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インドネシアの手仕事 vol.3 -Bali-

 

130726-1.jpgバリ島で出会いました様々な手しごとを、vol.1 vol.2と紹介してきましたが、最終回です。

バリ島東部に位置するテンガナン村。
独自の文化を保ち、村はいまだ高い塀で囲まれています。少し前までは足を踏み入れる事もままならず、この村以外の人と結婚した女性などは、村を立ち去らなくてはならないなど、様々な厳しい掟を守り続けてきた人々が住まう村です。

村の人々は、自分たちの事をバリアガ(選ばれし民族)と呼びます。そもそもバリはインドネシアという国になるまでは王国で、その当時からの文化を今なお守り続けている自負があるのでしょう。

130726-2.jpgそんな村で代々伝えられてきたのが、ダブルイカット(経緯絣・たてよこがすり)・グリンシンです。ダブルということで、経糸も緯糸もあらかじめ染めておいてから、それを織り、文様を生み出してゆくのです。言葉で聞いても、あまりに難しくて意味が全くわからないほどですね。
この技法、世界広しといえど、この村とインド、そして日本にしか伝わっていないという事からも、非常に深い縁を感じます。

インドネシアの布といえば、その文様によっては王族にしか着用が許されなかったり、病の平癒を願い身にまとう布があったり、人生の節目や大切な儀式において使われる事で有名ですが、グリンシンもまた同じ、いえ、さらに様々な深い意味合いを持った布のようです。詳しくは便利な事に色々とネット上で検索すれば出てきますので、ご関心のある方は調べてみてください。

130726-3.jpg日本での着物の着用も、昔は色々あったであろう決まり事や、布の持つ色々な意味合いがどんどん無くなってきており、それが良いか悪いかは定かではありませんが、いまいちど、昔ながらの伝統を守る暮らしを続け、神聖な布を織り続けている人々の所へゆけば、見えてくるもの、教えていただけることがあるのかもしれません。

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スネークフルーツ -Bali-

 

130710-1.jpg皆様おはようございます。
梅雨も早くに明けてしまい、やってきました連日の猛暑。私が小学生の頃は、夏の最高気温といえば32℃で、中学生の頃には熱血バスケットボール部で毎日汗を流していましたが、今や体育館で激しい運動などしようものなら、倒れる人が続出ではないでしょうか……。

日本の夏が、違う国の夏のように感じる今日この頃。思い出すのは南国のフルーツ。こう暑いと、身体が欲する食べたい物も、変化してゆきそうですね。
日本では売られている所を見た事が無いのですが、インドネシアといえばこのスネークフルーツ(現地ではサラックと呼ばれます)。蛇のようですね…。実際に蛇の皮にそっくりな、とても固い皮に覆われています。

4年前にボロブドゥール遺跡を観に訪れた時には、ホテルの朝食でいただいたものがあまりに変わった味で、二度と食べないだろうと思っていましたのに、現地住まいの人と市場で買ったものの美味しいこと!やみつきになってしまいそうでした。

130710-2.jpg「こんなに原始的なフルーツは他に無いの。このフルーツが実っている所を見せたい」とお連れいただいた、スネークフルーツ農家のお宅が上写真。ウブドから車を走らせた所に、大農園が拡がっていました。

固い棘で覆われたこの植物の根もとに、下写真のように実が成るのです。
農園のおばあさんに、美味しそうなものを選りすぐって採ってもらい、すぐに食べたその味と言ったら、筆舌に尽くし難いのです。ホテルにある物は既に別物でした。市場のものも新鮮で美味しいと思いましたのに、もぎたてというのは、生命そのものの瑞々しさを味わうことができますね。

130710-3.jpg火照り過ぎぬよう、冷しすぎぬよう、バランスを心がけて上手にお過ごし下さい。

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インドネシアの手仕事 vol.2 -Bali-

 

