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沙沙貴神社 なんじゃもんじゃの木

 

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滋賀県近江八幡市安土常楽寺町に、沙沙貴神社という神社が鎮守の森の中にあります。JR琵琶湖線安土駅から歩いても15分ほど。ここは、佐々木源氏発祥の地ということで、全国の佐々木さんのルーツともいえるでしょう。少彦名神(すくなひこなのかみ)を主祭神とする神々をお祀りされています。

さて、この神社には今頃、なんじゃもんじゃの木が満開を迎えます。皆さんはなんじゃもんじゃの木ってご存知でしょうか。冒頭の写真がその木なんですが……。

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近づいてみると、こんな花なのです。小さな花びらが固まっているようで、遠くから見ると霜柱のようにも見えます。

正式には、一葉たご(ヒトツバタゴ)という木で、木製科ヒトツバタゴ属の木です。見頃は1週間~10日なので、あっというまに散ってしまうのです。

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この小さな花びらは1つの花びらが4つに裂けているのだとか。なぜ「なんじゃもんじゃ」などという名前で呼ばれるようになったのかは諸説あるらしいので、ここでは言及しませんが、朝の光に照らされてきれいでした。

あまり全国に分布することのない樹木らしいので、見たことのない方も多いのかも知れませんね。

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記念講演会「大用国師を慕いて」横田南嶺老師

 

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現在、花園大学歴史博物館で開催中の2019春季企画展 「大用国師200年遠諱記念 誠拙周樗 -鎌倉禅中興の祖-」を記念して、ちょうど後期展示の始まった去る2019年5月13日午後1時より、横田南嶺老師(臨済宗円覚寺派管長・花園大学総長)の講演会を開催いたしました。

誠拙周樗といえば、円覚寺中興の祖であり天龍寺や相国寺の僧堂をも開単された傑僧であられますが、同じく本年遠諱を迎えられた釈宗演老師のように一般に知られた方かといえば、そうではありません。横田老師も「関西で大々的に名前が出るのはこの展覧会が初めてではないか」とお考えになられたそうで、今回は禅師のことを初めて知る方のご聴講を前提に、ご生涯や思想などさまざまお話しいただきました。

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誠拙禅師は古月禅材の法系にあられますが、老師によると「古月下の特徴として、書の良さが挙げられる」のだそうです。作品をスクリーンに映しつつのご説明でしたので、会場の皆さまも目で納得しながらお話を楽しまれていたご様子でした。
とくにその嗣法の師である月船禅慧のことも採り上げられ、誠拙禅師の詩文の格調の高さは大いに月船の影響を得たであろうことや、月船禅師の詩偈集である『武渓集』に誠拙禅師が自ら綿密な書入れを施された本が、今も円覚寺に遺っており、それをもとにこのたび禅文化研究所から『武渓集訳註』を刊行されたこともご紹介いただきました。

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誠拙周樗自画賛 蘭竹図(円覚僧堂蔵)

最後に、蘭と竹を描いた一対の書が「特に禅師の禅風をよく表わしているように思う」と横田老師はおっしゃいます。白隠禅との対比で語られることが多い古月禅ですが、書画においても特徴が現われるのでしょうか、或る美術の専門家は、その空間(余白)の美しさを絶賛されたそうです。

また横田老師は、「作品を見比べることによっても近世の禅の出処がわかるのではないか」とも話されていました。白隠の書画をご覧になったことのある方はたくさんいらっしゃることと思いますが、ぜひこの機会に誠拙禅師の作品にも触れて、大用国師・誠拙周樗禅師の禅風を感じでいただければ。該当の作品も現在展示中です。

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油日岳・三国山など

 

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五月晴れの昨日日曜日、滋賀県と三重県の県境にある油日山に、山仲間とかるーい気持ちで登山に向かいました。来週、また鈴鹿のイブネに登山する計画があるので、その前に足慣らしぐらいの気持ちででかけたのです。

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ところで油日といえば油日神社。前にこのブログでも記事があったと思います。その近くを通り過ぎて三重県に入ってすぐ、奧余野公園があります。ちょうど奧余野公園ではツツジ祭ということで、沢山の方が来場されていましたが、私達はそちらには見向きもせず、駐車場に車を停めて桧林の遊歩道を歩きながら登山口へ。途中に山ツツジも多く楽しめます。

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登山口からしばらくは、渓流のせせらぎを眺めつつ、左岸右岸をいったりきたりしながらゆったりと進んでいきます。が、渓流と離れ始めてからは、意外にも急登坂。クスノキも多くその落葉と乾燥した地面に足を滑らしてしまいそうで、なかなか大変。標高もそれほどないし、当初、軽登山というより、ハイキング程度のつもりでしたが、どうもそうはいかない様子です。とはいえ50分程度かけて油日岳(標高693m)に到着。標高だけみても大したことないんですが、そう思われる方、一度登ってみて下さい。

油日山登山_190513_0054.jpg油日の岳明神さまにお参りし小休止して、周遊するように、加茂岳、忍者岳と、尾根伝いにピークを縫っていきます。風景はあまり拝めないものの、その間は大した距離でもなく狭い登山道を歩いて行きます。不思議なことに、今日はまだ誰一人ほかの登山者に逢いません。キツツキの音なども静かな山に聞こえていました。そういやリスも1匹みかけました。

そろそろお昼頃。どこかで食事を取るタイミングで、三国岳が近づいてきました。ところがなんと、ここからが、ホントに急登。ロッククライミングに近いような崖が目の前に立ちはだかります。

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この写真ではロープが見えますが、ここを登りきったあとはロープもない状態に。わたしはここでカメラのレンズフードを谷底に落としてしまいました。思いもしなかった崖登りに若干悲鳴をあげながら、なんとか三国岳に到着。

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滋賀県側の絶景が見渡せました。こちらで30分ほどかけてランチタイム。ここで初めて、おなじくランチタイムを過ごされている登山者と出会いました。山頂付近には、こんな花がところどころにこんな花が咲いていましたが、名前はなんというのか知りません。※追記 この花はコイワカガミだと教えていただきました。

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小さな花ですが、けなげに咲いていました。山の上にはこういう地味だけどかわいらしい花が多いですね。お昼を食べ終えて帰路に向かいます。ちょうど周遊するような形で廻っているのですが、三国岳から倉部山に向けて降りていくところも、またまた急坂。ロープや立木を頼りに、最新の注意を払いながら降りていきました。

倉部山をすぎ、ぞろぞろ峠というなんとも面白い名前の峠坂を下ると、あとはまさしくハイキングのような登山道。花粉飛散も終わっているので、花粉症の私も桧林の中でこんな写真を撮る余裕さえあります。

油日山登山_190513_0015.jpg駐車場起点の行程全体で5時間40分。行程距離8.7km。高低差は481mですが、スマホのアプリによると、消費カロリーは2675kcalと出ています。これはなかなかのものでしょう。

事前にある程度情報をみてはいたのですが、こんなだとは思いも掛けなかった登山でしたが、お天気にも恵まれ、気持ちよく登ることができました。まだまだ滋賀県の周りには山がいっぱい。あちこち登ってみたいと思った一日でした。来週もがんばれそうです。

 

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急に初夏 そして、今年度サンガセミナー企画中

 

b_2019-05-10-06.59.33.jpg5月ですからもう初夏とはいえ、今日は真夏日になってしまうほどの気温の上昇が見込まれるとのニュース。今年の春は寒い寒いと言っていたのに、急に変わりますね。

朝、出勤途中に自転車に乗っていると、この前まで、サワサワと草のようになびいていた麦が、すでにこんな立派な穂をつけています。藤の花の見頃を迎えていると、Facebookで友人達がきれいな写真をあげてくれています。

いつもは自坊のサクランボの木が、沢山の実を付けている時期なのですが、なんと今年はほぼ皆無。こんな年もあるのですね。小さな子供達が楽しみにしているのに、今年は残念。

さて、すでに数人の方からまだかまだかとお問い合わせをいただいてしまっていますが、今年度もサンガセミナーを開催します。現在、一所懸命に講師や日程の調整中です。

現時点で決定しているのは、下記の通り。

7月19日(金)  六道珍皇寺
「地獄絵絵解き講座」 西山 克先生
「仏画・禅画を学ぶ講座」 福島恒徳先生

9月に日程未定ながら、南禅寺にて
「ピラティス講座」  溝渕万里子先生
「シヴァナンダヨガ講座」 柴本はるな先生

ほかに、日程調整中で、

10月に日程未定ながら、

「日々の花講座」  雨宮ゆか先生
「精進料理講座」  西川玄房師
「来年の干支を描く水墨画講座」 平川功先生
「寺院建築講座」(昼食つき)  佐々木日嘉里先生
「意外と楽しい禅の語録」講座  小川隆先生

以上を計画しています。決定しましたら改めて、禅文化研究所のWEBや、ダイレクトメール、本ブログなどでご案内いたしますので、今しばらくお待ち下さい。

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平成から令和へのGW その1

 

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5月1日0時、元号は「平成」から「令和」へ変わりました。皆さん、10日間のゴールデンウイーク、如何お過ごしだったでしょうか。
とはいっても、自坊の周りの農家はずっと田植えに勤しんでおられたり、私の知人友人でも、サービス業や、介護業の方で休みなど関係なく働いておられた方も沢山おられましたが、私自身はこんなに仕事から解放されてしまった10日間も長らくなかったように思います。

私はGW前半に北京へ足を伸ばしてきました。以前、このブログでも出てきたかと思いますが、北京には李建華さんという、禅文化研究所の中国での仕事をサポートしてきてくださった方がおられ、飛行機と宿だけを押さえて、あとは気ままに向かったのでした。

往路、北京で行なわれていた「一帯一路」のサミットのせいか、関西空港の搭乗口についてから突如3時間遅れとのアナウンス。以前、研究所の中国旅行で帰りの便が急遽キャンセルになってしまったことが頭をよぎりましたが、なんとか3時間遅れで到着。出足をくじかれてしまいましたが、その日のうちに無事に北京のホテルに到着。李建華さんとの連絡もつきました。

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翌朝は李さんの会社の張さんに車を運転して貰い、李さんとともに募田峪長城へ。こちらの長城は初めて訪ねます。李さんたちも15年以上前にきた以来だということで、その観光地化開発の進み方に驚きが隠せない様子でした。

日本には中国からの観光客が沢山みえておりますが、中国にいってもやはり中国人が多く、日本人を含め海外の人はあまり見かけません。またこういった観光地も多くの人で賑わっています。

シャトルバスにのってロープウェイの乗り口につき、待つこと30分。ロープウェイからも壮大な長城の一部が見えてきました。少し登り長城の入り口から左右どちらかに歩くことになります。人が少なそうだと右を選択しましたが、あいにく、当日は霧に覆われており、あまり遠くまで見渡せません。

b_MG_5306.jpgしかしながら、霧のせいでかえって幻想的な風景を観ることができ、また階段やスロープ状になっている長城を上り下りすることで、かなりの運動量となりました。笑

