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越南(Vietnam)旅行記 2019 その5(終) -タクシー事情とGrab利用とホイアン-

 

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4回にわけてお伝えしてきたベトナム旅行記の最後は、ダナンから車で約30kmほど南に位置するホイアンへ。ダナンから車でひとっ走りの距離です。

ホイアンのご報告までに、まず、ベトナムでのタクシー事情について、今さらですがご報告しておきます。

ハノイにいるときに市内で使ったタクシーが、普通より倍以上の値段を表示していて、それを訝しく思って宿泊していたホテルのコンシェルジュに話したら、あきらかに高額だとのこと。もう支払ってしまったあとだったのと、日本でなら普通ぐらいの金額だったこともあり諦めました。が、なにか良い方法はないものかとネットで探したところ、日本でも最近ひろがりつつある「Ubar」のような「Grab」という配車サービスが東南アジアにはあることがわかりました。

スマホにGrabというアプリを入れ、まずは自分のアカウント登録をして、クレジットカードの登録もしておきます。そして配車が必要なときにはアプリを起動して、どこに行きたいかを地図上で探してポイント設定すると、Grabカー4人乗り、Grabカー7人乗り、Grabバイク、Grabタクシー4人乗り、Grabタクシー7人乗りのそれぞれの運賃が表示されます。当初表示された金額を到着時にカードから引き落とされるわけです。

たとえば、Grabカー4人乗りを選択すると、瞬く間に、近くにいるGrabカーのドライバーの顔写真と評価マーク、車種名とナンバープレートが表示されますので、それをタップすれば、配車申し込み完了です。その後、何度も利用しましたが、いつも2分以内に車が到着しました。念のために車種やナンバープレート、お顔を確認して乗り込めば、行き先を告げなくても勝手に連れて行ってくれて、ついたら「Thank you. Bye」と降りるだけで、なんのストレスもありませんでした。逆にタクシードライバーより運転は安全だったようにさえ思います。

というわけで、タクシー料金に惑わされることなく、ダナン以降はGrabのお世話になりました。これ、絶対お勧めです。

長くなってしまいましたが、そんなわけでダナンからホイアンへもGrab利用でした。

 


 

さて、「ホイアンの古い町並み」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。緑の木々が多く、街の中をトゥボン川が流れている古い街です。ランタンでも有名ですね。東洋人はもとより西洋人観光客も多く感じました。
十六世紀ごろに、鎖国する前の日本人や、中国人、そしてポルトガルやオランダなどからも出入りしていた国際貿易港の街で、日本人街や中国人街もあったようで、今でも「日本橋」という名前の木造の橋も遺っています。

ホイアンの中にいくつかある観光スポットでは、事前に歴史保護地区内にある総合チケット売り場で観光チケットを購入必要があり、入場料は現金ではなくそのチケットを見せることで入場できます。また入場しなくてもホイアンの中を歩いている観光客は原則的にこのチケットを持っている必要があるというような情報もありました。

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チケットを購入したあとで、まずは街中での呼び込みにのって金額交渉の末、木造船で川を遊覧。船長さんが船の運転を代わってくれたりしてしばらく行くと、バスケットボートで椰子の木に囲まれた川を進んでいくオプション付き。
このバスケットボートに乗ると、ベトナムらしい三角の麦わら帽子を貸してくれ、パドルで漕いで川を登っていきます。その時のかけ声が「ヘイラ、ヨンチャ」と言うようで、ハイテンションな漕ぎ手のおじさんと一緒に声を合わせて漕いでいったのでした。

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ちょっとしたアトラクションを経験したあとに、またホイアンの街へ戻ります。

先にも書いたようにホイアンと言えば、夜空にあがるランタンが有名ですが、行った当日はそのタイミングにあいませんでした。なんとも残念。しかし街では、こんな風に、色とりどりのランタンが売られていました。それから革製品のお店も多く、ハンドクラフトでオリジナルのサンダルを作ってくれたりする店も多くありました。

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そして、こちらがホイアンの日本橋。中国風の屋根付の木造橋で、内部には仏像が安置されていました。この橋はベトナムのお札にも印刷されています。

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それにしてもとても蒸し暑い日で、終日観光の予定が、あまりの暑さに熱中症気味になってしまい、早々にダナンのホテルに退散した体たらく。ダナンからホイアンに行くなら、午後にでて夕方に散策するのが良さそうです。
もし次にそんな機会があったら、ランタンの浮かぶのも見てみたいと思いました。

ながらくお付き合いいただきましたベトナム旅行記2019もこれでおしまいにしたいと思います。ありがとうございました。

(おわり)

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中秋の名月、いかがでしたか

 

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先週末は中秋の名月でしたね。皆さん、ご覧になれましたか?
当初、お天気が悪いという予報でしたので半ば諦めていたのですが、ちょうど帰坊するころに雲があけてきて、見事な中秋の名月を拝むことができました。すすきと稲穂、お団子をみごとなお月様にお供えしました。
ただ、今年は暦の都合で満月は翌日14日だったので、その夕方はカメラを抱えて近くのびわ湖の内湖まで出向いて、月の出を待つことにしました。

ところが月の出る前の夕焼けが、これまた素晴らしい。すでに陽は落ちていましたが、水辺にうつる景色、その中を漂う鴨たちにしばし時を忘れてしまうような気持ちでした。

LRM_EXPORT__191411023.jpgSNSであげたところ、「地球って凄いなぁ」というコメントをくれた方もおられました。こんな美しい景色を見せてくれる地球、宇宙に感謝ですね。

といっているうちに東の空が明るくなってきました。十五夜お月様のお出ましです。

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鈴鹿山系の山の上に少し雲がありましたが、その上にぽっかりと出てきました。カメラで風景とともに撮ると月はとても明るすぎて白く光っているだけですが、肉眼で見ると兎が餅つきしているように見えるので不思議です。水辺に映る月もまぶしいくらいでした。

千葉の人たちはまだまだ困っておられるのに、のんきなことで申し訳ありません。でも夕陽に手を合わせ、月に手を合わせて、一日も早いライフラインの復旧をお祈りしています。

災害をもたらしたのも自然、あたたかい月光で優しい気持ちにさせてくれるのも自然ですね。

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東西霊性交流

IMG_0447.jpg東西霊性交流に参加する5名の禅僧が、9月11日羽田空港からフランスに向けて出発しました。
1979年から始まった日本の禅宗とヨーロッパ諸国のカトリックとの交流は、今回で15回目となります。
参加者は6名(1名は現地から参加)で臨済宗3名、曹洞宗3名の構成です。2名ずつフランスとベルギー3つの修道院に分かれ2週間滞在し、祈りや瞑想、そして労働といった生活を体験したのち、パリで行われる3日間のシンポジウムに参加して帰国となります。

多くの日本人にとってキリスト教は表面的なことしかわかりません。ヨーロッパ人にとっても仏教は同じことでしょう。禅僧と修道士が共同生活によって互いの宗教を理解するというこの交流は、宗教間対話の一つとして貴重なものなのです。
参加者たちにとって実りのある交流となることを期待しています

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越南(Vietnam)旅行記 2019 その4 -ダナン-

 

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まずは千葉県の皆さん。君津市には友人知人家族も住んでいます。停電が続いていたり、水道まで止まったり、ガソリンスタンドには長蛇の車の列ができ、コンビニにはほとんどなにも売っていないという危機的状況が続いていると友人からSNSで流れてくる情報。早く復旧されることを心から祈ります。少し涼しくなったのですが、体調に気をつけてください。

そして、はやいもので今夜は中秋の名月。昨日の天気予報では終日雨の様子だったのですが、今朝の予報を見ると夜は北部を中心に晴れ間が見えてくるとのこと。どうか中秋のお月様が拝めますように。

さて、ベトナム旅行記の続きです。
ハロン湾を廻った翌日は、ベトナム中部にあるダナンに移動しました。年間を通して最高気温は30度を超えるので、リゾート地としても知られているベトナム屈指の湾岸都市です。

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翌朝5時ごろから海岸へ出かけると、日の出前から沢山の人がすでに水の中に入っています。また浜辺をウォーキングしている人たちもいます。ハノイでもそうだったように、ここでは浜辺ウォーキングが生活スタイルになっているのでしょう。そしてこんなリゾートの海岸なのに、昼間は人っ子一人、海の中にはいません。そう、暑すぎるのです。早朝と夕方がちょうど気持ちよいようです。朝に海の中にも入ってみましたが、まったく水が冷たいと感じることはなかったです。

ダナンには「五行山(マーブルマウンテン)」というパワースポットとされる霊地があります。ダナン中心部から南へタクシーで15分ほどで到着します。

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五行山は5つの石灰質(大理石)の岩山を総称していいます。マーブルマウンテンとも呼ばれています。五行とは陰陽五行説による、宇宙を構成する五つのもの「木火土金水」をいい、それがそれぞれに「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ず」というふうに関係し合っていることを「五行相生」といいます。

そのうちの一つ「トゥイソン山」が観光地として公開されています。「トゥイソン」は水を意味するそうです。山中には仏塔や中に仏教寺院が造られた洞窟が点在します。ものすごく蒸し暑い日でしたが、洞窟や寺院を汗をかきつつ散策してきました。

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山中にはこのような中国寺院も点在しているのですが、それはともかく、洞窟内の仏像がすばらしいのです。まずは、タンチョン洞窟の中の釋迦像です。

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そして、何よりこの巨大洞窟の中が素晴らしかったのです。ここは最大の見所で、最強のパワースポット、フェンコン洞窟。

b_20190820-_MG_8971.jpg人の大きさからこの洞窟の巨大さがわかるでしょうか。正面奥中央には釈迦坐像が祀られています。降りて近寄って礼拝することにしましょう。

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ちょうど祭壇横に光が落ちています。これは天井に穴があいていてそこから大陽の光が降り注いでいるのですが、じつはこれはベトナム戦争の時に落とされた爆弾によってあいたものだとか。本来は真っ暗だったのでしょうが、この穴のためにかえって神秘性が高まっているように思いました。古い場所である証拠に、洞窟内には9世紀後半~10世紀頃の遺跡も遺っています。


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その後、「トゥイソン山」の頂上を目指しました。ここからは他の4つの山も見渡せる展望台があるのです。海からの風がここちよく、360度の景観はとても気持ちの良いものでした。

(つづく)

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新作能「高虎」

 

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以前、季刊『禅文化』241号にて「禅と能」という特集を組みました。その際に「能面師から見た禅と能」という原稿をご寄稿いただいた、能面師の伊庭貞一氏がプロデュースされてできあがった新作能「高虎」をご紹介します。伊庭氏は、常より「滋賀能楽文化を育てる会」として滋賀県での能楽講演の立役者のお一人でもあります。

 

さて、高虎とは、言わずともご存知であろう戦国時代の猛将として知られる藤堂高虎(1556~1630)です。しかし、この高虎が近江国藤堂村(現在の滋賀県犬上郡甲良町大字在士)の出身であることをご存知の方は、それほど多くないかも知れません。また、石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」と満開の桜を愛でていったという歌舞伎で有名な南禅寺三門の建築の際に縄張りを手がけたのも、この高虎です。また能楽を愛した文化人でもあったそうです。

伊庭氏はこのことに端を発して発案し、高安流能楽師の有松遼一氏に作詞いただいた新作能「高虎」を、生まれ故郷の甲良町で上演されるということになりました。観世流能楽師の浦部好弘氏、浦部幸裕氏ほか、滋賀県在住の能楽師を中心に演じられます。高虎の能面は伊庭氏が創作されたものです。

ご興味のある方、滋賀県は甲良町までお出向きになっては如何でしょうか。

新作能上演「高虎」

とき:令和元年10月19日(土) 13:30開演(12:30開場)
ところ:甲良町立甲良中学校体育館(滋賀県犬上郡甲良町在士392)

チケットやお問い合わせについては下記まで。

  • 新作能「高虎」上演実行委員会 TEL:0749-38-5061
  • 滋賀能楽文化を育てる会    TEL:0748-42-0002
  • 甲良町観光協会        TEL:0749-38-2035  email:kikaku@town.koura.lg.jp
  • 浦部好謡会          TEL:0749-42-2550
  • チケットぴあ         https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1942592