130703-1.jpgvol.1にひきつづき、第2回目。
ウブドで訪れたお店のお話です。

何時間いても退屈しないようなお店、Threads of Life Gallery
それもそのはずで、インドネシアの各島から集められた、天然染料のみを使い何段階もの行程を経て作られた布を主とし、際だって高い技術と用の美を兼ね備えた手づくりの物のみを取り扱っているのです。
また、伝統的な技法を用いて、少し現代風にアレンジされたような物もセンスが良く、見ごたえがあります。

色々な国を旅してきて、失敗をした事もあります。市場で売られている布は、実はその国の物ではなく中国製で、天然繊維だと言っていても化学染料であったり・・・。
情報をかき集めれば、良い物を作っている人や、店に辿り着きます。これは、諦めずに情報収集する事です。と言いながら、今回は布のマスターと一緒でしたので、何ら苦労もなくこの店にやってきたわけですが……。
こんなにもてっとりばやく、インドネシア諸島の素晴らしい手仕事をいっぺんに見られてしまう事に少し罪悪感を抱きつつも、嬉々として物色。

130703-2.jpg一つ一つの商品に、どこで作られて、どう使われているものなのか、説明書きがついていますのでご紹介。

130703-3.jpgまずはこれ。普段は色のついていないシンプルな籠を好みますが、プリミティブなこの柄と自然の色に惹かれて。なんと細かく美しい仕事でしょう。

カリマンタン(ボルネオ島)のIban族とKantuk族の人々がなんと種まきをする時の種入れなのだとか。お洒落すぎます。
ポシェットのように肩から下げられるようになっていますが、これを下げて種をまく姿、想像するだけでうっとりとしてしまいます。実際に拝見したいものです。
この黒い色などももちろん天然。なんと、ランブータンの葉っぱと泥を混ぜたものに漬け込んで染めるのだとか。自然からの恵に優るものはありませんね。これからどのように色が変化してゆくのか、楽しみです。
ちなみに、うちの家では、台所にビニール袋入れとしてぶらさがっています・・・。

130703-4.jpgお次はこちら。30cmほどの長細い入れ物。美しい網目です。これは購入する時から、台所で玉ねぎ入れにしようと思っていましたが、本来は、カライと呼ばれるもので、東ティモールの男性が色々な物を入れる小さな鞄のような役目をするようです。

corypha utanという、葉の大きなヤシの繊維を使って編んでいるらしく、一つ一つの結び目が特徴なのだとか(ありますね、結び目)。またこのヤシの繊維は、染色をする際の結び糸としても使われるそうです。おそらくは、結べばぎゅっと引き締まりやすいのでしょう(おそらく…ですが、絞り染めなどをする時に使うのでしょうか)。

そして最後に、これらの下にみえている布は、御存知ジャワバティックです。インドの布が多く、夏は暑苦しく感じる我が家に、涼しげなジャワのバティックがお目見えし、そんなところからも涼を感じられるよう楽しんでいます。

旅にでかけたら、一つはその国の手しごとの物を手に入れる事をオススメします。
時をかけて風合いもまし、自然と生活に溶け込むのと同時に、旅の思い出とも共にいられます。

 

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インドネシアの手仕事 vol.1 -Bali-

職員によるバリ日記

130628-1.jpgどこの国へでかけて行っても気になるのが、その国の手しごと。
なにげなく使われている籠、水瓶、箒、陶磁器。あらゆるものが気になります。

上写真(grass house Bali)の籠は、蚊よけの為に燻す枯葉をためておく籠。上に乗っている箒は、なんとヤシの葉の葉脈の繊維で作られた箒。これが、適度な弾力を持ち、しなり具合抜群で、もしや竹ぼうきを上回るのではないか?!と思うほどに枯葉集めに最適なのです(もちろん買って帰りました、我が家ではインテリアとして反対向きに置いて飾られていますが…)。

130628-2.jpgもう一つ、この素焼きの器。お香を焚く為に使われていましたが、実はバリヒンドゥーの寺院へのお供え物をする為の台なのだとか。変に凝った物よりもシンプルで嫌味が無く、素敵なのです。

