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吉備津神社

 

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岡山県岡山市に鎮座する吉備津神社。備中国の一宮として崇敬される。一般的には「吉備津の釜」の怪談で知られている。「吉備津造り」と呼ばれる様式で建てられた壮大な社殿と、長い回廊は一見の価値がある。

この独得の社殿の形式は、鎌倉時代、東大寺大勧進職をつとめた重源上人の構想によるとも言われる。上人は天竺様という大陸伝来の建築技法で東大寺を再建したが、神社建築でも伝統に囚われず新しい様式を試みたのだろうか。

栄西禅師は、この神社の神職を代々勤めた賀陽氏の出身である。栄西禅師と重源上人には親交があった(兄弟とする伝説もあるが、事実ではない)。この神社の再建事業には、敬神の念篤かった禅師も何らかの形で関わっていたに違いないが、今ではよくわからない。

京都建仁寺の鎮守である「楽神廟」には、吉備津神社の眷属神の一柱が祀られている。栄西禅師が建仁寺を創建した時、備中から飛来して鎮守となったという伝説がある。創建に関する確かな記録はないが、鎌倉末期にはすでにその存在が確認されるので、禅師自身が故郷の神を勧請したという可能性も高い。

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『ぼくがいま、死について思うこと』(椎名誠)

 

死について思うこと.jpg10年以上前に椎名誠(シーナ)さんの小説は、『岳物語』をはじめ片っ端から読んでいた時期がありました。息子を乗せてカヌーでツアーをするとか、大いに憧れてもいましたが、知らぬ間に久しく離れてしまっていました。そういえば、最近、シーナさんの本を書店でも見てなかったような気もしていたところ、この本の帯が眼に入ったので、思わず手にとったのでした。

ちょうど個人的にちょっともてあますほどの時間ができ、そして、改めて死について思う事もあり、この本を読みました。

帯の文言から、相当、重い内容なのだろうと思って読み進めましたが、じつはこの帯は適切じゃないというのが正直な感想です。帯を見て「へぇ、あの憧れだったシーナさんが死のうと思ったのか……」と思っていましたが、そのことについて触れられているのはほんの少し。この本でシーナさんが言いたいのはそんな事じゃないと思いました。

我々僧侶のように人の死に関わる方、ほかにも医者や葬儀屋さんにはもちろん勧めたい一冊ですが、家族や身内から死人を出さない、あるいは自分は死なないという自信のある方以外には是非お勧めしたいのです(もちろんそんな方はおられませんよね)。

一時期おおいに読まれたり話題に上がった『葬式無用論』などの本より、生死や葬儀を考えるには絶好の本だと思いました。身内や親友の死に臨んだときの気持ちなども赤裸々に書かれています。それからシーナさんや奥さん(チベットを長期にわたって旅をする驚くべき人)が、直に見た世界の辺境の地のお葬式の色々な仕方を知るだけでも、とても興味深い一冊だと思います。

この本を読んで、改めて自分自身の死生観を感じてほしいと思いました。もちろん、私自身にも多くの気づきがありました。

 

余談ですが、禅文化研究所からも『禅語に学ぶ 生き方。死に方。』(西村惠信著)という名著があります。よろしければあわせてどうぞ。

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季刊『禅文化』242号発刊のお知らせ

 

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表紙:出山釈迦像/寂室元光賛・永源寺蔵


大本山永源寺では今秋、開山・寂室元光禅師の650年遠諱法要が厳修されます。これを記念し、今号では寂室元光禅師の生涯とその禅風を、約70ページにわたって特集しました。

その生きざまを「高潔」と評される寂室禅師は世俗を離れ、隠遁を好まれたにもかかわらず、当時2000人もの僧が門下に参集したと伝わります。はたして清高の禅僧はいかに生き、いかに現世での生涯を終えられたのでしょうか。改めて過去の研究成果に触れるのはもちろん、禅師が遺された言葉や永源寺伝来の資料などを元に、新説を含め6名と1組の著者陣にご執筆いただきました。

またグラビアページでは、永源寺が所在する滋賀県東近江市「観峰館」にて開催中の『永源寺に伝わる書画』展から、出陳作品の一部を掲載しています。すべて釈文と担当研究員による詳細な解説付きですので、禅師と周辺の人々を一層身近に感じていただけることと存じます。

永源寺4派の祖となる高僧を排出した寂室元光禅師。自らの禅を慕い集った弟子達に見せた「師」としての姿はもちろん、ひとりの禅僧としてもたいへん魅力的です。この機会にぜひ、そのあり方に触れてみてください。

