刊行物
禅文化研究所は、広く一般に、禅及び禅文化を普及する手段として、研究事業の成果を年間十数点、主に書籍として刊行しています。なかでも、年四回発行の季刊『禅文化』は、禅の思想と生活、及び文化・美術などに興味を持たれている読者のための教養誌として刊行を続けています。
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2019年冬号
【特集】なぜ「禅宗」は祈祷をするのか
●臨済禅が化他の祈りを行なう理由 信仰への導入、そして仏道成就としての化他行/松竹寛山●禅宗における祈祷の歴史/竹中智泰
●ジャポニスム二〇一八:響きあう魂 「禅文化週間」レポート/細川晋輔●禅の見方、考え方 (十五)私とは何者か ―― 己事究明(十二)/古川周賢●愚中周及年譜と一笑禅慶『年譜抄』(下)/衣川賢次 ほか -
禅宗で誦まれる陀羅尼の効能を解く
本書は、既刊の姉妹書となる『ナムカラタンノーの世界』で扱った「大悲呪」と、追って刊行される「開甘露門」以外の陀羅尼、「楞厳呪」「仏頂尊勝陀羅尼」「消災呪」「却温神呪」を網羅し、各経典に口語訳、解題、訳注を施したものである。 -
禅宗寺院で日常的に読誦される「大悲呪」。その「大悲呪」とは、どのようなお経なのか? なぜ、唱えるのか? そのご利益とは?「大悲呪」が載る『千手経』を読みながら、「大悲呪」のさまざまな疑問に答える、禅宗僧侶、必携の一書。 -
2018年秋号
―特集 釈宗演老師壱百年遠諱― ●釈宗演老師を思う/横田南嶺 ●宗演老師の海外巡錫/西村惠信
●釈宗演と福沢諭吉の間/都倉武之 ●愚中周及年譜と一笑禅慶『年譜抄』(中)/衣川賢次 ●民俗学から見る仏教行事 (二)柳田国男の本邦固有信仰研究とは/明珍健二 ほか
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【表紙・春日局蔵(狩野探幽筆・江戸時代)】
西施が紅顔も猶お色を失い
貴妃が翠黛も更に娟を羞ず
(愚堂東寔「麟祥院殿、本来の面目の話を夢む」偈頌)
徳川の 世に身を応ず 観世音
和顔ほころび 愛語うるわし -
ボサツ行の意義を解説する
『楞伽経』には四巻本、十巻本、七巻本の三種があるが、初期の禅宗ではこのうち四巻本楞伽経を所依の経典とし、達摩大師は慧可にこの四巻本を以てその心要であると伝え、日本の禅門でも最も読まれたのがこの四巻本である。本経の主題は「心意識を離れた自覚聖智を証得せよ」ということである。
常盤義伸( 花園大学名誉教授) 著 -
薬師禅寺和尚の体幹育成メソッド。
禅の智慧で体幹を育て歪んだ身体を整えよう。
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この「DVD禅僧が語るシリーズ」は、一度見て終わりではなく、事ある事に繰り返しご覧いただきたいシリーズとなっています。
人生には様々な事があります。その時々の自身の状態により、響いてくる言葉は毎回違うはずなのです。ご覧になられた皆様が、様々な“気づき”を持たれる事を切に願いお届けしております。
是非ご覧になってみてください。感想もお待ち申し上げております。 -
住職の必携本。豊富な写真・図版によって、江湖の法式を指南する。 -
2018年春号
―特集 戦国武将と禅僧― ●太原雪斎と今川義元/小和田哲男 ●柳生宗矩と沢庵宗彭/船岡誠 ●追悼 大井際断老師 恩師大井令碩先生を悼む/西村惠信 ●深謝す大隠窟老漢/横江令澄 ●神会と敦煌本壇経の祖統説/古賀英彦 ●趙州云く、大宜は東北の角、小宜は僧堂の後/衣川賢次 ● 仏教界の覚醒と禅 (下之上)―要説・中国禅思想史53/伊吹敦 -
妙心寺派梵唄指導員の吹田良忠師によって収録し直した梵唄CD2枚と解説書。『江湖法式梵唄抄 全3巻』の別冊のみの単独発売。以前のカセットテープ版を加筆修正したもの。
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江戸時代に数多くの禅画と墨蹟を遺し、いまもなお多くの人々を魅了し続ける二人の禅僧、駿河(静岡)の白隠さんと博多(福岡)の仙厓さん。筆と墨を用いてそれぞれが描き表そうとした、禅のこころとかたちをご紹介。
平成30年1月1日〜2月12日にかけて、九州国立博物館にて開催された展観の図録です。 -
発送は11月末より
貴重な『鵞王毒涎』および『蘇山喬和尚語録』の影印、テキストデータCD付き
蘇山玄喬禅師の150年遠諱に徳源寺および縁の深い見性寺・円福寺・多福寺蔵の個性溢れる遺墨などを収録し、徳源寺より記念刊行された図録を特別頒布。 -
鉄山宗純禅師400年遠諱記念刊行
鉄山宗鈍禅師(1532~1617)の語録に、訓読、注記、及び意訳を施したものである。禅師の400年遠諱を記念して、平林寺から刊行された。
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【表紙・富士山図(狩野安信筆/江戸時代〈17世紀〉)】
士峰 影落つ 碧波の上
一葉の漁舟 雪に掉さして帰る
(平林寺中興開山鉄山宗鈍禅師「富士川の船上に於いて」詩)
七里ヶ浜 波間に富士の かげ見えて
小舟漕ぎゆく 山の頂き -
2017年夏号
―特集― 白隠禅師シンポジウム-京都- ●白隠前後無白隠/後藤榮山 ●白隠研究・回顧と展望/芳澤勝弘 ●白隠慧鶴と愚堂東寔/瀧瀬尚純 ●仏教界の覚醒と禅 (上)―要説・中国禅思想史50/伊吹敦 ●部分から全体へ 寺院建築入門 (十二)/佐々木日嘉里 ●玄沙 (上)―達磨不来東土 二祖不往西天/小川隆 -
世界の多分野の研究者を招き、禅の立場に立脚しながら、現代の諸問題を異文化間・異宗教間で考究した京都禅シンポジウム。その主要論文を集録し、現代社会を如何に生きるのかという根本的問いへの提言を試みる宗教哲学論文集。
- 禅文化研究所の最新出版物のDMパンフ(2022年秋号)はこちら(PDFファイル)からご覧いただけます。