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京都御苑にて学びの時間




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大好きな場所。京都御苑。
四季折々の花の開花が待ち遠しかったり、先日は大文字を見に行ったり。一人佇んでじっと大文字を見てらしたおじいさまが、火が消えると手を合わせ、最敬礼してから去ってゆかれる姿は、あまりにも美しすぎました。

さて、広い広い御苑内には、色々な“学び”があります。
自転車でウロウロしていますと、上写真のような看板をみつけました。小学生の課外学習にもぴったり!などと一人思っていた私です。
また、下写真のように“コオロギの里”なんかもあります。もう少し秋が深まったら行ってみてコオロギの大合唱を楽しみたいと思います。
秋の一般公開も楽しみですね。日本文化の真髄がある場所。大切にしたい場所です。

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研究所HP -読む-コーナーのご紹介




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季刊『禅文化』217号 川蔵北路を歩く(8)より 

禅文化研究所のHPにて、季刊『禅文化』より抜粋しましたいくつかの記事をご覧いただけます。
客員研究員で、北京在住の李建華氏による-聖域巡礼-では、厳しくも美しいチベットの写真が満載。
是非ご覧になってみて下さい。そして、『禅文化』のご購読もお願い申し上げます。

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季刊『禅文化』217号 川蔵北路を歩く(8)より
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高野山にて




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初めて高野山へお参りにでかけました。
宗派を問わず信仰されるお大師(弘法大師)さんの聖地。
世界遺産にも登録され、「最近はもう観光スポット的になっているんじゃないの?」などという思いもなきにしもあらず。
ですが、実際訪れて、自分のそんな思いが一掃されました。百聞は一見に如かずとはよく言ったものです。世界遺産に登録され、多くの人が訪れ、魅了されるのも当然で、素晴らしい事と感じました。
それは、奥の院の弘法大師の御廟を目にした時、「あぁ、弘法大師さんは生きてはるんやん」と自然と頭に湧いてきたからです。
何故そう思えたのか自分でもわかりませんが、威厳に満ち満ちた、邪悪なものを一切寄せつけないような神聖なパワーに圧倒されてしまいました。“気”をいただいて帰って参りました。
御廟をお参りする間中、「すごい…」という言葉しか出てこなかった私でした。

後で色々と調べてみると、Wikipediaでは、「真言宗では、宗祖空海を「大師」と崇敬し、その入定を死ではなく禅定に入っているものとする。高野山奥の院御廟で空海は今も生き続けていると信じ…」とありました。確かにこの身で感じてまいりました。

皆さんも高野山へお参りにおでかけになる際は、奥の院の御廟へのお参りをお忘れなく!

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館蔵の名品展 -承天閣美術館-




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墨蹟を学びたい方必見の展観です。
臨済宗大本山・相国寺内にあります承天閣美術館にて、館蔵の名品展が開催中です。
禅の巨匠の墨蹟が多々出展されており、関心のある方には非常に興味深い展示となっていました。
「どの禅僧の字が私は好みかな…。この方が気になるなぁ……」などという所から、その禅師について調べてみたりするのも楽しみの1つです。
是非お運び下さい。>来年3月27日まで

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東福寺塔頭 光明院




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前々より伺ってみたかった東福寺塔頭・光明院さんを訪れました。
散策には暑すぎるからか、夕暮れ間近だからか、1人ぽつんと庭を眺め…。

拝観料は志納、団体客やマナーを守れない方の入山はお断り。
どこへお参りするにも緊張感を持ってお参りすべきでしょうが、入り口に書かれてある事で妙に意識しつつ……。書いていなくては守れない者がいるというのは、由々しき問題だなぁ…とも思い…。

重森三玲作の庭、カラスの鳴き声、蝉の声。その中に身を置く不思議な感覚。
一人旅の方に是非お参りいただきたい塔頭です。

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オルメカ文明展 -京都文化博物館-




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京都文化博物館にて、-古代メキシコ オルメカ文明展 マヤへの道-が開催中です(9/26まで)。

