2014年秋 「滅却心頭火自涼 -甲斐の名刹◆恵林寺の至宝-」
日付 | 2014/10/6 |
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詳細 | 会期 平成26年10月6日(月)~12月13日(土) 開館時間=10:00~16:00(土曜日は14:00まで) 休館日=日曜・(11月16日、12月7日は開館)、11月3,4,5日 ※但し、大学行事により臨時休館する場合があります。 主催=公益財団法人 禅文化研究所・花園大学歴史博物館 協力=恵林寺(山梨県)・信玄公宝物館 入館料=無料 安禅必ずしも山水を須いず、心頭を滅却すれば火も自ら涼し。 中世における傑僧・快川紹喜(?縲鰀1582)の遺偈として、快川の名とともに広く知られています。その舞台となったのが、甲斐の名刹・乾徳山恵林寺(山梨県甲州市、臨済宗妙心寺派)。天正10年(1582)、恵林寺は織田信長軍勢の焼き討ちに遭い、時の住持であった快川は、燃え上がる三門楼上でこの遺偈を唱え火定を遂げました。 恵林寺の歴史は古く、鎌倉時代にまで遡ります。元徳2年(1330)、二階堂貞藤(道蘊、1267縲鰀1335)が夢窓疎石(1275縲鰀1351)を招請して開創しました。以来、日本禅宗史にその名を連ねる数多くの禅僧によって恵林寺の法灯が嗣がれ、同時に、恵林寺はその宗風を慕う外護者を迎えることによってさらなる発展をみます。ことに、戦国期には武将・武田信玄(1521縲鰀73)、近世に至っては柳沢吉保(1658縲鰀1714)・吉里(1687縲鰀1745)父子の庇護を受け、信玄・吉保の菩提寺として興隆しました。 恵林寺は戦国期と明治期に主要伽藍を焼失する災禍に遭いますが、14世紀に遡る開創期からの歴史を今日に伝える寺宝が守り伝えられています。さらに、信玄を顕彰する人々や柳沢家から、信玄・吉保らゆかりの品々が奉納されてきました。 この度、公益財団法人 禅文化研究所と共同で、恵林寺に蔵される絵画・書跡資料の悉皆調査を行い、これまでに紹介されていない中世絵画資料等を見いだすことができました。 本展覧会は、恵林寺の文化財がまとまって寺外にて公開される初めての展観です。650年を越える恵林寺の歴史を振り返るとともに、その長い歴史のなかで蓄積された多彩な文化財を新発見資料とともにご紹介します。
禅文化研究所創立50周年記念所蔵作品展不立文字【背面】 南華玄材墨蹟 「如何是祖師一句」[部分] 室町~江戸時代(16~17世紀) 〈期間:5月6日~6月7日〉 【右上】 蕪図[部分] 景初周随賛・雪村周継筆 室町時代(16世紀) 〈期間:4月2日~5月3日〉 花園大学歴史博物館開館時間=10:00~16:00(土曜日は14:00まで) 休館日=日曜、5月5日(月・祝) ※但し、大学行事により臨時休館する場合があります。 主催=花園大学歴史博物館・公益財団法人 禅文化研究所 入館料=無料 お問い合わせ=花園大学歴史博物館・花園大学企画広報室 〒604-8456 京都市中京区西ノ京壺ノ内町8-1 TEL (075)811-5181(075)811-5181㈹ FAX (075)811-9664 http://www.hanazono.ac.jp/ ▼4.2 Wed. 6.7 Sat.2014三月 墨蹟 |