのかを話したり、「私が井戸を見ているのか、井戸が私を見ているのか」について考え込んだり、西田先生の生涯を知って、前半生があまりにも悲惨な状態だったのに、あれほどの世界的な哲学者になり、60歳台で再婚をされたあとのゆるやかな顔を見て、定年が近づいてきている自分たちも、じつはまだまだこれからだと思い直すに至ったりと、なかなか有意義な時間をすごすことができました。

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この空間の美しさには毎回、息を呑んでしまいます。あの安藤忠雄氏の設計によるものです。

なお、来たる8月10日には、“「京都禅哲学」の諸相 -『十牛図』から見た西田・西谷・上田の「場所」論再考-”と題して、禅文化研究所哲学研究班のメンバーでもあります、森 哲郎氏(京都産業大学教授)が講演をされるようです。

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日本海やかほくの町が見渡せる、気持ちいいところです。

ここに入館すると、金沢市内の鈴木大拙記念館に無料で入館できるということでした。おすすめです。

 

★禅文化研究所の「哲学・思想・文学」書籍★

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祇園禅カフェと

 

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直近のお知らせで失礼します。

来たる6月23日(日)夕刻に京都の祇園は八坂神社のすぐ近くにある、ギャザーというお店(バー)で、下記のような禅カフェが開催されます。なんでまたバーで?ということですが、実はこのギャザーという店を前のオーナーから譲られた福井文雄さんという方は、「京都仏教文化フォーラム」の主宰でして、どうせなら仏教的なことをやりたいという思いで、こういったイベントを企画されているとのことです。

実は私も以前に行ったことのあるお店ですが、小さなお店ですのであまり沢山は入れません。しかしあちこちで禅カフェをされている羽賀浩規師の指導ですので、ゆったりとした時間を過ごせるのではないでしょうか。

参加には予約が必要です。こちらからどうぞ


京都・祇園 禅カフェ~日曜・午後のひと時を坐禅とお抹茶で楽しむ
■日時=2019年6月23日(日)15:00~16:30
■会場=祇園・ギャザー/新・祇園舎 https://gion-gather.com
(605-0073 京都市東山区祇園町北側317 ソニアビル・地階)
 *「祇園会館」北3軒目、花屋さん「花新」地下(B1)
■内容=臨済禅とは「坐禅を体験」
    坐禅の後は、羽賀浩規師の点てる抹茶とお菓子で楽しみます。
■指導=羽賀 浩規 師(臨済宗妙心寺派蓮華寺住職、臨済宗妙心寺派花園禅塾塾頭)
■参加費=2,000円(お抹茶+お菓子代を含みます)
■定員=8人(定員になり次第締め切ります)
■主催=京都仏教文化フォーラム
■開催趣旨=
今回は、京都仏教文化フォーラムの新企画「京都・祇園 禅カフェ」を開催します。指導は、臨済宗妙心寺派蓮華寺のご住職で、臨済宗妙心寺が運営する学生寮「花園禅塾」の塾頭をされている羽賀浩規師にお願いしました。
開催は日曜の午後。坐禅の後には、羽賀師の点てる抹茶とお菓子が楽しめます。祇園のミュージックバーで開催される異色の坐禅会。小さい会場なので募集人数は少ないですが、ぜひご参加ください。
■羽賀浩規師からひとこと=坐禅のススメ
普段の生活の中、背を丸め、意識もしない浅い呼吸をして、なんだかスッキリしない毎日を送っていませんか?
私たちの日常は、一人になる場所も時間も持ちながら一人になりきれず、スマホ、パソコン、テレビなどの媒体につながり、常に心頭も揺れ動いています。
それらと離れて背筋を伸ばし、ゆったりと呼吸し、静かに坐る時間。心と身体に気持ち良い時間を味わってみませんか? お待ちしております。
[時間配分(めやすです)]
6月23日 調身、調息(15:05 体操、15:20 フォーカシング)、15:35 坐禅、16:00 茶礼(抹茶と生菓子)


 

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また、福井さんは別途、このギャザーを使って、毎週月曜の夜にお坊さん傾聴バー「相談・坊」ということも先月から始められました。

傾聴僧の会代表の石倉真明さん(浄土宗西山深草派・宝樹寺住職)と同会メンバーの三輪愿宗さん(浄土宗・西方寺住職)の二人の僧侶が、出勤前のホステスさんをはじめ仕事帰りの会社員という幅広い対象の、いろいろな話を聞いてくださるというものです。

こちらも予約が必要です。こちらからどうぞ

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建仁寺で暁天坐禅会

 

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7月になると、各地の臨済宗本山で暁天坐禅会、暁天講座といった一般向けの講座が開催されます。今回は、京都東山の建仁寺での「緑陰講座」をご紹介します。

