公益財団法人 禅文化研究所

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白隠禅師法語全集 第2冊
於仁安佐美 巻之上・巻之下
訳注・芳澤勝弘
46判上製/398頁
定価:2,750円(税込)
ISBN978-4-88182-132-9 C0015
発行日:1999/8/1
白隠禅師が修行に臨む心得・方法を説かれます。その言葉は奥深く、僧俗問わず修行の現代的意義をも示唆します。相手が誰であれ、変わらず正道を説く白隠禅師のあり方に、我々も学ぶ所が多々あるでしょう。

おにあざみ 巻の上 (意訳)

禅宗を荒廃させた黙照邪禅の輩/雲棲 宏や鼓山元賢の念仏禅/伝灯の祖師は浄土の教えなど説かず/黙照禅の批判/体を損なうのが修行ではない/独力で安悟りした者の過ち/公案に参ぜよ/枯坐黙照は国をも滅ぼす/蜂屋悟り/古えの士大夫の修行ぶり/見性なしに成仏はあり得ない/痴福は三世の寃/笠置の解脱上人の奇話/菩提心無ければ魔道に堕ちる/富貴と権勢に奢り農民を苦しめるやから/鹿狩、鷹狩の殺生業/殺生をいましめた源義家公/宮門跡への苦言・生活を質素にせよ/動中の工夫のすすめ/坐るだけが禅ではない/自ら率先して作務をされよ/京の御室が高野の御室を諭した話/古えのやんごとなき出家者たち/悉多太子・花山天皇/中将姫・真如大徳・光明皇后/如大尼・慧春尼/万里小路藤房・苅萱繁氏/熊谷直実・西行/地獄に堕ちた貴人のこと/醍醐、村上の両天皇/敏行朝臣・唐の武宗・梶原景時/行持とは、上求菩提、下化衆生/空見に堕するを誡める/桂山の老婆の話/地獄から戻った娘の見聞/地獄に堕ちた僧侶・貴人/地獄で苦しむ役人・高僧/さまざまな地獄の責め苦/寒と熱で責められるわけ/菩薩の道を行なわねば、必ず魔道に落ちる/正念工夫、不断の坐禅/はたらきのない二乗小果の修行/獺になった二乗小果の修行者の話/若き頃のわが禅病の体験談/門跡の禅病/三乗とは何か/二乗小果と大乗菩薩道/動中の工夫こそ大切である/一休の「坐禅すべし」の意味/五大尊像は勇猛精進の心をあらわしたもの/まずは隻手の声を聞きとどけよ//おにあざみ 巻の下 (意訳)/寛永四年の巡錫/死字の工夫/太田道灌の辞世/歴代の武士の参禅/源義家の誡め/大死一番せよ/一気に進んで退かぬこと/隻手公案のすすめ/四智とは何か/大円鏡智/平等性智/宝鏡三昧とは何か/妙観察智/成所作智/偽物の禅僧のおしえ/痴福は三世の寃/仏教界の実態

於仁安佐美 卷之上(本文・注)
於仁安佐美 卷之下(本文・注)

解説
於仁安佐美 巻之上・解説
於仁安佐美 巻之下・解説

於仁安佐美 卷之上(原本影印)

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