瀬戸内国際芸術祭2019 秋季 その1

 

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ho03 そらあみ/五十嵐靖晃

3年に一度開催される、瀬戸内国際芸術祭2019の秋季に行ってきました。

瀬戸内海の島々で開催されている芸術祭。香川県の各港から船に乗ってそれらの島へ渡るのですが、大きく分けて東部と西部に分かれています。東部は高松港から向かうようですが、今回は西部の島のうち、本島、粟島、高見島、そして伊吹島の4島を巡ってきました。

この芸術祭ではオリジナルのスタンプブックが用意されており、それぞれの島の各作品の前に行くと作品番号プレートにスタンプが用意されていて、それをスタンプブックに押していくことができます。そんなわけで4島の全作品のスタンプをゲットして帰ってきたというわけです。以前、京都で行なった京都禅寺巡りスタンプラリーを思い出しました。

まずは、本島。車も10台くらいつめるフェリーで到着日の午後から向かった本島は、港周辺の作品を歩いて廻っていたのですが、夕方までに遠いところまで廻りきれないと思い、3時頃からレンタサイクルも借りて走りました。島には、何ヶ所かの砂浜もあり、それらの自然を活かしての作品もあり、気持ちよく楽しむことができました。

20191020-_MG_0872.jpgho10 "Moony Tunes"/ツェ・スーメイ

またこういった古い民家を利用して、真っ暗な空間に展示される作品もあります。島の中はけっこう坂もあるので、自転車もなかなか大変ですが、運行時間の決まっているシャトルバスを頼りにしていると、廻りきれないので仕方がないのです。一日かけていれば、大丈夫だったのでしょうが。全13ヶ所をかけめぐりました。

そして最後になんとか間に合ったというか、屋外だったので関係なくみられたのが、下の作品。

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ho13 "水の下の空"/アレクサンドル・ポノマリョフ

網でできた船のイメージですが、船の下には大理石のような反射する石も敷かれていて、空と海とが一体化したような印象を受けました。

小さな島ですが、東側と西側では集落の印象がだいぶ違うように感じました。戦国時代には塩飽水軍(しわくすいぐん)のいたという伝統のある島。塩飽大工と呼ばれる腕のいい船大工さんも多かったようです。
それから小さな島なのにお寺が多いことにも意外でした。すぐ近くを瀬戸大橋が通っていて、昔とはずいぶん景色がかわっただろうなぁと、昔の景色を想像しておきました。

一回で書いてしまおうかと思いましたが、分けて書きます。

つづく

 

 

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LINE公式アカウントを取得設定しました

 

M.png今ごろ?とか言われそうですが、禅文化研究所ではLINE公式アカウントを取得設定しました。LINEをお使いの方は、上記のQRコードから、あるいは、下記のURLからご登録いただければさいわいです。

http://nav.cx/76OS5rP

なにを急にLINEを表に出してきたのかと思われるかも知れませんが、じつは、現在、LINEスタンプ「禅僧なむ」を作成中で、まもなくアップロードできる状態なのです。

そういったわけで、準備をしているのでした。
お薦め情報や新刊情報、展覧会の情報などもこのLINE公式アカウントから発信もしていきたいと思いますので、なにとぞご登録の程、よろしくお願い申し上げます。

 

by admin  at 14:37  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

琵琶湖畔のとある漁村の花火大会

 

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まず、このたびの台風19号で命を落とされた方のご冥福を、そしてその悲しみにおられるご家族、被災されて家屋などに被害を受けられた多くの方々に手を合わせ、お悔やみとお見舞いを申し上げます。被災地が一刻も早く復旧し、少しでももとの生活が取り戻せますように祈念しています。

こんな時に呑気そうに、なんの写真だと思われた方もおられるかもしれません。お気持ちを害されたらご容赦ください。

実は毎年8/14に開催されて今年で10周年を迎えるという、とある琵琶湖畔の漁村主催の小さな小さな花火大会があります。今年は、8/14が台風直後の強風だったために、さる10/13まで延期されていたのでした。
ホントに小さな花火大会。多くの方が来られても対応できないからと、基本的には宣伝されていませんので、どこの花火だとここで書くことも控えますが、知る人ぞ知るで、ほんの少し他府県の方もこられているようでした。
私も知らなかったのですが、それにもちろん、元々の予定日である8/14ならお盆で、自坊は施餓鬼のあった夜で棚経もあります。絶対に行けないタイミングなのですが、延期しての一昨日での開催を友人に教えてもらい、数人で一緒に向かいました。

開催直前にスピーカーから聞こえてきた自治会代表と思われる老人のご挨拶は、決して流暢ではありませんでしたが、素朴でとても暖かくて微笑ましい声と内容でした。
いかにこの花火大会が住人の方に大切にされているかが伝わってきました。

そして最初に一発だけの花火。誰のためにとは仰いませんでしたが、追悼の花火だそうです。今回の犠牲者の方だけではなく、自分たちの大切な人をそれぞれに思ったことでしょう。

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そして開幕。湖面2箇所から打ち上げられる花火は、澄んだ湖面に綺麗に映りました。最初は低い位置で花咲くように打ち上げられていた花火ですが、途中では湖面すれすれで大きな花火が。思わず声を上げてしまうほど大迫力でした。

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息をつくまもなく、だんだんと盛り上がっていき、エンディングも大感動!あっという間の20分。至福の時でした。

終了時には満場の拍手。おそらく数百人しかいない湖岸の入江に拍手が響きわたりました。

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そして閉会が告げられると、さっと人がいなくなる。何とも清々しい記憶に残る花火大会でした。

