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江湖法式梵唄 改編版 発売開始

 

blog_2018-04-27-08.06.jpg臨済宗の僧侶なら、『江湖法式梵唄抄』目にしたことが無い人はおそらくないであろうと思います。
昭和31年12月8日に初版の和本仕立ての『江湖法式梵唄抄』は、もともと非売品で、花園大学の法儀実習のテキストとして使われたのが最初かもしれません。その後、改訂や版を重ねて昭和57年5月18日発行の改訂5版が、現在、禅文化研究所の資料室の書架にありました。

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内容は、妙心寺派の僧侶の身につけるべき法要所作などを中心に、各法要の回向や、臨時清規、声明、書翰の書き方などについて幅広く記されているものでした。実際、今でもこの本を使っている和尚さんも少なからずおられると思います。

その後、禅文化研究所は本書を再編させて頂き、写真付きで解説したり、声明はカセットテープで音源をいれて解説する3巻本となり、宗門に公刊いたしました。平成3年のことです。その後、カセットテープを再録音してCD化したりして重版してきましたが、今般、その在庫も底をつきました。

その間、この『法式梵唄抄』を基礎にして、江湖叢書シリーズの『新修禅家書鑑』や『諸回向清規式』、また『引導法語大全』や『臨済宗勤行聖典』など、細分化しより詳細な宗門向けHowto本を公刊してきました。そこでこのたび、『江湖法式梵唄 改編版』を発刊するにあたり、江湖叢書シリーズなどに切り分けたものを本書から基本的に切り離し、通用清規、臨時清規といった基本にあたる部分のみを中心として1冊に纏め直したのが本改編版なのです。

blog_江湖法式梵唄抄改編版.jpg今回、妙心寺派法務部長の吹田良忠師に監修をお願いして、説明が不充分だったところを詳しくしたり、法要の説明を加えたり、また写真も再撮影しました。また製本も工夫して開いたまま置きやすいものにし、また用紙も丈夫で薄いものを選びました。

blog_江湖法式梵唄抄_本文-28.jpg『法式梵唄抄 別冊CD版』も別売しておりますが、本書は臨済宗僧侶の必携の書と思います。お求めをお待ちしております。

お求めはこちらから。

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倶利伽羅不動寺

 

blog_MG_8632.jpg石川県河北郡津幡町にある倶利伽羅不動寺にお参りしてきました。石川県といってもほぼ富山県小矢部市に近い場所。車で少し山を登ると、境内下にたどり着くことができます。近くの倶利伽羅駅から歩いている方もたくさんおられました。

こちらは今年開創1300年を迎えている古刹。高野山真言宗の別格本山にあたるお寺です。寿永2年(1183)の倶利伽羅源平合戦で兵火に逢ったことをはじめとし、何度も難に遭い、一時は廃仏毀釈によって廃寺になっていたようですが、昭和24年(1949)に再建されたとのこと。

blog_MG_8634.jpgご本尊はもちろん倶利伽羅不動明王。サンスクリット語kulikahに由来し、剣に龍が巻き付いたお不動様なのだそうです。
境内では不動真言や般若心経が放送で流れており、私も口誦しながらお参りさせていただきました。
堂内は撮影できないので、直接お参りいただくとして(ちなみに2018/4/15~5/28は特別ご開帳中)……。

このお寺は八重桜の名所でもありまして、登ってくる自動車道の脇にも、また境内にもたくさんの八重桜が、今が盛りで咲いておりました。4/28~5/5が「八重桜まつり」とのことですが、今年は全国的に桜の開花が早かった分、八重桜も早く咲いているように思われました。

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柴田明蘭氏の写真展 in Kyoto

 

blog_180423-1.jpg弊所のDVD「禅僧が語る」シリーズでのスチール写真や、昨年度の弊所のサンガセミナーの「お寺で写真講座」の講師としてお願いもしました写真家の柴田明蘭氏が、このたび、地元京都で初の写真展を開催されます。氏は金閣寺を始め何ケ寺かの寺社のオフィシャルカメラマンでもありますが、上の写真のように、メルヘンチックな写真も多く楽しめると思います。