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サンガセミナー 2019 「ピラティス」講座と「シヴァナンダヨガ」講座

 

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昨日9月8日(日)に、今年度のサンガセミナー第2回として、午前中に「ピラティス」講座、午後には「シヴァナンダヨガ」講座を開催しました。

会場は、大本山南禅寺の宿坊である「南禅会館」。数年前に建て替えられたこの新しくきれいな施設の大広間(礼拝堂)を南禅寺様にご無理を申して会場にお借りしました。

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午前中は溝渕真理子先生による「ピラティス講座」。ピラティスはヨガとよく似ているように思いますが、第一次世界大戦の後に戦争で怪我をした人たちのリハビリのためにできあがったという、西洋発祥のトレーニング。FTPピラティスマスタートレーナーである溝渕先生は、普段、プライベートレッスンなどしか教えられていないので、とてもレアな講座だったのですが、残念なことに受講者が4名。しかし午後のヨガの講座も合わせて受講いただける佐賀県からの受講者(男性僧侶)もおられますので、研究所のスタッフ2名も含めて開講させていただきました。
真面目に受講してしまったので、あまり写真がありません。
テニスボールを使っての筋膜リリースからはじまり、ピラティスの基本的なトレーニングをご教授頂きました。このテニスボールを使った筋膜リリースはとても気持ちよく、さっそくテニスボールを手に入れて毎日やっていきたいものでした。またヨガと違うととくに感じたのは、呼吸の吐く息。ため息のようにふっと吐ききり、そこで動作していくことでした。

会館の食堂をお借りして、受講者が感想などを歓談しながら昼食をとったあとは、午後1時から「シヴァナンダヨガ講座」。

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担当頂くのは神戸からお越し頂いたシヴァナンダヨガ正式指導者である柴本はるな先生。最初にシヴァナンダヨガの美しいマントラを歌うように唱えていただいた(動画はこちらから)あと、定型とされているいくつものアーサナ(ポーズ)を作っていきます。

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普通のヨガと違って、一つのアーサナを終えると必ずシャバーサナという仰向けに安らぐアーサナが入ること、そして、その終わりに「aum」という真言が毎回入るのが特徴でした。太陽礼拝などよく知られているアーサナもありましたが、中に3つくらいとても難しいアーサナがあり、私はもちろんのこと、かなり苦労している受講者の方もおられました。
午前中の講師である溝渕真理子先生も御希望され受講されたのですが、それでも難しいアーサナがあり、おもわず「ヨガはきつーい」との言葉も聞こえていました。

最後には全員で記念写真をということで、気持ちよく終えられたレッスンに感謝して合掌でおわりました。

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すでに腹筋がピリピリといたんでおりますが、身体に気持ちいい一日でした。

次の第3回は10月1日に開催する「禅の建築講座 -八坂の塔と建仁寺-」です。かなりお申し込みをいただいていますが、まだ少しは今からでもお申し込み可能です。

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越南(Vietnam)旅行記 2019 その3 -ハノン湾-

 

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夜のハノイ中心部。街頭で安くて美味しいフォーを食べる人たち。

つづくといいながら、少々間が開いてしまいました。
今回は、ベトナムのハノイ滞在3日目、以前から楽しみにしていた今回の旅の一つのハシラであるハロン湾クルーズ。

ハロン湾は有名なのでご存知の方も多いと思いますが、ベトナム北東部にある、石灰岩でできた無数の島々が風光明媚な湾で、クルーズ船やジャンクボートなどで風景を楽しむことができる名勝地の一つで、かなり早い時期にユネスコの世界遺産にも登録されています。欧米人などはハロン湾のクルーズ船で宿泊もして長旅を楽しむ人も多いようですが、なにしろこちらは短期間での旅、残念ながらハノイからの日帰り弾丸クルーズです。本当は夕焼けや朝日を見たかったところですが。

このクルーズだけ、出発前から現地の旅行者にオーダーしておいたツアーで、日本語ガイド付の専用車チャーターツアー。といってもそれほど高額ではありません。朝の約束した時間にドライバーがホテルに迎えに来てくれて、ハロン湾に向けて疾走します。ホテルからハロン湾の港までは約150kmあり、途中で一ヶ所休憩をしましたが、車で3時間近くかかります。日本のように高速道路を軽やかに走るわけではなく、今問題の「あおり運転」的なドライブで、ヒヤヒヤすること度々。しかしベトナムの人たちはそれが日常的なので、あおる方もあおられる方も別段どうしたということはありません。が、クラクションだけは鳴らしまくります。昔の日本も中国もそうだったので、いずれはもう少しスマートな交通状況になっていくのでしょうか。

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さて、ハロン湾のクルーズ船が出る港(Tuần Châu Harbor)に到着すると、同じツアー会社を利用して申し込んでいた日本人旅行客の数組と合流。不思議に関西の人が多かったのですが、ベトナム人の日本語ガイドと共に多くのジャンクボートの中の一隻に乗船しました。

もうお昼前でしたので、乗り込むみ離岸するやすぐに船上でランチ。もちろんベトナムの郷土料理です。食べ終わるタイミングで、はやくも島々が点在するエリアに入っていきます。

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b_20190818-_MG_8380.jpg三枚目のこの島なんて、ゴリラを斜め後ろから見た感じだとの説明。なるほど。こういう観光地にいくと、やたらとこういった、「何かに似ている」という景観が出てくるもので、このあとも、夫婦岩だとか鷲だとか、いろいろと説明がありました。

その後、しばらく奇岩をながめていると、水上生活者のいる桟橋に到着します。ここでオプションです。彼等の漕ぐ小さなボートに乗って、鍾乳洞を少し廻ってくれるというものです。鍾乳洞自体はそれほどでもなかったのですが、水面に近づくことによって、よりハロン湾を楽しむこともできました。

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おもしろいのはこの水上生活者です。もともとは陸地に住んでいた人らしいのですが、漁の都合で水上に住みだしたとか。浮き橋の上に建物を建てて生活しているということです。漁や観光で生計を立てていて、今は一つの自治体になっているらしく学校などもあったそうですが、数年前から国が陸上での生活をするように薦めたことから学校は閉鎖されたらしいですが、かなり英語なども話せるということでした。

またジャンクボートに乗り直して、今度はティエンクン鍾乳洞の埠頭でまた下船し、30分ほど鍾乳洞散策もさせてくれます。こちらも世界遺産に登録されています。この内部にはこれまた色々な「何かに似ている」石のオンパレードでした。

ハロン湾、お天気もうす曇りで霧もなく、朝日も夕陽も見ない状況でのクルーズでした。初めてだったので、これはこれでよかったのですが、もしふたたび訪ねられるのであれば、上記のようないわゆる観光プランではなく、もっと自然の風景としてのハロン湾を訪ねたい、そんな思いが残りました。やはり最低一泊して、夕陽や朝日に浮かぶ島々をボーッと見ていたいですね。

(つづく)

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日中禅僧交流

IMG_kankuu.jpg 日中の禅宗修行僧の相互理解と交流を目的とした、第13回日中禅僧交換交流に参加する4名の禅僧が関西空港から出立しました。今回の交流は、8月28日より9月5日まで中国揚州市の大明寺と鎮江市の金山寺で行われます。
 大明寺は日本に渡った鑑真和上が住した寺として知られ、金山寺は中国四大叢林の一つで、金山寺味噌発祥の地としても有名です。
 一行は9日間の滞在中、各寺院で中国僧と共に朝課・坐禅・作務などを行ない、中国仏教の法式や文化なども学ぶ予定です。
 日本と中国の禅宗は、制度や修行内容などの違いは多々ありますが、互いに修行生活を体験することによって理解が深まります。短い期間ではありますが、4名が何を感じ取ってくれるか、成果を期待しています。
 
 後日、体験レポートを臨黄ネットにアップします。

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越南(Vietnam)旅行記 2019 その2 -ハノイの鉄道-

 

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今年の日本は格別な猛暑ですが、ベトナムも猛暑。蒸し暑いことこの上ない。街中を歩いていると、あっという間に衣類が汗でずぶ濡れになってしまいます。タオルも2~3本、リュックにしのばせておかないと、絞れるほどになってしまいます。

さて2日目は、前にテレビで観たことがあったので行ってみたかった場所に。

ハノイから南部のホーチミンへ繋がる鉄道がありますが、北部へも繋がっている線路があります。ただ、極端に本数が少ないことから、ホーチミン駅から北の数キロがとても面白いことになっています。
そもそも日本のように鉄道線路内に踏み込んだり、それをSNSに投稿するだけで逮捕されるようなことはなく、列車往来に支障をきたすことさえしなければ、線路内に入ることは自由なこの国です。

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立派なハノイ駅

そうはいっても、どこから線路に入ればよいのかと、まずはハノイ駅を訪ねてみたのですが、駅舎とホームとの出入り口はある意味厳重に管理されていて、駅舎からは自動改札機が、またホームからは大きなガラスの自動ドアがありましたが、駅舎側に立ってみても開くことはありません。ちょっとネットで調べてみたら、踏切から入れば良いと! なるほど。

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ハノイ駅のすぐ北にある踏切(といっても遮断機などない)から、一度、駅に向かって入っていきました。すると、なんのことはない、バイクに乗った人がホームを近道に利用するなど、かなりいい加減です。(笑)
また確かに北を向いて止まっている列車がない模様。

そこで、また折り返して線路をつたって北へ向かっていきましたら、1ブロックほど行ったところで急にこんな様子に。

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そうなのです。線路が道路化していて、線路に面してカフェが並んでいるのです。そしてこれらのカフェに裏口はなく、店内に入るのはすべて線路側からなわけです。こういったことが好きなのか、このエリアに限ってやたらと西洋人が目立ちます。調子に乗って平均台にして遊んでいる人がいたりもします。

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暑さに疲れて、私もカフェでちょっと休憩をすることにしました。すると店員が英語で「もうすぐ列車が来るよ」というのです。附近の店では線路側に出していたテーブルや椅子を店内に入れたりしはじめています。へんな緊張感が漂っているのです。線路だから列車がくるのは当たり前なのに。

店員は大きなカメラを持っている私に、反対側の壁際を指さして、あのあたりがいいと教えてくれました。すると、鉄道の係員らしき人が笛を吹きながら注意を喚起しだしました。

しばらくすると、遠くの方から警笛が聞こえてきました。線路にこんなに人が居るわけですから、おそらく列車の運転手さんも気が気ではないでしょう。轟音と共に列車がやってきました。

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想像以上に大きい、そして我が身にもの凄く近いところを走り抜けていく列車。少々おののきを感じながら通過するのを待ったのでした。
しかしながら、ちょうどいい時間に居合わせて、面白い写真が撮れました。

(つづく)

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上田閑照先生お別れの会

 

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6月28日に逝去された宗教哲学者、上田閑照先生のお別れの会が、8月25日、京都大学百周年時計台記念館で執り行われました。
上田先生の多大な業績は周知の通りですが、弊所にとっても現代世界に対する禅の意義を探る目的で昭和58年に発足した、哲学研究班の指導教授として長らくお世話になってきました。晩年、宇治市の施設に転居されてからも、班の担当者が施設に伺い指導を仰いでおりました。先生の深い洞察力は最後まで衰えることはなかったそうです。

お別れの会には、先生ゆかりの学者らが参列し、出席者を代表して京大名誉教授の長谷正當氏をはじめ10名の方々が弔辞を述べられました。それぞれが先生の功績と共に人間味のある人柄も思い出を交え紹介されました。最後に親族を代表して甥の樫本慈弘氏から、先生と2年前他界された眞而子夫人との心温まるエピソードを交えた謝辞がありました。

先生のご冥福を心よりお祈りいたします。

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越南(Vietnam)旅行記 2019 その1 -ハノイの街-

 

