トップページ » 2006年9月13日

メモリアル・チョルテン -ブータン-

参拝する人がたえないメモリアル・チョルテン

首都ティンプーの街の中央にある。 チョルテンとは、“仏塔”を意味するチベット語で、ブータンのいたる所に建っている。 このメモリアル・チョルテンは、1972年に亡くなった三代目国王ジグミ・ドルジ・ワンチュックが生前に発願したものを、国王の没後、四代目の現国王が意志を引き継ぎ建立した(ガイドブックなどには国家事業として・・・とある)。
チョルテンの中には、忿怒形の歓喜仏による立体曼荼羅が繰り広げられている(内部の写真撮影は不可)。以前訪れたネパールでもよく目にした歓喜仏であるが、ここブータンでチベット仏教を広めたグル・リンポチェが、人々に悟りというものをわかりやすく説くために、ボン教の教えと融合させて作ったものだそうだ(ガイド談)。また、各寺院や寺院での祭に、ボン教の名残を垣間見る事ができるようだ。 どこの国に仏教が伝わっても、やはり土着の宗教や信仰というものは無視できないものだなと感じた。日本では家に仏壇と神棚がある。以前訪れたミャンマーでは、もちろん国の宗教は仏教だが、今でも山の精霊に漆塗りの美しい高杯などで供え物をすると言っていたし、皆精霊の存在を信じていると言っていた。

大きなマニ車の周りにはご老人達が・・・

メモリアル・チョルテン内のマニ車(中に経文が納められ、これを回すとお経を唱えたのと同じ御利益がある)の周りに座っているご老人達を前にガイドが説明してくれた。私は強い衝撃を受けた。

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by admin  at 07:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)