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インドの日常



160129.jpgどこを、何を写しても絵になってしまうインド
デリー・フマユーン廟にて
お掃除のおばさん、休憩タイムです

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天龍寺・臨川寺特別参拝のおしらせ


160128.jpgおはようございます。

本年は、臨済禅師の1150年遠諱(お亡くなりになられてから1150年の節目です)、白隠禅師の250年遠諱(正確には来年)の大法要の年。
それを記念して、様々な行事を開催する予定です。 

京都国立博物館において、4月12日から5月22日まで開催予定の特別展「禅 ―こころを形に―」にあわせまして、京都では「春の京都禅寺一斉拝観」が開催されます。
その中で、禅文化研究所では、約20年以上公開されていなかった臨川寺(夢窓国師のお墓があります)の特別参拝日を設けさせていただきました。

既に定員に達している日もありますが、空いている日にちでご都合つく方は是非ご参拝ください。
この日は天龍寺の法堂や非公開の茶室なども拝見させていただける事となりました。
お申込み、詳細はこちらからどうぞ。

私も、皆様にお目にかかれるのを心待ちにしております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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季刊『禅文化』239号発刊のお知らせ

 

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1月25日に、季刊『禅文化』の最新号を発刊いたしました。

今回は、臨済禅師・白隠禅師の遠諱大法要を3月に控え、あえて宗門の基本たる『臨済録』を特集させていただきました。

はたして『臨済録』から読み取れる、宗教者としての臨済禅師の心とは?

また私たちが、人生の課題に照らしあわせてこの一冊を読むとすればどのような発見があるのでしょうか。さらに『臨済録』を「一冊の書籍」として捉え、その魅力的な編集方法にも迫っています。

ぜひ、お手に取っていただけましたら幸いです。宜しくお願いいたします。

お求めはこちらからどうぞ。


【もくじ】

-特集 驀顧す、臨済録-
『臨済録』と臨済禅師の心/天龍寺派管長・佐々木容道老師  きき手 小川隆
臨済義玄と『臨済録』研究の今/西口芳男
『臨済録』の世界―私たちの今日の課題として読む―/古川周賢
『臨済録』(入矢義高訳注・岩波文庫版)をよむ―編集力を会得する禅/松岡正剛
誌上提唱『臨済録』臨済大悟/山田無文
笶髦€ グラビア 驀顧す、臨済録

臨床心理学と仏教、もしくは禅(四)/丹治光浩
北緯五十五度四十五分 禅僧 モスクワ訪問記/雲林院宗碩
禅における心身について(十一) ブッダ本来の言葉と禅(六)/佐々木奘堂
― 病いはそのまま法の声 ―「からだ様」は神様です 第一回 冬の痛み改善祈念/樺島勝徳
最後の光芒(上) 要説・中国禅思想史44/伊吹敦
三余居窓話(余滴・九)―死に臨む態度―/西村惠信
睡猫庵歌話(十一)即現婦女身而為説法―寺の夫人たちの歌―/大下一真
部分から全体へ 寺院建築入門(八)/佐々木日嘉里
花園大学学長講座より 死生命あり ――いかに天命を生きるか/伊藤紫虹
善財童子の求道ものがたり(三十六)全身から光雲を放射して十波羅蜜を説く喜目観察衆生という夜の女神菩薩道五十三次―マガダ国ブッダガヤの菩提道場 二川の宿駅―/小林圓照
笶鮪將・ウんのリレー・エッセイ笶髦€ お寺に生まれて/貝野慈華
表紙解説/志水一行

