Jan 18
2012
瑞源寺(臨済宗妙心寺派) -福井市-
技を訪うの取材で、福井市に行ってきました。
福井といえば、永平寺(曹洞宗)のお膝元、そして浄土真宗の教えが広く深く伝わった地である為、臨済宗寺院はとても少ない地域です。
その中でも、福井に訪れたのなら是非にと、瑞源寺さんにお邪魔し、ご住職に色々とお話を伺って来ました。
こちら瑞源寺さんは、福井藩五代藩主・松平昌親(後に第七代をも勤め、吉品と改名)と、その母・高照院の菩提を弔う妙心寺派のお寺です。
廃藩置県により取り壊された福井城の遺構を残す寺として、本堂と書院が県指定の重要文化財となっており、2010年には大々的に修復がなされました。
細部に至るまで当時そのままの技法と素材で復元を……と、現代の職人の力を結集し蘇った遺構に、感慨もひとしおでした。
通常拝観は行なっていませんが、関心のある方は事前に連絡してお邪魔すれば、拝観が可能です。
御本尊、本堂、書院の修復記録は下記からどうぞ。