発売は10月25日(火)、ご注文は弊所オンラインショップでも承ります。宜しくお願い申し上げます。

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大雅耑匡禅師の足跡を訪ねて

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来年は白隠慧鶴禅師の250年遠諱の正当年であるのは既にご承知の通りと存じますが、さらに昔、永正15年に遷化された大雅耑匡禅師(?~1518)の500年遠諱正当の年でもあります。

大雅耑匡禅師という方をご存知でない方の方が多いであろうと思いますが、禅師は大本山妙心寺の四派の一つ、聖澤院の開祖である東陽英朝禅師について、その法を嗣ぎ、尾張一宮の瑞泉寺に住し、妙心寺にも出世した方。また、岐阜美濃加茂にある八百津の大仙寺で東陽英朝禅師に続く二世となり、近隣の宝蔵寺や大通寺を開山し、同じく近隣の南陽寺三世、米山寺(現在の正傳寺)二世、臨渓寺二世となられ、最晩年は大仙寺にて遷化されました。

聖澤派では、来年春に禅師の遠諱法要をお勤めになりますが、それにむけて禅師を研鑚するために図録資料集を作りたいというご意志があり、弊所はそのお手伝いをさせていただくことになりました。

先般、岐阜は八百津の地を訪ね、大仙寺、宝蔵寺、南陽寺、正傳寺、大通寺をまわり、残された資料や書画等がないかを調査し、撮影してきました。
なにしろ500年前の方ですから、そうそう墨蹟などが残っていません。それでも貴重な資料を拝見し、撮影してきました。ないと聞いていた御木像もあり、また禅師が安座されたという古い観音様も目の当たりにし、貴重な調査となりました。

大雅禅師2.jpg大仙寺の歴代塔。ほぼ中央に大雅禅師の卵塔が遺る。

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サンガセミナー 「掛け軸の扱い方講座」ご案内

来月開催されるサンガセミナー 第5回のご案内です。
「掛け軸の扱い方講座」という、少々マニアックな講座を行ないます。
大学で博物館学を修得されないと、ほぼ、こんな講座に出会う機会はないかと思います。
軸物を扱う事が多い僧侶の日常ですが、師匠に教えられたりしたらまだいい方で、案外、正式な扱い方を知らず、ぞんざいに扱ったりされていませんか?

2013-12-06-13.19.44.jpg禅文化研究所では、現在、全国の臨済黄檗寺院を対象にし、デジタルアーカイブス事業をすすめています。各地の寺院に眠る宝物什物のデジタルデータベースを作っていくために、許可を得たお寺に出向いて調書と写真を撮って整理していくのですが、とくに大変貴重な軸物を扱うときには、作業に熟練した学芸員や私たちであっても、調査に伺っている寺院ご住職に心配をおかけしないように充分に注意をして作業をしています。誤って折りを付けてしまっては大変な失態となってしまいます。

今回の「掛け軸の扱い方講座」は、このデジタルアーカイブス事業に協力していただいている、花園大学歴史博物館の学芸員である志水一行氏に、講師をお願いしています。

わかっているようでわかっていなかったことがあるかもしれません。この機会に、掛け軸の扱い方を正式にマスターしてみては如何でしょうか。
もちろん、僧侶に限らず、一般の方でも受講頂けます。

お申し込みはお早めにこちらから。

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サンガセミナー 創作精進料理講座

去る10月18日、サンガセミナー第3回として、「創作精進料理講座 -この一皿が今の自分」を開催しました。募集人数16名様が満席で、キャンセル待ちが出るなか、長野県より創作野菜料理研究家の宮本しばにさんを講師にお招きしました。

2016-10-18-1.jpg今回は、土鍋でつくるベジタブルカレーの調理でした。

下の写真は講師の宮本しばにさん。

2016-10-18-2.jpgまずは生姜、カシューナッツをすり鉢ですりつぶします。その中に水、スパイス類を加え混ぜ合わせ、そして土鍋の登場です。土鍋には油とマスタードシード、クミンシードを入れ弱火でじっくりと火を通します。弱火の理由をしばにさんがご説明されている間にもスパイスの複雑濃厚な香りが五感を刺激し、しばにさんのお言葉がスッと頭に入っていきます。

