禅宗語録入門読本 ―禅の物語で学ぶ漢文の基礎―

ZENSHU_GO

令和6年10月9日発刊

“漢文の中からよみがえる禅者たちの肉声”
いにしえの禅僧たちの有名な故事や問答を読みながら漢文の語義と語法を基礎から一つ一つ学んでゆく懇切な入門書

小川 隆 著

もくじ
Ⅰ 達磨と慧可
Ⅱ 六祖慧能の物語
Ⅲ 南岳・馬祖と青原・石頭
Ⅳ 南岳・馬祖下の系譜―臨済宗と潙仰宗
Ⅴ 青原・石頭下の系譜―曹洞宗 雲門宗 法眼宗

A5版 並製本/442頁
ISBN978-4-88182-340-8

小川 隆(おがわ たかし)
1961年生まれ。1990年、駒澤大学大学院仏教学専攻博士課程満期退学。博士(文学)〔東京大学、2009年〕。現在、駒澤大学総合教育研究部教授。専門は中国禅宗史。
著書に『神会』(臨川書店、2007年)、『語録のことば 唐代の禅』(禅文化研究所、2007年)、『禅僧たちの生涯』(春秋社、2022年)、『臨済録のことば』(講談社学術文庫、2024年)など多数。

在庫あり
2,970  (税込)
+
シェアする

関連書籍

GOROKU
四六判・320頁
ISBN978-4-88182-225-8 C0015
小川 隆著


-禅録の読みは絶え間なく変化している-
多くの禅籍の通読から、唐代禅の問題関心の推移と連関を読み取り、その脈絡のうえに個々の問答を位置づけ、それらを相互に結び付けながら読み解いてゆく。本書はその方法に則った唐代禅宗の思想史的素描の試みである。
在庫あり
2,530  (税込)

GOROKU2
平成22年7月20日発売
著・小川隆(駒沢大学教授)
46判並製/272頁
ISBN978-4-88182-253-1 C0015


-宗門第一の書『碧巌録』と宋代禅の特質を考える-
圜悟は唐代禅の問答をどのように読みかえ、そのなかからどのように宋代禅独自の論理と表現を生み出していったのか――本来、それなりの意味をもっていた唐代の問答を、いかに脱意味的な「活句」に読みかえ、それを無事禅批判と大悟の要求に結びつけていったのか――その様相をあくまでも『碧巌録』本文の精読を通してたどってゆく。
在庫あり
2,200  (税込)

KEISO1
【白隠禅師の漢文語録、初の完全訓注と現代語意訳】
  
本書は白隠慧鶴禅師の漢文語録である『荊叢毒蘂』全九巻、および『荊叢毒蘂拾遺』一巻、それに編者の考えで補充した補遺、そして、これに単著として刊行された『宝鑑貽照』を、付録としておさめ、訓注し現代語訳したものである。
現存する各種書き入れ本を参考に訓注し、また近年、訳註者自身の研究成果をふんだんに盛り込んだ綿密な注釈により、白隠研究の集大成ともいえる一書。

*本書は、臨済宗黄檗宗連合各派合議所の臨済禅師一一五〇年・白隠禅師二五〇年遠諱事業による出版助成を受けて刊行します。



訳注 芳澤勝弘
A5判 上製本 カバー装
巻1~6 総1148頁 
ISBN978-4-88182-281-4 C0015
在庫あり
16,500  (税込)

KAIANN
絶版となっていた『槐安国語』全二巻の下巻「訓読」のみ(但し「大応国師語録訓注」を除く)を復刊、単行本化したもの。

訓註・道前宗閑(永源寺派管長)
ISBN978-4-88182-298-2 C0015 \10000E
A5判上製カバー装 980ページ
在庫あり
11,000  (税込)