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ブログ禅、しばらくお休みさせていただいていました。もう8月も終わりますね。近所の小学校は今日から2学期が始まったようです。
さて、夏の休暇を利用して、お盆明けにベトナムを旅してきました。数回に亘ってその旅行記を記したいと思います。
3年前にもハノイとホーチミンに行ったのですが、今回は、北部のハノイと、中部都市のダナンに宿泊してきました。

まずはハノイの様子から。3年前とそれほど変わった様子もありませんでしたが、小さな変化をお知らせしましょう。
ベトナムの朝の街の様子がとても好きなので、今回も朝5時には起きてカメラを持って街に繰り出しました。

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上の写真はハノイの旧市街にあるホアンキエム湖の外周道路です。朝の5時台、まだ日が昇ってすぐの頃ですが、多くの人が歩いたり走ったり自転車に乗ったりしてます。完全にホコ天となっているこの4車線の道路は、もちろん昼間には多くの車やバイクが走っています。3年前の同じ時間にもこの辺りを散歩しましたが、その時にはホコ天ではありませんでした。そして人も、通勤者以外にはこんなにおられなかったことを記憶しています。

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驚いたことに、この小さな湖の周辺では、思い思いに歩く人や体操する人、そしてグループで音楽をかけてエクササイズをしたり、太極拳をしていたりする中年層以上の方の多いこと。ユニフォームまで揃えているグループもありました。一部若者がサッカーをしていましたが、概ね年齢層は高いのです。これは少し意外な風景でした。
のちにダナンにも行きますが、こちらのビーチでも、多くの老年層が早朝から海に入ったり、浜辺をウォーキングしたりされているので、ベトナムの人たちは、こうして健康を保っているのではないかと思います。

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それから、3年前にはこんな風になっていなかった街中の変圧器? 物売りの女性の左側の箱です。とてもアーティスティックになって、街に溶け込んでいます。日本など先進国ではとても無機質ですが、とてもいい工夫だと思います。おまけにこれらは、一点一点すべて手書きなのです。

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相変わらずのクラクションの喧噪で、ちょっとしたストレスになるくらいの交通事情ではあるのですが、こういったところで少し安らぎを感じますね。

(つづく)

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お盆 熱中症に気をつけて

 

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写真は、先週木曜日にあったびわ湖大花火大会の様子です。私は生まれも育ちも滋賀県ですが、実は、この花火大会を初めて見に行ったのでした。いつもは研究所からの帰路に京都駅から電車に乗ると、すでに超満員で、人混みの苦手な私は躊躇してしまっていたのでした。

今年は友人が住む琵琶湖畔のマンションから見せて貰えることになったので、1万発の花火をゆっくりと楽しませていただきました。毎年8月8日開催される、この花火大会ですが、来年は11月にあるとか。なぜ?と思ったら、東京オリンピック2020のために、警備の人たちが東京にまわされることになるからだそうです。国をあげての大イベントではあるのですが、ちょっとなんだかなぁと思ってしまう地方小市民であります。

 

さて、すでにお知らせしているように、このブログがアップされる8月12日から、禅文化研究所は夏期休業となります。関西は8月盆ということで、すでに街中を汗を流しながら棚経に走り回っているお坊さん達をみかけます。

お盆にはお施餓鬼法要を勤めますが、そもそもはお釈迦様の十大弟子で、神通力の強かった目犍連尊者が、実母の青提女が餓鬼道に落ちて獄卒に逆さ吊りの責め苦にされているのを観察してしまい、困った目犍連はお釈迦様に相談したところ、亡者救済の施餓鬼の秘宝を教えられ、母を地獄から救うことができたということから、行なわれるようになった法要です。

日本に限って、このお盆にはご先祖が帰ってこられるのですが、これは神道の影響を受けてのことらしいです。

ともかく、このお盆の時期にお休みをもらえる企業も多いでしょう。普段は思いも掛けていないことも多いであろうご先祖のお墓にお参りし、ご先祖方のおられたお陰で自分がこの世に命を授かったのだということを感謝できればいいですね。一年の間、生きとし生けるもの(動植物)のいのちを頂いて、自分のいのちを長らえてきたことも、お盆に感謝すべきことの一つかと思います。三界万霊にお供えをし、いのちに感謝しましょう。

お墓は夜に行くと薄ら寒いですが、昼間は墓石がやけて暑いことこの上ないことでしょう。どうか熱中症に気をつけてお過ごし下さい。またお盆のころに台風が来るような様子も見えます。どうぞお気を付けて。

 

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富士登山

 

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去年につづいて、今年も富士山に登ってきました。去年は団体で登ったのですが、今年は少々事情があり、先日、夕方7時から単独で登山しました。登山口は去年と同じ富士スバルライン吉田五合目から。

のぼり始めてすぐに暗くなってきました。頼みの綱は頭につけた、LEDのヘッドライト。あとは我が身。
一人で登るのは寂しいのでと、スマートフォンの音楽をイヤホンで聴きながら登ればいいと思っていたのですが、暗闇のなかを、小さなLEDのライトで照らしているだけですから視野も狭いうえに、耳を音楽で埋め尽くしてしまうと、もう平衡感覚さえ危うくなってしまい、歩いたり岩場を登ったりするのに、その恐いこと。すぐに音楽を聴くのはやめてしまいました。

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登っていく途中で、河口湖にあがっている花火が見えました。ちょっと疲れていた頃だったので気分転換になりました。

去年とはちがい、ずっといい天気だったのですが、風は強く、その寒いことは、夕立に遭ってドボドボに濡れた去年と比べても、かなりの寒さです。
頂上に着いたのは午前1時30分ごろ。登山者の渋滞が始まる前でしたので、吉田ルートの頂上にはまだ10人もいなかったのではないでしょうか。

待つこと3時間と少し。今年もついに美しいご来光を拝むことができました。去年は雲海の中から出てくる大陽でしたが、今年は雲海ではなく、雲ははるか上空にありましたので、だいぶ異なる雰囲気でした。

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手前に見える勾玉の形のような湖は山中湖です。また遠くには江ノ島が浮かぶ相模湾、その向こうには房総半島。左の方に目を転じると、八ヶ岳や一番奥には信州の白馬岳まで見ることができました。

日の出から30分後には下山をはじめましたが、その途中も神々しい風景を拝むことができました。

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如何ですか? 富士山には死ぬまでに一度登っておきたいと思って去年初めて登ったのですが、二年連続を果たしました。来年も登ろうと今は思っています。皆さんも如何ですか? 時間を調整すると、よく言われる登山の大渋滞にも逢わなくて済みますよ。ただし、こんな暑い夏のさなかでも少し厚物をお召しになった方がよいと思いますよ。

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禅文化研究所の2019夏期休業など

 

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8月になりました。梅雨明けと共に全国で猛烈な暑さの毎日が続いています。おかわりございませんか。

禅文化研究所は、例年の通り、今年は8月10日(土)~18日(日)の間、夏期休業とさせていただきます。ついては、9日(金)の午前10時までに受けつけさせていただいご注文については、原則的に9日中に発送を完了いたします。それ以降にいただいたご注文については、19日(月)より順次発送させていただきますので、ご了承下さい。

また、8月は一斉休暇以外でも職員が順次に休暇をいただくため、ご不便をおかけすることもあろうかと思います。また本ブログもかなり不定期でのアップロードとなるかと思いますが、なにとぞご容赦下さい。
某甲は、今年はベトナムにいってまいる予定ですので、またここで旅行記など書かせていただきます。

それから、9月15日頃に発刊予定をしておりました『訓注 古月禅師四会録』ですが、原本となる『四会録』が古月禅師開山の久留米福聚寺にあるはずであったのが、長らく所在不明となっておりました。仕方なく禅文化研究所に所蔵していた写本を定本として訓注し刊行予定をしていたところ、今年の6月になって、弊所のDMで上記の内容をごらんになった福聚寺様からご連絡をいただき、原本が土蔵から見つかったとのこと。
すばらしいタイミングで所在がわかったものですから、是非、定本として採用したいということになり、さっそく拝借して複本を作らせていただき、今、その再チェックにかかっているところで、当初の発売予定日には発刊が叶わなくなってしまいました。

ご注文いただいた皆様には、大変お待たせしてしまいますが、なにとぞご理解いただければ幸いに存じます。

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季刊『禅文化』バックナンバーをまとめて刊行

 

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禅の思想と生活、および文化・美術などに興味をお持ちの方のための禅の教養誌として、禅文化研究所発足以前の昭和30年6月1日に第1号が創刊されて以来、現在まで253号を数える季刊『禅文化』。
なかでも古い号はバックナンバーも揃わない状態で、読者の中にはコピーサービスを受けてでも、それらの貴重な記事を求める方もおられました。この度、10号程度を1冊の目安として1号~100号までのバックナンバーをオンデマンド印刷にて復刻することにいたしました。このたび、まずは3冊を同時発売!

創刊当時の印刷は活版で、現在のような精度の高い印刷技術もなかったため、特に写真画像などが粗くなって見えにくい状態になってしまうのは否めませんが、鬼籍に入られてしまった高足方の貴重な記事を読むことができる価値ある資料であることにかわりはありません。

鈴木大拙博士はその記念すべき創刊号の巻頭に以下のような一文を寄せておられますので、原文ママでご紹介いたします。

 


 

禅文化の創刊をきゝて

米国にて  鈴木大拙

 禅研究雑誌刊行の事、何れも関係の御方々の全力傾注を希つて止みませぬ。これだけの一事件でなくて、世界的意味を持つて居る。狭い範囲で、考へないで、視野の飽くまで広からんことを要する。自分の考では、基教だけでは世界の人間は助からぬ。どうしても仏教が加はらぬといけない。その先鋒をなすものは禅だと自分は信ずる。他日何か一文を草したいと目論見て居ます。その節はよろしく御発表を乞う。
 今学校で一寸話して居ることは、漢文或は支那語の特質と禅思想との密接な関係についてです。これは特に連語と云うべき同じ字を重ねたものを使用することです。英語などでは、概念性の文字が多いので、客観的にははつきり規定せられる場合も多いが、文字の主観性とも云うべきものが、よく現はれにくい。浄裸々赤洒々などという言葉、孔子の燕居するや、申々如たり、夭々如たりといふ形容。老子の、人は察々昭々だが、自分は沌々たり悶々たりなどというところ。何れも概念的には言ひ尽くし能はぬものが、その内面的気分の溢れるまでに盛られて居るところは、漢文でなくてはと指向せられるのである。これを十分に説明するには、支那語の言語学的性格などから始めなくてはならぬ。
 今少し閑ができると、何かまとめて見たい。此の書はボストン附近のイプスウイツチというところで認む。明後日、ニュー・ヨークへ帰る。此の附近はまだ雪で一杯である。(三月七日朝)

 


 

お求めは下記のリンクよりどうぞ。また、各号の目次については、禅文化研究所のホームページよりご確認下さい。

『禅文化』復刻版Ⅰ(1~9号)

『禅文化』復刻版Ⅰ(10~19号)

『禅文化』復刻版Ⅰ(20~29号)

A5変形判/上製本カバー装/平均750頁・各12,000円(税別本体価格)

 

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南禅寺宝物調査

 

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先週末は、今年度から毎月一度、恒例に伺っている南禅寺のデジタルアーカイブズ事業で調査でした。梅雨明けして夏本番といったお天気です。

調査を行なう宝物庫は除湿器は入っているものの冷暖房が一切ないため、窓のない密室での作業なのです。

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全体図を撮影したり、マクロカメラで細部撮影したり、法量を測ったり材質を調べたりして調書に書き込んでいきます。上の写真でかかっている軸は文化財指定の逸品です。なかなか間近で観られないものだと、調査時間も長くなります。

ただ2時間も発たないうちに脱水状態になっていくので、適宜、水分は取っていますが、それでも休憩を忘れずにいれなければなりません。一歩外に出ると、琵琶湖疎水からの水が流れていて、風も有り、外の方がだいぶ涼しいと感じます。

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水音を聞いているだけでも涼しくなります。ずっとここに座っていたい気持ちになりますが、そうもいかず、調査継続。

