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-陶-潮桂子&-水墨-平川功 展

 

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この前のブログ禅で書いた今年度最後のサンガセミナー第5回ですが、午後には、「水墨画講座 -来年の干支「子(ね)」を描いてみよう-」を開講します。講師は水墨画家の平川功先生です。こちらもまだ残席がありますので、よろしければ是非受講申し込みをお願いします。お申し込みは、こちらのお申し込みフォームよりどうぞ。3日前まで受付可能としておきます。

この平川功先生の作品をもうすぐ京都で見ることができるのでご紹介します。

「-陶-潮桂子&-水墨-平川功 展」

会期:2019年12月11日(水)~17日(日)
会場:高島屋京都店6F 美術画廊 ※最終日は午後4時まで。

案内ハガキにある高島屋美術部からの案内文を下記に転載しておきます。

このたび、高島屋京都店にて、柔らかな表情を魅せる釉裏紅の技法で作品を制作される潮桂子先生と水墨の静謐な濃淡の作品で様々な自然の空気感を表現される平川功先生の二人展を初開催いたします。
お二人は異なる分野ではあるものの、余白のあり方を大切にした作品の制作に日々励んでおられます。
今展では、『余白への想い』をテーマに、お互いに作品の調和を目指しながら、新しい発見と発想をもとに挑戦された新作の数々を一堂に展観いたします。
ぜひ、この機会にご高覧賜りますようお願い申し上げます。

 

 

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遅めの紅葉がはじまってますね

 

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信州飯山の紅葉を見てきたばかりですが、関西でも紅葉がみられるようになってきました。

上の写真は滋賀県の東近江市にある大本山永源寺より、目の前の愛知川をさらに川上にあがっていった、奥永源寺といわれるあたりで、政所という山里の付近の写真です。このあたりから、東は三重県いなべ市に向けての国道と分かれて狭い道路を多賀の方に抜ける街道があるのですが、ここはその狭い街道を進んでいったあたりで、木地師の伝統が伝わっている地域で、今もこの仕事に関わっている方もおられるようです。

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途中、淨土真宗佛光寺派の光徳寺というお寺の境内には、おもわず声が出るほどの、こんなに立派な銀杏の木がありました。

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もみじも完全に赤ではなく、緑から黄色、橙色、赤、とグラデーションで楽しめました。こんな景色を楽しみながら、紅葉狩りを楽しんだ先日の日曜日でした。

さて、来週の金曜日(11/29)には、今年度のサンガセミナーの最終回となる第5回を京都の大本山相国寺を会場に開催します。午前中には「お寺で写真講座 - 露出で変わる写真の印象~紅葉のきれいな写し方 -」として写真家の柴田明蘭先生にご講義と実習を行なって頂きます。もみじの写真を一眼レフできれいに撮りたいけど、なかなかいい写真が仕上がらないとお悩みの方、まだ今からでもお申し込み可能です。
お申し込みページかお電話でお早めに。お待ちしております。

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飯山正受庵へ

 

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正受庵本堂

少し間が空いてしまいました。じつは先週はほぼデスクにいない一週間だったのです。13~15日と長野県飯山市の飯山市美術館で、正受庵の宝物調査に出向いておりました。

来年は白隠慧鶴禅師の師である道鏡慧端禅師(正受老人)の300回忌に正当します。大本山妙心寺の聖澤派では、この遠忌に向けての事業を計画されており、またそれをうけて飯山市でも、正受庵と正受老人の顕彰をする展覧会も計画され、飯山市美術館で開催する予定をされています。そのため、禅文化研究所と花園大学歴史博物館が協力することになり、このたびの悉皆調査ということになった次第です。

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正受庵に祀られる正受老人像

秋深まる飯山の地でしたが、近くを流れる千曲川は先月の台風の爪痕をまだ残していて、河川敷の木々には草木がひっかかり、田んぼは泥で掩われてしまっていました。来年1月発刊の季刊誌『禅文化』にもご寄稿頂いている飯山市教育長の長瀬先生のご自宅も、床上20cmの浸水だったとのことで、被害の大きかったことが伺われました。

それでも、街はいくらか活気を取り戻している様子で、また秋が深まって山々が色とりどりに鮮やかで、美術館で暗くなるまで終日調査を行なっていた我々も、翌朝の新鮮な空気に心を癒されたのでした。