今回の台風の被災地で、たくさんの川が決壊氾濫しました。でも、それらの土地では、きっと、水面に映る花火大会があって、皆さんの目を楽しませていたことでしょう。
大水に人や家や土地や車などを奪われ、涙で曇る皆さんの目に、一日も早く水面の花火が映る日が来ますことを祈ってやみません。そんな気持ちをこめて……。

禅では、すべてを捨て切れ、財産や名誉など生まれたあとからついてきたものなどは自分自身ではない、と教えます。どうか、まずはいのちを大切に。そして、自分自身を見失われないように。

 

by admin  at 09:01  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

臨黄合議所移動理事会 於・大本山佛通寺

 

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巨蟒橋(きょもうきょう)を渉る各本山の御重役

昨日、10月10日に、臨済宗黄檗宗連合各派合議所の移動理事会が、広島県三原市にある大本山佛通寺にて開催され、事務局として参加してきました。
移動理事会は二年に一度、京都府以外の臨黄の本山が順番に受けて下さるもので、前回は富山の大本山国泰寺でした。各派総長様はじめ、各部長が集まり、それぞれの部会にて検討事項を会議します。

さて、佛通寺は深山幽谷といってもいい三原市の奥地にあり、各本山の御重役に福山駅に集合していただいて、バス2台で佛通寺に向かいました。佛通寺には初めて来たという方も多いようで、新鮮な空気を味わいながら境内に入りました。

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本堂から望むと、谷向かいには、朱色の多宝塔が見え、その奥には勧請開山大通禅師(愚中周及禅師)と開山佛通禅師(即休契了禅師)の木像が祀られる開山堂などがあります。

b_MG_0644.jpg到着してすぐに方丈にて、各本山の開山様に対して読経し回向をしました。その後、各部会に分かれて会議をいたしました。お互いに情報交換し、各本山はもとより宗門全体の運営について毎回学ぶことが多いように思われます。

20191010_153853.jpg分科会の後、また一同に会してそれぞれの分科会の報告がなされ、会議は終了。その後、福山市のホテルに移動して和やかに懇親会を終え、宿泊となった次第です。

二年後の移動理事会は滋賀県の大本山永源寺で行なわれることになります。

by admin  at 10:38  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

高知 吸江寺展(高知歴史民俗資料館)

 

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去る10月6日土曜日に、土佐を訪ねてきました。というのも、高知県立歴史民俗資料館で行なわれている特別展「吸江寺(ぎゅうこうじ)」の展観を観るため、そしてこの日の午後に行なわれる、吸江寺(兼務)住職・小林玄徹師の「吸江寺について」という講演を拝聴するためです。小林玄徹師は私と同じ道場で修行した同輩です。

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吸江寺は高知市にある夢窓国師が開山の名刹で、県立の博物館(資料館)が一つのお寺の特別展を開催することは、珍しいとはいいませんが、実際にはあまり行なわれていないことでもあります。そしてこうやって、展観品の写真撮影がOK(一部不可)ということも珍しいですね。

 

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小さな展示室ではありますが、吸江寺の宝物の数々、そして関係する逸品が展観されていました。吸江寺は、夢窓疎石の建立によるものですが、その後、五山文学の双璧として有名な義堂周信や絶海中津も住職をつとめ、当時の土佐の守護代であった長宗我部氏に護られてきました。また山内一豊の子(拾・ひろい)が湘南と名を変えて住職となったりして、土佐と大変深い関係がありました。明治時代に廃仏毀釈で一旦廃寺となったのですが、妙心寺から特命を受けた少林踏雲によって再興され、今日に到っています。

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展示室内は多くの人がおいでになっていて、高知の人たちにとってなじみの深い吸江寺の歴史を知ることができ、展観に興味を向けられていました。また同じく講演会を聴きにこられた、愛媛の大乗僧堂の河野徹山老師ともお出逢いしました。
右端の小さな木造は、夢窓国師自らが水鏡に写して彫刻されたという夢窓国師木像です。

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午後2時より2時間にわたる小林住職の講演を拝聴しました。プロジェクターで画像を出しながらのお話で、夢窓国師の足跡や知らなかった吸江寺の歴史を詳しく紐解いていただきました。130名の定員で満席。直前のお申し込みには、残念ながらお断りされていたほどの盛況です。

吸江寺はその上に竹林寺という文殊菩薩を護るお寺がある五台山という山の中腹にあります。まさしく中国の五台山を模したものかと思われますが、その地名がいつ名付けられたかは不明としながら、おそらく夢窓国師ではないかと想像します。

吸江寺の目の前には湾がありますが、こちらも今は干拓されたりして少々狭くなってはいますが、それ以前の古地図を見せて貰えたり、またそこに書かれている吸江寺の建物なども知ることができました。

この展覧会についてお知らせしておきます。

企画展「開創700年記念 吸江寺」
会期:2019/10/4(金)~12/1(日) 9~17時 会期中無休
観覧料:大人(18歳以上)700円
主催:高知県立歴史民俗資料館(公益財団法人 高知県文化財団)

なお、11月3日(日)14~16時に「吸江寺と禅僧の文芸」と題して、中村健史氏(神戸学院大学准教授)の講演があります。こちらも先着130名で要予約となっています。あわせてお出でになっては如何でしょうか。

2019-10-05-18.06.jpg高知駅前には高知出身の英雄、武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎の三方の銅像が立っています。秋の夕暮れにライトアップされ、勇ましいことでした。


by admin  at 09:01  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)
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