そんなこんな、バリでは普通の生活雑貨。地元の方々が訪れる市場でたくさん売られています。その中から良い物が無いか物色する為にでかけてみました。

130628-4.jpg魅惑的な手しごとによる品が、溢れんばかり。

130628-5.jpg3つ購入して1000円しませんでした。仕事が丁寧で、工夫がある物を選びました。
籠ばかりを売る店でも、少し仕事が雑な店と、丁寧で工夫のある店、それぞれに特徴があり面白いものです。上の3つは全て同じ店で購入です。

130628-6.jpg細やかな仕事。一体どのように編んでいるのか……。とても美しく感動してしまいます。
この籠は台がついて少し高さがあるので、フルーツや野菜などを置いておくのにちょうど便利です。日本の台所にもしっくり馴染んで、既に落ち着いています。

自国の文化や手しごとを敬う気持ちは、他国に行ってそれを観る目を養ってくれています。

 

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ウブド -Bali-

 

130626-1.jpg「本当に病んでいる人に、自然に身を置きなさいなんてとんでもない。エナジーを吸い取られるほどに、自然のパワーというのはすごいものなの」。 -秦泉寺さん曰く-

130626-2.jpg約25年で高い屋根よりもさらに高くなったgrass houseの木々

軽井沢ならいざしらず、バリの自然のエネルギッシュな事といえば、本当に秦泉寺さんがそう仰るのも頷けます。溢れんばかりの生命力。油断していたらこちらがやられそう。植物の育つ早さも日本とはわけが違うのです。

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山の中のパワーを感じる場所といえば、ヨガのリトリートなどもよく開催されているウブドが圧倒的(観光地めいていますが、それでもやはりすごいです)。

ホテルの部屋のテラスからすぐに広がる大自然。今年初のホタルの光も拝めましたが、日本の幻想的なそれとは全く違い、激しい点滅(さすが!)……。

深い緑のどこかから、川の水が豊かに流れる音、虫か鳥かはたまた獣なのかわからぬような様々な鳴き声。夜になり、深い闇が世界を覆っても、音が止むという事が無いのです。

130626-5.jpgこのホテル。一体山の中にどのように建っているのかわからないような一体感で、まさにインディー・ジョーンズの世界。深い山に残され、人類からも忘れ去られた遺跡の中にいるようなのでした。

最近では、こんな(下写真)ホテルが流行っていますね。ものすごいロケーションです。人々がウブドに惹かれるのもよくわかります。私も一度ゆっくりヨガのレッスンでも受けに再訪したいものです。ただし、自分がエネルギッシュでなくては、パワーをいただくどころか、負けてしまうのでご用心!です。

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白を染める -grass house Baliにて-

 

130624-1.jpg染色・キルト作家の秦泉寺由子さんが主催する、grass house Baliでの滞在。

「竹のエナジーが全てここへ出てくるんや。
何でもそう、実際に手を浸して、自分でやってみんことには…。言葉で聴いただけでは何もわからへん」。

短い滞在で、まさか体験できるとは思ってもみなかった竹染め。青竹を煮だした染料で、白を染めるという貴重な体験をさせていただきました。

130624-2.jpg2メートルもある絹のオーガンジーを染料につけ、ひたすら優しく布を泳がせる時間。手がヒリヒリとし、ふやけてくる感覚。染料の色、かおり。
わずかな時間の体験とはいえ、できあがった布をいただくだけではわからない事を五感で感じ取ったひととき。今も私の脳裡に鮮明です。

日本に持ち帰った布は窓辺にかけられ、今、私の部屋には、清らかな竹の生命を宿した白い布を通り、柔らかな光と良い氣がもたらされています(実際、竹染めした布は、UVもほぼカットするのだとか)。

自然からいただく染料は、命の移し換え。命が宿った一枚の布と共にある日々の私の生活がまた、この布を育て、新しい歴史を刻んでゆきます。

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水の離宮 ティルタガンガ -Bali-

 