きくと、飯山は、ほとんどが淨土真宗の門徒が多く、臨済宗はこの正受庵だけであると。それでもこの地では正受老人や正受庵に対する畏敬の念が強いことがよく伺われ、門徒であろうとも正受庵は大切にしていきたいという思いが根強くあるのを、ひしひしと感じました。

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正受老人の卵塔「栽松塔」

 

3日間にわたる調査を行ない、100本ほどの墨蹟を調査しましたが、まだ少し墨蹟もあり、また正受老人の書入れされた書籍等も調査できていませんので、さらにもう一度の調査が必要だろうということで現地を後にしてきました。が、これからすぐに雪におおわれてしまう土地ですので、おそらくは雪解けのあとにということになりそうです。

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現在の庫裏と前庭(正受老人ご存命の頃には建物はなく、田んぼや畑だったという)

 

個人的には週初めには、白隠禅師開山の龍澤寺へ、週後半にはその師正受老人の正受庵へという幸せな一週間なのでした。

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龍澤僧堂での斎会

 

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昨日11月11日、静岡県三島市の龍澤僧堂へ出向いてきました。それというのも私がご接化(ご指導)いただいた心鏡室鈴木宗忠老師の33回忌の斎会にお参りするためです。前日から近くのホテルに宿泊し、朝起きると、富士山を拝み見ることができました。前日にはこんなに白くはなかったので、夜の間に冠雪したものと思われます。

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龍澤僧堂を訪ね、まずは方丈にお参りすると、方丈の正面のガラス戸4枚が一新されています。これは伊豆半島を直撃した先般の台風による突風で吹き飛んでしまい、大きく破損してしまったとのことで、今日に間に合うように新調したとのことでしたが、ほんの数日前にやっとできあがったとのこと。
それ以外にはあまり大きな被害が無かったとのことで、不幸中の幸いでした。その前で、時期は違えども同じ僧堂で修行した仲間同士がしばしの歓談。

その後、今現在ご指導いただいている松華室後藤榮山老師に相見をお願いしてご挨拶してきました。老師は、私が道場に掛搭している頃にも、摂心になると東京から鈴木宗忠老師に通参されており、宗忠老師亡きあと死活庵中川球童老師に参禅、そして、球童老師亡きあとに龍澤寺師家となられたのでした。

いま齢90にもならんとするのに、肌はすべすべ、矍鑠としておられる姿は尊敬すべきものです。私ごとながら弟子がいまこの龍澤僧堂で修行させて頂いていますが、いい老師につけて幸せだと思います。

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さて、じつはこの斎会は、龍澤寺開山の白隠慧鶴禅師の毎歳忌、そして、鈴木宗忠老師の33回忌、そして死活庵中川球童老師の13回忌との合斎会でした。
真前にはお位牌とともに三つの頂相が掲げられています。真ん中が白隠禅師自画賛の頂相、向かって右は心鏡室鈴木宗忠老師の頂相、左が死活庵中川球童老師の頂相です。心鏡室老師の頂相の賛は八幡圓福寺の西片擔雪老師が、死活庵の頂相は妙心寺塔頭霊雲院の則竹秀南老師がご揮毫いただいています。

改めて我が師、鈴木宗忠老師の賛文を見ると70歳で遷化されたことがわかります。となると、私たちがご指導を受けていたときには60代前半だったわけで、自分の年齢もそこに近づいていることを改めて感じ驚くばかりです。考えてみれば60代のパワーで私たちをご指導頂いていたんだなと、今更ながら当時を思い浮かべたのでした。

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「東海の名刹 方広寺」展 会期始まっています

 

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本ブログでもすでにお知らせしましたとおり、さる11月4日より、花園大学歴史博物館において、「東海の名刹 方広寺」展がはじまっています。大本山方広寺の宝物が一度に展観されるのは、関西方面では初めてです。

さっそく、展示室には、興味を持っておいでになっている方々がちらほら。こんな感じですから、思う存分、ゆっくりと作品を鑑賞頂けると思います。小さな博物館ですから、ゆっくり観ても疲れるというほどのことはありません。正直、私は大きな博物館が苦手でもあります。