ついにスタッフの一人は、冷えピタをおでこに貼り付けてがんばっていました。禅文化研究所の新人スタッフも、慣れない調査ではあるけれども、興味をもってがんばってくれています。

b_2019-07-26-15.07.jpg毎月一度のこの調査。いつまで続けると終われることでしょう。

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飯山正受庵へ

 

b_MG_7276.jpg先般、飯山の正受庵へお邪魔してきました。ちょうど、近畿以西は梅雨明けとなった日で、信州飯山といえども夏の景色でしたが、ヒグラシの声が聞こえるのがいかにも飯山らしく感じました。

来年、白隠禅師の師匠である正受老人道鏡慧端禅師の300年遠諱に正当するのにあわせ、妙心寺の聖澤派にて遠諱委員会が組織され、遠諱事業が計画されております。弊所はそのお手伝いをさせていただくことになっておりますが、その一環として飯山市美術館での正受庵宝物展(仮)も計画されています。そこでその出陳品を選定すべく、正受庵に所蔵される宝物什物の下見に参上したわけです。

ちなみに私は飯山の近くにある野沢温泉や斑尾高原といったところには、過去に度々スキーに行っておりますが、正受庵を訪ねたのは一度きり。それも雪の中を外から拝んだだけで、実際に境内に入ったのは今回が初めてでした。

現在近隣のお寺の若い住職が兼務をされており、2年前の大本山妙心寺の白隠禅師250年遠諱事業で、正受庵の修復もされましたので、一時に比べるとだいぶきれいになったようです。

 

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こちらは正受老人の墓塔である「栽松塔」です。白隠禅師の高弟である東嶺円慈が、正受庵で正受老人の60年遠諱を勤め、報恩感謝のために正受庵の復興をするとともに、この墓塔を建立したのでした。

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白隠禅師が修行中、この正受庵を訪れ正受老人に相見した際に、正受老人からその高慢な心中を見透かされ、大喝されてここで蹴落とされたと言われ、蹴落とし坂と呼ばれています。階段上に細くて眼光鋭い正受老人が、蹴落とした白隠を見下ろしている、そんな様子が浮かんできます。自ら白隠禅師になった気持ちで見上げてしまいました。

そんな恐ろしい話がある正受庵ですが、和尚さんや檀信徒、飯山市美術館などの方々と打ち合わせをさせていただいた、庫裏の一室の縁側廊下を見上げると、こんなことに。

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裸電球のコードを巻いてある部分にツバメが巣を作ったのです。2年ほど前だったようですが、巣がそのままゆりかごのようですね。出入りしやすいようにとずっと窓を開けていたようですよ。正受庵の優しいお話です。

京都から飯山へは、特急サンダーバードで金沢へ、そして北陸新幹線で飯山まで。便利になったものですが、それでも片道4時間かかりました。今度は調査機材を持って車で走ることになりそうです。

それから、こちらの地元飯山高校、ことしの夏の甲子園出場おめでとうございます。健闘をお祈りします。

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季刊「禅文化」253号発刊のお知らせ

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「鎮西の古月・東海の白隠」と並び称されるも、白隠禅一流となった現在、陰に隠れてしまいがちな人物が古月禅材(こげつぜんざい)です。しかし宗風の挙揚に努めて多くの法嗣を育成し、月船禅慧ら「古月派」の名僧を輩出したその功績は、広く知れ渡っています。遷化後270年の時を経たいま、その境涯をたどりつつ禅師の精神といわれる「枯禅」の本質を考える特集を組みました。

道前慈明老師(永源寺派管長)には、古月禅材が私淑した永源寺開山・寂室元光禅師のご性格を通して「枯禅の真髄」について述べていただきました。また古月禅材の研究者である鈴木省訓先生(松ヶ岡文庫代表理事・円覚寺派玉泉寺閑栖)は、現在の禅修行における問題点を挙げつつ、私たちが「古月の禅から学ぶべきことは何か」問いかけてくださっています。特集に掲載させていただいた論稿は4本。すべてここでご紹介したいところですが、詳細はこちらをご覧くださいませ。

なお、前号252号では、古月下の禅僧であった誠拙周樗(せいせつしゅうちょ)を特集いたしました。古月派が鎌倉禅へ及ぼした大きな影響など、併せてお読みいただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

季刊誌『禅文化』253号のご注文はこちらから。

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サンガセミナー 2019 「地獄絵絵解き」と「禅の美術」講座

 

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先週金曜日、建仁寺塔頭の六道の辻で知られる六道珍皇寺さまにて、本年度のサンガセミナー第1回目となる「1-1 地獄絵絵解き講座」および、「1-2 仏教美術鑑賞入門」を開講しました。

朝から小雨で蒸し暑さが増す京都でした。午前中は、西山克先生(京都教育大学名誉教授)に、熊野十界観心図(地獄絵)に描かれている内容について、丁寧に解説をいただきました。

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地獄絵の中で描かれていることの解釈について、一般的に言われている内容とは違う解釈もお持ちで、そういったことも興味深く、受講者は熱心に耳を傾けておられました。
また、今回の講座にあわせて、六道珍皇寺蔵の2幅の熊野観心十界図を展観していただけましたので、講座の前後にはこれらの地獄図を間近に見て、解説のあった絵柄を熱心に観られている方も多くありました。

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講座の後、六道珍皇寺のご住職にご案内頂いて、小野篁ゆかりの黄泉がえりの井戸や、重要文化財の薬師如来像を拝観させていただきました。続いて午後には、弊所のデジタルアーカイブス調査でいつも一緒に調査させて頂いている、花園大学歴史博物館館長の福島恒徳先生による、「仏教美術鑑賞入門」講座です。

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去年から開設したこの講座ですが今年は特に「禅の美術の見方」に関してお話し頂きました。
概論の後、実際の美術品の画像をプロジェクターで表示しながら、その絵の特徴であるとか、どういう意味が込められているのかといった内容で、午前中から引き続いて受講している方が多くいらっしゃったので、朝から午後まで、佛教美術に深く関わることができた一日ではなかったかと思います。

次は9月のピラティスとヨガ。まだお申し込み可能です。

 

 

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「日本の素朴絵」展

 

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東京の三井記念美術館で、今月6日から9月1日まで開催されている特別展「日本の素朴絵」のご紹介です。

本展は、日本に残る、ゆるくてかわいく楽しい素朴な絵画を集めたものとのことで、さまざまな時代、形式の素朴絵を出陳し、新しい美術の楽しみ方を提供されています。絵画だけでなく、彫刻品も少し出るようです。

改めて、

会期:2019/7/6(土)~9/1(日)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:土曜日(ただし7/15、8/12は開館)、7/16(火)
主催:三井記念美術館、NHK、NHKプロモーション
監修:矢島 新(跡見学園女子大学教授)

来たる7/20(土)14:00~15:30には、「日本の素朴絵~ゆるカワ日本美術史~」と題して、矢島新先生の講座もあるようです。定員50名・聴講料2000円とのことです。

なお、関西の方には、9/21~11/17に龍谷大学 龍谷ミュージアムにて巡回展が予定されていますので、お楽しみに。

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2019 祇園祭宵山

 

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蒸し暑いですね。京都では、今日は祇園祭の前祭の山鉾巡行です。というわけで昨夜はその宵山祭でした。

ここ数年、祇園祭の日程が、海の日の絡んだ3連休と重なっていたので、京都に出勤してきている者としては、逆に祇園祭に接しないことが多かったのですが、やっと連休から抜け出たということで、就業後にカメラを抱えていざ出陣。と思ったら、雷が鳴って土砂降りの夕立に。15分ほど足止めをくらいましたが、その後にやんでくれましたので、蒸し暑い中でしたが宵山を楽しむことができました。

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以前は道路に屋台で買った飲食物のゴミが道路に散乱したりしていましたが、昨今は、分別して捨てられるゴミ箱があちこちに設置されていて、そこにおそらくボランティアかとも思いますが、係の若者達が常駐しているのが見てとれました。おかげで道路はきれいに。
それから、歩行の一方通行も徹底されていて、多くの警察官や係員が誘導されているので、歩くのもだいぶ楽になったように思います。

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インバウンドを推進されているために、多くの海外の方も見受けられましたが、混乱無く楽しんでおられるようでした。

例年だとそろそろ梅雨明けということですが、はてさて今年はどうなることやら。

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庭木剪定の季節

 

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まずは夏らしく、先日、自坊の近くのひまわり畑で撮影してきたひまわりの写真を……。ちょうどアゲハチョウがやってきて、長らくこの花に止まって蜜を吸っている様子でした。

さて、関東などでは7月盆の真っ最中で、和尚さん達は棚経や施餓鬼法用に東奔西走していらっしゃることでしょう。京都では祇園祭。今夜が前祭の宵山です。夜にはカメラをもって繰り出そうと思っています。

近畿は8月にお盆なのでまだ悠長にしてはおりますが、とはいっても、そろそろ庭木の剪定などをはじめて、お盆に向けて境内を整えていかなければならない季節ではあります。

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今年は梅雨入りも遅かったのと、あまり暑くないからなのか、庭木の葉っぱの伸び具合も例年より短い気がします。まずは、山門前についたてのようにある槇の木からはじめました。電動植木バリカンで刈り込んでいくので、昔のように時間はかかりませんが、真っ直ぐに、それもあまり遠慮しすぎるとどんどん大きくなってしまうので、ちゃんと刈り込んでいかなければならないのです。
考えてみれば、この刈り込み、何年やってきただろうかなぁなどと思いながら刈り進めていきました。

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というわけで、刈り込みがおわかり頂けるでしょうか。このあと、足元の龍の鬚も刈り込んだりして掃除をし、すっきりしました。まだまだ作業は残っていますが、とりあえず、一つ終わりました。

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禅文化研究所の銘板

 

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こちらは、禅文化研究所の玄関にかかっていた銘板です。おそらくですが、初代所長の山田無文老師のご揮毫であろうかと思います。発足して50年以上が経過し、判読もままならぬ感じになってきてしまいましたので、このたび、新調することになりました。

 

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そしてできあがったのがこちらです。花園大学内にあるこの建物もすでに40年ほど経ったことになりますが、銘板だけ新しくなりました。もちろん、もとの銘板は資料室の閉架図書室に大切に保管をしておきます。

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研究所の花 2019/7

 

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先週末の土日は当初、雨予報でしたが、結果的にはいいお天気になって日焼けしてしまったという方も少なからずおられるのではないでしょうか。

さて、今週の研究所の花です。自坊の庭の花も少し変わってきました。もうそろそろ紫陽花は終わりそうですが、日陰にある花を選んできました。今年は、半夏生がだいぶ増えてくれたので喜んでいます。

 

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オレンジの花はヒメヒオウギズイセンです。斑入りのタカノハススキもだいぶきれいな葉を伸ばしてきました。フジバカマやラベンダーも咲いています。

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今週も気持ちよく過ごせるといいですね。

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五里霧中にならないように

 

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まず、九州地方では去年に続いて同時期に集中豪雨の被害に遭われているとのこと、どうかご無事でありますように。

先日、徳島に出かけてきました。九州各地に避難勧告が出ようかという時でしたので、四国も大丈夫だろうかと思っていたのですが、あまり大した雨には見舞われずに済みました。ただ、こんな写真のように、雲霧のせいで鳴門大橋が五里霧中といった様子でした。

五里霧中という言葉を、小学館『日本国語大辞典』であたってみると、

『後漢書』の「張楷伝」による語⇒五里霧。深い霧の中で方角がわからなくなってしまうこと。転じて、物事の事情が全く分らず、すっかり迷ってどうしてよいかわからなくなってしまうこと。手探りで進むことのたとえ。

とあります。

じつは、今月中旬に、禅文化研究所で書籍の組み版や、臨黄ネットの更新や事務的なこと、図書資料のデータ整理などをやってもらっていた女性スタッフのMさんが退職します。そこで求人をかけたところ、その代わりに新しく一人の女性スタッフTさんが入ってきてくれました。平成生まれの新人です。
約1ヶ月半ほどをかけて業務の引き継ぎをしてもらっているところですが、なにしろ多岐に亘る業務で、引き継ぐ方も引き継がれる方も大変かと思います。私達にはあたりまえのような各地の本山や末寺との関係や仕組みなど、目にもしていないことを実務でやらなければならないわけですから……。
そもそもは私に責任がある仕事でもあるので、様子を見ながらサポートもしているのですが、それこそ「五里霧中」にならないようにと願ってやみません。