130620-1.jpg3回目となりますBali日記。
バリ島の東部カランガッセムに残る水の離宮・ティルタガンガのご紹介です。

バリというと、海のイメージが強すぎますが、実はバリ島最高峰、アグン山から流れ出る川や、湧き水が豊富で、水といえども海ばかりではないのがこの豊かな神々の島の特徴です。

海も大好きなのですが、今回は海でのアクティビティは置いておいて、聖水にて清められたいとの思いが強く、そんな私の思いを察してか、バリヒンドゥー総本山、ブサキ寺院を参拝した後に、このティルタガンガへとお連れいただきました。

130620-2.jpgティルタガンガ。すなわち、「ガンジスの水」。
今も水がこんこんと豊かに湧き出る所には寺院が建ち、その源泉は、ガンジスの水と呼ばれるのもさもありなん、儀式のための聖水として使われるのだとか。

また、王家の週末の離宮として建てられたこの水の宮殿には、湧き水を貯めた大きな池(プール)が2つあり、昔は王家の人々しか使えなかったのが、今は地元の人にも解放され、我々外国人でも入る事が可能。

無料で入れる方のプールは、地元の子ども達で賑わい、身を清める…というよりは、まるでゴージャスな市民プールのよう……。
私はお金を納めて、人がいない方に貸しきり状態で泳がせていただきました(海外からの観光客は少なく、中でも沐浴する人はほぼいません)。最初冷たく感じる湧き水ですが、まろやかで肌に優しく、身体を浸しているとあたたかくなってくるほどなのでした。エネルギーある大地から湧き出した恵に身体をあずけ、至福のひとときでした。

130620-3.jpg帰国後、色々な方のブログを拝読すると、苔もはえているし、日本人が入るのはやめたほうがいい、水を飲めばお腹をくだす…と散々な書かれようでしたが、そう思えばそうもなるもので、少なくとも私はお腹も壊しませんでしたし、とても心地よい沐浴を楽しめました。
せっかくこちらまでゆかれるのであれば、是非とも信ずる心をお持ちの上で、お入りになられる事をオススメします(ただし、お腹を壊されても責任は取りません)。

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バリヒンドゥー総本山 ブサキ寺院 -Bali-

 

130614-2.jpg何も予定を決めずに向かったバリ(詳しくはこちら)。

「あなた、お寺が好きよね。それなら、ちょっと強行軍になるけど、ブサキ寺院へお参りしましょう。興味無さそうな人ならわざわざ連れてゆかないけれど、ちょうど良かったわ。私も最後に御礼参りができる」。

お世話になるのだから、全てをお任せしよう……と思いつつも、実は秘かにどうしても訪れたいと願っていたブサキ寺院に、秦泉寺さんから真っ先にこのご提案。とても有難い事でした。

130614-1.jpg家の前にも日々お供えを。裕福な家では庭に小さな寺もある。

 

バリ島の“バリ”とは、サンスクリット語の“ワリ”(wali=神様への捧げ物)が語源だとされる事もあるからか、島全体が神への捧げ物、神々の島と呼ばれ、島民の約90%以上の人々が、土着の信仰とヒンドゥー教とが混淆して独自の形態を成した、“バリ・ヒンドゥー”を厚く信仰しています。

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そんなバリ・ヒンドゥーの総本山でもあり、バリの人々の誇り、精神的な拠り所とも言えるのが、バリ島最高峰・アグン山のふもとにある、ブサキ寺院なのです。パワーみなぎる熱帯の大地を見下ろし、悠々と聳える山と共にバリ島と民を守るかのよう。

130614-4.jpgそこはまさに天空の寺院。シャングリラともいうべき場所で、後ろに御神体のごとくそびえ立つアグン山目指して歩けば、もしかすると天国に繋がっているのではないか……と本気で想像してしまうような聖地。
巻スカートを穿き、正装しての思い出深いお参り。どの国に足を運んでも、宗教の聖地というものはその国と人々をより知る為の大きな手掛かりなのでした。