基本的には意外なほど手の掛らない調理法。約2時間かけて調理は終了です。

2016-10-18-3.jpgできあがった、お料理を前に、会場をご提供頂いた花園禅塾の塾頭、羽賀浩規師に「食事五観文」の解説と読経をお願いし、そのあと皆さんで召し上がって頂きました。

今まで食べた事のない味だけどものすごく美味しいと好評。

2016-10-18-4.jpg会場では講師の著書を中心に販売。まだ書店では発売もされていない新刊は、すぐに売り切れてしまいました。

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少し不思議な出来事

山や野にある寺院の御住職は経験ずみでしょうが、天井裏に小動物が棲み着くことがあります。小生の山寺も例外ではありません。夜や明け方になると、天井裏では大運動会が始まります。

数年前、雨の降る日、本堂の外で子猫の泣き声のようなものがするので見てみると、何かの動物の子供が泣いています。小生にはその動物の名前が分かりません。鼻筋が白かったのでハクビシンかも知れません。とてもカワイイものです。小生と目が合っても逃げようとはしません。子供の頭上、天井裏への入り口なのか、そこに親がいます。子供をじっと見ているだけで助けようとはしません。子供は雨の中、天井裏への壁か柱かを登りそこねたのでしょう。小生はそのままにして本堂へ入りました。しばらくしてそこへ戻ると、子供の姿はありませんでしたので、無事に天井裏へ登れたのでしょう。

運動会で収まっていてくれれば、小動物でも山寺の住人ですので、共生すればよいのですが、ついに最近、天井からオシッコが落ちて来るようになりました。困った小生は、駆除の業者をさがそうと思っていました。

そんなある日の朝、檀家さんが寺に来られて、「下の道で動物が二匹、車にひかれて死んでいるけど、観音堂のわきの土地に埋めていいですか」と言われます。小生は、「かわいそうやね、ちゃんと埋めてあげて下さい」と答えました。小動物が車にひかれるのは、山間部の道路ではよくあることです。

不思議なことですが、その日から我が山寺の運動会はピタリと終わり、今日まで天井裏は音ひとつしません。ひょっとしたら、車にひかれて、観音堂の土地に埋められた、あの二匹の動物は、我が山寺の天井裏の住人で、寺への帰り道だったかも知れません。そもそも、小動物が二匹いっぺんに車にひかれることが、とても珍しいことなのだそうです。親子だったのか、夫婦だったのか……

天井裏の住人がいなくなり、現実的には嬉しいことですが、不殺生戒を守らなければならない僧侶としては複雑な気持ちです。寺の境内地に埋めてもらったことが、せめてもの救いです。

小生が住む自治体のルールでは、アライグマなどの外来種を捕獲した場合は殺処分が許されていますが、タヌキなどの日本古来の動物は、たとえ畑のワナにかかっても、山や野に帰さなければなりません。

山寺で起こった些細な出来事でしたが、皆さん、ペットはその命が終わるまで見守り見送って下さい。くれぐれもお願いします。

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作品の集荷

 

10月18日(火)から東京国立博物館で始まる特別展「禅―心をかたちに―」(特設サイトはこちら)に出展される作品の集荷に大徳寺本山に伺いました。大徳寺では、前々日に本山の宝物を一堂に展観する曝涼展があり、1500人を超える観覧者があったそうです。

 

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特別展には大徳寺から国宝・重文クラスを中心に十数点出展されます。集荷では、絵画や彫刻担当の博物館学芸員が、一点一点状態をチェックします。確認を終えた作品は運送業者によって丁寧に箱詰めされてゆきます。この一連の流れは手慣れたものです。



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daitoku03_b.jpg開幕まであと僅か。会場の準備も順調に進んでいます。東京展のみに出品される宝物も多数あります。また、前期・後期で大幅な作品の入れ替えもあります。この機会にぜひ足をお運びください。

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丹波の黒豆

 

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小生の山寺がある丹波篠山の畑は、現在、黒大豆の葉が大きく茂っている。もうそろそろ黒枝豆として出荷されるだろう。よくは知らないが、生産者の取り決めか何かで販売解禁日が決まっている。

小生の山寺の畑にも十年ほど前までは隣家の檀家さんが作ってくれていた。土起こし、植え付け、草ひき、すべてその檀家さんがやってくれるので、小生は何もしない。

ただ収穫だけは小生の仕事である。仕事と言っても、これは楽しい限りである。京都の某僧堂から雲水さんを数人お借りして手伝ってもらう。雲水さんというものは偉いもので、少し教えると手際よく収穫されていく。

