公益財団法人 禅文化研究所

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季刊 禅文化 257号
2020年夏号 7月25日発刊
定価:1,320円(税込)
発行日:2020/7/25
本年は、日本美術史上もっとも有名な画師であろう雪舟(1420~?)の生誕600年。興味深い関連書籍がたくさん発売されていますので、本誌も禅の専門誌としての個性を生かすべく、ひと工夫。本特集では雪舟の「禅僧」としての顔に注目。今回は3人の先生がたが、足跡・作品・交友関係などを元に詳しく述べてられている。京都で活躍していた雪舟は、何故あえて山口に下ったのか。どうして、3隻の遣明船のうち3号船に乗っていた雪舟が優先的に中国に入国できたのか。雪舟が好んで着用したと思われる装束にも、思惑があったようだ。また、一般的に山水画のイメージが強い雪舟作品に、実は仏画も多いことなど、意外なエピソードも豊富で読み応えのある内容となっている。

【特集】 生誕六〇〇年 画僧雪舟 その人間像
禅の画僧雪舟/福島恒徳
雪舟と道釈画/荏開津通彦
雪舟の入明事情―応仁度遣明船の関係者から考える―/橋本雄

誌上提唱・修行者たちのために―東陽英朝『大道真源禅師小参』を読む(三)―/河野徹山
変わる暮らしの中で今も色褪せない 精進料理の魅力(九) 「差をつけない」ではなく「差はない」/髙梨尚之
私の観た禅哲学者・辻村公一先生(二)/北原東代
* グラビア 生誕六〇〇年 画僧雪舟 その人間像
 グラビア「生誕六〇〇年 画僧雪舟 その人間像」釈文
禅の見方、考え方 (二十一)私とは何者か― 己事究明(十八)/古川周賢
書評・「訓注 古月禅師四会語録」/横田南嶺
禅における心身について (二十七)ディオニュソスから学ぶ「腰を据え、気を充たす」姿勢 ⑵/佐々木奘堂  
詩題・画題 其一 「老僧の針仕事」/能仁晃道
善財童子の求道ものがたり(五十一)家族長の妙月長者・無勝軍長者と最寂静という婆羅門僧/小林圓照
臨済曰く、「生死、去住、脱著自由なり」/衣川賢次
『維摩経』が面白い(五)―「大乗」仏教思想の真髄に学ぶ―/西村惠信
骨山四季おりおり 市中に山居し自然を友とす ③夏の巻/樺島勝徳


表紙解説/福島恒徳
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いっぷく拝見/文・編集部
編集後記《すずろごと》
『禅文化』バックナンバー
禅文化研究所の本
カット/平川功

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