題して、柴田明蘭写真展「小さな都の物語」〜The little story of Kyoto。

会期は明日、2018年4月24日(火)~5月3日(木)の11:00〜19:00。
会場は、ギヤラリー270(〒602-0862 京都市上京区河原町通り丸太町上る出水町270番地)

本写真展は、2013年より行なわれている、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」と連携した「KG+」の一つとして企画されたもので、「EXHIBITION No.24 : http://www.kyotographie.jp/kgplus/kgplus2018-1st-announcement/」に登録されています。

私自身、この柴田氏の写真講座に通って数年。なかなか上達ができない不肖の弟子の一人ではありますが、我が師の写真展ということで、これはもう何を置いても観に行かねばなりません。皆さんもどうぞお出かけ下さい。

ところで、2018年度のサンガセミナーでも秋に柴田氏の「お寺で写真講座 紅葉を綺麗に撮ろう」を開講します。開講案内や受講受付はまもなく開始します。どうぞこちらへもお運び下さい。

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和歌山へ

 

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昨日、和歌山県白浜市まで出張してきました。現在お受けしている仕事の一つで、ある墨蹟一軸の撮影と調査のためだけなのですが、こればかりは行かないとどうしようもないわけです。

全国各地で暖かかった昨日ですが、白浜の空は初夏。鯉のぼりもたなびいておりました。
向かった先は白浜にある妙心寺派の観福寺さま。境内も新緑で美しく掃除されています。

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もちろん、事前にお願いをしたうえで昨日伺うことになったのですが、じつはこの週末日曜日に新命住職の晋山式が挙行されるということで、どおりで山門前にはテントがあり、境内にもパイプ椅子が見えます。荷担をされる新命住職の修行仲間らしき若い僧侶が数人、すでにおいでになってました。

blog_20180419_135216.jpgそんな中でも迷惑と言わずご協力をいただいて恐縮でしたが、ほんの半時間ほどの滞在で、観福寺さまを後にしたのでした。

来週末には丹後の方まで、これまた一軸の撮影調査に向かうことになっています。

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研究所の花 2018/4

 

blog_BKL6326.jpg4月も半ばですが、寒かったり暑いほどだったりと、なんとも天候が不順ですね。体調を崩したりされていませんか。

今年は桜の花も早かったですが、チューリップなども早くて、各地の花見所の観光地は大慌てなんだそうです。

自坊の藤の花ももう咲いています。毎年より2週間近く早いのではないかと思ったりします。そう思って昨年の写真を探してみたら、5月7日に藤の花で有名な滋賀県の正法寺に行っていました。
境内の藤の花や、ハナミズキなど、枝ものが多い今週の花です。

blog_BKL6327.jpg玄関には藤と菜の花と椿。
無文老師には白いハナミズキとクリスマスローズ、そしてノムラモミジをお供えしました。

blog_BKL6328.jpgゴールデンウィークが近づいてきていますが、それまでにやらなくてはと思う仕事が山積です。はてさて。

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方広寺の宝物調査、最終回

 

blog_MG_1708.jpgついに最終回を迎えました、大本山方広寺での宝物調査(デジタルアーカイブス事業)。
実は最後の調査を3月上旬に予定していたのですが、方広寺派管長・大隠窟大井際断老師が2月末にご遷化されましたので、遠慮申し上げて、4月中旬まで延期していたのでした。

振り返ると、方広寺様への調査は、2015年2月、2016年7月末、2017年2月、2017年8月、そして今回(2018年4月14~15日)の都合5回、のべ13日間になりました。

いつも調査に出向くと、宿坊に泊めていただき、三度の食事をいただき、また夕飯には総長さん達もご一緒されることもあって、般若湯もご用意頂いたりして、楽しく過ごさせて頂きました。ありがたいことでした。

そういえば、同行した学生達が般若湯をいただきすぎて翌日役に立たなくなったことがありました。
最初の調査のころにはまだ工事中だった、新東名高速道路の豊田-引佐間も何回か通う内に開通し、大河ドラマの「直虎」が始まると、比較的静かだった方広寺にもたくさんの拝観者が訪ねられるようにもなりました。台風の中を調査に出向いたこともありましたね。

