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第6回西村惠信所長といく“禅と文化”の旅2 -平安佛所/泉屋博古館-

いつも美しいこの川のあたり

お昼を終えた一行は、紅葉並木美しい鴨川を横断し、平安佛所へ。
仏師の江里康慧先生を訪れます。

江里先生

制作中の仏像・現代の仏像の作り方について、また仏教の歴史と仏像の関係などについて、興味深いお話を伺う事ができました。 いつもお寺などを参拝しますと、ただただ仏像を拝し、思いに浸り、仏師の事にまで思いをはせる事は少ないかと存じます。
ですが、こちらで制作過程などを拝見し、江里先生のとてもお優しく穏やかなお人柄に触れ、古くから、弱い人間の信仰の対象となるような仏像を作り続けて来た職人の技と心が、今もなお連綿と受け継がれている事を目の当たりにし、ありがたく、感無量でした。

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第6回西村惠信所長といく“禅と文化”の旅 1-大徳寺-

堀川通りの紅葉
紅葉の並木美しい堀川通り

去る11月14日、恒例となりました“禅と文化”の旅を無事終える事ができました。
お天気は快晴! とても気持ちの良い気候で、抜けるような青空のもと、京都をお楽しみいただきました。ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
それでは、ブログにてご報告を……。
行程はこちら
まずは、京都駅を出発し、大徳寺へ。
今回は、私の知りうる限りでは一般公開された事のない三門や法堂(はっとう)、その他本坊などを特別に拝観させていただき、西村惠信所長による講演も行なわさせていただきました。
大徳寺の皆様、お世話になり、誠にありがとうございました。

【三門】 重要文化財
応仁の乱の後、一休禅師の参徒であった連歌師宗長等が一階部分を寄進、のち千利休居士により二階部分が設けられ金毛閣と名づけられたとのことです。恐らく私が今まで登った三門の中で、一番急な階段です。皆さんでゆっくりと二階へ…。
登り終えるとその見晴らしの素晴らしさと、釈迦三尊像をはじめ、十六羅漢、天井の龍図、千利休居士像に圧倒され、ため息が漏れました。

三門 法堂
三門と法堂

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japan蒔絵 -宮殿を飾る 東洋の燦めき- -京都国立博物館-

japan

12月7日まで京都国立博物館で開催されている、japan蒔絵 -宮殿を飾る 東洋の燦めき-の展観を訪れました。
今回のポスター、「マリー・アントワネットもお気に入り(ハート)」という如何にもかわいいキャッチフレーズ付きで、見に来るお客さんも若い女性が多く見られました。
さて、かわいいこのフレーズに反して、マリー・アントワネットのコレクションは、どれもこれもおそろしいほどに細かく技巧のこらされた物ばかりで、確かに女性好みのかわいらしい物と見ればそうなのですが、「かわいらしい」で片付けるような物ではなく、圧巻でした。あの時代に遠く離れた異国から、これだけのものをコレクションする力というものを感じました。
アントワネットの母、マリア・テレジアも宝石よりも蒔絵が好きと言ったほどとの事。親子に亘るコレクションの数々は、必見です。

第一章「中世までの蒔絵」
第二章「西洋人が出会った蒔絵―高台寺(こうだいじ)蒔絵―」
第三章「大航海時代が生み出した蒔絵-南蛮漆器」
第四章「絶対王政の宮殿を飾った蒔絵―紅毛漆器―」
第五章「蒔絵の流行と東洋趣味」
第六章「王公コレクションと京の店先」
第七章「そして万国博覧会」

今回、上記のような形で展示されていますが、膨大な展示数ですので、最初からあまりに1つ1つ丹念に見ていますと、最後にははっきり言ってあまりのパワーに疲れます。
私がやはり美しいと感じたのは、マリー・アントワネットのコレクションと、第一章の、中世までの、宗教に結びついた蒔絵の数々でした。
おもしろかったのは、蒔絵の細工に、インド特有のクジャラート地方の文様を螺鈿であらわしたものなどでした。
もう一度、自分の好きなものだけをじっくり見に行きたいと思います。

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京都御所一般公開

紫辰殿

去る11月12日(水)~11月16日(日)までの5日間、京都御所の秋季一般公開が行われていましたので、初めて訪れてみました。
近くに住みながら、春と秋に行われる一般公開ですが、なかなか予定があわずに御縁がありませんでした。
源氏物語の世界をすぐに頭に思い描く事ができるような、浮世とはかけ離れた建物や装飾、庭の木々一本一本に至るまでの手入れの素晴らしさ…ため息の出るような世界が塀の内にはひろがっていました。

雅やかな襖絵

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高麗美術館 「鄭詔文のまなざし ― 朝鮮文化への想い」 -京都-