 


b_20190703_MG_6971.jpg鳴門海峡の渦潮

小さな職場で、みんな長く働いてくれるので、そうそう新人が入ってくる禅文化研究所ではありません。
ともかく、こんな渦潮になってしまわないようにがんばってほしいなと思っています。ご縁のある皆さんも、どうぞ温かい目で見守っていただきますよう、よろしくお願いいたします。

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今年の紫陽花は花が少ないのでは

 

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2019年も半分が過ぎてしまいました。如何お過ごしでしょうか。
先週末に鎌倉円覚寺を日帰りで訪ねてきました。昨年より勤修されてきた釈宗演老師と大用国師の遠諱事業もほぼ終わり、これらの記録本作成のための打ち合わせのためです。

円覚寺には境内にたくさんの紫陽花があって、この時期には目を楽しませてくれるのですが、どうも今年は花が少ないのではないかと思いました。ひょっとしたら、もうピークは過ぎているのかも知れませんが、実は自坊の紫陽花も然り、京都の紫陽花で有名な某寺院も然りといったわけで、ひょっとしたら、気温の低さや雨の少なさが影響しているのかも知れませんね。

 

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ところで、円覚寺に行くときには、新幹線の新横浜から乗り継いで、横浜駅に出て、そしてJRの湘南ラインで北鎌倉に向かうのですが、この電車、15両編成なのです。

関東の方にはよく知られているからなんのことはないでしょうが、関西ではJRであんなに長い列車はないと思います。せいぜい12両まで。そして、北鎌倉駅の改札口は、ホームの一番端にありますので、15両目になんて乗ろうものなら、降りるのに駅から出るのに延々と歩かねばなりませんね。

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これは帰路に撮ったものですが、北鎌倉の改札口から入って6両目くらいまで歩いてきたところです。が、これでもまだ先にこんなにホームが続いているでしょう? いかに東京や関東の電車は乗降客が多いかがこれをみてもわかるかと思います。

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自坊では今、大好きな半夏生が咲いています。半夏生は、葉っぱが半分おしろいをつけたようなので「半化粧」とも書いたりするらしいですが、私は、夏至から数えて11日目にあたる「半夏生」の頃に咲くからつけられたこの字が好きですね。

最近は半化粧で電車に乗ってきて車内で調えられる?女性もおられますが、公衆の面前に出られるときには、全化粧か素顔がいいですよね。

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梅雨までいざようのか

 

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皆さん、九州北部から近畿地方は、未だに梅雨入りしていないのです。いったいどうしたことでしょうか。
ひょっとすると、このまま梅雨が来ないのではないかと思えるほど、これを書いている6月25日の京都の空も、真っ青に晴れ上がっています。

梅雨が来ないなんてことあるのだろうかと思ってググってみましたところ、1963年に梅雨が来なかったらしいですね。ちょうど私が1歳の時のことになります。

しかし、これだけ雨が降らないと、農作物に影響が出ることは必至でしょうね。自坊の周りの青田も、心なしか元気がないようにも思います。琵琶湖の水も渇水の一路でしょうね。そうはいっても自然の力なのでどうすることもできません。祈るしかないのでしょう。

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さて、先週でしたか、こんなストロベリームーンを観られました。皆さんはいかがでしたか?

6月の満月の頃にアメリカではイチゴの収穫時期だということで、ストロベリームーンというようです。イチゴのように赤い月が昇るわけでもないのですが、そんな目で観るとそう見えてくるから不思議です。

この月が昇ったのは6月17日でした。ちょうど帰宅途中に自転車に乗ってあぜ道を走っていた時だったので、自坊に着くや、カメラを持ちだして三脚を立てて撮影したのです。

翌日もいいお天気そうだったので、また同時間にカメラを持って月が昇るのを待ったのですが、出てこないのです。

日の出時刻は毎日1分程度の違いですから、頭の中で月も同じくらいだと決めつけていたのですが、5分経っても、10分経っても月は昇ってきません。あきらめて夕食を取りはじめ、30分ほどしてまた外に出て確かめたのですが、やはり出てきません。曇っているからかと思ったのですが、土星や木星は光って見えています。月はどこへいったのだろうと、冗談のようですが半ば心配になっておりました。頭にクエスチョンマークをいっぱい立てながら。

お恥ずかしい限りです。皆さんはご存知ですよね。翌日になって調べてみたところ、満月の翌日は1時間近くも月の出る時間が遅くなるのだということを知りました。

ある友人が教えてくれました。満月の翌日の十六夜は「いざよい」というでしょ、と。これは古語の「猶予(いざよ)う」という言葉からきていて、つまり躊躇することなんだと。十六夜は躊躇するように50分以上も遅れて昇ってくることから、それを擬人化して「いざよいの月」と言うようになったんだそうです。

さて、梅雨も猶予(いざよ)っているのでしょうか。季節はきちんと回ってくれないと、いろんなことが大変になってきますね。


話は変わりますが、7月19日(金)に、サンガセミナー2019京都講座で、「地獄絵絵解き講座」を、京都では「冥界への入り口」とも呼んでいる六道珍皇寺様にて開催させていただきます。講師はこの分野の第一人者である西山克先生(京都教育大学名誉教授)です。六道珍皇寺様ご所蔵の「熊野観心図」も特別に公開いただきます。

また、午後には、同じ会場にて、花園大学歴史博物館館長の福島恒徳先生(花園大学教授)による、仏像や仏画の基礎を学ぶ「仏教美術鑑賞入門」もどうぞご受講下さい。

どんどんと受講のお申し込みが来ています。どうぞお申し込みはお早めに。

 

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西田幾多郎記念館へ

 

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先週末、石川県かほく市にある西田幾多郎記念哲学館へ行ってきました。私は二度目の訪問になりますが、高校時代の友人達との旅行中に立ち寄った次第です。

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かつて学業優秀だった友人達ですが、特に理系の友人などは哲学と聞いただけで頭が痛くなるとかいいつつも、十牛図のモチーフ展示でそれが何なのかを話したり、「私が井戸を見ているのか、井戸が私を見ているのか」について考え込んだり、西田先生の生涯を知って、前半生があまりにも悲惨な状態だったのに、あれほどの世界的な哲学者になり、60歳台で再婚をされたあとのゆるやかな顔を見て、定年が近づいてきている自分たちも、じつはまだまだこれからだと思い直すに至ったりと、なかなか有意義な時間をすごすことができました。

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この空間の美しさには毎回、息を呑んでしまいます。あの安藤忠雄氏の設計によるものです。

なお、来たる8月10日には、“「京都禅哲学」の諸相 -『十牛図』から見た西田・西谷・上田の「場所」論再考-”と題して、禅文化研究所哲学研究班のメンバーでもあります、森 哲郎氏(京都産業大学教授)が講演をされるようです。

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日本海やかほくの町が見渡せる、気持ちいいところです。

ここに入館すると、金沢市内の鈴木大拙記念館に無料で入館できるということでした。おすすめです。

 

★禅文化研究所の「哲学・思想・文学」書籍★

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祇園禅カフェと

 

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直近のお知らせで失礼します。

来たる6月23日(日)夕刻に京都の祇園は八坂神社のすぐ近くにある、ギャザーというお店(バー)で、下記のような禅カフェが開催されます。なんでまたバーで?ということですが、実はこのギャザーという店を前のオーナーから譲られた福井文雄さんという方は、「京都仏教文化フォーラム」の主宰でして、どうせなら仏教的なことをやりたいという思いで、こういったイベントを企画されているとのことです。

実は私も以前に行ったことのあるお店ですが、小さなお店ですのであまり沢山は入れません。しかしあちこちで禅カフェをされている羽賀浩規師の指導ですので、ゆったりとした時間を過ごせるのではないでしょうか。

参加には予約が必要です。こちらからどうぞ


京都・祇園 禅カフェ~日曜・午後のひと時を坐禅とお抹茶で楽しむ
■日時=2019年6月23日(日)15:00~16:30
■会場=祇園・ギャザー/新・祇園舎 https://gion-gather.com
(605-0073 京都市東山区祇園町北側317 ソニアビル・地階)
 *「祇園会館」北3軒目、花屋さん「花新」地下(B1)
■内容=臨済禅とは「坐禅を体験」
    坐禅の後は、羽賀浩規師の点てる抹茶とお菓子で楽しみます。
■指導=羽賀 浩規 師(臨済宗妙心寺派蓮華寺住職、臨済宗妙心寺派花園禅塾塾頭)
■参加費=2,000円(お抹茶+お菓子代を含みます)
■定員=8人(定員になり次第締め切ります)
■主催=京都仏教文化フォーラム
■開催趣旨=
今回は、京都仏教文化フォーラムの新企画「京都・祇園 禅カフェ」を開催します。指導は、臨済宗妙心寺派蓮華寺のご住職で、臨済宗妙心寺が運営する学生寮「花園禅塾」の塾頭をされている羽賀浩規師にお願いしました。
開催は日曜の午後。坐禅の後には、羽賀師の点てる抹茶とお菓子が楽しめます。祇園のミュージックバーで開催される異色の坐禅会。小さい会場なので募集人数は少ないですが、ぜひご参加ください。
■羽賀浩規師からひとこと=坐禅のススメ
普段の生活の中、背を丸め、意識もしない浅い呼吸をして、なんだかスッキリしない毎日を送っていませんか?
私たちの日常は、一人になる場所も時間も持ちながら一人になりきれず、スマホ、パソコン、テレビなどの媒体につながり、常に心頭も揺れ動いています。
それらと離れて背筋を伸ばし、ゆったりと呼吸し、静かに坐る時間。心と身体に気持ち良い時間を味わってみませんか? お待ちしております。
[時間配分(めやすです)]
6月23日 調身、調息(15:05 体操、15:20 フォーカシング)、15:35 坐禅、16:00 茶礼(抹茶と生菓子)


 

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また、福井さんは別途、このギャザーを使って、毎週月曜の夜にお坊さん傾聴バー「相談・坊」ということも先月から始められました。

傾聴僧の会代表の石倉真明さん(浄土宗西山深草派・宝樹寺住職)と同会メンバーの三輪愿宗さん(浄土宗・西方寺住職)の二人の僧侶が、出勤前のホステスさんをはじめ仕事帰りの会社員という幅広い対象の、いろいろな話を聞いてくださるというものです。

こちらも予約が必要です。こちらからどうぞ

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建仁寺で暁天坐禅会

 

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7月になると、各地の臨済宗本山で暁天坐禅会、暁天講座といった一般向けの講座が開催されます。今回は、京都東山の建仁寺での「緑陰講座」をご紹介します。

午前6:30から30分の坐禅のあと、7:10から8:00ごろまでは「緑陰講座」として、7月12日~14日の間の3日間、下記の通りの講座がございます。

7/12 「日本の庭園の今と昔」 (株)中根庭園研究所代表取締役所長 中根史郎先生

7/13 「病と介護に学んだこと」 エッセイスト 岸本葉子先生

7/14 「碧巌録第九十九則 肅宗十身調御」 建仁寺派管長 小堀泰巖老師

※最終日7月14日の講座後には粥座(しゅくざ)[朝食]の接待があるそうです。

梅雨明けの頃、早朝に坐禅で清々しい気持ちに心を調えた後の講座、お出かけになってはいかがでしょうか。

なお会費・申し込み等は不要です。

 

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方広寺新管長 安永老師のDVD撮影

 

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去る金曜日に、浜松市の大本山方広寺へお邪魔してきました。
弊所の「DVD禅僧が語るシリーズ」第13弾となる、方広寺派管長安永祖堂老師のインタビューなどの撮影のためです。