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あまり人が写り込まないように撮っているのでわからないかもしれませんが、実はかなりの人がいるのですよ。

にこやかに手を振る李建華さんにもご登場頂きましょう。

b_MG_5379.jpg李さんは弊所刊行の『聖域巡礼』の著者でもあり、その中の多くの写真も撮影されているので、カメラの腕はなかなかのもの。それでも最近は大きなカメラを持ち歩くのはあまりされないようで、今回もひたすらスマホでの撮影をされていました。

私のように一眼レフをぶら下げて歩いているのはほかにもあまり見られませんでした。

こうして、とりあえずは長城でゆったりとした時間をすごさせていただいたのでした。

(つづく)

 

 

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平成から令和へのGW その2

 

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募田峪長城を後にして、天壇公園に向けて車を走らせたのですが、これまた一帯一路の影響で大渋滞に巻き込まれ、天壇公園に到着したときには、内部拝観の時間は終わっており、外側の公園部分を散策することしかできませんでした。それでも美しい祈年殿をこうして観ることができましたし、また以前来たときにはあまり気がついてなかったのですが、多くの柏槇の古木があるのを観られました。

下の写真はその一本。樹齢300年だったかと思います。さらに古いものもありましたが、これぞ、「庭前の柏樹子」です。中国ではそこいらにある樹なんですね。

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翌日は李さんたちとは別行動。久しぶりに天安門から故宮博物館を拝観することにしました。

朝の8時頃に天安門前に来たのですが、それでもこの人出。

b_MG_5555.jpgセキュリティチェックもあり、チケットも本来はオンラインで申し込んでおくべきだったのですが、気まま旅なもので、出たとこ勝負。中国ではオンラインサービスがかなり普及していて、この日、のちにWeChatPayの必要性に大いに気づかされることになるのです。

ともかくも現金を払って天安門から故宮博物館の中に入りましたが、中も多くの人、人、人。

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こちらは太和殿です。映画「ラストエンペラー」の印象的なシーンと坂本龍一の音楽が蘇ってきます。

b_MG_5628.jpg私自身、故宮博物館の中に入ったのは30年以上前でしたから、その時とはまた違った感覚で観ることができましたが、それにしても人が多すぎて、人に酔ってしまった感じが否めません。

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約2時間、紫禁城内を拝観してようやく北側の神武門から故宮の外へ。目の前に景山公園が見えますが、よく見ると、そちらも多くの人が。中国でも5/1のメーデー前後は連休になるとのことなので、地方からの観光客も多いのでしょうね。

ところで、この後、疲れもあってタクシーを利用して一旦ホテルに戻るのですが、そこで、WeChatPayなどのキャッシュレスにしていなかったツケに見舞われます。

タクシーを降りるとき、タクシー代として17元ほどの支払いだったので、10元と5元と2元を用意したら、おつりを渡すから100元札が欲しいといわれ同時に釣り銭を手渡されました。そこで、財布から100元を出して渡すと、もっときれいな札がないかというので、財布の中から別の100元を出し、先にわたした100元と交換したのです。あとで考えると、この時に先に渡した100元札を偽札とすり替えられていたようなのです。

このあとに行ったレストランで、この100元札は使えないといわれ、不思議に思ってホテルでチェックして貰ったら、これは偽札だと……。100元札は関西空港で両替したときに手にしたものだけだったので、偽札のはずはなく、しばらく考えたところ、上記のタクシーでのタイミングしかあり得ないのでした。
たしかに、よくよく見比べると透かしがあまかったり、ほかにも少しおかしな点がありました。

中国はキャッシュレスが非常に進んでいる理由の一端がわかった気がします。日本で偽札が出たら大ニュース。ですが、私はこの札を教訓にしようと持ち帰ったのでした。

その夜、中国時間で23時、衛星放送でNHKを観ていると「令和」へのカウントダウン。まるで大晦日のようでした。

久しぶりの中国。そんなこんなで、アタフタして帰路に就き、日本に着いたときには「令和」の時代となっていたのでした。ちょっと浦島太郎の気分です。

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円覚寺の至宝展

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4月20日より6月23日まで、東京の三井記念美術館で「円覚寺の至宝-鎌倉禅林の美」展が開催されています。
本展は大用国師200年釈宗演老師100年大遠諱記念特別展として開催されるもので、前日に行なわれた開会式に行ってまいりました。

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190422_管長挨拶.jpg開会式では、横田南嶺円覚寺派管長を導師に円覚寺派僧侶による記念法要が営まれ、続いて主催者による挨拶がありました。
横田管長は、美術館のあるこの土地は江戸時代前島と呼ばれ、円覚寺の所領であったという因縁に触れ、江戸後期、沈滞の中にあった円覚寺を中興した大用国師と、明治の廃仏毀釈後、禅を「ZEN」として欧米に広めた釈宗演老師の功績を称えられ、本展が文化遺産の展覧に留まらず、会期中に行なう坐禅や法話等を通して現代に息づく禅を伝える場であることを話されました。
本展では、円覚寺と円覚寺派寺院に遺された名宝だけでなく、無学祖元像と蘭溪道隆像が並んで展示されるなど、建長寺の名宝も多数出品されています。
なお、鎌倉派の絵画の展示室では、弊所の雪村周継筆「蕪図」も展示されています。
会期中は多彩なイベントが行なわれます。この機会に足を運ばれてはいかがでしょうか。

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季刊「禅文化」252号発刊のお知らせ

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この春200年の遠諱をむかえた誠拙周樗(せいせつしゅうちょ)禅師(大用国師、1745~1820)。禅師は、当時宗風が沈滞していた円覚寺を復興された「鎌倉禅中興の祖」でありながら、京都五山の相国僧堂や天龍僧堂の開単をも果たされた、まさに傑僧といえる方です。252号では、禅師の近世禅林における業績を改めて顕彰し、ご紹介しております。

禅師が前版職(僧堂師家)に就かれていらい、円覚寺に集まる修行僧の数は年を追うごとに増えていき、寛政8年(1796)の雨安居には、74人もの修行僧が禅師の下に参集したそうです(本号掲載論稿・舘隆志「誠拙周樗の鎌倉における禅の復興」より)。この事実だけでも、その接化がいかに人を引きつけるものであったかご想像いただけることでしょう。

「凡(おおよ)そ五十年間、正続僧堂に在りて只だ仏法を以(もっ)て人の為(ため)にするを我が任と為(な)す」。誠拙周樗禅師は、自らこのような言葉を遺されています。その生きざまを、この機会に是非知っていただきたく存じます。詳しくは、こちらをご覧ください。

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写蘭会グループ展 vol1

 

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先般、本ブログでお知らせしました、弊所スタッフである私も出展しておりますグループ写真展『写蘭会 第一回グループ展』が、京都市中京区の烏丸仏光寺西入にあるラボ京都の4F会場にて開催しております。

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先週土曜日から始まった本展は4/26(金)までの1週間限りですが、昨日までの3日間でおかげさまで120名を超える来場者にお越し頂きました。私も土曜日と月曜日に在廊しておりましたところ、小さな会場ですがほぼひっきりなしに来場者があり、ありがたいことでした。

もちろん、私を含め出展者の知己の方も多くおいでになるので、お花をお持ち下さったり、お菓子などの差し入れもあったりし、用意した作品目録を片手に、じっくりと写真をご覧頂きました。在廊しているものも、毎日入れ替わりでおりますが、他の方の撮影された情報も、カメラ講座の時にご本人から聞いたりしていますので、その情報をお伝えしたりしていると、あっという間に時間が過ぎます。

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中には手厳しく酷評をいただく方もおられますが、もちろん私達はまだまだアマチュアの身。そういう御批評ももちろんありがたいことですが、この写真が良いねぇとかいうお声には、私の作品でなくても嬉しくなりました。

今、京都では「KG+ 2019」という写真展や、アーティストによる展覧会が市内各所で開かれています。KYOTOGRAPHIEヘおこしお越しのおついでに、我々の小さな写真展にもお越し頂ければ幸いです。あと4日です。お待ちしております。

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ミホミュージアムで「曜変天目」を観てきました

 

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本ブログでもすでにご紹介しましたが、現在、滋賀県の信楽にあるMIHO museumでは、「国宝曜変天目と破草鞋」という展覧会が開催されています。大本山大徳寺塔頭の龍光院さまがご所蔵の逸品が一挙に観られるチャンスです。

ということで、私も去る日曜日、かなりの方がおみえになるだろうし、朝10:00から展観が始まるので早めに向かおうと10:30前にはMIHO museumに自家用車で到着したところ、いつもなら一番上の駐車場のどこかには駐車できるのに、なんと、連絡道の一段下の駐車場で係員の方に止められてしまいました。こんなことは今まで一度もありません。そこで、車を降りて、シャトルバスでミュージアムのレセプション棟前まで……。

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よく知られる銀色のトンネルの手前、アプローチロードはしだれ桜がまさに満開! 訪れた人たちも、スマホやカメラで撮影されている姿が目立ちます。ここでもかなり人が多いなぁという印象です。そして美術館棟に入ってまっすぐに特別展の会場へ向かいますが、その通路半ばで、「最後尾」と掲げたプラカードを持つ係員の人が。これまた初めての経験です。

行ったことのある方はおわかりかと思いますが、突き当たりに売店があり、その右手の階段を登って鍵の手に右に折れたところが特別展の入り口です。ところが、階段を登りきったところで左に折れ、中庭をぐるっと回るように遠回りしてから特別展の入り口に到達しなければならないようです。というわけで、最後尾に立ってから1時間弱して、ようやく展観に……。

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龍光院二世の江月宗玩禅師の書などを中心に、その師、春屋宗園の頂相や墨蹟、伝牧谿の柿図・栗図も観ることができました。

そして国宝・曜変天目茶碗。その手前でまたストップし、12名ずつ曜変天目のガラスケースの回りに進むことを許可されるものの、その与えられた時間はたった1分間でした。

それでもそのお茶碗の中には宇宙が見えるようでした。世界に3つしか現存していない曜変天目。現代の先進技術を以てしてもマネのできないものなのですね。

じっくりゆっくりご覧になりたいのなら、平日午後がお勧めのようです。土日は待ち時間1時間と思ってお出かけ下さい。

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徹底比較 曹洞宗と臨済宗

 

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他社の雑誌をご紹介するのもなんではあるのですが、月刊『大法輪』5月号(大法輪閣)で、このたび、「徹底比較 曹洞宗と臨済宗」という特集が組まれました。

日本で禅宗と呼ばれていますが、ご存知の通り、曹洞宗と臨済宗、そして黄檗宗があります。黄檗宗は江戸時代に隠元禅師によって中国からもたらされた臨済宗の流れですので、大きく分けるならば、曹洞宗と臨済宗ということになるわけです。

