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白隠禅師自筆刻本集成

事業活動

Activity

2010/05/16

白隠禅師自筆刻本仮名法語を完全復元、以てその法灯を永劫に伝える-

本特別事業は平成7年より7年計画により遂行されました。

宗門中興の祖、五百年間出と称えられる白隠禅師が、「衆生無辺誓願度」の願輪の下よりあらわされた著作は、漢文語録六種十九冊、自筆刻本仮名法語二十四種二十九冊にのぼります。そのすべては、真箇、禅師の煖皮肉にほかなりません。
日本臨済宗は、今やことごとく白隠下となりました。禅師の残されたこれらの著作こそ、まことに真の法財と言うべきものであります。
なかでも、白隠禅師みずからの筆跡を梓に刻んだ自筆刻本仮名法語は、残された原版本も少なく、散逸の危機に瀕しているのが現状です。
現存する最良の版本を元に、旧来の伝統的な木版技術によって忠実に模刻し、長期保存に耐え得る和紙に刷り、禅師の息吹を伝える往時そのままの木版本として完全に復元したのが、本集成であります。

仮名法語 全十帙十八冊 各冊に別冊注釈書が付く。
語録 全二帙十二冊
  総十二帙三十冊、別冊十八冊
巻子 一巻
仕様 本文紙 特漉因州紙
  装丁  蝋箋紙仕上
  総桐製収蔵函入