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インタビュアーは、金子あいさん。本シリーズで何度もインタビュアーをしていただいていますし、方広寺前管長の故・大井際断老師のDVD撮影の際にも金子さんでしたので、二度目の方広寺訪問とのこと。余談ですが金子さんは舞台俳優で、近頃、平家物語の語りをライフワークのように取り組まれています。そうそう、本ブログでも紹介したことがありました。

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朝方には僧堂の様子や、境内や方丈を拝観するインタビュアーの様子をさきに撮影しました。直虎ブームのときには、かなりの数の拝観者もおられましたが、近頃はだいぶひっそりとしています。撮影中、一般拝観の方々に気を回すことなども皆無でした。

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そして10時からは安永祖堂老師のインタビューの開始。予め予定した質問内容はあるものの、そこからさらに踏み込んで、私達も横から新たな質問を入れたりしましたが、さすがに大学で教鞭を執られていただけのこともあり、いちいち丁寧にお答え頂き内容的にも大変おもしろいものが撮れたと思います。2時間以上にわたる撮影の中から、この後、プロデューサーが半分以上をカットして45分程度にまとめていくのですが、興味深い内容になることは間違いないでしょう。

秋頃には商品化できるかと思いますので、どうぞお楽しみに。

 

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釈宗演老師没後100年記念事業

 

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釈宗演老師が中興開山である鎌倉の東慶寺では、没後100年にあたる本年、大法要や記念講演など、宗演老師を顕彰する事業を展開されます。

詳しくはこちらまで。

昨年は大本山円覚寺での100年遠諱やゆかりの地での顕彰事業が行なわれましたが、今回の催しも、世界を巡錫し欧米にZENを広めた釈宗演老師のことを深く知る機会になると思います。

なお、禅文化250号でも特集を組んでいますのでご高覧ください。

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白隠禅師の地へ -松蔭寺と産湯の井戸-

 

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一昨日のブログに続き、自坊の檀家さん達を引き連れての白隠さん由緒の地めぐり、その二日目。

残念ながら露天風呂からの富士山は拝めませんでしたが、伊豆長岡のいいお湯につかって、ホテルを後にしました。向かったのは沼津市原町の松蔭寺。ご存知の通り、白隠禅師が住職をされ、多くの修行者達を接化された古道場です。

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もちろん檀家さんたちは初めての参拝。本堂にお賽銭をお供えして手を合わせました。その後、本堂裏にあるお墓の方へご案内し、白隠禅師のお墓にお参りです。

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普段から法話などで白隠禅師のことは話してはいますが、「白隠禅師坐禅和讃」をつくった白隠さんくらいにしか、おそらく理解を得ていなかったであろうと思いますが、こうして由緒の地を廻ることで白隠禅師がどういう方で、どんなところにおられたかなど、身近に感じられて、布教効果は抜群です。

墓地内を少し探したところ、白隠禅師のご実家である長澤家のお墓も発見。前日に説明していたのですが、今は「耕文社」という印刷会社を経営されていて、私が勤めている禅文化研究所での刊行物も多くここで印刷して貰っているというと、また親近感がわくようでした。

このあたりのお墓は黒石が多いねぇとか、大きな墓石が多いとか、お土地柄の違いにひどく感心する檀家さん達。

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つづいて、松蔭寺のすぐ近く、いまは「白隠禅師産湯の井戸」としてお祀りされている長澤家跡にもお参りしました。こちらは白隠禅師250年遠諱を記念して大本山妙心寺が整備をされてきれいになっています。

白隠禅師の作られた「隻手音声」を表わす、白隠禅師筆の片手の絵が彫られた石もありましたので、こちらでも公案について説明したりして、臨済宗の修行に欠かせない参禅ということの話などもできました。ほんとに自坊にいて話していても、なかなか理解されにくい話ですが、こうして僧堂の生活や、白隠禅師の由緒の地を訪ねて、現地で話をすると、檀家さん達も興味ぶかく、また熱心に話を聞いて下さっていました。

沼津港市場に立ち寄って、おうちへのお土産をたんまり買い込まれた皆さんと、夕刻に無事に自坊に帰り着きました。また機会を作ってこういう旅をしたいものです。

 

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白隠禅師の地へ -龍澤僧堂-

 

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去る土日の二日間で、自坊の檀家さん7名をお連れして、三島の龍澤僧堂を訪ねてきました。私自身も在錫した僧堂ですし、今、弟子である息子も在錫中ですので、一度お参りしたいという声があったのです。

近畿はまだですが、東海地方はすでに梅雨入りしたとのことですが、初日は時折日差しが見えるような日で幸いでした。さすがに富士山を拝むことはできませんでしたが、龍澤寺に到着すると、まず方丈で本尊諷経をいたしました。見たこともないほど大きな魚鱗に檀家さんは驚きの声。その後、松華室老漢がお出ましになり、お茶とお菓子をいただきながら親しくお話をいただきました。

90歳になろうというのに、お顔の肌つやは全くそんな風に見えず、また矍鑠とした雰囲気に、檀家さん達も圧倒された様子で、龍澤寺を後にしてから、「老師の姿を見ておもわず姿勢を正してしまった」といった声がしきりと出ていました。また老師から富士山の絵に賛をされた色紙を全員にいただき、ありがたく頂戴しました。老師や弟子もふくめて全員で記念写真も取らせて貰った次第です。

その後、開山白隠禅師、二祖東嶺禅師、中興星定禅師の木像が祀られる開山堂にお参りし、つづいて禅堂内部も拝観させてもらいました。案内は弟子がしてくれました。檀家さん達ははじめて見る禅堂で興味津々です。どんな生活をしているのかをかいつまんで話をしておきました。

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方丈の裏手にある開山塔にもお参りし、そこから裏山を見上げると鎮守堂が見えます。雲水の頃、あそこにも上がって諸堂諷経したなぁと思い出しておりました。街中の喧噪とはかけはなれ、龍澤寺の境内は静かで、心も落ち着いてきます。こんな広い境内を少ない雲水で掃除するだけでも大変ですが、さすが僧堂ですから草も生えておらず美観が保たれています。

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檀家さん達にとっても、檀那寺の和尚やその弟子が修行したこの龍澤寺を訪ねられたことは、大層よかったようです。夜は伊豆長岡温泉に宿をとり、楽しく賑やかに懇親会をしたのでした。二日目は、白隠禅師の生まれ故郷である原へ参ります。

つづく

 

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誠拙周樗展 あと少しです

 

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4月2日から花園大学歴史博物館で開催してきました、「大用国師200年遠諱記念 誠拙周樗-鎌倉禅中興の祖-」展(共催:大本山円覚寺・花園大学歴史博物館・公益財団法人禅文化研究所)も残すところ2週間弱となってきました。

現在は、長いGWがあけてから後期展示に変更して展観しております。

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非常に多くの遺墨点数を残されている誠拙周樗禅師ですが、やはりこれほど一挙に集めた展覧会は、そうそう機会があるものではありません。非常に品格のある作品の数々です。

 

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円覚寺に残る史料的にも貴重なものも多く、芳名帳を見ると、鎌倉からお越し頂いている方もたくさん見受けられます。

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樽のように見えているのは風呂釜。現在の電気ポットのようなものです。

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会期は6月15日まで。どうぞお早めにお越し下さい。

なお、展覧会図録は花園大学歴史博物館にて販売しており、またさらに大部の『大用国師遺墨集』は禅文化研究所にて頒布販売させていただいています。

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花菖蒲とキャンドル リット ヨガ

 

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さて、6月に入りました。もうすぐ梅雨がやってくるようで、湿度も高くなってきた今日この頃ですね。

自坊ではいま菖蒲がきれいな花を咲かせています。田んぼは田植えも終わって、きれいな水を流し込んでいる水路から少しだけ、自坊のビオトープにも流し込ませていただいているので、ここは湿地帯になっていて、いつもこの時期に菖蒲が見られます。

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私自身は特に、この白い菖蒲が好きですね。菖蒲の写真を撮り終えて歩いていると、水路には鴨がすいすいと泳いでいました。近所の料理屋さんが飼われている鴨だと思いますが、昼間は自由にこうして水路で遊んでいるんですが、夜になったら、ちゃんと料理屋さんの小屋に帰っていくそうで、なんとも穏やかな風景でしょう?

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それから、最近、自坊で寺ヨガをはじめました。四人の講師がいて、いろいろなタイプのヨガ講座を開いています。先日の土曜日夜には、キャンドルリットヨガとして、本堂でほのかなあかりの中でのヨガ講座をやっていました。

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じつは安全のためにロウソクのような小さなLEDランプを使っています。今どきはロウソクのようにゆらゆら、ちらちらと燃えるように点灯するので、ほんとにロウソクがたくさんあるような雰囲気です。

境内では蛍も飛んでいて、田んぼから蛙の声も聞こえている中、ゆったりとヨガを楽しまれていました。

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研究所の花 2019/5

 

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新緑の5月ももう今日で終わりですね。今年は雪が少ないね、などと言っていたのがついこの前のようなのに、ほんとに月日の経つのは早いものです。

昨日は禅文化研究所の決算理事会でした。全国各地より理事方にご参集いただき、昨年度の事業報告と決算書類を提出して吟味頂き、承認を得ることができました。

さて、久しぶりですが、弊所のお花係が生けている研究所の花をお知らせします。

冒頭は玄関の掛け花入れに生けた、八重のドクダミ。普通のドクダミは沢山咲いているのですが、その付近で八重を一つだけ見つけたので摘んできました。

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こちらは菖蒲と柏葉紫陽花。白い菖蒲は自坊のものですが、柏葉紫陽花はまだ咲き始め。ここに生けたのは、先日、研究所にこられたKさんがお手持ち頂いたものです。Kさんはデジタルアーカイブ調査の時にお手伝いいただいている研究者です。お花を持ってきていただけるというのは嬉しいですね。

 

b_BKL9588_1.jpgつづいて、応接室には、紫の菖蒲とこちらは自坊の柏葉紫陽花。少しだけ咲き始めた小さいのを切り取ってきました。紫色の丸い葉っぱはスモークツリーです。

柏葉紫陽花は水揚げがしにくいので、なかなか生けにくいですが、なんとか大丈夫そうです。

最後に廊下には珍しく薔薇などを。今年は薔薇の花が沢山咲いていますので、とげを処分して持ってきました。
禅文化研究所の所内の廊下はグレーでどんよりした雰囲気(笑)なのですが、この薔薇のピンクのおかげで、今は少し華々しく明るく見えます。

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禅文化研究所はただ今、編集部員を求人中。なかなか決まらないのですが、弊所の業務に興味を持って応募して下さっている方が数人おられて、近々決まるのではないかと思っています。

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ホタルの季節

 

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先週末から今週のはじめまで、初夏と言うより、もう夏ではないかというような暑い日が続きました。衣替えは6月などと言っておられず、週末に法事にお参りした時には完全に夏用の法衣を纏って出かけた私です。

さて、今年もホタルの舞う季節がやってきました。一昨年までは6月に入ってからだったのですが、去年あたりから急に5月の中旬からホタルをみるようになりました。

今年も先週末に飛んでいるのに気づいて、今年こそはと思い一眼レフに三脚を付けて出ました。大袈裟に言っていますが、実際には自坊の裏の小川に沢山飛んでいるのです。一つの川から集落の中の幾つもの筋に分かれている小川なのですが、不思議にある一筋のみに大量発生し、他の川には見かけないのです。

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撮影データ:f7.1/ISO-500/13秒/105mm

SNSで友人知人に写真を送ったところ「田舎はいいね」とか「環境良すぎ!」とかのコメントをいただきますが、本当にありがたいことです。下水道が整ったおかげで、河川に汚水が流れなくなり、10年近く前から、またホタルを身近に見かけるようになったわけです。

カメラを三脚につけてスローシャッターを押すと、カメラのパイロットランプが光るのですが、面白いことにこの光をめがけて求愛してくるホタルもいたりします。

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撮影データ:f7.1/ISO-500/13秒/105mm