この二つの宗の違い、おわかりでしょうか? 坐禅の時に壁向いて坐るか坐らないか? 参禅があるかないか? など、すぐに思いつくこともあろうかと思いますが、「第一部 人物」「第二部 宗門の歴史と現在」「第三部 教義」「第四部 実践のあり方」の四部構成で合計27設問について、曹洞宗・臨済宗のそれぞれの僧侶が回答を寄せています。じつは弊所主幹も「第三部 教義」を担当しています。

1つの設問に曹洞宗側と臨済宗側がそれぞれ回答しますが、なにしろ相手の書かれている内容を知らずに執筆しなければならなかったため、若干、ベクトルが異なっているような部分もありますが、それでも、如実にその違いがわかるかと思います。

もし興味がおありでしたら、ご購読を。

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円覚寺中興 大用国師二百年遠諱

 

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昨日(2019/4/11)、鎌倉の大本山円覚寺において、中興開山大用国師誠拙周樗禅師の二百年遠諱が勤修されました。本ブログでも書いておりましたとおり、数年前からこの遠諱のために立ち上げられた遠諱委員会より依頼を受けまして、禅文化研究所では大用国師遺墨集の編纂に関わってきておりました関係もあり、拝請を頂戴いたしておりましたので、参列させて頂きました。

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前日より鎌倉入りしたのですが、ご存知の通り、東京でも雪がちらついたほどの荒天。新横浜に降り立ったときより、京都より寒いと感じましたが、翌、遠諱当日は晴天。聞くところによると円覚寺派管長の横田南嶺老師が関わる法要の時には、雨が降ったことがないとのこと。台風でも風が収まるとの御霊験。どおりで内局の方々も、天気については心配がないと以前から仰っていたわけです。

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この遠諱には、誠拙周樗禅師とご縁のある大本山相国寺および大本山天龍寺の各管長猊下や、お隣の大本山建長寺派管長猊下、また廣園僧堂、相国僧堂や、関東叢林のお師家様方、各派本山御重役、建長寺塔頭尊宿、円覚僧堂出身の尊宿方、円覚寺派寺院尊宿など、総勢250名ほどが参席されておられました。

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仏殿には大用国師の頂相が祀られて、横田南嶺円覚寺派管長が導師のもと、献供九拝式が厳かに勤められます。私自身は妙心寺派の僧侶なので、他派の法要次第はあまり知らないので、興味津々でした。

b_2019-04-11-10.58.jpg献供九拝のあと、横田老師が拈香され、大用国師に対する報恩の香語を力強く唱えられました。おわって楞厳呪坐誦をお唱えしました。

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楞厳呪の唱え方も、妙心寺派とはかなり異なることを知りました。そもそも誦む音が違ったり、維那の節もまったく異なりますし、伸ばすところも違ったりというわけで、一緒に誦むのはかなり難しい状況でした。私のとなりにおられた、誠拙周樗禅師が出家された四国の佛海寺のご住職とも、こんなにも違うのですねと驚いておりました。

ともかく無事円成された遠諱、ながらく計画されてきた遠諱委員の方々もお疲れのことだと思います。
記念品として、弊所で制作させて頂いた『大用国師遺墨集』、このたび弊所から刊行した横田老師著の『武渓集訳注』をお使い頂き、大変ありがたいことでございました。御参席の皆様には少々重い記念品ではありますが、ご覧頂ければ幸いです。

また、『大用国師遺墨集』も弊所から特別頒布販売(税別¥20000円)させていただきます。

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職員の晋山式

 

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去る2019/4/7(日)に、禅文化研究所の若いスタッフの一人であるMK君の晋山式が挙行されました。拝請をいただきましたので、事務局長とともに参列するために兵庫県の丹波市まで行って参りました。

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幸いにして、いいお天気に恵まれ、100人にものぼるお稚児さん達との行列も、おだやかに進められたようです。お稚児さんたちの写真撮影は3回に及んでいました。

また、この日は、晋山式の前に秘仏・東方薬師如来のご開帳法要もあり、お師匠さんと法縁の深い国泰寺派管長・澤大道老大師が導師としてご開帳され、続いて、本堂前にて地元神社の保存会の方による獅子舞の奉納もありました。

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そして、晋山式となり、山門偈、晋山偈と、持ち前の大きな明るい声で朗々と唱えたMK君は、ご指導頂いた相国僧堂師家・小林玄徳老師や師父、尊宿、檀信徒、そして親族の前で、立派に晋山を果たされました。

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相国僧堂の老師から綿密な御垂誨を賜った新命和尚、これからの宗門を担っていく有望な一禅僧となってくれることと思います。

さて、初めて訪ねたこのお寺ですが、周囲は山に囲まれた篠山市の盆地にあり、あちこちに桜の木が点々とあってちょうどいい季節。近くには黒田官兵衛ゆかりの黒田の庄もあります。また、改めてゆっくりと訪ねてみたいと思いました。

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円山公園で花見

 

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花冷えというか寒の戻りといいますか、寒い日が続いて、桜の花も開花宣言から長く楽しませてくれています。

少し前になりますが、先週の水曜日に八坂神社のとなり、円山公園まで繰り出してきました。

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しだれ桜や、ソメイヨシノなど、夕暮れにもかかわらず、多くの人の眼を楽しませてくれています。
とはいえ、来場者のほとんどは外国人。右を見ても左を見ても、日本人を探すのが大変なほどでした。

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日本の桜は美しいのだそうです。

201944-円山公園_190404_0002.jpgこの有名な円山公園のしだれ桜は老木で、近年、だいぶ痛んできている気がします。昨年の台風もきつかったことでしょうが、それでも美しい花をたくさん咲かせていました。

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あたりも暗くなると、ライトアップというわけですが、個人的にはあまりライトアップを好まないので、早々に退散。というわけで、しばしの花見を楽しんだのでした。
御地はもう散る桜? それともこれからでしょうか。

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萬福寺開山忌

 

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毎年4月3日に行われる黄檗山萬福寺(京都府宇治市)の開山忌に参列してきました。研究所には京都の各本山から開山忌への案内が届き、仕事が重ならない限り出席しています。桜の満開も近い京都ですが、ここ数日は寒い日が続き、この日も花冷えの中での法要となりました。この日の他山からの出頭は、京都の臨済各本山と山梨の向嶽寺、宇治の平等院や興聖寺、そして縁故寺院などでした。

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ご存知の方も多いでしょうが、黄檗宗は中国明代の禅を受け継いでいます。中国色の濃い建造物はもちろん、法要も独特の声明で行なわれます。普段読んでいる楞厳呪も中国音で読まれると部分的にわかる程度です。
法要後は名物の普茶料理をいただいて散会となりました。

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大本山萬福寺では、2022年に宗祖隠元禅師350年大遠諱を迎えます。伽藍の修復をはじめ、授戒会や坐禅会、日中仏教文化の交流などの事業が行なわれるようです。

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誠拙周樗展 始まりました

 

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以前よりお知らせしておりましたとおり、昨日、2019年4月2日より、花園大学歴史博物館におきまして、2019春季企画展 「大用国師200年遠諱記念 誠拙周樗」展の展観が始まりました。

花園大学の入学式に合せての展観開始ですので、来賓はじめ、父兄の方々も多々ご来場になっていました。

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いつもと同じく、第1、第2の両展示室を使用して展観を行なっております。前期後期で総入れ替えとなりますので、いずれの会期にもご来場頂ければ幸いに存じます。

それにしても、昨日は寒い朝でした。自坊のあたりは、田畑が雪でうっすら白くなりました。

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福寿草を愛でに

 

霊仙山_190401_0071.jpg一昨日の土曜日、山仲間と滋賀県の霊仙山に登ってきました。目的は福寿草。この山には福寿草の群生が見られるのです。多賀町からの登山ですが、登り始めてすぐの廃村のところで、福寿草や早咲きの桜などが見えました。

霊仙山は私は初めて登るのですが、ずっと急登で、久しぶりの登山の私には、ちょっときついと思いながら、歩を進めていきました。最初はやはり汗をかいていたのですが、笹峠を越えたあたりから付近に木立もなくなり、カルスト地形が出現。

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昔ここはクマザサで覆われていたようですが、鹿に食い荒らされてクマザサはなくなってしまったそうです。
さらに、天候もわるく、ガスは出てくるは、10mを超えるような風が吹く中を、せめて近江展望台まででも登ろうとがんばりました。福寿草の群生は、近江展望台よりまだ先なのですが、このガスの中を進むのはちょっと危険という判断をしたのです。

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晴れていればおそらく近江展望台からは絶景が拝めたことでしょうが、あいにくのこの雲の中。寒いこともあり早々にピストン下山です。

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少し下ると、雲から抜けて、こんな景色も見えるのです。
ともかくも厳しい山でした。自坊から遠くに望めるこの霊仙山。こんな風だとは想像もしていませんでした。

頂上付近の福寿草の群生には行けませんでしたが、それでも途中、こんな可愛い高山植物に出会えました。

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上の方はミヤマカタバミですが、下のはなんでしょうね。ご存知の方お知らせ下さい。

さて、今日から新年度となりました。そして今日の11時半には、5月からかわる新元号がついに発表されますね。弊所も5月上旬に上梓される書籍の編集を承っていて、あとがきや奥付の日付を新元号で表記したいために、新元号の発表を待ち望んでいるところです。

それから、弊所の「宗教法人管理システム 擔雪II」のシステム改修も必要ですし、皆さんにご迷惑がかからないように万全の準備を整えていっております。

桜の開花宣言もされてはいますが、寒の戻りで、今日などは山間部では雪が降るかもとか。体調を崩しやすい今日この頃です。新たな年度、気持ちよく望みたいところです。

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春彼岸に施餓鬼

 

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今年の春のお彼岸も終わりましたね。皆さんもご先祖様のお墓にお参りに行かれましたか?