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現在、阪急うめだ本店にて、〈永遠の布展Ⅰ〉-時間をつむぐ10人の女性作家たち-開催中。秦泉寺さんの布、キルトをご覧になりたい方は是非お運び下さい。

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住み処はその人そのもの

 

130610-1.jpg「so quiet...」

世界的なキルト作家、秦泉寺由子さん。
約30年に亘るバリ生活にこの6月末でピリオドを打たれて、また新たな世界を構築なさる気配。
そんな過渡期ともいえる今、ありがたくもお誘いいただき、バリ島のGrass Houseへとお邪魔してきました。

130610-2.jpgデンパサールはバリの経済中心地。
そんな喧騒の町中から彼女の家に帰り着き、深い呼吸をしながら秦泉寺さんが呟いた一言。
「so quiet...」。その時の後ろ姿が目に焼き付いて離れません。

これは何も、広大な敷地の、緑溢れる家に住んでいるからというだけではなく、秦泉寺さんの心の内にそういう場所があるからなのでしょう。

130610-3.jpg住み処は自分の内側の世界。例え小さな部屋に住もうと、自身が心底落ち着けるような、「so quiet」な空間を創り出す事は可能。
お金がある無い、場所がどうのという問題ではないのです。

130610-4.jpgとても短い旅でしたが、彼女の生き様から様々な事を学ばせていただきました。
おいおいこちらでもご紹介してゆけたら……と思います。

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ボロブドゥール遺跡




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先日のネットニュースで、米CNNが、「死ぬまでに目にしたい27の絶景」を報じたとありました。
堂々の1位が、数年前に訪れたインドネシア・ボロブドゥール遺跡でした。
確かに美しいのです。インドネシア旅行記などをこちらでも書いていたはずでしたが、すっかり忘れていました。
久々に思い出しましたので、本日は美しいボロブドゥールの写真を皆さんにお披露目です。

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ボロブドゥール遺跡 「悪い顔」 -インドネシア-




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インドネシア旅行記のつづきです。
ボロブドゥール遺跡の中でも有名な、「悪い顔」のパネル。

当時の彫刻師達が、何の場面を刻み込むかの備忘として、パネル上部に古代ジャワのカウイ語にて刻みこんだ文字が残っている箇所があります。
このパネルには「Virupa(ヴィルパ)-悪い顔-」。
憂い・怒り・虚栄…様々な人間の醜い心は、顔に現れるとの事。
どの表情がどの感情でしょうか?!
心の持ちようが顔に出る。耳が痛いですね。
逆に、「無理にでも笑顔を作れば、自然と心も明るくなる」とも言われたりします。
いずれにせよ、和顔でまいりましょう!

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ボロブドゥール遺跡 -インドネシア-



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前回紹介しました、ムンドゥッ寺院とパオン寺院の先にあるボロブドゥール寺院に漸く到着。
チケット売り場からボロブドゥール遺跡の敷地内あたりは全て公園のようにきれいに整備され、ブーゲンビリアなどの花も綺麗です。
観光客はだいたい朝日か夕日の時間に合わせてここを訪れますが、私は夕日の時間に合わせて訪れてみました。

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公園のような敷地内を進むと、前方にあの姿が見えてきます。

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パオン寺院 -インドネシア-




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先日ご紹介致しましたムンドゥッ寺院につづき、パオン寺院です。
ムンドゥッ寺院とボロブドゥール寺院を結ぶ直線上のちょうど真ん中に、パオン寺院があります。
“一直線上”である事から、この遺跡群は、現在ではもう朽ち果ててしまった寺院を含め、かなり大規模な寺院群を構成していたのではないかと推測されるようですが、まだはっきりとした事はわかっていないようです。

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8世紀後半~9世紀頃の建造物との事。
こじんまりした寺院です。内部には何も残っていません。