遠方での調査は泊まりがけになることもあり、いささか、感慨深いものがあります。

さて、調査は終わりましたが、これからこのデータの整理も始めなければなりません。手書きの調書を入力し、撮影した写真も合わせてデジタルアーカイブスとして保存していくのです。その時に使っているのが、弊所で開発販売している、宝物管理システム「禅の至宝」です。ここに入力して最終的には調査対象寺院にも納品させていただきますが、弊所のデジタルアーカイブス構築用のWEB版「禅の至宝」にも登録していくわけです。

ご自坊の宝物什物の情報管理にもお使い頂けますよ。

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お釈迦さんワールド展

 

お釈迦さんワールド01.jpg先日お知らせした圓福寺展の会場に上記のようなポップなチラシがあったので、目を引きました。

龍谷ミュージアムにて企画開催される展覧会のようです。どれどれ、見てみましょう。

リーフレットによると、「お釈迦さんワールド ブッダになったひと」という展覧会は、

  お釈迦さんの人間としての姿を求め、彼が生きた時代とその生涯の物語を紹介します。

とあります。

仏教徒であっても、仏教を開いたお釈迦さんのことをどれほど知っているでしょうか。そのルーツを改めて見直すことができそうな展覧会です。

会期は2018年4月13日(土)~6月17日(日)の朝10時~夕方17時まで。月曜日は休館です。
3回の記念講演会や、記念シンポジウム、その他もろもろのイベントも用意されているようです。

詳しくはこちらの本展のリーフレットや、龍谷ミュージアムのWEBサイトをご確認下さい。私も観に行ってみようと思います。

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圓福寺展 始まっております

 

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すでにご案内の通り、4月3日より花園大学歴史博物館にて「圓福寺 ―京都八幡達磨堂 寺宝展」を開催しております。

blog_2018-04-05-16.12.jpg先般4月5日は、花園大学内にて臨黄ネットの運営委員会全体会議がありましたので、その後、委員の皆様に展覧会にお運び頂き、熱心にご覧頂きました。

GWの5月5日までが前期展示となっており、1日おいて5月7日からが後期展示としてすべて入れ替えとなります。
どうぞ皆さんも、是非、花園大学歴史博物館までお運び下さい。入場無料です。

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仏誕生

 

blog_MG_8579.jpg 昨日は4月8日。お釈迦さまの誕生日でした。

祖師がたの「降誕会」の偈頌を読む機会もあると思います。
その中で、「雲門」や、その異称の「韶陽」が出れば、雲門文偃の以下の拈評を言います。

マーヤーの右脇から誕生したばかりの世尊は、七歩あるいて、「天上天下、唯我独尊」と言われました。この世尊の故事を評して雲門は、「我れ当時(そのかみ)、若し見しかば、一棒に打殺して、狗子(くし)に与えて喫却せしめて、貴ぶらくは、天下太平を図(はか)りしに」と言ったのです。「俺がその場にいたら、その赤子を打ち殺して犬に食わせたものを、そうすれば、天下は太平であったのだ」というような意味です。なんともブッソウな話ですが、禅宗僧侶は、憶えておきましょう。

さて一休さんは、「釈迦という/いたずら者が/世に出でて/多くの者を/迷わするかな」と歌っておられます。

これらは、本有仏性(生きとし生けるものは、生まれながらにして仏性をそなえている)という、高い悟りの境地から言われたものですので、雲門や一休を真に受けて、間違っても花御堂の誕生仏を叩いたり、甘茶を引っ繰り返したりはしないで下さいね。

一休さんの歌に、「おさな子が/しだいしだいに/知恵づきて/仏に遠く/なるぞ悲しき」とあります。
降誕会、寺に参詣し、誕生仏に甘茶をそそぎながら、知恵がついていないおさな子に返って、仏に近づいてみましょう。

降誕会、多くの寺院では、旧暦の5月に行なわれているようです。
一休さんの道歌は、伝承を超えるものではありません。

ところで、赤ちゃんの瞳って、何であんなに澄みきって綺麗なのでしょうか。

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八王子・廣園僧堂にて

 