高麗美術館

京都市北区にある、高麗美術館を訪れました。
現在、開館20周年記念特別展Ⅲ 「鄭詔文のまなざし ― 朝鮮文化への想い」が開催中(12/23まで)です。
「高麗美術館」と聞いて、皆様はどのような美術品が思い浮かびますか?
私ならやはり、李子朝鮮時代の白磁やパンタジ(家具です)、民画でしょうか。
そして、日本の武将や権力者が韓国から連れ帰った陶工を祖とする日本の窯元の事、朝鮮半島からの渡来人が多く、石の文化が残る滋賀県のとある地方の事、京都の秦一族の事など、美術や文化から、祖先の事についてまで、思いはひろがります。
朝鮮の美術や文化を知る事は、日本の事をも学ぶ事になるのです。
是非一度皆さんも足を運ばれてみてはいかがでしょうか。素晴らしい美術館です!

素敵な瓦と塀

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正法寺 -永源寺派・京都-

正法寺参道

京都府の、相楽郡和束町にある臨済宗永源寺派のお寺、正法寺を訪れました。
噂に聞いていたとおり、訪れる人もまばらで、美しい木々の紅葉をひとりじめできました。
名所の人混みに辟易している方には、少し不便な場所であっても、かなりオススメです。

真っ赤!

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天龍寺の紅葉

天龍寺の紅葉
昨年の11月15日の紅葉

11月の京都は、どこも紅葉狩りの観光客でごった返します。
ここ嵐山は、京都市内で一番最初に日が差す所です。
午前6時頃、うっすらとあたりが明るくなってきます。

天龍寺の曹源池はまだ暗く、東山から一条の光が嵐山にあたり、少しずつ下におりてきます。
そして曹源池の龍門瀑の天辺の蓬莱山に朝日があたるころ、あたりは一番冷える時間帯となります。
ここ天龍寺では、池の側から順番に上に向かって紅葉します。そして11月下旬には嵐山全山が紅葉します。
今年の秋の紅葉は、天龍寺の早朝参拝をオススメします。

【天龍寺早朝参拝】
期間:11月15日(土)~12月7日(日)
午前7時30分~
庭園参拝料500円
上記期間以外は、11月の土・日・祝日

天龍寺の紅葉
昨年の11月30日の紅葉
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東寺 -京都-

東寺

五重塔の内部が公開されているとのことで(11月9日まででした)、学生の時に一度訪れて以来、およそ10年ぶりに東寺へ参拝しました。
おそらく10年前にも、圧倒されるような伽藍に国宝級の仏像の数々、長い歴史を経てなお新鮮に我々の前に存在する信仰の姿にいたく感動したはず?なのでしょうが、人の記憶とはあやふやなもので(愚かな私だけかもしれませんが)ほとんど記憶に残ってはいませんでした。
久々に訪れて、数多くの仏像を目の前に、「あぁ、いつまでもここにいたい……」と思い、同時に、ここは観光の為に1度だけ訪れるような、そういう場所では無いのだと、はっきりとわからされた気がして、認識を新たにしました。

余談ですが…講堂内におはします“帝釈天”があまりに凛々しく貴高く美しいお顔をされていて、目に入った時に、思わずあとずさりしてしまうほどでした…。あのお顔のみはもう何年見ずとも忘れはしまい…と思っている私ですが、はてさて如何に…。

東寺
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霧ケ峰高原 八島湿原 -信州諏訪-

八島湿原

信州諏訪行(10月中旬の旅です)の続きである。諏訪大社付近から、狭い林道を車で登った。ビーナスラインを通る正規のルートではないため、対向車が来たらだいぶん後退をしなければいけないような道路だったが、懸念した対向車は現われず、紅葉の始まった山々に感嘆をもらしつつ、途中で車を止めてファインダーをのぞいたりしながら、登ること30分。
第二の目的地である霧ケ峰高原の八島湿原に到着した。

八島湿原

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真如堂 -涅槃の庭-

真如堂

11月8日、左京区にある真如堂-天台宗-を訪れてみました。
ところどころ紅葉がはじまり、境内は参拝客でにぎわいを見せています。
ここ真如堂には、安倍晴明の念持仏であったといわれる不動尊が伝わっています。
そのむかし、安倍晴明が他界し、閻魔さまのもとで裁きを受ける際、この不動尊が命乞いをして晴明は生き返ったのだとか。その際に晴明が閻魔さまより衆生の民を救う秘印を授けられました。
この「結定往生之秘印」のお札、真如堂にて手に入れる事ができます。
天寿を全うし、極楽浄土へ行くにはこのお札を!