寒の戻りで、少し肌寒いお彼岸後半でした。

自坊では春の彼岸にもお施餓鬼をお勤めしています。永代供養としての祠堂金をお納めいただいた方にご案内するのですが、自坊のあるうちの集落では近所の淨土真宗の門徒さん方も祠堂金を収められることが多いので、お参りには他門の方もおいでになります。
聞くところによると、淨土真宗では回向で法名を読み上げられるわけではないのですが、うちは祠堂帳に書き込んだ法名はすべて読み上げるのでありがたいそうです。それだけでも30分ほどはかかるのですが、そう言われるとやめるわけにもいきません。

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一時間半ほどの施餓鬼法要のあとは、本山から定期巡教に見えている布教師様による法話を拝聴しました。今年のテーマは「おかげさまの心 たよらないのが仏さま-無依道人-」。此岸にいる我々も、仏様のおられる彼岸に常日頃から渡れるように、心掛けて生きましょうというお話でした。

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写真展

 

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個人的なことで恐縮ですが、NHK文化講座でカメラ講座を受講しております。講師は、禅文化研究所のサンガセミナーでも開講してもらっています、柴田明蘭先生でして、このたび、その講座の受講者で初のグループ展を開催することになりました。
会の名前を先生の名前から一字いただいて「写蘭会」と命名。今回の写真展に先生から与えられたテーマは「ストレート」です。先生の他11人の受講生の写真を展観します。私は3点を提出します。みんなで25点ほどの力作写真をご覧頂けます。

なかなか撮った写真を人に観ていただく機会というのがないので緊張もしますし、展示写真の選定に悩みました。

素人とは言え、それぞれの個性も出ていて面白いと思います。
もし、ついでの機会がありましたら下記の日程で開催しておりますのでお立ち寄り頂ければ幸いです。入場無料です。

写蘭会グループ展 vol.1
会期:2019.4.20(土)~4.26(金)
平日・土曜9:00~18:00/日曜10:00~17:00
(但し、最終日は16:00まで)
会場:ラボ京都4階ギャラリー(烏丸仏光寺西入)
  京都府京都市下京区釘隠町248-1 TEL075-353-4188

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三島龍澤寺へ

 

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少しくブログ更新できずにおりました。花粉症がきついのかと思っていたら、高熱が出て珍しく3日間も寝込んでしまいました。
その熱が出る前に出向いたのが、三島市にある龍澤僧堂。このブログでも何度も書いておりますね。

今回は、昨年春から弟子が龍澤僧堂に掛搭して修行中なので、ご挨拶に伺うのが一つ。それからこの機会に檀家さんを引き連れて六月に団参をさせていただこうと思っているので、そのお願いも兼ねて松華室後藤榮山老師にご挨拶に伺ったのでした。

かすんでいたので、拝むことは無理かなと思っていた霊峰富士もうっすら見えて、暖かい静岡県。駿河湾もきれいに見えました。

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龍澤寺は現在、雲水6名とのこと。自分も在錫していたので、境内を含む山をこの人数で掃除するだけでも大変です。
到着したときには方丈で法事をしている様子。どうやら弟子が維那をしているようで声も聞こえて安心しました。
全国には約40ヶ寺の専門僧堂がありますが、少子高齢化の世の中で雲水も少なく、多くの僧堂は人少で苦労されている様子です。

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後藤榮山老師はたしかもう90歳かというお歳なのに、明快で矍鑠とされお元気そうでした。毎日若い雲水と生活されているとボンヤリなどしておられないのでしょうね。この老師に弟子をお預けしてよかったと改めて思い、もう梅の花も終わってしまっている龍澤寺をあとにしたのでした。

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誠拙周樗展のお知らせ

 

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以前、誠拙周樗禅師の200年遠諱がこの4月にあり、それにむけて遺墨集を作成中であるとこのブログ禅で書きました

そしてまた、その遠諱のある頃、来たる4月2日より6月15日に、花園大学歴史博物館にて、2019春季企画展「大用国師200年遠諱記念 誠拙周樗-鎌倉禅中興の祖-」展を、大本山円覚寺、花園大学歴史博物館、禅文化研究所の主催で開催いたします。

当時、衰退していた鎌倉禅を使命をうけて再興された誠拙周樗禅師。円覚僧堂の開単にはじまり、鎌倉ばかりではなく、八王子の廣園僧堂(南禅寺派)、京都の相国僧堂(相国寺派)と天龍僧堂(天龍寺派)の僧堂開単もされた、今風にいうと凄腕の禅僧です。

残された遺墨は数多く、私達が実際に調査したものだけでも180点。所蔵を確認できているものは440点以上にのぼります。これはほとんどが寺院ですので、一般の方でご所蔵のものもかなり多くあろうかと思います。

ともかくも、調査した180点の中から、鎌倉を中心とした関東、京都、愛媛から、厳選した80点を出陳いただき、前期後期の2回にわけて展観します。

是非、この展覧会にもお運びいただければ幸いです。

会期中に下記の通り、2度の公開講演会も実施します。それにあわせてご来場もお待ちしております。

■2019年4月23日(火) 13:00~14:30 
   「誠拙周樗禅師の鎌倉における禅の中興」舘 隆志 氏(花園大学国際禅学研究所研究員)
■2019年5月13日(月) 13:00~14:30
   「大用国師を慕いて」横田 南嶺 老師(臨済宗円覚寺派管長・花園大学総長)
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大徳寺龍光院 国宝曜変天目と破草鞋

 

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来たる2019/3/21~5/19に、滋賀県のMiho Museumにて、京都紫野の大本山大徳寺塔頭龍光院の宝物を一挙に公開される、「大徳寺龍光院 国宝曜変天目と破草鞋」展が開催されます。

龍光院は、黒田長政が、その父黒田官兵衛の菩提を弔うために、江月宗玩を開山にして開創されたお寺です。江月宗玩は、堺の豪商であり茶人としても知られる津田宗及の息子ですので、茶道との繋がりも強く、龍光院は当時の文化人が集うお寺でした。

そして、大坂夏の陣をくぐりぬけて、津田宗及の所有していた逸品が龍光院に寄進されており、現在まで歴代の住職が粛々と守り続けてこられた宝物が遺されています。

実は、私が研究所に入ってそう長くない頃、龍光院さまより依頼を受けて、こういった宝物の写真撮影にプロのカメラマンとともに龍光院に通い詰めた10日間ほどがありました。当時は私も青二才で、これらがどれほど重要なものなのかもあまり解っておらず、それでも蔵で大事にされている書画などを丁寧に運び出しては撮影補助をするということをしていた記憶があります。あのとき、もっとじっくり見ておけばよかったのにと今さらながら思う次第。
研究所では今はデジタルアーカイブス事業として宝物調査を行なっていますが、当時はフィルムでの撮影でした。今、その時のポジフィルムを大切に保管しています。

この機会に展覧会を訪ねて、今一度、あの宝物に対面してこようと思っているところです。皆さんも如何でしょうか。こんな機会は初めてですよ。

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大般若祈祷会

 

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今日は3月11日。いうまでもなく、東日本大震災のあった日。テレビやラジオを聞いていると、先日から、関連した番組やニュースを流していますね。福島の原発の処理も含め、まだまだ収束には到っていないことをひしひしと感じるところです。

禅寺ではお正月に行なっておられるのが修正会というご祈祷。そして善月つまり、正月3月9月に行なわれる祈祷会として善月祈祷会ということも法要としてあり、いずれも大般若経の転読を行なうのですが、自坊の教区では、慣例的に正月の祈祷会を3月に行なっています。
おそらく、1月には雪が多かったこともあり、今のように自動車もあるわけではなかったので、温かくなる三月に行なうことに当時の住職達が相談して変えたようです。
というわけで、一昨日は自坊の大般若祈祷会でした。近隣の和尚方が集まってこられ、大きな声で大般若経六百巻の転読を勤め、天下安全、五穀豊穣をお祈りするのです。
しかし特に今年のように温かいと、また1月にやるように改めるのもいいかもしれないと集まった和尚さんたちの声も出ていました。

さて、もちろん八年前にも自坊はもちろんのこと、各地のお寺でお正月からこういったご祈祷をしていましたが、それでもあんな大震災がおきてしまいました。これは仕方のないこと。どれほど祈っても自然の力には敵いません。悲しいことですが、それでも私達人間には、祈るということしかできないのですね。

ところで、今年から、自坊の大般若経六百巻の函が新しくなりました。長年の使用で痛んでしまっていたので、昨年、檀家さんが寄進を申し出ていただき、きれいな桐の函になり、この度、初お目見えなのでした。

b_MG_4530.jpg今年は大きな災害や戦争がありませんように。五穀豊穣、世界の人たちに恵まれますように。

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研究所の花 2019/3

 

花粉きついですね。

私を含め杉花粉アレルギーの方には、辛い日々が始まってしまいました。今年は1月末くらいから、「あ、きたな」と感じており、市販薬を飲み始めましたが、先般の方広寺晋山式の日から完全にヒットしまして、ちょっと外に出ただけで、目は痒くて鼻水は出て、内部が痛いといった状況。ひどいときは頭痛もしますし、顔の肌までヒリヒリします。
花粉症でない方にとってみたらわからない話でしょうが、なんか、ずっと風邪を引いているような感じで辛いんです。

しかしながら、これも春になったということ。冬枯れの庭にも少しずつ花が顔を見せています。もちろん梅も満開ですが、今朝は久しぶりにお花係のブログ記事とさせてもらいます。

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紫のクリスマスローズと橙色の小さな草花とユキヤナギを組み合わせて玄関に生けさせてもらいました。この橙色の草花、朝にしか花を開かないんですが、なんていう名前でしたか失念してしまいました。

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応接室にも同じだいだいの草花とともに、ヒメリュウキンカ、そしてふきのとうの伸びたもの。とても春らしい感じです。その横にある無文老師の遺影には、

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ネコヤナギとクリスマスローズ、そしてカズラ。詳しい名前は知りません。

廊下にも花瓶を置いています。こちらもカズラとヒメリュウキンカです。

b_BKL9176.jpg春らしい花は元気が出てきますね。

 

 

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安永祖堂老師の方広寺晋山式

 

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去る平成31年3月2日(土)、浜松市の大本山方広寺にて、第十一代管長となられた薔薇軒安永祖堂老師の晋山式があり、禅文化研究所からとして参列して参りました。幸いにしてお天気にも言うことなし、かえって暑いくらいの好天でした。

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この大きな本堂に、各派管長はじめ、僧堂師家、所縁の尊宿や派内寺院住職、また檀信徒の方などあわせて、総勢500名は越えるであろう方々に見守られる中、晋山の儀を務められました。

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管長猊下は、高く張りのある声で晋山法語などを唱えられ、老師は天龍寺の亡き平田精耕老師の法嗣であるので嗣法の香は平田老師に向けて焚かれました。そういったことから、白槌師には現天龍寺派管長の佐々木容堂老師が就かれていました。

無事円成ののち、市内のホテルに移動して祝宴が執り行われました。

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ご本人のご挨拶のあと、臨黄合議所理事長本山である建仁寺派管長の小堀泰巌老師の祝辞、続いて、乾杯の発声では、安永老師が花園大学で教鞭を執られることになった縁を語られた禅文化研究所前所長の西村惠信師でした。

この方広寺には禅文化研究所のデジタルアーカイブズ事業で調査に入らしていただいたので、近年、何度も足を運ばせて貰ったこともあり内局の重役方始め、顔見知りの方も多く、また各地から集まられた尊宿の方々も旧知の方も多く、親交を深めさせていただきました。

そして、そのデジタルアーカイブスの成果発表として、今年の秋には花園大学歴史博物館で「方広寺展」を開催しようと計画していることを、方広寺派宗務総長様にもご内諾をいただきました。また追ってご案内させていただきます。

