Nov 30
2006
松島 青龍山瑞巌寺
平日であったが、観光客も多い。ここ瑞巌寺は専門道場であり、雲水が修行しているのであるが、こういった観光客のざわめきは、若い雲水にとっては、さぞ気になることではないだろうかと、老婆心がおこるほどである。
総門をくぐると、杉の大木が立ち並ぶまっすぐな参道に圧倒される。
参道を進むと正面に国宝の大方丈、右手に、これまた国宝の大きな庫裡が建っている。
江戸初期に伊達政宗公が心血を注がれ、用材を吟味し名工を招き寄せて復興されたらしく、荘厳で、格式の高い建物である。
ちなみに、筆者の自坊の御開山は、政宗公と二代忠宗公が懇情して瑞巌寺中興とした、雲居希膺禅師の孫弟子にあたるというご縁である。
京都もそうだが、今年はこちらの方も紅葉が遅れ気味であったとのこと。ようやく色づいた紅葉の下に、真っ赤な前掛けと帽子のお地蔵様が、なんとも言えずユーモラスだった。
by admin at 07:30
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