午前6:30から30分の坐禅のあと、7:10から8:00ごろまでは「緑陰講座」として、7月12日~14日の間の3日間、下記の通りの講座がございます。

7/12 「日本の庭園の今と昔」 (株)中根庭園研究所代表取締役所長 中根史郎先生

7/13 「病と介護に学んだこと」 エッセイスト 岸本葉子先生

7/14 「碧巌録第九十九則 肅宗十身調御」 建仁寺派管長 小堀泰巖老師

※最終日7月14日の講座後には粥座(しゅくざ)[朝食]の接待があるそうです。

梅雨明けの頃、早朝に坐禅で清々しい気持ちに心を調えた後の講座、お出かけになってはいかがでしょうか。

なお会費・申し込み等は不要です。

 

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方広寺新管長 安永老師のDVD撮影

 

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去る金曜日に、浜松市の大本山方広寺へお邪魔してきました。
弊所の「DVD禅僧が語るシリーズ」第13弾となる、方広寺派管長安永祖堂老師のインタビューなどの撮影のためです。

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インタビュアーは、金子あいさん。本シリーズで何度もインタビュアーをしていただいていますし、方広寺前管長の故・大井際断老師のDVD撮影の際にも金子さんでしたので、二度目の方広寺訪問とのこと。余談ですが金子さんは舞台俳優で、近頃、平家物語の語りをライフワークのように取り組まれています。そうそう、本ブログでも紹介したことがありました。

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朝方には僧堂の様子や、境内や方丈を拝観するインタビュアーの様子をさきに撮影しました。直虎ブームのときには、かなりの数の拝観者もおられましたが、近頃はだいぶひっそりとしています。撮影中、一般拝観の方々に気を回すことなども皆無でした。

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そして10時からは安永祖堂老師のインタビューの開始。予め予定した質問内容はあるものの、そこからさらに踏み込んで、私達も横から新たな質問を入れたりしましたが、さすがに大学で教鞭を執られていただけのこともあり、いちいち丁寧にお答え頂き内容的にも大変おもしろいものが撮れたと思います。2時間以上にわたる撮影の中から、この後、プロデューサーが半分以上をカットして45分程度にまとめていくのですが、興味深い内容になることは間違いないでしょう。

秋頃には商品化できるかと思いますので、どうぞお楽しみに。

 

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釈宗演老師没後100年記念事業

 

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釈宗演老師が中興開山である鎌倉の東慶寺では、没後100年にあたる本年、大法要や記念講演など、宗演老師を顕彰する事業を展開されます。

詳しくはこちらまで。

昨年は大本山円覚寺での100年遠諱やゆかりの地での顕彰事業が行なわれましたが、今回の催しも、世界を巡錫し欧米にZENを広めた釈宗演老師のことを深く知る機会になると思います。

なお、禅文化250号でも特集を組んでいますのでご高覧ください。

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白隠禅師の地へ -松蔭寺と産湯の井戸-

 

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一昨日のブログに続き、自坊の檀家さん達を引き連れての白隠さん由緒の地めぐり、その二日目。

残念ながら露天風呂からの富士山は拝めませんでしたが、伊豆長岡のいいお湯につかって、ホテルを後にしました。向かったのは沼津市原町の松蔭寺。ご存知の通り、白隠禅師が住職をされ、多くの修行者達を接化された古道場です。

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もちろん檀家さんたちは初めての参拝。本堂にお賽銭をお供えして手を合わせました。その後、本堂裏にあるお墓の方へご案内し、白隠禅師のお墓にお参りです。

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普段から法話などで白隠禅師のことは話してはいますが、「白隠禅師坐禅和讃」をつくった白隠さんくらいにしか、おそらく理解を得ていなかったであろうと思いますが、こうして由緒の地を廻ることで白隠禅師がどういう方で、どんなところにおられたかなど、身近に感じられて、布教効果は抜群です。

墓地内を少し探したところ、白隠禅師のご実家である長澤家のお墓も発見。前日に説明していたのですが、今は「耕文社」という印刷会社を経営されていて、私が勤めている禅文化研究所での刊行物も多くここで印刷して貰っているというと、また親近感がわくようでした。

このあたりのお墓は黒石が多いねぇとか、大きな墓石が多いとか、お土地柄の違いにひどく感心する檀家さん達。

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つづいて、松蔭寺のすぐ近く、いまは「白隠禅師産湯の井戸」としてお祀りされている長澤家跡にもお参りしました。こちらは白隠禅師250年遠諱を記念して大本山妙心寺が整備をされてきれいになっています。

白隠禅師の作られた「隻手音声」を表わす、白隠禅師筆の片手の絵が彫られた石もありましたので、こちらでも公案について説明したりして、臨済宗の修行に欠かせない参禅ということの話などもできました。ほんとに自坊にいて話していても、なかなか理解されにくい話ですが、こうして僧堂の生活や、白隠禅師の由緒の地を訪ねて、現地で話をすると、檀家さん達も興味ぶかく、また熱心に話を聞いて下さっていました。