それから、今回の晋山式を記念して発刊されたのが『坦翁禅話』(禅文化研究所刊)です。これまで季刊『禅文化』・大徳寺発行『紫野』・『京都新聞』などに連載された禅エッセイを集成。挿絵は老師のご友人である松尾正澄師によるものです。
ご購入をお待ちしております。

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「禅文化研究所紀要」34号発刊のお知らせ

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禅文化研究所の「紀要」34号を発刊いたしました。32号よりホームページ上にて公開し、どなたさまにも自由にご覧いただけるようになっております。

1988年より始まった景徳伝灯録研究会は、その会読成果としてこれまで3巻(巻第7・8・9、10・11・12、13・14・15)を刊行しておりますが、今回の紀要には巻第17雲居道膺章・曹山本寂章の訓註を収録いたしました。続刊のお問い合わせもいただいておりましたので、ぜひお読みいただければと思います。

くわしくはこちらをご覧くださいませ。

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誠拙周樗禅師の遺墨集 責了

 

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もう2月もおしまいですね。あっという間に今年も六分の一が終わり。なんとも早いものです。
さて、この4月11日に、鎌倉の円覚寺を中興された誠拙周樗禅師(大用国師)の200年遠諱が、大本山円覚寺に於いて勤修されます。それにあわせて禅師の遺墨集制作を委託され、数年前から手がけてきましたが、昨日、印刷会社に責了を伝えました。
事前調査時には442点が報告され、その中から180点に絞って詳細調査を行ない、今回の図録にまとめてあります。鎌倉はもちろんのこと、北は仙台、南は宇和島、久留米まで駆け回って調査してきました禅師の墨蹟を、釈文するのもこれまた大変な作業でした。

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以前、100年遠諱の時にも図録が作られました。それがこれです。こちらは制作部数が少なかったのか、現存しているのはかなり少ないようですが、幸いにして禅文化研究所の資料室には備えてありました。
また、50年前の昭和46年の150年遠諱の時には、小冊子で下の図録が作られています。こういった資料も大変参考になりました。

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今回の『二百年遠諱 大用国師遺墨集』は、これらの図録より遙かに収録数の多いものとなっています。禅文化研究所からも特別頒布させていただくことになっています。

また、この遠諱に合わせて、誠拙周樗禅師の師匠にあたる月船禅慧禅師の偈頌集『武渓集』の訳注本を禅文化研究所から刊行いたします。横田老師による現代語訳も含まれています。この底本となった円覚僧堂蔵の刊本『武渓集』には、誠拙周樗禅師の書き入れが施してあります。もちろんこの書入れも注釈に含んでおります。発刊日は4月11日です。改めてご案内いたします。

 

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京都書道連盟 文化講演会のお知らせ

 

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来たる2019年3月31日(日)午後6時から、ハートピア京都において、前禅文化研究所所長の西村惠信師による講演「私の歩んだ禅の道」が開催されます。

聴講は無料で、先着200名(事前申込制)となっております。

お申込の方は 京都書道連盟事務局 〒615-0806 京都府京都市右京区西京極畔勝町54-1-204  Fax(075)315-1626 へ「Fax」または「往復はがき」にて氏名・住所・電話(携帯)を明記の上、お申込みください。  

どうぞご来場をお待ちしております。

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第9回駿河白隠塾フォーラムのお知らせ

 

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伊豆ではそろそろ河津桜が咲く頃ですね。来たる2019年3月10日(日)に、静岡県沼津駅前のプラザヴェルディにて、駿河白隠塾主催の第9回白隠塾フォーラム「白隠と健康」が開催されます。

第1部は「白隠あれこれ」と題して、白隠塾塾長の芳澤勝弘氏による講演、続いて第2部は「夜船閑話をめぐって」と題して、大本山円覚寺派管長の横田南嶺老師による講演があります。

白隠と健康といえば、『夜船閑話』。坐禅修行をしすぎて禅病に悩んだ白隠が、京都白川の白幽子に学んだ「軟酥(なんそ)の法」は有名ですね。そんな話も詳しく聞けるのではないかと思います。

定員300名で、駿河白隠塾会員は無料、一般参加は2000円です。また、参加には駿河白隠塾事務局(TEL 055-925-0512/メール)までお申し込みが必要です。
まだ席に余裕があるようですので、どうぞご参加ください。

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毎回、弊所からも書籍販売にお邪魔しているのですが、今回は残念ながら当方からは参れませんが、関係書籍を委託販売していただきますので、どうぞ、書籍販売ブースへもお立ち寄り下さい。

伊豆の河津桜の満開の頃でもあるでしょう。あわせてどうぞ。

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中津・自性寺へ

 

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宇佐神宮をあとにして、デジタルアーカイブスの調査出張先である中津市の自性寺様へ向かいました。

予定通り10時着。積んできた調査機材を下ろして新幹線組のスタッフを待ちます。

この自性寺は奥平家の菩提寺でありますが、12代目の住職に提州禅恕(1720-1778)という、白隠慧鶴禅師の法を嗣いだ方がおられます。そしてその法を嗣いだのが13代目住職、海門禅恪(1742-1813)です。のちに八幡の圓福僧堂を開単された方です。

そしてこのお寺には「河童ケンヒキ太郎」の逸話が残っています。人に取り憑いて苦しめていた河童ケンヒキ太郎を、この海門和尚が仏縁によって改心させ、その河童が書いた詫び状が伝わっているのです。以後、この河童は水神のように近くを流れる山国川を護ったということで、境内にある地蔵堂の屋根には、山国川の方向を見ている河童の鬼瓦がありました。

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件の詫び状、写真は控えますが、とても素晴らしい筆書で書かれていました。

さて、3日間に渡る調査をしたのですが、その間、中津駅前のホテルに宿泊していました。私が泊ったのは10階の部屋。朝起きてスクリーンカーテンを開けると、目の前に不思議な光景が。

b_2019-02-14-07.19.jpgとなりのホテルの屋上になにやらおられます。アップでみてみましょう。

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これでもよくわかりませんが、じつはこれ、福沢諭吉先生なのです。
福沢諭吉先生の生家がこの中津にあり、中津藩の旗本として、蘭学者として、そして慶應義塾大学の創設者でもあり知らない人はありませんよね。
遺された有名な言葉が「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」ですが、思いっきり上から目線でした。

自性寺様では3日間で100本以上の書画墨蹟を調査させていただきました。もう一回は訪問する必要がありそうです。

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大分県の宇佐神宮参拝

 

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しばらくブログ更新が途絶えましたが、白隠禅師の「富士大名図」を所蔵されていることでご存知の方も多いかと思います大分県中津市の自性寺様に、このたび、デジタルアーカイブ事業での調査に伺っていました。
大概のところは車を運転していくことが多いのですが、中津はさすがにちょっと遠いということで、今回は、電車組とは別に機材を載せた車で大阪南港からフェリーで行って参りました。乗ったのは名門大洋フェリーで新門司港に着く便です。

途中、写真の明石海峡大橋を通り過ぎ、明朝五時半に新門司到着です。実はもう1本後の8時頃に到着予定のフェリーに乗るつもりだったのですが、急遽欠航となってしまったためこの便になったのですが、自性寺様に向かうには少々早いということで、ほんのちょっと行き過ぎる事にはなるのですが、宇佐市にある宇佐神宮に朝参りに行くことにしました。
今までから一度お参りしたいとは思っておりましたが、今回、念願が叶ったことになります。

20190213-_MG_4352.jpg早朝なので、あまり参拝客もおられません。なおのことすがすがしい気持ちで鳥居をくぐりました。境内案内図の近くに、なにやら面白いポスターがあることに気がつきました。

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神仏習合の端を発したのがこの宇佐神宮というわけでしょうか。八幡様は八幡大菩薩として仏教でも崇拝の対象です。この宇佐神宮も八幡様をお祀りしていることから、早くから神仏習合となっていたお宮だったのでしょう。また、明治時代に神仏が分離される前は、正式には宇佐八幡宮弥勒寺と称していたとのこと。

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ちょうど巫女さんたちもご出勤時間ということで、私たちがゆっくりとお参りしていくのを、神社の方々に追い越されていくのでした。この鳥居をくぐって登っていくと上宮があり、この巫女さんたちは上宮へお勤めの方々。御礼をしているのは右にある下宮に向かってなのでした。なんとも美しい様子に出会えました。

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そしてこの階段を上りきると、ちょうど東の空から登った朝日で、なんとも神々しい景色にも出会えたのでした。
フェリーの中で眠ったとはいうものの、馴れない船内で熟睡できなかったヨダキイ(気だるいの大分弁)身体も、この空気と景観ですっきりしていきます。

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こちらは上宮本殿。左から一宮(八幡大神)、二宮(比賈大神)、三宮(神功皇后)となっておりますので、順番にお参り。
ここでは、二礼四拍手一礼という他の神社とは違う礼拝形式が古来よりあるようで、それに従い、4回かしわ手を打ちました。綺麗に鳴り響き、なにかいいことがありそうな気にさえなります。
じつはこの後ひいたおみくじでも「吉」が出ました。

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若宮さまと、下宮本殿にもお参りし、梅の花もほころぶ宇佐神宮を後にして、中津市へ向かったのでした。

 

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教区部内の花園会員研修会

 

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自坊は滋賀県にある妙心寺派の末寺なのですが、昨年より、所属する教区部内の檀家会である「花園会」の研修会というものが開催されるようになり、今年も去る2019年2月12日に東近江市の会場にて開催されました。

兼務寺院もいれて27ヶ寺ある部内寺院の呼びかけで200人以上の檀家様が一同に会され、開会式に引き続いて、まずは山田無文老師が作られてなじみの深い「生活信条」の奉読、そして椅子坐禅を行ないました。たった3分間ではありますが、会場内は静寂に包まれ、「一日一度は静かに坐って身体と呼吸と心を調え」られたのではないかと思います。

 

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その後、第一部として登壇されたのは、ハッピーコミュニケーションクリエーターとして各地で講演を行なっておられる今尾昌子(マーサ)さん。「人生は観覧車のように…生きる」と題してのお話をされながらのピアノ弾き語りコンサートでした。ピアノを弾いての音楽活動もライフスタイルの一つのようで、それが面白いことに立ったままピアノを弾いて唱うことができるということで、力強い演奏ときれいな声で来場者を魅了していました。

来場者の年齢層もある程度高いために、それにあわせたような懐かしい歌も交え、またオリジナル曲も披露されましたが、聴いていると目頭が熱くなるようないい歌もありました。

b_MG_4257.jpg続いて第二部では、昨年の研修に引き続き、前禅文化研究所所長の西村惠信師による講演「人生を楽しく生きるには」。
自らの生い立ちと苦労話を交えながら、苦労をしたからこそ人生は楽しくなるのだという持論を展開され、また「人の生を受くるは難く、やがて死すべきものの、いま生命あるは有り難し」というお釈迦様の言葉を採り上げ、いかに私(あなた)の命が奇跡的なのかということを説かれました。
そして、何度も講演で説かれていますが、「人生をあといつまで生きられるのだろう」と考えるのではなく「残った人生で今が一番若いじゃないか」と発想の転換をし、そうすることで生き生きと生きる方がどれだけ楽しいか! という持論を話されたのでした。