ひょっとしたら、皆さんのおうちの近くの小川にも蛍が飛んでいる穴場があるかもしれませんよ。

ちなみに、ホタルの数え方、一匹、二匹、ではないのですが知っていました? 光っているお尻を数えるから、一尻、二尻というわけでもなく、なんと一頭、二頭と数えるんだそうです。動物ならわかりますが昆虫なのに面白いですね。そう思って調べてみたところ、学術上、昆虫類は全般的に一頭二頭と数えることが定着しているんだそうです。

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令和元年度 サンガセミナー京都講座 募集開始しています

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 ご案内がおくれ一部の方にはお待たせいたしておりましたが、今年度も実践講座「サンガセミナー」京都講座を開催します。GWが長かったものですから、なかなか企画を決めるのに時間がかかってしまいました。

 が、今年も興味深く受けて頂ける講座、そして会場の設定ができましたのでご案内申し上げます。また、弊所の商品をお求めになったことがあるお客様や、臨済宗黄檗宗のご寺院には、後日、郵送でもご案内をお送りいたします。

サンガセミナー2019_1.jpgサンガセミナー2019_2.jpg  

※クリックすると大きく表示します

 さて、昨年は高台寺で行なった「地獄絵絵解き講座」を、今年は「冥界への入り口」とも言われる六道珍皇寺にて開催。ご所蔵の「熊野観心図」も特別に公開いただきます。仏像や仏画に興味のある方は、さらにそのまま午後の「仏教美術鑑賞入門」もどうぞご受講下さい。
 また、今年は新たな講座も企画、ヨガとピラティスにも挑戦していただきます。こちらは南禅会館の大広間にて日曜日に開催! 「禅の建築講座」では、建仁寺と法観寺(八坂の塔)を訪ね禅宗建築と和様建築の違いを実見していただきます。昨年は黄檗山萬福寺でしたので普茶料理付にいたしましたところ、大変好評をいただきましたので、今年も昼食付。建仁寺御用達の上幸さんの精進料理を建仁寺内でお召し上がり頂きます。

 毎年人気の「精進料理講座」と「日々の花講座」は秋に東林院にて。紅葉まっさかりの11月末には、相国寺にて「お寺で写真講座」と、来年の干支「子(ね)」を描く「水墨画講座」を開催します。
 寺院の公益性もますます求められるなか、檀信徒だけでなく、地域社会の中において寺院を活性化していくためにも、仏法のもとに集う仏教徒の集まりである僧伽(サンガ)を大切にしたいと考えます。皆さまのご参加、お待ち申し上げております。

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 ←参加申し込みや詳しい情報はバナーをクリック!

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禅に学ぶ

昨年4月に臨済宗方広寺派管長に就任された安永祖堂老師。管長職と共に専門道場での雲水(修行僧)の接化に務められ、多忙な毎日を送られています。

その安永老師による一般人向けの禅セミナーが6月より浜松市内で開講されます。
現代社会において、数々の困難を、いかに真の自分として生きるか。各回テーマを設けて人生のヒントとなる禅の教えをわかりやすく説く内容となっています。

受講ご希望の方はこちらまで。

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ー国指定重要文化財「絹本著色仏涅槃図」公開―

 

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本日は、3日間だけの貴重な特別公開のご案内です。お釈迦様入滅時の情景を描いた「涅槃図」。その中でも重要な作例である、妙興寺(愛知県一宮市)所蔵の「仏涅槃図」(国指定重要文化財)が、今週末特別に公開されます。

妙興寺の涅槃図は縦が3メートルを超える大幅で、鎌倉時代の涅槃図としては全国的に見ても最大級のもの。宝床上に横たわるお釈迦様の周囲には、菩薩・仏弟子・天部・俗形男女など63体の人物、象・獅子をはじめ動物51種約50体が描かれています。

この図はもともと、京都の泉涌寺にありました。どうしてそんなことがわかるのでしょうか。

企画された一宮市博物館によると、本図には「泉涌寺」と読めそうな墨書があり、さらに裏面には「泉涌寺常住」「涅槃像」と書された紙や、応仁の乱頃、泉涌寺が火災に遭い紛失していたものを文明10年(1478)長谷川道慶入道が買い求めて同寺に寄付し直した記録、大永2年(1522)の修理記録のほか、奉加者を書いた紙も貼られているそうです。妙興寺には寛永8年(1631)に寄進されました。 なんと数奇な運命! 作品の来し方、携わった方がたなど背景にも思いを馳せてご覧いただくと、また違った味わいがあるのではないでしょうか。

5月25日(土)には、愛知教育大学の鷹巣純教授による「絵解き」も実施されます。ぜひお出かけくださいませ。


【期間】
2019年5月24日(金)~26日(日) 9:30~17:00(入館16:30)
【場所】
愛知県一宮市 一宮市博物館
【観覧料(常設展を含む)】
一般200円(160円)/高校・大学生100円(80円)/小・中学生50円(40円)
※( )内は団体料金。
※市内小・中学生は無料。
※市内在住の満65歳以上で、住所・年齢の確認できる公的機関発行の証明書等を提示された方は無料。
※身体障害者等の手帳をお持ちの方(付添人1人を含む)は無料。

【公開中の催し】
絵解き(愛知教育大学:鷹巣純教授)
【日時】
5月25日(土)14:00~15:00
【場所】
一宮市博物館特別展示室
【人数】
先着30名(要観覧料)

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沙沙貴神社 なんじゃもんじゃの木

 

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滋賀県近江八幡市安土常楽寺町に、沙沙貴神社という神社が鎮守の森の中にあります。JR琵琶湖線安土駅から歩いても15分ほど。ここは、佐々木源氏発祥の地ということで、全国の佐々木さんのルーツともいえるでしょう。少彦名神(すくなひこなのかみ)を主祭神とする神々をお祀りされています。

さて、この神社には今頃、なんじゃもんじゃの木が満開を迎えます。皆さんはなんじゃもんじゃの木ってご存知でしょうか。冒頭の写真がその木なんですが……。

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近づいてみると、こんな花なのです。小さな花びらが固まっているようで、遠くから見ると霜柱のようにも見えます。

正式には、一葉たご(ヒトツバタゴ)という木で、木製科ヒトツバタゴ属の木です。見頃は1週間~10日なので、あっというまに散ってしまうのです。

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この小さな花びらは1つの花びらが4つに裂けているのだとか。なぜ「なんじゃもんじゃ」などという名前で呼ばれるようになったのかは諸説あるらしいので、ここでは言及しませんが、朝の光に照らされてきれいでした。

あまり全国に分布することのない樹木らしいので、見たことのない方も多いのかも知れませんね。

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記念講演会「大用国師を慕いて」横田南嶺老師

 

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現在、花園大学歴史博物館で開催中の2019春季企画展 「大用国師200年遠諱記念 誠拙周樗 -鎌倉禅中興の祖-」を記念して、ちょうど後期展示の始まった去る2019年5月13日午後1時より、横田南嶺老師(臨済宗円覚寺派管長・花園大学総長)の講演会を開催いたしました。

誠拙周樗といえば、円覚寺中興の祖であり天龍寺や相国寺の僧堂をも開単された傑僧であられますが、同じく本年遠諱を迎えられた釈宗演老師のように一般に知られた方かといえば、そうではありません。横田老師も「関西で大々的に名前が出るのはこの展覧会が初めてではないか」とお考えになられたそうで、今回は禅師のことを初めて知る方のご聴講を前提に、ご生涯や思想などさまざまお話しいただきました。

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誠拙禅師は古月禅材の法系にあられますが、老師によると「古月下の特徴として、書の良さが挙げられる」のだそうです。作品をスクリーンに映しつつのご説明でしたので、会場の皆さまも目で納得しながらお話を楽しまれていたご様子でした。
とくにその嗣法の師である月船禅慧のことも採り上げられ、誠拙禅師の詩文の格調の高さは大いに月船の影響を得たであろうことや、月船禅師の詩偈集である『武渓集』に誠拙禅師が自ら綿密な書入れを施された本が、今も円覚寺に遺っており、それをもとにこのたび禅文化研究所から『武渓集訳註』を刊行されたこともご紹介いただきました。

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誠拙周樗自画賛 蘭竹図(円覚僧堂蔵)

最後に、蘭と竹を描いた一対の書が「特に禅師の禅風をよく表わしているように思う」と横田老師はおっしゃいます。白隠禅との対比で語られることが多い古月禅ですが、書画においても特徴が現われるのでしょうか、或る美術の専門家は、その空間(余白)の美しさを絶賛されたそうです。

また横田老師は、「作品を見比べることによっても近世の禅の出処がわかるのではないか」とも話されていました。白隠の書画をご覧になったことのある方はたくさんいらっしゃることと思いますが、ぜひこの機会に誠拙禅師の作品にも触れて、大用国師・誠拙周樗禅師の禅風を感じでいただければ。該当の作品も現在展示中です。

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油日岳・三国山など

 

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五月晴れの昨日日曜日、滋賀県と三重県の県境にある油日山に、山仲間とかるーい気持ちで登山に向かいました。来週、また鈴鹿のイブネに登山する計画があるので、その前に足慣らしぐらいの気持ちででかけたのです。

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ところで油日といえば油日神社。前にこのブログでも記事があったと思います。その近くを通り過ぎて三重県に入ってすぐ、奧余野公園があります。ちょうど奧余野公園ではツツジ祭ということで、沢山の方が来場されていましたが、私達はそちらには見向きもせず、駐車場に車を停めて桧林の遊歩道を歩きながら登山口へ。途中に山ツツジも多く楽しめます。

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登山口からしばらくは、渓流のせせらぎを眺めつつ、左岸右岸をいったりきたりしながらゆったりと進んでいきます。が、渓流と離れ始めてからは、意外にも急登坂。クスノキも多くその落葉と乾燥した地面に足を滑らしてしまいそうで、なかなか大変。標高もそれほどないし、当初、軽登山というより、ハイキング程度のつもりでしたが、どうもそうはいかない様子です。とはいえ50分程度かけて油日岳(標高693m)に到着。標高だけみても大したことないんですが、そう思われる方、一度登ってみて下さい。

油日山登山_190513_0054.jpg油日の岳明神さまにお参りし小休止して、周遊するように、加茂岳、忍者岳と、尾根伝いにピークを縫っていきます。風景はあまり拝めないものの、その間は大した距離でもなく狭い登山道を歩いて行きます。不思議なことに、今日はまだ誰一人ほかの登山者に逢いません。キツツキの音なども静かな山に聞こえていました。そういやリスも1匹みかけました。

そろそろお昼頃。どこかで食事を取るタイミングで、三国岳が近づいてきました。ところがなんと、ここからが、ホントに急登。ロッククライミングに近いような崖が目の前に立ちはだかります。

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この写真ではロープが見えますが、ここを登りきったあとはロープもない状態に。わたしはここでカメラのレンズフードを谷底に落としてしまいました。思いもしなかった崖登りに若干悲鳴をあげながら、なんとか三国岳に到着。

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滋賀県側の絶景が見渡せました。こちらで30分ほどかけてランチタイム。ここで初めて、おなじくランチタイムを過ごされている登山者と出会いました。山頂付近には、こんな花がところどころにこんな花が咲いていましたが、名前はなんというのか知りません。※追記 この花はコイワカガミだと教えていただきました。

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小さな花ですが、けなげに咲いていました。山の上にはこういう地味だけどかわいらしい花が多いですね。お昼を食べ終えて帰路に向かいます。ちょうど周遊するような形で廻っているのですが、三国岳から倉部山に向けて降りていくところも、またまた急坂。ロープや立木を頼りに、最新の注意を払いながら降りていきました。

倉部山をすぎ、ぞろぞろ峠というなんとも面白い名前の峠坂を下ると、あとはまさしくハイキングのような登山道。花粉飛散も終わっているので、花粉症の私も桧林の中でこんな写真を撮る余裕さえあります。

油日山登山_190513_0015.jpg駐車場起点の行程全体で5時間40分。行程距離8.7km。高低差は481mですが、スマホのアプリによると、消費カロリーは2675kcalと出ています。これはなかなかのものでしょう。

事前にある程度情報をみてはいたのですが、こんなだとは思いも掛けなかった登山でしたが、お天気にも恵まれ、気持ちよく登ることができました。まだまだ滋賀県の周りには山がいっぱい。あちこち登ってみたいと思った一日でした。来週もがんばれそうです。