まずバケツ半分ほどを収穫する。そして家内に届ける。家内はすでに湯を沸かしており、すぐに茹でる。塩加減は、さすがに地元の出だけあって抜群である。茹で上がるのに15分から20分ほどかかる。茹で上がると、収穫作業は早くも中断である。採り立て茹でたてを食べる。実にうまい。豆もうまいが空気もうまい。その上、ビールもうまい。

収穫作業が終わると、枝つきのまま雲水さんに持って帰ってもらう。これは少し酷である。なぜなら、雲水さんは電車で来ておられるからだ。しかし、それぞれ工夫して運びやすいように結束される。見事なものである。

こんなことが6、7年続いた、そろそろ土起こしという時期に、隣家の檀家さんがやって来られて、「ワシも歳やあ、もう作れんわ。それに連作で土地も痩せておる」と言われた。こうして、我が山寺の黒豆収穫作業は終わった。

いや、実に楽しかった。読者の皆さんには申しわけないが、とりとめもない小生の思い出話である。

販売が解禁になると、丹波篠山の道路わきには、農家さんの臨時発売所がオープンする。丹波篠山にお越しの際はぜひお求め下さい。格安で売っています。生産者の顔を見て買えますのでお勧めです。

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滋賀 楊梅の滝

 

トップ画像1610.jpg今月の臨黄ネットのトップページの禅語「本来無一物」。その画像に使っているのがこの画像。これは、琵琶湖の湖西、白鬚神社よりほんの少し南の山にある滝を撮ったものなのです。

じつは、滋賀県に生まれてこのかたずっと住まいながらも、つい最近までこの滝の事を知りませんでした。両親や知人に聞いてもみましたが、意外に知られていません。とはいえ、湖西に住んでいる方は知っておられて、湖西線から見えたりするらしいので、彼岸(湖東からいうと)ではなじみの深い滝のようです。

ここは楊梅の滝と名付けられた名勝で、滋賀県一の落差があり、雄滝・薬研滝・雌滝の3段になって落ちていて、全体の落差は76mにもなるとのこと。

足利義輝公が名付けられたといわれるすばらしい滝です。ちなみに「楊梅」というのは「ヤマモモ」のことのようですが、義輝公はこの地におられて、ここでヤマモモを得られたり、この滝をヤマモモの木に見立てられて名付けられたのか、それとも、中国江西省にある楊梅山の故事によって名付けられたのか、残念ながら、それは定かではないとのこと。

14333607_1193277100746462_6506132688698885769_n.jpg一番下にある雌滝までは、国道161号線から車ですぐのところにある小さな駐車場から歩いて数分。雌滝へいたるまでにも、こんな小さな渓流に出会ったり、落ちている栗を拾ったりと、子供でも楽しんで行けます。

そうしてたどり着いた雌滝はこれ↓。 滝の付近に平らで大きな岩がありますから、坐禅でもして滝の音とともにそよぐ風に吹かれると、なんとも気持ちがいいのです。

14322444_1193280240746148_4476152646978151316_n.jpgしかし、せっかくここまで来たのなら、雄滝も拝んでみたい。そう思った私はあたりを見渡しましたが、どこから行けばいいのやらはっきり分かりません。スマホを取り出し、ちょっと調べてみたところ(インターネットにかろうじて繋げました)、雌滝の下にある岩をひょいひょいと渡って対岸に行き、そこにある道とも言えぬ道を登るべしとあります。

それらしきところを行くと、岩場には鉄製の長い梯子がかかっていたりして、ちょっと高所恐怖症の私ではありますがなんとか登り切ることができました。このルートは、ちょっと足腰に体力が必要です。しかし、それほど時間をかけずに雄滝に到着。雌滝とは遙かに力強い雄滝の流水。音も大迫力。そして涼しい事この上なしです。

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ちなみに薬研滝はどこにあったのか、いまいちよくわかりません。鉄製のはしごを登っているあたりにあったのでしょうか。

湖西へお出かけの際には、一度いかれてはいかがでしょう。秋には紅葉もあって、楽しめるかも知れませんね。

 

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鎌倉大坐禅会のご案内

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10月29日・30日の両日、遠諱企画の締めくくりとなる鎌倉大坐禅会が建長寺と円覚寺で開催されます。
29日の午後1回、30日の午前と午後それぞれ1回ずつの計3回、提唱と坐禅がセットになったコースで行われます。
既に定員となったコースもありますが、30日午後のコースは空きもございます。
初心者を含め、一般の方々が本格的に禅体験できる貴重な機会となっていますので、みなさまのご参加を心よりお待ちしています。