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海住山寺(京都・木津川市) -五重塔ご開扉-

五重塔_海住山寺

京都府木津川市にある、海住山寺(かいじゅうせんじ)では、2008年10月25日~11月9日の期間、国宝五重塔特別開扉が行われていましたので、参拝させていただきました。
国宝の五重塔の中でも、法隆寺、醍醐寺、室生寺に次いで四番目に古く(鎌倉時代初期)、法隆寺と同じく、裳階(もこし・装飾化されたひさし)があります。17メートルちょっととこぶりな方ですが、都からははずれた地にありながらも、瀟洒な感じがしました。
紅葉には少し早いようでしたが、ほのかに色づいた木々のグラデーションもまた楽しく、季節の移り変わりのありがたみを感じました。

山上からの加茂の眺め
寺から続く小道を登って行くと、このような眺望が。

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堀内宗心宗匠 卒寿記念展 -東京・京王百貨店-

堀内宗心宗匠

東京の京王百貨店(西新宿)6階 京王ギャラリー にて、11月13日(木)から11月19日(水)まで、
「堀内宗心 卒寿記念展」が開催されます。
卒寿を迎えられるのを記念して、宗心宗匠のお手造り作品や、表千家ゆかりの作家による宗心宗匠のお好みものなど、数々の作品が展示即売されます。
弊所から刊行の『歩々清風-科学する茶禅の人-』も置いていただいております。

長年、科学・茶・禅の研鑚を積まれてきた宗匠の真髄が見てとれるかのような作品展かと存じます。
お近くの方は是非、お運びください。

『歩々清風-科学する茶禅の人-』堀内宗心著

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南無三世三千諸仏 -禅寺の授戒会-

授戒会

さる11月1~3日、近隣の永源寺派のお寺で3日間にわたる大授戒会が厳修された。
実はこのお寺は、永源寺派の現教学部長さんのご自坊。
戒師は、永源寺管長篠原大雄老師である。
私は派が違うものの、ご縁があるので知客寮として司会進行の大役を承った。

授戒会

戒を受ける戒徒は老若男女あわせて100余名。熱心な方達ばかりである。
境内はきれいに掃除され、戒徒のどなたかが熱心に育てられたであろう菊花がきれいに咲いている。

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庭の松 その1 -天龍寺-

松を倒します

黄檗禅師:「深山裏に許多(そこばく)を栽えて、什麼(なに)をか作(せ)ん」。(そんな深い山中に松を栽えて如何するつもりか) 
臨済禅師:「一つには、山門のために境致と作(な)し、二つには、後人のために標榜と作さん」。(1つには、この境内の境致を奥ゆかしくしていこうと思います。2つには、後輩たちの手本になるように植えておくのです)
山田無文老師『臨済録』-臨済栽松-より

上記の問答にもあるからか、禅寺には松が多い。
天龍寺では、近年松食い虫の発生が多く、今年に入ってから既に5本以上を切った。
100年以上の齡を重ねた立派な赤松も、ものの1時間もすれば姿を消してしまう。
毎年の手入れは大変で、目つみに始まり、葉つみ、剪定と大変である。
10月の開山忌を前に急ピッチで松の手入れをしたのだが、松食い虫以上に松は金食い虫である。

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『崖の上のぽにょ』 そして鞆の浦…

鞆の浦
鞆の浦 鞆の浦支援の会HP 風景ギャラリーより


少し前の話になりますが、宮崎監督アニメ、『崖の上のぽにょ』を観てきました。
子どもが圧倒的に多く、「ぽーにょぽーにょぽにょ魚の子♪」と妙に耳に残るあの歌を唄う子ども達に囲まれつつ…。
いつも宮崎アニメの音楽を担当されている久石さんの曲には参ります。私も声には出さずとも、頭の中を一緒に歌がぐるぐる…。テレビで宣伝をみている時から、「魚の子?ふくらんだ?!」と、あの歌のリズムと歌詞を聴くにつれ、映画が気になって仕方ありませんでした。

宮崎アニメのすごい所は、観る人の年齢によってその時々の感動や“気づき”がある事です。
小さい子どもさんには子どもさんなりの、私のような年齢には私なりの、また年配の方がご覧になられても、その時に応じたそれぞれの感動があるのです。
今回も、胸いっぱいひろがる感動と暖さと、心をほぐしてくれるような安心感を得て映画館を後にしました。

さて、この『崖の上のぽにょ』ですが、舞台になったのは、広島の-鞆の浦-といわれています。
この美しい日本の風景が残る鞆の浦が、危機に瀕しています。
歳を取るにつれ、日本の美しい風景が、これまでのように人間の利便性のみを優先して開発される事が無い事を願っている今日この頃。

