Apr 16
2010
-丁寧ということ-色と布と語りあう日々 清水繭子氏(染色家)
前々から一度訪れてみたかった、総合地球環境学研究所の環境思想セミナー。
今回は染色家、清水繭子氏(略歴やおおまかな今回のセミナー内容などはHPをご覧下さい)。
さて、「丁寧」とは、皆さんはどのような事だと思われますか?
自分で言うのもなんですし、おおげさかもしれませんが、「私は丁寧の目利きではないだろうか…」と自分自身に思う事があります。
私が思う「丁寧」は、きちんとした「思い」がこめられているもの。手間や労力を惜しまずになしとげられたもの。「丁寧」は裏切らない分ごまかしがきかない。普段の生活でいうと、料理がそうです。丁寧につくられた料理には「はっ」とする美味しさと安心があります。
清水さんが、「その物の真の色をまっすぐに引き出したいんです。その時に出る透明感を大切にしています」というような事を仰っていましたが、その、素材を思う心や、真摯な姿勢がもう既に「丁寧」なのだと思います。