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今週の花 椿


160126.jpg我が上司のご自坊(お寺)からやってきてくれました、椿。

山の中に咲く椿のように、野性味あって力強い感じがします。

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菜の花

滋賀県の菜の花畑で有名な…。1月9日に訪れたら既に満開、散りかけているものも…。

160125-1.jpg利休忌(3月27、28日頃)にはいつも菜の花を生けて利休さんにお供えするわけですが、今年はどうなることでしょうか。

160125-2.jpg暖冬とはいえ、ここまで……と驚愕しましたが、寒くなって参りましたね。
やはりお水取りまでは油断はできないと思うこの頃です。

どうか皆様体調管理をしっかりと、お風邪など召されませんようお気をつけください。

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大徳寺茶所

160122-1.jpg私用で大徳寺さんにでかけますと必ず立ち寄りますのが、茶所。
大黒天さんが祀られているひっそりとした三門横の休憩所です。

160122-2.jpgこちらでいただくお茶が美味しくて、いつもしばし座って休ませていただき、ほっとしています。

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大徳寺塔頭 高桐院

 


160121-1.jpg青竹にすげ替えられ、清々しく。
花や紅葉の時期はもちろん美しいのですが、冬が一番禅寺らしく、引き締まった空気感がなんとも言えません。

160121-2.jpgこれは昨年12月の終わりに撮った写真ですが、「すべての事があらたまる」新年を迎えるにあたって、私の心の準備までさせていただけるようでした。

京都市観光協会さんによる、京の冬の旅 開催中。通常拝観不可能な禅寺が多く公開されています。

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鵜川四十八躰仏 -滋賀県高島市-

白鬚神社の近くおはします鵜川四十八躰仏。
ひとしれずこのような仏さまたちが。いずれも定印を結んだ阿弥陀如来坐像。

160120-1.jpg現在33体、元々は名の通り、48体だったそうな。15世紀頃には既に制作されていたようですが、様々な伝承が残り、その歴史は明らかではないようです。

160120-2.jpgよくぞ風雨に耐えられ、今まで残っていてくださったものだと。

仏さまを拝みに様々な地を訪れますが、明治の廃仏毀釈の際にお堂がなくなったりした仏様や、外に祀られている石像などが、保護の為に、温度湿度管理ができるだけの小屋のような建物に入れられて祀られている事がよくあります。
そのままのお姿をとどめたいという人情もあり致し方ない事ながら、これはもう、そのままで良いのでは無いか……と、私などは思うわけであります。

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「禅 -心をかたちに-」展覧会関連イベントのおしらせ

京都国立博物館にて、4月12日から5月22日まで開催予定の「禅 -心をかたちに-」展。
期間中、皆さまにより一層禅や禅文化に親しんでいただくべく、様々なイベントを企画中です。

160119.jpg現時点での予定が、臨黄ネット内に発表されましたので、是非こちらよりご覧になってみてください。

京都国立博物館のページはこちら

本展覧会では、日本全国の禅宗寺院より宝物が集まりますまたと無い機会です。もしも、もしかしてあるとしましても、また次の遠諱が巡ってくる50年後でしょうか?!?!

是非お見逃しのないよう、ご予定に入れておいていただきたく、宜しくお願い申し上げます。

*東京国立博物館では、平成28年10月18日~11月27日の期間にて開催予定です。

 

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田中神社 -和歌山県・上富田町-

 

160118-1.jpg以前にも参拝させていただきました、和歌山県・上富田町にあります田中神社です。
是非ともまた参拝したいと思っていましたが、機会を得て、再度参拝して参りました。

前にも書かせていただきましたが、明治の廃仏毀釈の折、隣にある神社に合祀される事が決まりましたが、神域には様々な固有の植物が生息していた事もあり、かの南方熊楠が神林を残す事を強く勧め、氏子達もその言葉を聞き入れ、今にその姿を伝えます。

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大自然がそのまま神仏信仰へと繋がっているような地。
熊野の地に南方熊楠のような方が生まれ出でたのも何かの因縁でしょうか、いえ、かの地だからこそ、こういった人物を輩出したのでしょうか。

この日も田中神社はひっそりと……それでも、力強い生命の躍動を感じました。

 

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建水とカダイ

皆さまおはようございます。実は、昨年12月の事ですが、ある発見をしてしまいました。

インドが大好きでこの夏に3度目の渡印をしましたが、さらに大好きになってしまい、インド料理を本格的に学び始めました。
何故今まで気付かなかったのか……と思うのですが、インドでカレーを入れる器、“カダイ”。
自宅でインド料理を作り友人をもてなそうとしました時、器をあれこれ用意していてふと…。

