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カソリックの聖地、そして石畳の街イタリアへ その5

夏以来の私のイタリア熱も少し収ってきましたので(笑)、イタリア旅行記は今回でおしまいにします。

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とにかくイタリアには美術が溢れています。フィレンツェの街頭(ドォーモ付近)でも、こうやって街頭で自分の描いた絵を売っているアーティストがたくさんいます。

また路上にすばらしい絵をペインティングしているアーティストも。

blog_MG_4977.jpgなんと、この路上ペインティングは、一応、違法らしくて、毎日消されてしまうそうです。なんとももったいないですね。

ほかにも下の写真のようなパフォーマンスしている人がいます。まるで塑像のようですが、実は生身の人間です。旅行後に知人から聞いたのですが、ずっと前からこの人はこのパフォーマンスをしているそうです。そういえば先日、京都の河原町四条の交差点でも、姿は違いますが、同じようなパフォーマンスをしている人がいました。

blog_MG_5078.jpgここにすべてをあげていくことはできませんでしたが、ほんとに美術館がいたるところにあるのが、イタリア。美味しいワインやチーズ、とても気さくで明るい人たちにもたくさん出会えましたが、美しい街並、そして多くの美術、それらも忘れられません。

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いずれまたこの地に足を運んで、もっと多くの美術を目にしたいと思ったのでした。

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カソリックの聖地、そして石畳の街イタリアへ その4

 

_MG_4657.jpgゆっくりと時間があれば他の方法も考えたのですが、なにしろ短期間の旅。ローマからフィレンツェへは、トレニタリアの高速鉄道を利用しました。快適だったこともあり、また疲れもあって、途中の景色をみるまもなくあえなく爆睡しているうちに、あっというまにフィレンツェに到着です。

フィレンツェには有名なウフィツィ美術館があります。教科書で見覚えのある絵画がたくさん、それも手が触れられるような間近で観ることができます。日本の美術館のように、作品にスポット照明を当てたりして、いかにも銘品!というような手段は決して使っていません。とてもフラットな光の中で作品を味わうことができるのが印象的でした。

たとえば、こんな絵は皆さんも見覚えがあるのではないでしょうか。

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_MG_4681.jpgillustrator Ver.10のユーザーの方なら見覚えがおありになるでしょう!

あまりに多くの名画がありすぎて、それに、とても広いがために、満腹感があります。時間があれば、回数を重ねて観に行きたいところです。

そしてウフィツィ美術館からは、かの有名なベッキオ橋を俯瞰してみることができます。この景色、フィレンツェの中で一番好きになりました。

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フィレンツェはローマと違って小さな町でほとんど歩いて回ることができます。それと道路も狭く、一方通行が目立ちますので、あまりタクシーやバスで動き回る必要もありません。なにやら、京都の中心部にいる感じですが、街並はやはり石造りで美しい。道路の石畳の石の形はローマの正方形とは少し違いました。

それから、ローマでもそうだったのですが、カソリックの聖地イタリアでは、時間に合わせてか、しょっちゅう、教会の鐘が「ガラーンゴローン」と街中に鳴り響きます。

それを聞きながら歩いていたのですが、ふと思いました。近頃、日本では除夜の鐘さえも迷惑だと言われてやめなければいけない寺院があります。イタリアではそういったことはないだろうなぁ。誰も教会の鐘の音を五月蠅いなどといわずに、この音と共に生きているんだろうなぁと……。日本人の心はたいそう貧しくなったように思えてなりません。

さて、先ほどのベッキオ橋の上に行ってみました。なんと宝石店街なのです。

_MG_4740.jpg猛暑日にも関わらず、多くの人がウインドショッピングを愉しんでいました。

街を探索していると海外旅行好きな友人からLINEが。ご当地マグネットを探してみて、あったら写真を撮って欲しいと。思いもしていなかったのですが、旅に出たらそういうものを探しているんですね。そこで少し気にしていると、ありましたありました。

_MG_4755.jpg_MG_4756.jpgいかにもイタリアっぽい! これを見つけたときに買っておけばよかったのですが、翌日訪ねてみると、なんと、そのお店は休業してしまっていました。まことに残念。