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会場では、そんな西村師の著作を含む禅文化研究所の刊行物も販売しておりました。『禅語に学ぶ 生き方。死に方。』が人気でした。サインをしてもらって帰られる方もおられました。

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第14回臨黄教化研究会「SNS社会におけるコミュニケーションを考える」

 

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去る2019年2月7~8日と、花園大学教堂ならびに花園会館をお借りして、臨済宗黄檗宗連合各派合議所主催の「第14回 臨黄教化研究会」を開催しました。

今回のテーマは「SNS社会におけるコミュニケーションを考える」ということで、50名強の僧侶が全国各地から参加されました。

今回は基調講演としてお二方にご登壇いただきました。

一人目は「社会現象としてのソーシャルメディアを知りつくす」と題して、藤代裕之氏(法政大学社会学部メディア社会学科准教授)に、お二人目は「SNSを通して悩める衆生とどう向き合うか」と題して、井上広法師(hasunoha共同代表・浄土宗光琳寺副住職)にお話し頂きました。

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藤代氏のお話は、専門の研究分野であることもあり、SNSの流れに沿ってその特徴などもお話し頂き、私達のような印刷媒体から情報を得て、今はスマホなどを使ってSNSを使っている世代と、現代の若者のように小さいときからスマホやタブレットを使ってSNSに触れてきた人間とは、SNSに流れてくる情報の見方が違うと。
つまり、印刷媒体を知っている我々は情報は探しに行くものだと思っているが、今の若者達は、溢れるほど流れてくる情報をどんどんスルーしていて、なにかふと目にとまったものを見るという感じだそうで、その若い人たちに宗教者はどうやって情報を伝達していくことができるかということを考えさせられる機会となりました。
また、SNSで人と人は常時繋がっているようでありながら、すでにそれはUnhappyなのではないか、繋がっているのに孤独であると考えてしまう人たちも増えています。それをどうやって本当の繋がりにしていけるか、もっというと、これからSNSとどう距離を取っていくかを、誘導していくことが我々僧侶においての課題となっているように受け止めました。

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また井上広法師は、テレビ番組の「ぶっちゃけ寺」などでご覧になった方もおおいかと思いますが、hasunohaというサイトを立ち上げられています。このサイトは一般の人が投げかけた多種多様の質問を、お坊さん(宗派は問わない)が回答していくというサイトで、質問に対する回答率はほぼ100%で、すでに5万件以上の回答がされているという驚くべきサイトです。そのサイトの中での実例を挙げるなどして、悩める衆生をネット上で済度していこうとされているわけで、禅門の僧侶の本願である「下化衆生」そのものであろうかと思います。ただ、現状では臨済宗の僧侶は10人しか回答者に登録していないということで、色々な事情は想定されますが、そのあたりのこともこれから考えていかねばなりません。

このような講座の後、分科会では5つの班にわかれ、それぞれのテーマに沿って会議がなされました。

1班「寺院の活動にSNSをどう活用していくかⅠ」
2班「寺院の活動にSNSをどう活用していくかⅡ」
3班「寺院のホームページやブログの活用術」
4班「インターネットで起きる問題に仏教はどう対応するか」
5班「瞬時性とその問題点(著作権と肖像権を知っておく)」

二日目の最後には、これらの検討結果をそれぞれの班の代表者が発表し、閉会となりました。

SNSを若者たちと関係をつなぐ有効なツールとして、より敷居の低い繋がりを構築できるように、わかりやすいコンテンツを配信するなどしていき、そして、結果的にはネット上ではなく現実の人と人との繋がりにしていくということが、我々のするべきことなのではないかと思いました。

参加者だけではなく、宗門の皆さんもこういったことを考えていく機会をもつべきかと思いました。

※後日、臨済宗黄檗宗僧侶の方々には臨黄ネットの寺院用サイトにて講演の動画も公開いたしますので、どうぞご覧下さい。

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百年の光跡 写真展京大吉田寮

 

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京都大学吉田寮。名前は知られていても、内部までは知らない人が多いのではないでしょうか。
耐震性にかけるとのことから、昨年9月末をもって住人である学生に退去命令が出ています。これによって学生自治で成り立ってきた長い歴史にも終止符が打たれるのです。またここでも支配したい大人が若者の大事な場を奪ってしまう、そんな風潮が感じられてなりません。
とまれ、その記録を遺さんがために、藤川 佳三という映画監督が、強制退去を迫られている京都大学・吉田寮を描くドキュメンタリー映画『自治と青春(仮)』の制作されていて、それを援助しようとクラウドファウンディングで募集されています。

この「吉田寮記録プロジェクト」で、臨済禅師・白隠禅師の遠諱の時に写真記録班を手伝っていただいたフォトグラファー平林克己氏もまた、吉田寮の写真を撮ってこられました。
今回、この映画制作のプロモーションの一環で、横浜、京都、東京で「百年の光跡 写真展京大吉田寮」が開催されています。

残念ながら、京都は去る2月3日で終了してしまったのですが、私は先週、京都ルーメンギャラリー(麩屋町通五条上ル)で開催されていた京都展を観に行ってきました。

一々の写真に付けられているキャプションは、吉田寮の住人である京大生が書いたとのこと。インパクトのある写真ももちろんのこと、それらのキャプションも読み応えがありました。

東京では2月11日まで観ることができます(入場無料)。
会場は、イリヤプラスカフェ カスタム倉庫 2F(東京都台東区寿 4-7-11)です。東京近辺の方、是非ご覧になって下さい。

それから、吉田寮の見学もできるようです。
今月は、8日、15日~17日、22~24日の各18:00から、一時間程度ということですが、事前予約は不要とのこと。
吉田寮の公式Twitterアカウントにて予定を更新されているようですので、行かれる前にお確かめを。

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雪の永源寺

 

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先般来の永源寺派管長・道前慈明老師のビデオ撮影の関係で、先日の朝、雪の永源寺を訪ねてきました。

旧八日市のあたりには雪がないのに、永源寺の門前あたりは、上記のような雪景色。やはり少し山の奥へ入ってきているために、平地とはだいぶ様子が違います。

境内へ向かうと、朝日に照らされてとても美しいのでした。管長にお出会いする前にしばらく撮影を楽しみました。

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秋には紅葉を目当てに多くの方が訪ねられる永源寺ですが、この時期にはさすがに参拝客はおられず、貸切状態。

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b_MG_4218.jpg気温は低く、気分もきりっと引き締まり、このあと、僧堂へ向かい老師とお話をしたのでした。

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現代版:牛に曳かれて善光寺

 

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まもなく旧正月。中国ではこれからお正月休みといったところで、京都にはまた多くの中国人観光客が訪れることに違いないでしょう。

それはさておき、自坊の檀家さんの中で一軒だけ、毎年旧暦のお正月に祈祷のためにお宅に出向いて、理趣分(「大般若波羅蜜多経」第五七八巻)を誦んでいるお宅があります。以前にも本ブログで書いたことがあるかと思いますが、知る限りでは先々代当主の時からずっと続いています。もっと以前から続いていた可能性もあります。

ここの現当主は私の幼なじみなのですが、娘さんが3人おられ、その御長女Hさんが御養子を迎えられて新しい世帯を構えられています。

今年はちょうど旧正月が当る日に他のお宅のご法事を受けてしまっていたので、一週間前の先日、理趣分を誦んでまいりました。今年はその新世帯を設けたHさんが言われるには、「私は今年は前厄なので懇ろにお願いします」と。小一時間の読経で、ご本人もすっきりしたということでした。

その後、お話をしていると、こんな話になりました。

Hさん)「和尚さんは善光寺って行ったことありますか?」
私)「はい、もちろん。3~4回くらいかな、お参りしたことがあります」
Hさん)「そうなんや~。私は行ったことがないので、来年は家族みんなでいかないと、と言ってるんです」
私)「ほぉ、急にまたどうして?」

ここからが面白い、いかにも現代っ子!

Hさん)「こないだね、寝る前にスマホでYoutubeを見ていたんですよ。何を見ていたかというと、“死刑で罰せられ処刑された人はどうなるのか”というのがあって……。そしたらその下にあった別の動画で、生前に善光寺にお参りしておかないとお浄土に行けないらしくて、死んでから、まず善光寺にお参りしなければダメなんだとかいうのがあったのですよ」と。

少しディテールが曖昧で間違っている部分もありましたが、ともかくは、「自分も含め大事な家族が、死んだ後にちゃんとお浄土に行くためには生前に善光寺にお参りしておかなければならない」ということを、なんと、Youtubeの動画を観て知ったということ。私はそこにひどく興味を抱かざるを得ませんでした。

「牛に曳かれて善光寺参り」という話がありますね。無信心な老婆が、ある日、布を洗濯して干していたところ、通りかかった牛が角にひっかけて走っいってしまったので、それを追いかけたら、ついに善光寺に至り、そののち篤く善光寺を信仰したという話なのですが、無信心ではないにしろ、今まで善光寺なんて有名なお寺を知りもしなかった当家の娘さんが、Youtubeをみて善光寺を知り、是非ともみんなでお参りしたいと思ったわけで、これはまさしく現代版「牛に曳かれて善光寺参り」ではないかと思った次第です。

もちろん、「善光寺に行く前に、うちのお寺にもお参りしてね」といっておきました。お寺での大般若祈祷会にもお参りしてくれるそうです。

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黒板の入れ替え

 

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自坊のことで恐縮です。一般の方は、いまや学校や大学にでも通っていない限り、あまり黒板というものにお目にかからないかとおもいますが、お寺では意外に必需品です。

どういう時に使うかというと、おもに布教師がお説教に見えたときに使われるものなのですが、自坊にも30年以上前に、当時の檀家総代さんから御寄贈いただいた黒板がありました。卑山の開創300年大法要の頃から、毎年毎年、定期巡教などで布教師の方々が、仏教の言葉や禅の言葉を書き込んでこられた黒板です。

それが上の写真なのですが、経年劣化で少し盤面が傷んできました。また、黒板というのはそういうものなのですが、使うとチョークの粉が手に着いたり、布教師さんの大切な法衣も汚しかねません。そしてまた、ともかく重いのです。そろそろ替え時かなぁと思っておりました。

そうしたところ、檀家さんで、長年お勤めになってきた保育士をこの春に退職されるという方がおられ、その記念になにか寄贈したいというご希望をいただきまして、ではこの黒板に代わるホワイトボードをということでお願いしましたところ、ご快諾。ありがたいことです。

そこで、じつは私の高校時代の友人で黒板屋さん(大阪)がおりまして、連絡したところ、だいぶ勉強して(関西では値引きことのです)して提供してくれることになりまして、先日、大阪から納品に来てくれました。

