童謡 禅のこころを歌う

DOUYOU
令和2年10月13日発売
B6判/並製/168ページ

重松宗育 著

「しゃぼん玉」「虫の声」「からたちの花」「うみ」「ふるさと」など、なつかしい童謡が誘う、しみじみ、ほのぼのとした禅の世界。
各章冒頭に歌詞を掲載、さわやかなこころに出会う珠玉の一冊。

どの童謡を読んでも、メロディーが浮かんでくる。思わず口ずさみたくなる。私には懐かしい紀州の山河も目に浮かんでくる。忘れていた童心に帰る。そんな心で、重松先生の深い解説を読むと、一層心に染みてくる。読み終えて、心地よい禅の風が吹き渡るのを感じることができた。 横田南嶺(臨済宗円覚寺派管長・花園大学総長)
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《著者略歴》
静岡県承元寺住職。『禅林句集』などの英訳出版により欧米への禅の紹介に力を注ぐ。日本語でも『星の王子さま、禅を語る』、『モモも禅を語る』、『アリス、禅を語る』(筑摩書房)などの著書がある。
在庫あり
1,430  (税込)
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【もくじ】

はじめに iv

第一章 仮の世を生きる
「しゃぼん玉」――空(くう)を歌う 1

第二章 私が私であること
「あの子はたあれ」――己事究明(こじきゅうめい)を歌う 21

第三章 すべてを貫く眼(まなこ)
「たなばたさま」――平等性(びょうどうしょう)を歌う 37

第四章 みんなちがって、みんないい
「虫のこえ」――和合(わごう)の心を歌う 52

第五章 つながりと思いやり
「手のひらを太陽に」――不殺生(ふせっしょう)を歌う 67

第六章 ありのままの世界
「からたちの花」――大円鏡智(だいえんきょうち)を歌う 83

第七章 自由自在の心
「とんぼのめがね」――三昧(さんまい)を歌う 97

第八章 一隅(いちぐう)を照らす
「灯台守」――慈悲行(じひぎょう)を歌う 111

第九章 人生の妙味
「うみ」――柔軟心(にゅうなんしん)と不動心(ふどうしん)を歌う 125

第十章 一期(いちご)を生きる
「故郷」――帰空(きくう)を歌う 141

おわりに 159
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