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禅僧のことば -妙心寺管長-

妙心寺法堂

平成21年に開山無相大師の650年遠諱を迎える妙心寺は、連日のように地方からの団体参拝者を受け入れている。法堂には五色幕が吊るされ法要ムード一色である。3400の末寺を擁する妙心寺は塔頭だけでも46を数える。勅使門から三門・仏殿・法堂と一直線に建ち並ぶ伽藍の偉容と広い境内は、さすがに臨済宗最大の本山の趣きがある。

妙心寺管長 東海大光老師

さて、今回のビデオ収録は、その妙心寺派の管長である東海大光老師である。管長となられて1年半、多忙な公務の合間を縫って、早朝の法堂での撮影から始まり、長時間にわたるインタビューや墨蹟揮毫のシーンなど、ほぼ1日の収録にご協力いただいた。 在家のご出身で、幼少の頃より僧侶になると公言されていたという老師には、修行時代の師匠との思い出や禅の本質は何かなど、多方面にわたる内容を語っていただいた。学徒動員での長崎の被爆体験もある老師のことばからは、現代を生きる人間が何を大切にしなければならないかが伝わってくる。 少年時代から好奇心が旺盛で、時計など分解してみないと気が済まなかったという老師。山登りに陶芸や写真など多彩な趣味を持っておられるが、今は自由になる時間がなかなか取れないとのこと。収録後、スタッフが老師の陶芸作品を撮影している間、興味深くモニターをご覧になっている姿には、機械いじりが大好きな少年の面影があった。

収録中の様子

*各派管長、老師との対談は、来春にDVDにて禅文化研究所より発売予定です。

by admin  at 07:30
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