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手慣れた様子で組み立ててくれました。以前の黒板より、だいぶ軽いのも魅力です。彼が言うには、今でも数学の先生なんかには黒板がいいと言われる方が多いようです。そんな話を聞くと、高校時代の数学の先生の顔や、問題が解けず苦痛だった微分積分の時間を想い出してしまいます。

これでも、今時、ホワイトボード? と言われる方もおられるかも知れませんね。そのうちきっと、デジタルに取って代わられる日も来るかも知れませんが、当面はこのボードに活躍して貰うことになるでしょう。

20190124_065358.jpgというわけで、この春の定期巡教でこられる布教師さんが使い始めということになりそうです。

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季刊『禅文化』251号 発刊しました

 

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本年最初の季刊「禅文化」を発行いたしました。

お坊様がたにとっては年始の大般若祈祷会が記憶に新しいところかと思いますが、今季の「禅文化」では、禅宗と祈祷の関係について特集させていただきました。

己事究明を主旨とするのが禅宗。有為の功徳を願うことを良しとしないはずの宗派が、なぜ化他行である祈祷を行なっているのでしょうか。禅宗における祈祷の歴史を振り返り、経典を読み解きながらその理由と意義を考える一冊となっております。

毎年半僧坊大祭が厳修される平林寺の松竹寛山老師、禅宗の経典や行事を研究されてきた野口善敬先生(花園大学国際禅学研究所所長)をはじめ、5名の方にご執筆いただき、とてもわかりやすく、かつ読みやすい特集に仕上がりました。

表紙は、大般若祈祷会で掲げられる「十六善神図」(南禅寺蔵・重文)。禅宗美術に造詣深い福島恒徳先生(花園大学教授)による「十六善神図」の詳説は、檀家さま・在家信者の皆さまへのお話にもお役立ていただけるのではないでしょうか。ぜひお手に取っていただけらたらと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。

詳しくはこちらをご高覧ください。ネットからご注文もいただけます。

※写真は大般若祈祷会で導師が看読する「大般若波羅蜜多経」578巻「理趣分」。

 

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臨黄合議所新年理事会

 

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本ブログをいつもご覧頂いている方はご存知のことかと思いますが、臨済宗黄檗宗連合各派合議所(通称、臨黄合議所)という機関があります。文字通り、臨済宗と黄檗宗のあわせて15派と禅文化研究所を含む合議機関です。臨黄ネットという臨済宗黄檗宗のオフィシャルサイトも運営しています。近年はここでも書いていた臨済禅師・白隠禅師の大遠諱事業も行なってきました。

昨日、この臨黄合議所の新年理事会が、京都市上京区のブライトンホテルにて開催されました。理事会には各本山の総長方がご参集いただき、事務局である弊所からも出向いて会議を行ないます。新年早々に行なわれる今回は、来年度の事業計画と予算案について協議されるのです。また新年の賀詞交換も兼ねています。

今回のその他の議案に上がったのは、臨済宗黄檗宗合同の専門道場補佐員会議の設置要望についてでした。

多くの専門道場を有する妙心寺派では、以前から宗制で定められた専門道場規定において、専門道場には補佐員2名を置くことを定めていて、近年は年に一回の会議をして、それぞれの専門道場からの情報交換を行ない、運営の円滑化に寄与するようにされてきました。また妙心寺以外の派でも一部の本山では各派合同での補佐員会議を招集されていたこともありました。

昨今、専門道場の抱える課題が、過去にはなかったような事例が多くなってきたことなどから、更なる連携が必要ということで、妙心寺派からの要望として、臨黄合議所が主体となった補佐員会議を設置したいというものです。

専門道場は聖域というか、臨済宗黄檗宗で大変重んじる修行の場ということがあり、今まで、その運営について外部から踏み込んで提言するようなことはしてきませんでしたが、これからは状況に応じてそういったことも検討していく必要があるのではないかというような意見もでました。また後継者不足という宗門の抱える問題にも直接的に関係しているといったこともあり、今後、この件についてさらなる協議が必要になるとの総意を得たところです。

予定時間をだいぶオーバーした熱い会議となったのでした。

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禅宗法式シンポジウム「お寺の原点をいかに記憶するか」

 

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仏教にしろ神道にしろ、その仏事・神事を行なうためには、規式、つまり行ない方が細かく定められています。
臨済宗にももちろん法式(ほっしき)と言われる規式が決められていて、原則的にはそれに則って儀式法要を行なうのが常です。古くは『百丈清規』『禅苑清規』などといった法式を定めた書物も中国から伝わり、日本でも江戸時代に『小叢林略清規』という清規本が残っています。
弊所から発売している『江湖法式梵唄抄』などもこういった法式を学ぶためのガイドブックです。

このたび、花園大学国際禅学研究所で、下記のような禅宗法式のシンポジウムが開催されます。禅宗僧侶はもちろん、一般の方でも受講頂けるとのことですので、興味のある方はご参加されてはいかがでしょうか。

 

 


 

2019年2月13日(水)に、花園大学の教堂におきまして臨済宗妙心寺派教化センターと曹洞宗総合研究センター、花園大学国際禅学研究所の共催で禅宗法式シンポジウムを開催いたします。
詳細は下記のとおりでございます。

禅宗法式シンポジウム「お寺の原点をいかに記憶するか」
  臨済宗の開山正当忌と曹洞宗の開山報恩法要を考える

■ 日 時
2019年2月13日(水) 13時~15時10分
(12時30分 開場)

■ 会 場
花園大学 教堂
京都市中京区西ノ京壺ノ内町8-1
キャンパスマップ

■ 次 第(敬称略)
13:00~13:30
「開山忌の伝来とその展開」
尾崎 正善(曹洞宗総合研究センター講師・鶴見大学非常勤講師・曹洞宗瀬谷山徳善寺住職)

13:30~14:00
「臨済宗の開山正当忌」
吹田 良忠(臨済宗妙心寺派法務部長・妙心寺古文化副所長・大本山妙心寺塔頭慧照院住職)

14:00~14:30
「曹洞宗の開山報恩法要」
井上 義臣(大本山永平寺名古屋別院監院・室内住職学研究会 滴禅会代表・曹洞宗松鷲山花井寺住職)

(10分休憩)

14:40~15:10
総合討論

■ 司 会
野口 善敬(臨済宗妙心寺派教学部長・臨済宗妙心寺派教化センター所長・花園大学国際禅学研究所所長・臨済宗妙心寺派潮音山長性寺住職)

■ 共 催
臨済宗妙心寺派教化センター・花園大学国際禅学研究所・曹洞宗総合研究センター

■ 協 力
妙心寺古文化研究所・禅文化研究所・曹洞宗岐阜県青年会

■ 定 員
120名

■ 会 費
無料

参加をご希望の方は、国際禅学研究所へお申し込み下さい。
■ 申込先
花園大学国際禅学研究所
電話:075(823)0585
Fax: 075 (279) 3641
メール

また下記サイトもご参照ください。
http://iriz.hanazono.ac.jp/event/hosshiki.html

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コハクチョウの飛ぶ琵琶湖の湖北へ

 

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もうはや小正月1月15日、小豆がゆを食べて邪気を払う風習がありますが、皆さんは食べましたか? すでに今年も1/24が過ぎてしまいましたね。お正月気分ももう完全におしまいです。自坊の正月飾りも近所の神社の左義長で焼いて頂きました。

昨日は成人の日でしたね。多くの自治体はその前日の13日(日)に成人式をしていたようですが、両日共にいいお天気で、文字通り晴れ晴れしい日となったことでしょう。臘梅もいい香りをさせて青空に映えていました。

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ただ日曜日の朝は霜が降りて寒い朝でした。自坊の回りでも霜が朝日に照らされキラキラと光ってきれいでした。スギゴケも近くでみるとこんな感じです。ちまたには苔マニアがおられますが、こういうのが愛おしいんでしょうね。

さて、琵琶湖の湖北の方にいくと、この時期にはコハクチョウがたくさん飛来しています。とくに夕方ともなると、湖西に沈む夕陽と相まって、コハクチョウを目当てにカメラを持って撮影に来られている方も多いのですが、一昨日、私もその中に交じってきました。

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如何でしょうか。100枚近く撮影した中で、うまく撮れたなと思うのはほんの数枚。写真を撮っていなくても、この景色を観ているだけで日本の美を感じることができます。場所は、湖北野鳥センターの湖北水鳥公園です。となりに「道の駅 湖北水取りステーション」があるので、車を止めることもできます。立ち寄ってみられては如何でしょうか。

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承天閣美術館「温故礼讃」展

 

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昨日はとても冷え込んだ朝でした。あぜ道に氷が張っていて、自転車のタイヤでそれを踏みつけながら出勤しました。

こんな寒いと出歩くのもおっくうになるかもしれませんが、大本山相国寺の承天閣美術館で「温故礼讃」展のⅡ期が、来たる1月13日(日)から開催されますので、お出かけになっては如何でしょうか。

足利将軍家によって創建された相国寺ならではの、足利家御用絵師による室町時代の水墨画をはじめ、当時から守り継がれてきた相国寺や金閣寺の寺宝を存分に楽しめます。

室町時代のいわゆる京都五山で育まれた五山文化と、少し異なる独自の文化を構築した相国寺の寺宝をじっくりご覧下さい。

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『ナムカラタンノーの世界』『禅門陀羅尼の世界』復刊

 

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長らく絶版品切れとなっていた陀羅尼シリーズの二冊を、このたび、オンデマンド印刷で並製本化して復刊いたします。少部数印刷のため、若干の価格アップとなってしまいましたが、復刊を希望されていた方々には喉から手が出るのではないかと思われます。

まずは、『ナムカラタンノーの世界』(オンデマンド版)。禅宗寺院で日常的に読誦される「大悲呪」。その「大悲呪」とは、どのようなお経なのか? なぜ、唱えるのか? そのご利益とは?「大悲呪」が載る『千手経』を読みながら、「大悲呪」のさまざまな疑問に答える、禅宗僧侶必携の一書となっています。

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もう一冊は、『禅門陀羅尼の世界』(オンデマンド版)。『ナムカラタンノーの世界』で扱った「大悲呪」と、同じく姉妹書『開甘露門の世界』であつかう「開甘露門」以外の陀羅尼、つまり、「楞厳呪」「仏頂尊勝陀羅尼」「消災呪」「却温神呪」を網羅し、各経典に口語訳、解題、訳注を施したものです。禅宗僧侶には無論のこと、仏教をもう一歩深く学びたい人々には必ずや安穏への秘鍵となるはず。

ご注文はオンラインショップからどうぞ。

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あけましておめでとうございます

 

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新年、あけましておめでとうございます。平成最後の年の幕開けですね。
年末には雪が舞い、京都でも少し積もったようでしたが、元旦は快晴で、今年はいい年になるのではないかという気持ちになりました。自然災害は我々の手で防ぐ手立てがないとはいえ、できれば、平穏であって欲しいと思い、私も自坊で正月3ヶ日の修正会(ご祈祷)をさせていただきました。
皆さんは、どんな年末年始をお過ごしになったでしょうか。

さて、禅文化研究所は本日より仕事始めとさせていただきます。
年末年始にお寄せいただいたご注文も、本日より発送をさせていただきますので、お待たせいたしますが、しばらくお待ち下さい。

本ブログも、基本的には隔日で発信していきたいと思っておりますが、多少のお見逃しをいただければと、新年から気弱なことでございますが、よろしくお願いいたします。

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年末年始休業のお知らせ

 

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今年も押し詰まってきました。明日からは寒波もやってくるようで、暖冬だと言われているこの冬ですがどうなるのでしょうか。

さて、禅文化研究所は12月26日(水)を仕事納めとさせていただき、翌27日から1月6日まで、年末年始の休業とさせていただきます。

なお、12月26日午前10時までに頂戴しました書籍等のご注文は、当日中に発送し、それ以降のご注文につきましては、1月7日(月)より、順次発送させていただきます。

今年の漢字は「災」でしたね。各地で大雨、地震、台風などの被害もたくさんありました。皆さんにとってはどんな年だったでしょうか。来年は災害のない年になればいいですね。

ブログ禅は、今年はこれで書き収めです。皆さん、どうぞよいお年をお迎え下さい。また来年も、禅文化研究所の活動にご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

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フレディ・マーキュリーにみる、人生の終い方

 

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冬至の土曜日から昨夜のクリスマスイブまで、3連休の方が多かったかと思いますが、如何お過ごしでしたか?