沼津港市場に立ち寄って、おうちへのお土産をたんまり買い込まれた皆さんと、夕刻に無事に自坊に帰り着きました。また機会を作ってこういう旅をしたいものです。

 

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白隠禅師の地へ -龍澤僧堂-

 

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去る土日の二日間で、自坊の檀家さん7名をお連れして、三島の龍澤僧堂を訪ねてきました。私自身も在錫した僧堂ですし、今、弟子である息子も在錫中ですので、一度お参りしたいという声があったのです。

近畿はまだですが、東海地方はすでに梅雨入りしたとのことですが、初日は時折日差しが見えるような日で幸いでした。さすがに富士山を拝むことはできませんでしたが、龍澤寺に到着すると、まず方丈で本尊諷経をいたしました。見たこともないほど大きな魚鱗に檀家さんは驚きの声。その後、松華室老漢がお出ましになり、お茶とお菓子をいただきながら親しくお話をいただきました。

90歳になろうというのに、お顔の肌つやは全くそんな風に見えず、また矍鑠とした雰囲気に、檀家さん達も圧倒された様子で、龍澤寺を後にしてから、「老師の姿を見ておもわず姿勢を正してしまった」といった声がしきりと出ていました。また老師から富士山の絵に賛をされた色紙を全員にいただき、ありがたく頂戴しました。老師や弟子もふくめて全員で記念写真も取らせて貰った次第です。

その後、開山白隠禅師、二祖東嶺禅師、中興星定禅師の木像が祀られる開山堂にお参りし、つづいて禅堂内部も拝観させてもらいました。案内は弟子がしてくれました。檀家さん達ははじめて見る禅堂で興味津々です。どんな生活をしているのかをかいつまんで話をしておきました。

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方丈の裏手にある開山塔にもお参りし、そこから裏山を見上げると鎮守堂が見えます。雲水の頃、あそこにも上がって諸堂諷経したなぁと思い出しておりました。街中の喧噪とはかけはなれ、龍澤寺の境内は静かで、心も落ち着いてきます。こんな広い境内を少ない雲水で掃除するだけでも大変ですが、さすが僧堂ですから草も生えておらず美観が保たれています。

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檀家さん達にとっても、檀那寺の和尚やその弟子が修行したこの龍澤寺を訪ねられたことは、大層よかったようです。夜は伊豆長岡温泉に宿をとり、楽しく賑やかに懇親会をしたのでした。二日目は、白隠禅師の生まれ故郷である原へ参ります。

つづく

 

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誠拙周樗展 あと少しです

 

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4月2日から花園大学歴史博物館で開催してきました、「大用国師200年遠諱記念 誠拙周樗-鎌倉禅中興の祖-」展(共催:大本山円覚寺・花園大学歴史博物館・公益財団法人禅文化研究所)も残すところ2週間弱となってきました。

現在は、長いGWがあけてから後期展示に変更して展観しております。

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非常に多くの遺墨点数を残されている誠拙周樗禅師ですが、やはりこれほど一挙に集めた展覧会は、そうそう機会があるものではありません。非常に品格のある作品の数々です。

 

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円覚寺に残る史料的にも貴重なものも多く、芳名帳を見ると、鎌倉からお越し頂いている方もたくさん見受けられます。

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樽のように見えているのは風呂釜。現在の電気ポットのようなものです。

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会期は6月15日まで。どうぞお早めにお越し下さい。

なお、展覧会図録は花園大学歴史博物館にて販売しており、またさらに大部の『大用国師遺墨集』は禅文化研究所にて頒布販売させていただいています。

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花菖蒲とキャンドル リット ヨガ

 

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さて、6月に入りました。もうすぐ梅雨がやってくるようで、湿度も高くなってきた今日この頃ですね。

自坊ではいま菖蒲がきれいな花を咲かせています。田んぼは田植えも終わって、きれいな水を流し込んでいる水路から少しだけ、自坊のビオトープにも流し込ませていただいているので、ここは湿地帯になっていて、いつもこの時期に菖蒲が見られます。

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私自身は特に、この白い菖蒲が好きですね。菖蒲の写真を撮り終えて歩いていると、水路には鴨がすいすいと泳いでいました。近所の料理屋さんが飼われている鴨だと思いますが、昼間は自由にこうして水路で遊んでいるんですが、夜になったら、ちゃんと料理屋さんの小屋に帰っていくそうで、なんとも穏やかな風景でしょう?

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それから、最近、自坊で寺ヨガをはじめました。四人の講師がいて、いろいろなタイプのヨガ講座を開いています。先日の土曜日夜には、キャンドルリットヨガとして、本堂でほのかなあかりの中でのヨガ講座をやっていました。

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じつは安全のためにロウソクのような小さなLEDランプを使っています。今どきはロウソクのようにゆらゆら、ちらちらと燃えるように点灯するので、ほんとにロウソクがたくさんあるような雰囲気です。

境内では蛍も飛んでいて、田んぼから蛙の声も聞こえている中、ゆったりとヨガを楽しまれていました。

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