そういえば、イタリアといえばピノキオも有名でしたね。

_MG_4762.jpg今日はここまで。あともう少しだけイタリアの旅にお付き合い下さい。

 

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カソリックの聖地、そして石畳の街イタリアへ その3

若干、フレスコ画に飽食気味となったあと、少しホテルに戻って休憩し、今度はバスに乗って再度繰り出しました。なにしろ、イタリアは日照時間が長いのです。暗くなるのが夜の8時半くらい。もちろん、美術館などの施設は普通に夕方に閉館してしまいますが、マーケットなどは賑やかです。

blog_MG_4564.jpgそうでなくとも、街中がフォトジェニックなイタリア。カメラをもって出かけるだけでも充分楽しめるのです。写真撮影を趣味のひとつとする私にとっては被写体の宝庫。

blog_MG_4577.jpgナヴォーナ広場にて「少女」。後ろから歩いてくるのがご両親でしょう。

下は、ナヴォーナ広場の前のカトリック教会の入り口。

blog_MG_4598.jpg振り返って仰ぎ見ると、こんな風景です。イタリアの空は青い!

blog_MG_4603.jpgそれから、映画『ローマの休日』で有名な「真実の口」にも手をさしこんでみましたよ。サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外壁にあるので、「真実の口」に手を突っ込む自体は入場料もいらないのですが、やはり教会にdonationをするといいようです。

それから地下鉄でスペイン広場へ向かいました。この間、ちょっとしたハプニングがありましたが、ここでは口をつぐんでおくことにします。

こちらも多くの人で賑わっていますが、暑い暑い。それもそのはず、温度計は41℃を表示していました。ホントに日向には長時間居られないほどの暑さです。

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しかし、この暑い中を階段を上りました。ちょっとあがるだけなのですが、ローマの街が一望できるのです。

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ちょうど真っ正面真ん中に見えているのが、おそらくヴァチカンのサンピエトロ寺院です。本日の観光はこのあたりでおしまいです。レストランに入って、ムール貝や、ローマでは絶対食べなきゃと思っていた、絶品のカルボナーラもおいしくいただきました。

さて、翌日はローマからフィレンツェへ向かいます。

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カソリックの聖地、そして石畳の街イタリアへ その2

 

午後は世界遺産のヴァチカンへ。カトリック教徒の総本山といえる場所です。

ヴァチカン美術館への入場チケットは、当日販売の列に並ぶと2~3時間かかってしまうという事を知り、前日にWEBで入場予約をしようとしたところ、すでに売り切れ。本来ならば、出国前にしておくべきことでしたが、旅行中の行程をきっちり決めてなかったので、あえて予約をしないで出てきてしまったのですが、それが悔やまれます。

しかし、ホテルのフロントで相談すると、にこやかでフレンドリーなフロントマンが、ガイド付ツアーに参加すれば、並ばなくても入れるよと教えてくれました。そこで、この日の朝一番にホテルにパンフレットのあったツアー会社に電話して、午後からのガイド付ツアーに予約を入れたのでした。ただしガイドは英語です。どれくらい理解できるかわからないですが、ともかく入場前に3時間も並ぶようなことになならなくてすみました。

blog_MG_4446.jpgツアーバスに乗ってやってくると、ほらこのとおり。当日券を求める列は長く長く。我々の老若男女多国籍ツアーメンバー約40人は、この列の先頭にある入り口に向かい、団体入り口からシュッと入れたのでした。

blog_MG_4449.jpg内部にも大勢の人がいます。イヤホンを通して我々のガイドさんが話す声が聞こえてきますので、日本でのバスガイドさんのようにハンドマイクを持っていたりはしません。なかなか効率的ですね。

blog_MG_4458.jpgまずはヴァチカン美術館へ。教科書で観た覚えのある絵画や彫刻はもちろん、壁という壁に美しい絵が描かれています。

たとえば、下の彫刻は古代ギリシャ時代の彫刻「ラオコーン像」。ミケランジェロに多大な影響を与えた作品といわれます。

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下はミューズの間にあるトンマーゾ・コンカ作の天井フレスコ画。

blog_MG_4469.jpg地図のギャラリーは両側にイタリアの古地図が飾られますが、天上にもびっしりと絵が。

blog_MG_4483.jpgこのあとシスティーナ礼拝堂に進んでいきます。この礼拝堂の天井画はミケランジェロによって描かれたフレスコ画で、「アダムの創造」などとても有名なのですが、この礼拝堂内部のみは撮影が禁止されていますので、残念ながらご自身で行って観ていただくしか有りません。