自坊は冬至の夜に檀家の総代さんや世話方さんに集まっていただいて、年間会計決算の報告をし、来年の行事予定などを検討したあと、一年を労って忘年会をすることになっています。各地の修行道場でも冬至冬夜となると、老大師も含めて、年に一度、無礼講の大騒ぎをしていると思います。

暖かかった3連休から、急に今朝は冷え込みましたね。霜が降りて寒々しい景色でした。木曜日くらいからは寒波が来て、雪が降るところもありそうです。いよいよですね。

さて、私は今年の法務も終わり、年賀状もできたので暇をもてあましてテレビをみていると、NHKで「人生の終(しま)い方」というドキュメンタリー番組をやっていたので、途中からでしたが観ました。

調べてみると、再放送らしくて最初は2年前に放送していたのですね。その時には知らなかったのですが、ご覧になった方もあるでしょう。

桂歌丸師匠を中心に、死に臨む姿がまとめられています。歌丸師匠は、落語という伝統芸能をこれからも守っていかなければならない。そのためにはこれぞという弟子を育てなければならないという使命にかられ、弱る身体に鞭打って高座に登り続けられました。

妻と二人の小学生の子供を残して余命数ヶ月の30代男性。なんとか子供達に一生懸命に生きるということの自分からのメッセージを伝えたい。辛い身体を押して、結果、亡くなる4日前に家族旅行を果たす姿。

軽度の知的障害の60代の娘を残して「何もしてやれなかった」と逝ってしまう、もと居酒屋おかみの90代女性。しかし死後には、店の常連だった人たちが集まって娘さんを支えていこうとする様子などなど。

そんな様子を観て感動して、一人涙して観ていたのです。自分ももう人生半ばを過ぎました。これからどこを目指して生きていくのか。ぼんやりしていてはいけないと改めて「生死事大、無常迅速」を意識していたのです。

そしてそんな午後には、前から周囲の人が観に行ってとても感動したと言っていた、QUEENの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観に行くことにしていました。意外に小さなホールに半数くらいの観客が。これでも最近ではあまりないほど多いように思いました。

まだ放映中ですから詳しくは書きませんが、イギリスのロックバンドQUEENと、そのリーダーであるフレディ・マーキュリーの生き様が描かれていました。彼等が活動していた時代はリアルに知っていますが、じつはちょっと路線が異なる音楽が好きだったので、あまり興味を抱いていなかったというのが正直なところです。ゲイでAIDSが発症して若くして亡くなってしまったことは知っていましたが。しかし、この映画を観てから聞く彼らの楽曲が異なって聞こえてきました。彼はこういう人生を送ったからこういう歌詞をつけたのだのだとか、こういうことがしたかったから、あんな奇抜な格好をしていたのだなとか……。まさしく、彼なりの“人生の終い方”を見せつけられたのでした。

映画館で観るべき映画だと思いました。お勧めします。

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槐安窟老師の撮影(永源僧堂)

 

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昨日(2018/12/19)、弊所のDVD「禅僧が語る」シリーズに新たに加わる、現永源寺派管長の槐安窟道前慈明老師の撮影のために朝から臨済宗大本山永源寺を訪ねてきました。

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8年前に火事で焼失してしまった永源僧堂ではありますが、現在は真新しい庫裏となっています。その書院にて、まずは老師へのインタビュー形式での撮影です。今までのシリーズではプロのアナウンサーなどにお相手をお願いしていましたが、今回は老師とも親しい弊所元職員のM女史にお願いしました。というのも道前老師が出家のいきさつとなったFAS協会の久松真一先生を信奉するM女史。そのあたりの話になると特に話が熱くなったような気がしないでもありません。

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午前中に1時間強、お昼を跨いでまた1時間弱のインタビューに、ほがらかにお相手いただきましたが、中でも禅の修行についてはかなり踏み込んだ質問に真摯にお答え頂きました。

その後、老師の隠寮にも入らせていただき、書斎の様子、ご揮毫のシーン、さらには通常は何人たりとも第三者の入ることのできない入室参禅なども撮影しました。そこまでに禅の今後を安否し、四弘の誓願に勤めたいと考えられる道前老師ならではのビデオとなることと思います。

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老師の書斎の床の間には、恩師である辻村公一先生から頂いたとおっしゃる久松先生の書「殺佛殺祖」が高々と掲げられていました。

販売は来年春ごろになるかと思います。どうかお楽しみに。

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名古屋市博物館「画僧月僊」に行ってきました

 

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本ブログで紹介させて頂きましたとおり、去る12月15日より展観が始まりました名古屋市博物館の月僊展をさっそく観に行ってきました。

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初日ということで多くの人が来られているかもと思いましたが、比較的ゆっくりと多くの絵を楽しむことができました。先にブログで書いたようにデジタルアーカイブズ事業で調査で何作かを目にしたことがあり、大仙寺と圓福寺の所蔵品を紹介しましたが、それらはおそらく月僊の作品の中でも後期にあたるようです。

というのも前期に描かれたものは、色も濃いめでありどちらかというと愛嬌のある筆致で描かれていたようで、後期になると、それらがあっさりとした色使いに変わっていったようです。この展覧会では、多くの作品が展観されていまして、それぞれ描かれた時代が分かる限り記されていますので、その違いが歴然としています。

 

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涅槃図も三点ありましたが、よく目にする涅槃図とは筆致がことなりますが、それでもやはりそれぞれの人物や動物が鮮明に描かれていて興味深く思いました。

誠拙周樗が賛を書いている、影響を受けた円山応挙筆の布袋図(名古屋市博物館蔵)も展示されておりじっくりと眺めてきました。もちろん図録も買い求めてきました。

皆さんも、どうぞ機会があればお運び下さい。

 

 

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忘年会続き

 

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夜の渡月橋

毎年のことなのですが、禅文化研究所の忘年会は、12月12日の大本山妙心寺の開山毎歳忌にあわせて、その前夜に行なうことになっています。というのは、遠方におられる理事長が開山毎歳忌に御出頭されるため上洛されるので、そのタイミングに合わせているというわけです。

今年の6月に交代された現在の禅文化研究所理事長は、埼玉県新座市平林寺師家の松竹寛山老師ですが、前日の11日に行なった弊所の忘年会にご出席頂きました。ちょうどその日には関西エリアの平林僧堂出身の方々の忘年会もあるとのことで、ダブルヘッダーでのご参加の様子でした。

かくいう私も毎年、12月12日の毎歳忌の夜には、出身道場である龍澤僧堂の関西エリアの忘年会が開かれるので、2日連続の忘年会になるわけなのです。今年は嵐山にて開かれまして、その料理旅館の温泉に入ってからの宴会でした。思いの外、トロトロのいいお湯で、京都でこんなお風呂に入れるなんてと驚きでした。

おそらく私が一番年下で、上の方は70歳代かと思いますが、年の差など関係も無く、ワイワイガヤガヤといつものとおり楽しい時間を過ごしました。

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お開きの後には嵐電に乗って西院まで参りました。それには目的があったのです。西院で降りてから南に向かって10分ほど歩きますと……

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これです。お目当ては株式会社ロームのロームイルミネーションなのです。有名ですのでご存知の方も多いかと思います。

今日の本ブログの写真がえらくキラキラしているとお気づきかと思いますが、こんな写真が撮りたいがためにクロスフィルターというものを買いまして、そのために向かったのでした。

b_MG_3514.jpgお酒も入っているので、あまり時間はとりませんでしたが、それでも86万球も点っているイルミネーションの雰囲気を味わって頂けたでしょうか。

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特別展「画僧月僊(げっせん)」(名古屋市博物館)

 

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今、手許で仕事している円覚寺の誠拙周樗禅師の墨蹟の整理をしているなかで、円山応挙の布袋図に誠拙周樗が賛をしているものがあり、それが名古屋市博物館所蔵なので、館のホームページを見ようとしてたまたま見つけたのが、この特別展「画僧 月僊」です。

デジタルアーカイブスの調査で禅寺を悉皆調査しているときに、時々、でくわすのが「月僊」筆のすばらしい着色墨画。

月僊(げっせん、1741-1809)は名古屋生まれの江戸時代の淨土宗の僧侶。江戸の増上寺で出家した後、桜井雪館(さくらいせっかん、1715-90)に絵を学び、あの円山応挙の影響を強く受けたと云われます。伊勢山田の寂照寺の住職になってからは、描いた絵を売って寺の復興に努めたと聞きます。なんか、二足鞋を履いて寺を維持している我々のようで嬉しくなります。したがって沢山の絵が出回っているのですが、主に京都や伊勢周辺に多いと思われます。

そういえば、デジタルアーカイブズ事業で調査をした、岐阜八百津の大仙寺様に「酔仙図」がありましたし、八幡の圓福寺にも海門禪恪賛の「遭痛棒図」がありました。

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酔仙図(大仙寺蔵)

 

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遭痛棒図(圓福寺蔵)

いずれも繊細なタッチで描かれた絵画でした。

というわけで、もっと観てみたい衝動に駆られ、今週末早速に名古屋まで足を伸ばして展覧会を観に行ってくることにします。皆さんも如何でしょうか。

会期は平成30(2018)年12月15日(土)~平成31(2019)年1月27日(日)となっています。詳しくは特別展「画僧月僊(げっせん)」のWEBサイトをご覧下さい。

 

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