“オルメカ文明”。皆さん御存知でしたか? 私はこの展観で初めて知りました。
マヤ文明よりもさらに遡る事、紀元前1200年頃にメキシコ湾岸を中心に栄えた文明だそうです。
マヤ暦の元とも言われるような独自の暦などもあり、天文学・宗教・文化のレベルの高さには目を見張るものがあります。
日本初の展示との事です。

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アートキャンパス2010 -細見美術館-




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京都市の細見美術館において、アートキャンパス2010-日本美術の見方 京都(みやこ)編-が9月26日まで開催中です。

美術館をキャンパスに!という試みですので、普段足を運ばない方も是非。
わかりやすい解説などがあり、楽しめるよう工夫されています。

私と友人が虜になったのは、初めて目にした小川華岳の「蝶々踊図屏風」です。
天保年間に行われた豊作を祈願する奇祭らしいのですが、仮装行列が今宮神社を目指すのだとか…。
どじょう、かたつむり、だいこん、忍者、さらに高野山の行者の姿をした者まで、それは様々に工夫をこらしていて、見ていて飽きないのでした。現代に復活したら、どんな行列になるのでしょう…。楽しすぎて妄想が膨らみます。

期間中は館長による講演などもあり、ワークショップや茶会など、様々な催しを試みている美術館。オススメです。

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平安女学院大学 有栖館 -有栖川宮旧邸-




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現在は平安女学院所有となっている、有栖川宮旧邸を訪れました(9/30まで一般公開)。

有栖川宮家は、「四親王家」と呼ばれた宮家の一つ。明治時代に東京へ移り住まれた後、京都御所建礼門前に建てられていた邸は京都裁判所の仮庁舎等として使用され、明治24年にその一部が現在地に移されました。現在は平安女学院大学「有栖館」として受け継がれています。書院造の建物は「玄関棟」「住居棟」「客間棟」の3棟に分かれ、「上段の間」、15畳の「能舞台の間」など、幕末から大正時代にかけての宮邸のおもかげを今に伝えています。11代小川治兵衞(じへえ)氏作庭の白砂と緑の鮮やかな庭園もみどころです(パンフレットより)。

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いつも春になると塀の外から、「なんて立派な枝垂れ桜だろう…美しいなぁ」と思っていた桜。その全貌が明らかに!!!
醍醐寺三宝院から移植されたもので、太閤秀吉の「醍醐の花見」当時の桜の孫の木となるそうです。前に置かれた床几から、どれだけ立派な枝ぶりかがおわかりいいただけるかと思います。

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生存のエシックス -京都国立近代美術館-




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京都国立近代美術館において開催中の、-生存のエシックス-を訪れました(8/22まで)。

この展観、正直申しまして自分でも、何のことか…、わかっているのかわかっていないのかそれもわからない…というような展観でしたが、世の中にこういった研究や試みをされている方々がいるのだなぁ…という感心を持ち、美術館を後にしました。
一緒に訪れた友人とは、制作者の意図するところと合致するのかどうかは不明ですが、箱にすっぽり納まってみた自分達について、いまだ色々語り合っています。
なんだか面白い展観ですので、お時間ありましたら是非どうぞ。

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展覧会 愚堂東寔遺墨選




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本ブログでも紹介してきたが、今年は、近世初期を代表する傑僧、愚堂東寔(ぐどうとうしょく)禅師(大円宝鑑国師/だいえんほうかんこくし)の350年遠諱に正当しており、禅文化研究所は、遠諱事務局より依頼を受けて禅師の「語録・年譜」と、ゆかりの寺院を訪ねて撮影した「墨跡集」を制作している(現在印刷中)。
そして、この10月1日には遠諱大法会が大本山妙心寺にて行なわれるが、それにあわせて、花園大学歴史博物館で、愚堂禅師の遺された墨跡や袈裟や硯などの品々を展示される、「愚堂東寔遺墨選」が下記の日程で開催される。
前回は禅師300年遠諱の時に開かれた展覧会。今回、50年ぶりに開かれる愚堂禅師の遺墨展を是非ご覧いただきたい。