160115-1.jpg「こ、これは建水ではないか……」。

*建水 茶道で使う道具。茶碗を温めたり清めたりする為に使った水を捨てる為に使います。
左が私の建水、右がカレーを入れる器、カダイです。

160115-2.jpg江戸時代より、インドから更紗などが渡ってきていましたが、もしやカダイなども一緒にやってきて、当時の茶人が「これは建水に良いではないか」と見立てて使い始めた事をきっかけに、この形が作られるようになったのでしょうか…。

色々調べるも詳しい事はわからないのですが、想像してロマン掻き立てられてしまいました。このあたりご存知の方がいらっしゃいましたら、是非ご教授くださいませ。

茶道具には、元をたどると他国で意外な使われ方をしているものがあり、茶の湯の道は、精神的な面のみならず、お道具の世界にも、いくら学んでも発見と驚きと感動があります。

どちらかというと、型があり、決まり事が多いおカタイ世界だと思われがちですが、もちろんそのような面がありつつも、それにがんじがらめになるわけではなく、自由で柔軟な発想と心さえ失わなければ、このような見立ての粋に遊べる世界なのだと思います。

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白鬚神社 -滋賀県高島市-


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白洲正子さんが好きで、閑をみつけては近江を散策しています。

もう何度も訪れていますが、白鬚神社のこの日はなんとも神々しいことでした。 

お能好きとしては、この神社が謡曲“白鬚”の地である事にも惹かれるのです。この“白髭”には様々な説があり、面白いなぁと思いつつネットで検索などしたりしては読んでみています。

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涅槃図お絵解き講座 於:萬壽寺本堂 のごあんない

12月にも一度ご案内させていただきましたが、再度ご案内させていただきます。


来年の2月5日(金)に、禅文化研究所の理事長でもある佐々木道一老師が住職をなさっている大分の僧堂、萬壽寺さんにて、サンガセミナー大分「涅槃図お絵解き講座」を開催させていただきます。

151217.jpg昨年京都で開催したお絵解き講座の様子

より一層禅宗寺院に親しんでいただきたい、仏教の事を知っていただきたいとの理事長のお考えから、先着200名様をご招待させていただきます。
申込み不要、13時半より受付開始させていただきます。

雲水たちが修行する道場である事から普段は拝観も不可能な寺院ですが、臨済宗の修行道場の空気を感じていただき、また、萬壽寺蔵の涅槃図を前に、お釈迦様のご生涯を皆で追ってみませんか?

151217-1.jpg紅葉の萬壽寺

お絵解きとは不思議なもので、前にするのは涅槃図のみであるにも関わらず、お話を聴いていると、ヒマラヤ山脈がみえてきたり、まさに自身がお釈迦様について修行していた一人、もしくはお釈迦様を慕い、その時代を生きていた者のように、お釈迦様を身近に感じてくるのです。
是非とも皆様にもこのご体験を!と願っています。

お目にかかれますのを心待ちにしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

詳しくはこちらからどうぞ。

 

京都では、前日の2月4日に、妙心寺様の涅槃図(巨大です!)をお借りして、妙心寺微妙殿にて「涅槃図お絵解き講座」を開催します。こちらは無料講座ではありませんが、お近くの方にオススメします。
是非お集まりくださいませ。 
お申込みははこちらからどうぞ。

 

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仏心の大海 朝比奈宗源老師

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私たちは仏心という広い海に浮かぶ泡の如き存在である。

生まれたからといって仏心の大海は増えず、

死んだからといって、仏心の大海は減らず、私どもは皆仏心の一滴である。

仏心には罪や汚れも届かないから、仏心はいつも清らかであり、

いつも安らかである。これが私たちの心の大本である。

仏心に生き死にははない。いつも生き通しである。

人は仏心の中に生まれ

仏心の中に生き

仏心の中に息を引き取る。

生まれる前も仏心、生きている間も仏心、死んでからも仏心、

仏心とは一秒時も離れていない。

【朝比奈宗源老師(臨済宗円覚寺派第10代管長)のおことばより】

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今週の花

 