来年の誠拙周樗禅師の遠諱に向けての墨蹟調査に、先般、東京や山梨を回ってきました。27本の軸を撮影するのに丸二日かかりました。

その始まりが八王子市にある南禅寺派の専門道場、廣園(こうおん)僧堂。丹羽慈祥老師が遷化されたので、今は縁あって、大本山向嶽寺派管長の宮本大峰老師がこちらの僧堂の兼務もされておられます。
実は私、初めてお訪ねしたのですが、こじんまりとした中にも凜とした空気。さすが専門道場です。ちょうど当日は坐禅会があったとのことで、宮本老師もおいでになり、久しぶりの相見がかないました。

三幅対の調査を終えて機材を車にしまい込むと、ちょうど境内の桜の大木が盛りなことに気がつきました。今年はホントに桜の開花が早かったですね。
シニアカメラマンの方が数人訪ねてこられています。というわけで私も負けじと自分のカメラを持ちだして撮影会。

関東ではもうすっかり桜も終わってしまったでしょうが、廣園僧堂を訪問した思い出として掲載しておきます。

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第七回 沼津白隠塾フォーラムと掛搭

 

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平成30年3月31日、車で沼津へ。本ブログでお知らせしたとおり、「第七回 沼津白隠塾フォーラム」が開催されるために、物販に出向いてきました。

春爛漫でかすんで拝むことは難しいだろうなぁと思っていたのですが、このように雄大な富士山が出迎えてくれました。

blog_MG_8392.jpg今回は「白隠禅師物語」と題され、第一部は塾長の芳澤勝弘氏による講演「白隠と仙厓」。特徴のある禅画で知られる二人の禅僧。その根底には実は古月派の影響があったという内容のお話。

blog_MG_8395.jpgまた第二部は白隠禅師の開かれた三島市龍澤寺の師家・後藤榮山老師による講演「白隠禅師物語」。白隠禅師のご生涯をお話しいただき、今の宗門に残された影響について説かれました。

今までもたびたび物販に伺っているため、おなじみの顔も見えるようになってきた聴衆の方々、熱心に聞き入っておられました。また書籍もたくさんお買い上げいただきました。

blog_MG_8389.jpgじつは私事ですが、このとき、翌日に龍澤寺に掛搭する弟子(息子)を同行させておりました。これから参じることになる老師のお話を聴かせておきたかったのですが、講演後、とてもいいお話だったと、初めて尊顔を拝した弟子は喜んでいました。

その夜は、私が龍澤寺に掛搭する前夜にもお世話になった近くのお寺に投宿させていただきました。ご住職も副住さんも同じく龍澤の会下であることもあり、道場の話をいろいろと伺うことができ、本人も少しリアルに感じることができたようです。

翌朝6時半に龍澤寺山門前に送り届けました。この朝もおおらかな富士山の勇姿を見ることができました。

そして、昔から変わらぬ伝統的な行脚姿に身を包んで参道を登っていく弟子を、感慨深く見送ったのでした。
龍澤寺にいると、これからも富士山の雄大な姿をたびたび見ることになると思いますが、きっとそれも自分の安心に繋がることでしょう。

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松花堂庭園 第30回 松花堂つばき展(3/30~4/1)

 


弊所に送られてきたチラシを目にした日から心待ちにしていた、つばき展に行ってきました。
チラシによると、江戸時代のはじめ、既に100種を超える園芸品種が生まれ、現在では2000種を超える椿が流通し、園芸品種としては6000種以上が育種されているそうです。


庭園には椿をモチーフとした作品の数々や、普段あまり見かけない珍しい椿が咲き誇っていました。

 

0402_001.jpg入り口を入ると真正面に、こんなに可愛らしい作品が。

 

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春の日ざしを浴び、花と葉のコントラストが一層際だっていました。

 

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0402_005sakura.jpg別館前の枝垂れ桜です。見事ですね。

 

つばき展は終了しましたが、庭園にはまだ蕾のものがありましたので、まだまだお楽しみいただけるかと思います。

松花堂庭園・美術館の詳細はこちらより。

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