◇愚堂東寔遺墨選◇
大圓寶鑑國師350年遠諱記念/花園大学歴史博物館開館10周年記念
  会場:花園大学歴史博物館
  入館料:無料
  会期:平成22年9月21日~10月31日
  開館時間:10:00~16:00(土曜日は14:00まで)
  休館日:日曜/全学休講日

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トゥルク ジャミヤング リンポチェ来日講演





クリックしてご高覧下さい

皆様こんにちは。暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか?
急なお知らせですが、お時間のある方は是非ぜひ!

チベット仏教の高僧、トゥルク ジャミヤング リンポチェ師による来日講演があります。私もお手伝いに伺える事になり、今からわくわくしています。

京都・大阪での日程は下記のとおり。


時 :8月18日(水) 15:00~17:00
場所:Restaurant HIMARAYA
  (京都市中京区河原町三条上ル下丸屋町406 グリントランドビル6F)
電話:075-211-8940
料金:2000円(1ドリンク付)
        


時 :8月19日(木) 18:30~20:30
場所:京都国際交流会館
  (京都市左京区粟田口鳥居町2番地の1)
電話:075-752-3010
料金:1500円


時 :8月20日(金) 15:30~17:00
場所:ネパールレストラン シュレスタ
  (大阪市天王寺区堂ヶ芝1-11-8 ジェム・エックスビル1F)
電話:06-6773-0802
料金:2000円(1ドリンク付)

その他詳しくはこちらからどうぞ。

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ブログ再開




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皆様こんにちは。ご無沙汰しております。

お盆はどのようにお過ごしになられましたでしょうか。
ご先祖様をお迎えになられましたか?
と、このような御挨拶で始まりますのも弊所ブログくらいでしょうか?!

私(在家職員です)の実家あたりでは、茄子と胡瓜におがらで足を付けてお供えしますが、色々ないわれがあるようです。
ご先祖さんが早く帰ってきて下さるよう、馬に見立てた胡瓜、そしてゆっくりと色々なお供え物を載せて帰っていただくよう、牛に見立てた茄子を御供えしておく…。また、日本の祭祀が元となっているので、季節の野菜を供えるところから胡瓜と茄子が選ばれたのだとか、胡瓜も茄子もインド原産だからだとか…。
古くからの習わしと民間信仰などが入り交じり、現在の形になったのでしょう。

ちなみにうちの母は、「胡瓜じゃあ足をつけにくいから、ズッキーニじゃあダメかしら?」と申しておりました…。母よ、ズッキーニはかぼちゃの仲間だし、メキシコ原産らしいし、胡瓜よりカタイと思うし、胡瓜が全く日本では収穫できなくなったというわけでもないのだし、昨今ではスーパーに普通に並ぶとはいえ、仏壇前に御供えするにはやはり違うのではないか?と、その柔軟すぎる発想に絶句した娘でありました。

残暑厳しい折、皆様どうか御身おいといいただいて、弊所ブログにもおつきあいの程、宜しくお願い申し上げます。

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お盆を迎えて、人の一生を想う




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先般、113歳の東京都最長寿の男性が、実は30年ほども前に亡くなっていたというニュースが取りざたされ、各地で100歳を超えた老人の所在確認がはじまっている。既に40人以上の人が所在不明とのことで、驚かされる。全国で4万人以上もいるようだが、実在されるのはいったいどれだけだろうか。