意外であったのが、地元の人々の中には、利便性を考え、このプロジェクトに賛成している方たちもたくさんいらっしゃるという事。住んでいない他県の者がとやかく言うのはとても勝手かも知れません…ですが…。皆さんはどう思われますか?
詳しくはこちらをご覧下さい。

余談ですが、先日NHKの世界遺産を特集したテレビを見ていました。
イタリアのチンクエ・テッレに住むご老人が、とても優しい表情で、「この地が世界遺産に登録されたのは、ご先祖様からのプレゼントでしょう。だから我々はとても嬉しいのです」というような事を話しておられました。
断崖絶壁の、とても暮らしやすいとは言い難いような過酷な地に住む人々が、ご先祖様への感謝を忘れずに生きている姿がとても印象的で、今でもあのご老人の表情が私の胸に残っています。

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浄瑠璃寺の紅葉模様

浄瑠璃寺

昼間はまだ暖かい日が続く連休(11/1)に、浄瑠璃寺を再訪しました。
まださほど紅葉は見られませんが、前回訪れた時よりも、にわかに参拝客も増え、にぎわいを見せる境内でした。
ですが、どれだけたくさん人が訪れようと関係の無いようにひっそりとしずかに佇む五重塔と、九体阿弥陀仏なのでした。
今回は、秘仏吉祥天女像の厨子が開かれ、美しい尊顔を拝する事ができました。
毎年秋に拝する事ができるようです。また、毎月8日のお天気が良い日には、五重塔におはします薬師如来も拝めるようで、次回は是非8日の休日のお天気の良い日!を狙って伺いたいものです。

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尊勝院 -京都・粟田口-

何段もつづく階段

洛東粟田にある、天台宗の古刹、尊勝院が特別公開中とのことで訪れてみました。
今回、第44回 秋季京都非公開文化特別拝観 のポスターを見て、「ここは?」と気になったのででかけてみたのですが、人目に触れぬようなひっそりとした地に、このような立派な仏様がたくさん祀られていようとは…と、驚くばかりでした。明治の廃仏毀釈により、数あったお堂が壊されてしまい、今は唯一残るお堂にすべての仏様などがお移りになったのだとか…。
角大師として有名な、元三大師様が開基との事。以前訪れた廬山寺にて元三大師については少し勉強させていただきましたので、親しみ深くボランティアの方の解説に聞き入りました。

尊勝院の由緒など、詳しくはHPに。

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擔雪IIデータバックアップの勧め

擔雪

擔雪

パソコンの故障は本体の新しい古いに関わらず突然(当たりまえですが)やってくるものです。

「マーフィーの法則」でも「バックアップを取っていないときに限ってHDDが故障する」というものがあるように、つい先ほどまで問題なく動作していたのに…、こんな時に限ってバックアップを取っていない…、と辛い思いをされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

パソコンの故障する部分はマザーボード、電源、ビデオカードなど様々ですが、中でもHDDが故障した場合、データファイルの救出はほぼ不可能という大変な事態になります。
このような事態を避けるためには、消えてしまっては困る大切なデータファイルのバックアップを行なう必要があります。

バックアップを行なうには、データファイルをコピーして保存するための外部記録メディアが必要です。
外部記録メディアの種類は、CD-R、MO、USBメモリ、外付HDDなどがありますが、最近ではUSBメモリがとても安くなり、1GBタイプが2,000円程度で購入できるのでお勧めです。

それでは、擔雪IIのデータバックアップ手順をご説明しますので、一度お試しください。

1.[スタート]⇒[プログラム]⇒[擔雪Ⅱ]にあります[メンテナンス]をクリックし、「擔雪Ⅱメンテナンス」を起動します。
2.「修復用ファイルの作成」タブで、「修復用ファイルの作成先」の右側の[参照]ボタンをクリックして、修復用ファイルの作成先フォルダを指定してください。ファイル名は、初期値のままでいいかと思います。
3.「修復用ファイルの作成先」の指定が出来ましたら、[実行]をクリックします。処理完了の確認メッセージが表示されましたら[OK]をクリックします。すると、修復用ファイルの作成先に「2008年01月01日作成.T2MTNC」というようなファイルができますので、このファイルを外部記録メディア(USBメモリなど)にコピーします。

以上で擔雪IIのデータバックアップが完了しました。
なお、修復用ファイルには、擔雪II各部門管理(財務管理・法務管理・会費管理・寄付金管理)全てのデータが含まれます。
今回は擔雪IIのデータバックアップをご紹介しましたが、擔雪IIに関わらず、この機会に大切なデータファイルのバックアップを行なわれてみてはいかがでしょうか。

擔雪IIの情報はこちらからどうぞ。

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