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ムンドゥッ寺院 -インドネシア-




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メインのボロブドゥール遺跡の前に、その近くにあるムンドゥッ寺院をご紹介します。

8世紀~9世紀頃の建造と伝わる小さな堂内には、3体の美しい仏像が安置されています。殊に中央に座す如来像(下写真)の美しさは秀逸で、専門家にも高く評価されているそうです。

またこの寺院は、ボロブドゥール寺院から直線上で結んだ3キロ東にあり、その間にさらにパオン寺院という小さな寺院が残っており、宗教的にも意図があったに違いないようですが、まだ詳しくは解明されていないようです。周辺の小寺院を巡礼し、最後にボロブドゥールに辿り着いたのでしょうか。

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インドネシア更紗(バティック) -インドネシア-




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バティック作りの版木

インドネシア旅行記のつづきです。
どの国を旅しても、“布”が気になる私です。
その道に詳しい方に尋ねると、ジョグジャカルタの町には、昔は草木染の工房もいくつかあったようですが、現在の工房は化学染料?を用いているとの事でした。
近代化の波は、インドネシアの伝統的かつ素朴な染め物にも押し寄せているようです。
それでも、観光客向けとはいえ、工房を見学するのは楽しく……。

インドネシアバティックについては、以前細見美術館での展観を興味深く拝見しましたので、この旅行でも工房を訪れるのを楽しみにしていました。

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ジョグジャカルタのあれこれ -インドネシア-




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インドネシア旅行記です。
世界遺産、プランバナン(ヒンドゥー寺院)とボロブドゥール遺跡を訪れる際の拠点となるのがジョグジャカルタです。
世界遺産観光の拠点となるだけあって、宿泊先も5つ星ホテルから、おしゃれなこじんまりしたホテル、安宿まで旅のスタイルによって選ぶ事ができます。ジャカルタのような大都会ではなく、庶民的な面が多分に残る街で、散策も楽しめ、私の好きな雰囲気です。
上の写真のような小さなツーリストオフィスでは、レンタルバイクなどもあり便利です。それにしても、看板の左に書いてある「ZEN BORNEO」とはお店の名前?!
ボルネオはボルネオ島のことなのでしょうが…。
何故ここで?というような所でちらほらと、ZENという文字をみかけました。

さて、イスラム教徒が大半を占めるこの町。ジョグジャカルタで一番大きなショッピングモールへゆくと、マクドナルドの店員さんだってコーヒーショップの店員さんだってヒジャブを被っています。
ヒジャブ専門ショップには、結婚式のおよばれ用?のような華やかなヒジャブから、普段用まで、乙女心?をくすぐるような物がたくさん売られていました。

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世界三大仏教遺跡 ボロブドゥールへ




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世界三大仏教遺跡の一つ、ボロブドゥールへとでかけてきましたので、これから何回かに亘って旅の記録をご紹介したいと思います。

世界三大仏教遺跡とは、誰が言い出したのか定かではないのと、日本だけ?で言われているようですが(詳しい事をご存じの方がいらっしゃいましたら教えて下さい)、ミャンマーのパガン・カンボジアのアンコールワット・ インドネシアのボロブドゥールをいうようです。

いつのまにかミャンマーとカンボジアは訪れていましたので、今回の旅で三大仏教遺跡を全て訪れた事になります。が、まだまだ世界には古く立派な仏教遺跡が多々あるわけで、私の旅は続きそうです。

さて、ボロブドゥールを訪れるのに便利な町、ジョグジャカルタへは、バリ経由でガルーダインドネシア航空を利用しました(上の写真は国内線、ライオンエアーの写真です)。
ジョグジャカルタに滞在すると、ボロブドゥールに加え、プランバナンという世界遺産(ヒンドゥー寺院)にも近く、適度に都会ですので、町を楽しむ事もできます。
ボロブドゥールのみならず、プランバナンやジョグジャカルタの町についてもご紹介してゆきたいと思います。

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