個人情報保護法の影響で、民生委員や官庁が所在を確認しにくい状況になっているとはいえ、大した確認もしないで、年金を支払ったり、長寿の御祝をさしあげたりしてきたというのは、お役所の無責任極まりないのは言うまでもないが、それよりも驚くのは、どうして家族や親族が、その所在を知らないのかである。

100歳を超えた、あるいは超えていなくても、永きを生きてこられた方が、忽然と消えるはずはないのである。猫じゃあるまいし、人に見えないところで死んでしまうということも、人である以上、そう簡単にできることはできない。もちろん、亡くなっているのに死亡届も出さないで埋葬することなどできない。したら死体遺棄である。
では、この所在不明の老人たちはいったい、どこでどうやって身罷ったのだろう。不思議でならない。

昨今、家族葬なる新語があらわれ、いつのまにやら首都圏では40%もが、葬儀をしないで火葬に伏して、一生はそれでおわり、だそうである。
それどころか、今回の事件で、自分にこの世に産んでくれた父母、あるいは親族が、いつ死んだかどうかもわからず、所在も不明なのに、何も考えないで長年を過ごして来ている人達が、こんなにいるのだということが露呈したわけだ。

私たちは誰一人として、この世に、自然発生した者はいない。先祖から、もっと言えば生物発生の時から、一度も途切れることなく受け継がれてきた命の縁によって、父母によってこの世に産んでもらったのである。とすると、産んでくれた両親が亡くなったとき、礼をもってお見送りするのが当たり前ではないか。
自分の両親は2人、その両親である祖父母はそれぞれ2人で4人、その両親である曾祖父母は×2で8人。そして10代前になると1024人の縁者がいるわけだ。そこまででも全部合計すると2046人の縁がないと、此の身はこの世にないわけだ。
当たり前だが、この当たり前を忘れてしまって、現代人は先祖への崇敬の念ををおろそかにしていないだろうか。

お盆を迎えるにあたって、自分が今生かされていることの意味とともに、先祖からずっと繋がっているこの命というものを今一度考え直して、ご先祖とともに、生きとし生けるもの、三界万霊に供養をしていただきたいと想う。


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弊所は、8月7日~15日の間、夏季休業とさせていただきます。
この間にご注文いただきました本の発送は16日以降となります。
メールやお電話などでのお問い合わせ等も、16日以降のご返答となります。
ご迷惑をおかけ致しますが、ご了承くださいませ。

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慈照寺




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東求堂同仁斎 秋の特別拝観では書院飾りが再現される

DVD禅の庭シリーズの第4作目となる『銀閣寺』の制作が始まり、猛暑が続く7月末に行なわれた撮影隊に同行した。

当初、早朝から本番の予定であったが、気象条件が万全といえず庭の撮影は取りやめ、寺側関係者と打ち合せ後、今後の撮影に備えて銀閣寺執事長の案内で東求堂と観音殿(銀閣)内部を見せていただいた。
これまで東求堂は何度かあるが、銀閣2階に上がるのは初めてで、これも制作者側の役得といえる。

撮影は1年かけて行なわれ、銀閣寺の四季の移ろいと共に禅院の庭が持つ深い精神性や自然観を追い続ける。

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銀閣2階より東求堂を望む
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季刊『禅文化』217号発刊




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季刊『禅文化』217号が7月25日に発刊されました。

一読者でもある職員Kの今回の注目記事は、2月に開催されました第6回臨黄教化研究会での基調講演録。
JT生命誌研究館館長の中村桂子先生に、「“生きている”を見つめ“生きる”を考える」と題してお話いただいたものです。
私もこの研究会のお手伝いの傍ら拝聴していましたが、中村先生のような一つの道を極めた方が仰る「私達は何も知らないんです。わかっている事なんてほんの少しの事なんです」というお言葉にいたく心打たれました。
人間、全てをわかったようなつもりになって驕ってはいけないなぁと思ったものです。