160108-1.jpg新年早々、上司がご自坊(ご自身のお寺)より臘梅に水仙、椿を持ってきてくれました。
なんとも研究所中が新春めいた馥郁たる香りに包まれ、有難い事でした。

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まさか花に興味があるとは思えなかった(すみません。私の単なる決めつけです)研究者の先生が、「いつも花を楽しみにしている」と仰られ、さらに昨年のいつ頃からだったでしょう、ご自身の机に花を生けられるように!
逆にこちらも「先生何を生けてらっしゃるだろう」と楽しみにしているこの頃です。

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独坐大雄峰

おはようございます。
私事ですが、お正月休みに、祖父が住職をしておりましたお寺さん(臨済宗妙心寺派・父は継いでおりませんので、私にとってはいつもお墓参りにでかける場所でした)へ久々にお墓参りにでかけて参りました。
和歌山の山奥で、なかなかお盆やお彼岸にでかけられずにおりますので、新年早々お参りができ、とても気持ちの良いものでした。

160107.jpg色々なお考えがおありかとは存じます。「千の風になって」という歌では、「そこ(墓)に私はいません」と歌詞にあります。私自身も、先祖や亡くなった方々は、「千の風にもなっていよう…」、「大海に帰って行ったのだ…」とも思います。

いつでもどこでも祈る事、拝む事はできます。がやはり、お墓やお仏壇の前にわざわざ行って手を合わせる事、故人を偲ぶ場所があるという事が、自身が生きて行く上での支えになっていると確信しています。これはもう理屈ではありません。
よく、ご先祖様に手を合わせる事は、自身を拝む事でもあると言いますが、そういう事でしょうか。

和歌山の海、川、山。大自然に抱かれていますと、心まで広く開放されるようでした。
特に山を見ますと思い出す禅語は「独坐大雄峰」。祖父の道号が“雄峰”であった事もありますし、この箇所の問答が好きという事もあります。
昨日は事務局長より御挨拶させていただきましたが、本年も禅文化研究所を、ブログ禅を宜しくお願い申し上げます。

ちなみに、時に「禅僧のくせにけしからんブログだ!」とおしかりを受けたりしますので、禅僧の名誉の為にお伝えしておきますと、研究所は禅僧のみならず、在家の職員もおりまして、在家の職員がブログを書く事が多いのです。
どうかお許し下さいませ。

「独坐大雄峰」につきましては、こちらや、こちらを是非ご覧になってみてくださいませ。


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御挨拶

明けましておめでとうございます。皆様つつがなく新春をお迎えのことと存じます。
禅文化研究所は本日6日より通常業務が開始となります。
年末年始の休業中はご迷惑をおかけしました。

 

160106.jpgさて、これまでご紹介してきましたように、今年は臨済禅師1150年・白隠禅師250年の遠諱の年です。
3月に大本山東福寺で大法要と全国の雲水(修行僧)が集まっての報恩大接心がで行われるのを始め、春と秋に15本山や宗派寺院の貴重な宝物を集めての特別展が京都と東京の両博物館で開催されます。その他、坐禅会や国際学会、訪中旅行など一年を通して関連事業が行われ、臨済禅一色の年になりそうです。

当研究所もこれらの事業を主催する臨黄合議所の事務局としての役割を果たすと共に、より多くの方々に禅文化に触れていただけるよう、出版やイベントなど様々な活動を行なってまいります。

今年も本ブログとのおつきあいのほどをよろしくお願いいたします。

事務局長 中川弘道

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謹賀新年

 

160101.jpg本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



禅文化研究所は、1月6日より通常業務を開始させていただきます。
ご迷惑をおかけ致しますが、何卒宜しくお願い申し上げます。

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