システィーナ礼拝堂から出てサンピエトロ寺院の大聖堂に。こちらにはかの有名なミケランジェロのピエタ像があります。

blog_MG_4498.jpgキリストが磔にされたあとの聖母マリアとの像なので、哀しみの表情の聖母マリアなのですが美しいことこの上ないのです。そして改めて大聖堂内部の正面を観て、息を呑みました。この荘厳さ。天井から差込む光が、えも言われぬ神々しさを醸し出しているのです。引き込まれるように祭壇近くまで足を運んだのでした。

blog_MG_4513.jpgガイド付ツアーなので時間に制限が有り、もっとゆっくりしていたかったのにできなかったのが残念です。

表に出ると、スイスの衛兵がローマ法王と宮殿を護衛していました。ものすごくユニークな制服ですね。

blog_MG_4524.jpgもしまた来る機会があったならば、美術館の事前予約をして、ゆっくりと観て回り、サンピエトロ寺院にもう少しゆっくりといたいと思ったのでした。

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カソリックの聖地、そして石畳の街イタリアへ その1

 

blog_MG_4274.jpg残暑お見舞い申し上げます。ことさら暑いお盆明けですね。

この夏、初のイタリア旅行をして参りました。普段からイタリアンは好きでよく食べるのですが、本場には行ったことがない私でした。今回は行き先をローマとフィレンツェだけにしぼり、町中が美術館だといわれるその街並と、カソリックの聖地であるヴァチカンに行ってこよう、そして、美味しいイタリアンやワインにも巡り会えたら……という旅。

夏の気温は日本とほとんど変わりませんが、体感的には、朝夕は日本より涼しく、日が昇って照りつけると、日向は誠に暑いといったところ。ただ、帰国後に改めて感じたのですが、湿度が高くなかった分、日本の方が非常に蒸し暑く感じました。あちらではオープンカフェやリストランテがありますが、日本であんなことは耐えられまいと思った次第です。

blog_MG_4269.jpg初日は、ローマ・テルミネ駅近くのホテルから、カメラを持ってふらふらと街並を散策。さっそく修道士さんに遭遇。

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タイトルにもあるように、ローマの街は10cm四方の正方形の石畳が印象的。そして立ち並ぶ建物はどれも立派で美しいのです。テレビで観たことももちろんあるのですが、実際に来てみるとさらに圧巻です。

blog_MG_4322.jpgそして、遺跡も多く、こちらは「トラヤヌスのフォルム(Foro Traiano)」という遺跡。古代ローマ時代の遺跡です。日本ではまだ弥生時代。こちらでは、こんな巨大な建物を建てていたのですね。その近くにあるのが、このコロッセオ。映画でも観られたことがあるかと思います。

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罪人達どうしを戦わせたり、猛獣と戦わせ、それを観戦していたといいます。古来から人間は、ひどいことをしてきたのですね。

コロッセオの入場チケットを買うのに、1時間近く並んで買い求めました。ローマパスというチケットが観光センターで販売されていて、博物館や美術館の入場券、市内の路線バスなどに乗ることができるこのローマパスを事前に買っておくと、こういうところにも優先的に入ることができ便利です。私も買おうと思ったのですが、販売所が開くのが10:30と遅く、並んでいる方が早そうなのでやめました。

blog_MG_4361.jpgコロッセオは少しずつ補修も行なわれているようです。不思議なもので、遥か古代の魂がそこらじゅうにいるような感覚を覚えました。

そして、そのあとに訪ねたのがこれまた有名なパンテオン神殿。

blog_MG_4408.jpg多くの人が来場していますが、ここは無料です。天上のトップライトに注目。このあと他の場所でも感じましたが、イタリアの宗教施設は、こういった太陽の光の取り入れ方がとても美しいのです。日本の寺院にはないものです。この光を見るだけで、非常にスピリチュアルな感覚がさえてくる気がします。

午後からはいよいよヴァチカンへ。

つづく

 

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