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農村歌舞伎 -小豆島-




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昨年末に訪れた小豆島にて。
かなり気になったのが、毎年5月と10月に行われる農村歌舞伎(国指定有形民族文化財に指定されています)の舞台。
中山の舞台と肥土山の舞台とがあり、どちらも訪れてみました。

まずは、春日神社の境内にある中山の舞台(上写真)。茅葺き寄棟づくりです。
どこにも無いような雰囲気と形の舞台。なのにとっても懐かしくほっこりとした気持ちにさせられます。

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狛犬もこれまたなんとも可愛らしい風情。
毎年春日神社の奉納芝居として、10月に上演されるのだとか。

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そしてこちらは肥土山の舞台。八幡神社で上演され、300年余りの伝統を誇るのだとか。こちらは毎年5月に上映がある模様。皆が桟敷でお弁当を広げ、酒を飲み、舞台と共に盛り上がるのだとか。

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そしてこちらも、狛犬の背中。なんとも愛敬ある狛犬の多い小豆島なのでした。

村人の、その地域の人達により伝えられ、芸能として洗練される前の形が残っている歌舞伎に、奈良の翁舞を思い出しました。
大切に、その形と心が継承されてゆくことを祈ります。

by admin  at 07:30
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