申込締切日は10月16日です。
詳細並びにお申込みはこちらからどうぞ。

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花園大学歴史博物館 特別展「正受老人と信濃の白隠」

 

2016-10-04-1.jpg来たる10月10日より12月10日まで、花園大学歴史博物館にて白隠禅師250年遠諱記念「正受老人と信濃の白隠」が開催されます。

このたびの特別展は、妙心寺派の白隠禅師250年遠諱事業の一巻として開催されるもので、今回を含め3回の特別展が予定されているようです。

とくに今回は、白隠禅師の修行時代に縁の深い信濃国(長野県)に伝来している遺墨を展観するとのこと。今まであまり眼に触れなかった逸品も展示されるとの事ですので、是非、花園大学までお運び下さい。

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横田南嶺老師の講演会

来たる10月18日からの東京国立博物館での特別展「禅―心をかたちに-」の開催を記念し、本日(10月5日)19時から日経カンファレンスルームで、鎌倉の円覚寺派管長、横田南嶺老師の講演会が開催されます。

「白隠禅師に学ぶ」と題し、書画に込められた思いや、「延命十句観音経」を弘めた白隠禅師の願いなどをお話しいただく予定です。

若干の空席があるようですので、ご来場予定の方は、お早めにお求めください。

講演会の詳細は展覧会公式サイトへ!

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臨済禅師1150年遠諱  日中合同法要記念訪中(6)

合同法要を無事円成した訪中団一行は、バスに便乗し、宿泊先の石家荘ヒルトンホテルへ戻ります。

_AC_8266.jpg休む間もなく、今度はヒルトンホテルの宴会場にて、日本側からの答礼昼食会。各派の総長さん方にお出迎えをいただきました。

IMG_4959.jpg日本の僧侶と違い、中国僧は般若湯は一切召し上がらないので、乾杯もお茶にて!

乾杯の音頭は天龍寺派管長佐々木容堂老師。

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法要が無事におわったこともあり、和やかに答礼祝宴はお開きとなりました。

ひきつづき、ヒルトンホテルの真向かいにある、河北博物院へ徒歩で移動。こちらで「日中合同墨蹟展」が開催されます。

_AC_8400.jpgお坊さん達の一団と雖も、厳重なセキュリティチェックを経て、まずは開催式典テープカットの会場へ。
両国の代表者が登壇しての挨拶。

_AC_8414.jpg昨夜の歓迎会、本日の合同法要と答礼昼食会、そして墨蹟展の開催式。
すべてに両国代表の挨拶があり、そしてそれぞれに通訳がつくので、挨拶する方も、聞いている方もちょっとお疲れ気味。いよいよテープカット!

ところが、そのテープカットは意外な方法でした。

_AC_8466.jpgなんと、この大きな丸い地球儀のようなボールに代表者がタッチすると、ボールの中で開催開始を意味する文言が電光掲示で表示されるという仕組み。

そして、いよいよ墨蹟展へ。下見の時に誤りを見つけ訂正を依頼した大看板の日本語、ちゃんと修正されているかが不安だった事務局一同でしたが、下の大看板を見て胸をなで下ろしました。

_AC_8404.jpg展覧会場では、墨蹟も来場者も日中取り混ぜて盛況となりました。

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博物館をあとにして、一行は、約1時間のバスに揺られて、趙州塔のある柏林寺参拝へ。

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全員で趙州塔前にて大悲呪一巻をお勤めし、柏林寺内を拝観させて頂きました。臨済寺よりも遙かに広い境内ですが、ここも、近年整えられたもので、以前は荒れ果てていて、この塔があっただけとか。

一番奥の方には、この「萬佛楼」があります。

IMG_5004.jpg中はといいますと、こんな様子です。僧侶や信者の方が、晩課をあげておられました。

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今回の旅で唯一、若干の観光気分を味わえた参拝でした。この後、ヒルトンホテルに一旦もどって休息、夜には夕立と大渋滞の中を国賓大酒店に移動し、訪中団の解団式を執り行ない、翌朝、訪中を続けるグループ、あるいは帰国するグループと、各団体に分かれました。私たち事務局は一名以外はこれにて帰国。

大きな問題もなく訪中日中合同法要を終えて、ほっと一息でした。(おわり)

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