小さな生き物達が“ひたすらに、よく、巧みに、わきまえて”生きる姿、古代インドの宇宙観、四季折々の生命が数多く描写されている『源氏物語』、宮崎駿監督が『風の谷のナウシカ』の発想を得たという堤中納言物語の中の『虫愛づる姫君』など、様々なお話から、“生きる”とは?!を考えさせられる、非常に興味深い内容となっています。

また、今回スペシャルな記事の1つに、福井謙一先生の奥様、福井友榮さんによる「朋あり、遠方より来たる」があります。福井先生と同時にノーベル賞を受賞されたロアルド・ホフマン氏の来京に際しての心の交流、千家十職の樂家を訪れ、日本文化の真髄に触れられた際の事など、非常に印象深く心温まる記事となっています。

グラビアの、巣松翁蔵「禅林墨蹟 東嶺・遂翁・卓洲」や、いっぷく拝見の墨蹟などもお楽しみいただけるかと存じます。

他にも色々と詳しくご紹介したいのですが、下記もくじにて……。
ご購入はこちらから。

季刊『禅文化』217号発刊の続きを読む

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継続は力なり




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私が大学を卒業して10年が経ちます。
周りの友人やその他色々な方に話すとびっくりされますが、卒業後ずっと、2ヶ月に1度のペースで、母校や教授宅を訪れ、途切れる事無くゼミを続けています。
それもこれもひとえに、松田高志先生のお人柄によるものと、感謝せざるを得ません。

ゼミ担当教授の松田高志先生は、京都にいらした頃、御自身に様々な迷いや問題を抱えられた時、上田閑照先生などもいらした相国寺の居士会、智勝会にも参加しておられ、禅文化研究所の哲学研究会にもいらっしゃいました。
どのような御縁か、私がこうやって禅文化研究所にて働かせていただくようになり、松田先生には現在、季刊『禅文化』にご寄稿いただいています。

ゼミでは、“人生科”と題して、「人間とは?」「教育とは?」「宗教とは?」「生きるとは?」など、おおよそ人が生きる上での様々な大問題について、先生や仲間の意見を聞き、自身の考えを発表するという時間を過ごして来ました。
三十代になり、親の事、子供の教育の事、パートナーの事、自身の仕事や生き方の事など、それぞれが違う人生を歩み始め諸問題を抱えるにあたり、学生時代よりも更にゼミの内容も深まっていっている気がします。
方向性がわからなくなった時、迷いそうな時、「ここに戻ってこれば大丈夫」という大きな“安心”がいつも与えられています。

キリスト教系の大学で、日本人に馴染み深い神道や仏教とはまた違う宗教というものに近く触れ、参禅経験もある松田先生の著書やお言葉から多くを学び、その他、先生推薦のシュタイナー教育、神谷美恵子さん、和田重正先生、ネイティブアメリカン、佐藤初女さん、サンテグシュペリ、ミヒャエルエンデなどなど、様々な本を読み過ごした学生時代とその後のゼミは、私の人生におけるぶっとい柱となっています。

就職氷河期で、大学に入った時からもう就職の事を考えなくてはならない時代になっていますが、後々の自分の糧となり、自分を支えるのは、大学生時代に好きで学んだ事だと思います。禅宗でもよく言われますが、“今、ここ”を大切に、立処をしっかりとみつめ、励んで欲しいものだなぁ…と思う今日この頃です。

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朝顔




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5月中旬に朝顔の種を購入し、早々にも種まきをしようと思いながらも、なんだかんだと時間は過ぎてしまい、6月下旬にようやく種まきを行ないました。
その後も、毎日の水やりとネットの設置だけは行なうものの、そのほかの手入れを怠っていたら、このようなお恥ずかしい状態に成長しました。
先日には二輪ほど花が咲きましたが、綺麗な花が手前にある葉で隠れてしまうという事態になりました。
ずいぶんと遅くはなりましたが、次の休日を利用して、綺麗な花が見られるよう手入れを行ないたいと思います。

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