 

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急に初夏 そして、今年度サンガセミナー企画中

 

b_2019-05-10-06.59.33.jpg5月ですからもう初夏とはいえ、今日は真夏日になってしまうほどの気温の上昇が見込まれるとのニュース。今年の春は寒い寒いと言っていたのに、急に変わりますね。

朝、出勤途中に自転車に乗っていると、この前まで、サワサワと草のようになびいていた麦が、すでにこんな立派な穂をつけています。藤の花の見頃を迎えていると、Facebookで友人達がきれいな写真をあげてくれています。

いつもは自坊のサクランボの木が、沢山の実を付けている時期なのですが、なんと今年はほぼ皆無。こんな年もあるのですね。小さな子供達が楽しみにしているのに、今年は残念。

さて、すでに数人の方からまだかまだかとお問い合わせをいただいてしまっていますが、今年度もサンガセミナーを開催します。現在、一所懸命に講師や日程の調整中です。

現時点で決定しているのは、下記の通り。

7月19日(金)  六道珍皇寺
「地獄絵絵解き講座」 西山 克先生
「仏画・禅画を学ぶ講座」 福島恒徳先生

9月に日程未定ながら、南禅寺にて
「ピラティス講座」  溝渕万里子先生
「シヴァナンダヨガ講座」 柴本はるな先生

ほかに、日程調整中で、

10月に日程未定ながら、

「日々の花講座」  雨宮ゆか先生
「精進料理講座」  西川玄房師
「来年の干支を描く水墨画講座」 平川功先生
「寺院建築講座」(昼食つき)  佐々木日嘉里先生
「意外と楽しい禅の語録」講座  小川隆先生

以上を計画しています。決定しましたら改めて、禅文化研究所のWEBや、ダイレクトメール、本ブログなどでご案内いたしますので、今しばらくお待ち下さい。

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平成から令和へのGW その1

 

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5月1日0時、元号は「平成」から「令和」へ変わりました。皆さん、10日間のゴールデンウイーク、如何お過ごしだったでしょうか。
とはいっても、自坊の周りの農家はずっと田植えに勤しんでおられたり、私の知人友人でも、サービス業や、介護業の方で休みなど関係なく働いておられた方も沢山おられましたが、私自身はこんなに仕事から解放されてしまった10日間も長らくなかったように思います。

私はGW前半に北京へ足を伸ばしてきました。以前、このブログでも出てきたかと思いますが、北京には李建華さんという、禅文化研究所の中国での仕事をサポートしてきてくださった方がおられ、飛行機と宿だけを押さえて、あとは気ままに向かったのでした。

往路、北京で行なわれていた「一帯一路」のサミットのせいか、関西空港の搭乗口についてから突如3時間遅れとのアナウンス。以前、研究所の中国旅行で帰りの便が急遽キャンセルになってしまったことが頭をよぎりましたが、なんとか3時間遅れで到着。出足をくじかれてしまいましたが、その日のうちに無事に北京のホテルに到着。李建華さんとの連絡もつきました。

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翌朝は李さんの会社の張さんに車を運転して貰い、李さんとともに募田峪長城へ。こちらの長城は初めて訪ねます。李さんたちも15年以上前にきた以来だということで、その観光地化開発の進み方に驚きが隠せない様子でした。

日本には中国からの観光客が沢山みえておりますが、中国にいってもやはり中国人が多く、日本人を含め海外の人はあまり見かけません。またこういった観光地も多くの人で賑わっています。

シャトルバスにのってロープウェイの乗り口につき、待つこと30分。ロープウェイからも壮大な長城の一部が見えてきました。少し登り長城の入り口から左右どちらかに歩くことになります。人が少なそうだと右を選択しましたが、あいにく、当日は霧に覆われており、あまり遠くまで見渡せません。

b_MG_5306.jpgしかしながら、霧のせいでかえって幻想的な風景を観ることができ、また階段やスロープ状になっている長城を上り下りすることで、かなりの運動量となりました。笑

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あまり人が写り込まないように撮っているのでわからないかもしれませんが、実はかなりの人がいるのですよ。

にこやかに手を振る李建華さんにもご登場頂きましょう。

b_MG_5379.jpg李さんは弊所刊行の『聖域巡礼』の著者でもあり、その中の多くの写真も撮影されているので、カメラの腕はなかなかのもの。それでも最近は大きなカメラを持ち歩くのはあまりされないようで、今回もひたすらスマホでの撮影をされていました。

私のように一眼レフをぶら下げて歩いているのはほかにもあまり見られませんでした。

こうして、とりあえずは長城でゆったりとした時間をすごさせていただいたのでした。

(つづく)

 

 

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平成から令和へのGW その2

 

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募田峪長城を後にして、天壇公園に向けて車を走らせたのですが、これまた一帯一路の影響で大渋滞に巻き込まれ、天壇公園に到着したときには、内部拝観の時間は終わっており、外側の公園部分を散策することしかできませんでした。それでも美しい祈年殿をこうして観ることができましたし、また以前来たときにはあまり気がついてなかったのですが、多くの柏槇の古木があるのを観られました。

下の写真はその一本。樹齢300年だったかと思います。さらに古いものもありましたが、これぞ、「庭前の柏樹子」です。中国ではそこいらにある樹なんですね。

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翌日は李さんたちとは別行動。久しぶりに天安門から故宮博物館を拝観することにしました。

朝の8時頃に天安門前に来たのですが、それでもこの人出。

b_MG_5555.jpgセキュリティチェックもあり、チケットも本来はオンラインで申し込んでおくべきだったのですが、気まま旅なもので、出たとこ勝負。中国ではオンラインサービスがかなり普及していて、この日、のちにWeChatPayの必要性に大いに気づかされることになるのです。

ともかくも現金を払って天安門から故宮博物館の中に入りましたが、中も多くの人、人、人。

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こちらは太和殿です。映画「ラストエンペラー」の印象的なシーンと坂本龍一の音楽が蘇ってきます。

b_MG_5628.jpg私自身、故宮博物館の中に入ったのは30年以上前でしたから、その時とはまた違った感覚で観ることができましたが、それにしても人が多すぎて、人に酔ってしまった感じが否めません。

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約2時間、紫禁城内を拝観してようやく北側の神武門から故宮の外へ。目の前に景山公園が見えますが、よく見ると、そちらも多くの人が。中国でも5/1のメーデー前後は連休になるとのことなので、地方からの観光客も多いのでしょうね。

ところで、この後、疲れもあってタクシーを利用して一旦ホテルに戻るのですが、そこで、WeChatPayなどのキャッシュレスにしていなかったツケに見舞われます。

タクシーを降りるとき、タクシー代として17元ほどの支払いだったので、10元と5元と2元を用意したら、おつりを渡すから100元札が欲しいといわれ同時に釣り銭を手渡されました。そこで、財布から100元を出して渡すと、もっときれいな札がないかというので、財布の中から別の100元を出し、先にわたした100元と交換したのです。あとで考えると、この時に先に渡した100元札を偽札とすり替えられていたようなのです。

このあとに行ったレストランで、この100元札は使えないといわれ、不思議に思ってホテルでチェックして貰ったら、これは偽札だと……。100元札は関西空港で両替したときに手にしたものだけだったので、偽札のはずはなく、しばらく考えたところ、上記のタクシーでのタイミングしかあり得ないのでした。
たしかに、よくよく見比べると透かしがあまかったり、ほかにも少しおかしな点がありました。

中国はキャッシュレスが非常に進んでいる理由の一端がわかった気がします。日本で偽札が出たら大ニュース。ですが、私はこの札を教訓にしようと持ち帰ったのでした。

その夜、中国時間で23時、衛星放送でNHKを観ていると「令和」へのカウントダウン。まるで大晦日のようでした。

久しぶりの中国。そんなこんなで、アタフタして帰路に就き、日本に着いたときには「令和」の時代となっていたのでした。ちょっと浦島太郎の気分です。

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円覚寺の至宝展

190422_三井美術館外観.jpg190422_会場入口.jpg

4月20日より6月23日まで、東京の三井記念美術館で「円覚寺の至宝-鎌倉禅林の美」展が開催されています。
本展は大用国師200年釈宗演老師100年大遠諱記念特別展として開催されるもので、前日に行なわれた開会式に行ってまいりました。

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190422_管長挨拶.jpg開会式では、横田南嶺円覚寺派管長を導師に円覚寺派僧侶による記念法要が営まれ、続いて主催者による挨拶がありました。
横田管長は、美術館のあるこの土地は江戸時代前島と呼ばれ、円覚寺の所領であったという因縁に触れ、江戸後期、沈滞の中にあった円覚寺を中興した大用国師と、明治の廃仏毀釈後、禅を「ZEN」として欧米に広めた釈宗演老師の功績を称えられ、本展が文化遺産の展覧に留まらず、会期中に行なう坐禅や法話等を通して現代に息づく禅を伝える場であることを話されました。
本展では、円覚寺と円覚寺派寺院に遺された名宝だけでなく、無学祖元像と蘭溪道隆像が並んで展示されるなど、建長寺の名宝も多数出品されています。
なお、鎌倉派の絵画の展示室では、弊所の雪村周継筆「蕪図」も展示されています。
会期中は多彩なイベントが行なわれます。この機会に足を運ばれてはいかがでしょうか。

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季刊「禅文化」252号発刊のお知らせ

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この春200年の遠諱をむかえた誠拙周樗(せいせつしゅうちょ)禅師(大用国師、1745~1820)。禅師は、当時宗風が沈滞していた円覚寺を復興された「鎌倉禅中興の祖」でありながら、京都五山の相国僧堂や天龍僧堂の開単をも果たされた、まさに傑僧といえる方です。252号では、禅師の近世禅林における業績を改めて顕彰し、ご紹介しております。

禅師が前版職(僧堂師家)に就かれていらい、円覚寺に集まる修行僧の数は年を追うごとに増えていき、寛政8年(1796)の雨安居には、74人もの修行僧が禅師の下に参集したそうです(本号掲載論稿・舘隆志「誠拙周樗の鎌倉における禅の復興」より)。この事実だけでも、その接化がいかに人を引きつけるものであったかご想像いただけることでしょう。

「凡(おおよ)そ五十年間、正続僧堂に在りて只だ仏法を以(もっ)て人の為(ため)にするを我が任と為(な)す」。誠拙周樗禅師は、自らこのような言葉を遺されています。その生きざまを、この機会に是非知っていただきたく存じます。詳しくは、こちらをご覧ください。

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写蘭会グループ展 vol1

 

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先般、本ブログでお知らせしました、弊所スタッフである私も出展しておりますグループ写真展『写蘭会 第一回グループ展』が、京都市中京区の烏丸仏光寺西入にあるラボ京都の4F会場にて開催しております。

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先週土曜日から始まった本展は4/26(金)までの1週間限りですが、昨日までの3日間でおかげさまで120名を超える来場者にお越し頂きました。私も土曜日と月曜日に在廊しておりましたところ、小さな会場ですがほぼひっきりなしに来場者があり、ありがたいことでした。

もちろん、私を含め出展者の知己の方も多くおいでになるので、お花をお持ち下さったり、お菓子などの差し入れもあったりし、用意した作品目録を片手に、じっくりと写真をご覧頂きました。在廊しているものも、毎日入れ替わりでおりますが、他の方の撮影された情報も、カメラ講座の時にご本人から聞いたりしていますので、その情報をお伝えしたりしていると、あっという間に時間が過ぎます。

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中には手厳しく酷評をいただく方もおられますが、もちろん私達はまだまだアマチュアの身。そういう御批評ももちろんありがたいことですが、この写真が良いねぇとかいうお声には、私の作品でなくても嬉しくなりました。

今、京都では「KG+ 2019」という写真展や、アーティストによる展覧会が市内各所で開かれています。KYOTOGRAPHIEヘおこしお越しのおついでに、我々の小さな写真展にもお越し頂ければ幸いです。あと4日です。お待ちしております。

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