20191105_130217.jpgまた、会場内では液晶ディスプレイに方広寺の伽藍や境内などを紹介する映像が流れています。じつはそこに出ている写真はすべて、先般の出陳品集荷の際に私が撮影してきた写真であることを、ここだけで明かしておきましょう。とてもきれいに晴れたいい日だったのです。会場でゆっくりご覧下さい。

20191105_131126.jpgこちらは第一展示室です。大きめの作品がかかっています。

また、会期中の11月23日(土・祝)13:00~14:30には、記念講演会として「方広寺と無文元選禅師」と題して安永祖堂老師(臨済宗方広寺派管長)による講演(花園大学教堂)があり、またその終了後に歴史博物館展示室にて、学芸員によるギャラリートークもありますから、是非ご来場下さい。

 

ところで、先日、滋賀県の佐川美術館で開催している「ZENGA 白隠と仙厓展」を観に行ってきました。

20191104_153747.jpg白隠さんや仙厓さんの有名な書画はもちろん、今回初公開される逸品もありました。また、同じテーマで描かれた図が比較として並べて展示されていたりして、楽しめました。
でも、なんで、同じテーマの作品なのに、作品タイトルの付け方を違えているのかがナゾ。「鍾馗」と「鍾馗図」とか。意図があるようには思えませんでしたので、単にノーチェックだったのでしょうか。(笑)

20191104_153504.jpg会場のミュージアムショップでは、弊所の書籍も何冊か販売されています。

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サンガセミナー 2019「日々の花」講座(2)

 

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2019年サンガセミナー「日々の花」講座の作品写真の続きです。受講者の皆さんのすてきな作品を順にご紹介します。雨宮ゆか先生の手直しが入ると、まったく作品が別物になってしまうようで、とても不思議です。

 

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ここで、撮影場所をかえてみました。これまでは背景が緑だったので作品が見えにくかったのです。はやく気づけばよかったですね。失礼しました。では気を取り直して。

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以上です。リピーターの方はもちろん、初めてご参加された方もとても楽しかった、また受講したいと、好評のうちに終了しました。

来年度は是非、ご受講ください。

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サンガセミナー 2019「日々の花」講座(1)

 

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去る2019年10月24日に、2019年のサンガセミナー第4回を実施しました。

午前中は、妙心寺塔頭の東林院ご住職、西川玄房師に毎年お願いして開催している精進料理講座。そして午後も同じく東林院でお部屋をお借りして、毎年人気の雨宮ゆか先生の「日々の花」講座を開催しました。
今年は「晩秋の花を生ける」をテーマにしました。今回は、受講者は女性ばかりで、リピーターの方もおられました。
花材は、順不同ながら、 アキチョウジ、ハゼラン(三時草)、セイヨウカマツカ、フウセンカズラ、シャリンバイ、チョコレートコスモス、アブラドウダンツツジ、ワレモコウ、ハナタデ、フジバカマ、野菊、足摺野菊、ゴールデンカスケード、ノバラの実、台湾ホトトギス、ウドベキア、ヒメヒゴタイ(アザミの仲間)、オヤマボクチ、常緑ガマズミ(ビバーアナティマス)、ミシマサイコ、ムラサキシキブ、ハナタデ、ツルウメモドキ、フサフジウツギ(ブットレア)でした。

では、受講者の皆さんのすてきな作品を2度に分けてご紹介いたします。

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b_ZAL0633.jpg今回はここまで。つづく

 

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瀬戸内国際芸術祭2019 秋季 その2

 

019-瀬戸内国際芸術祭_191101_0040.jpgaw06 思考の輪郭/エステル・ストッカー

瀬戸内国際芸術祭2019の秋季のブログの続きです。

初日は本島だけで時間切れ。二日目は、須田港から粟島と高見島をめぐりました。
乗船予定の船の時間にあわせて須田港に向かったものの、港に着いてみたら、芸術祭来場者用の駐車場は5km以上も離れた場所にあるとのことで、そこからのシャトルバスを利用するようにとのこと。予定していた船に乗れず1時間以上またなければいけないということになったのですが、人も多いとのことで臨時の船があると朗報。無駄に時間を過ごさずにすみましたが、これからはもっとリサーチが必要ですね。

粟島につくと、まずはレンタサイクルを借りました。これは昨日の失策をカバーしての行動です。笑

元気な内にちょっと坂道を登って、まずは廃園担った幼稚園と、その隣のこれまた廃校になった小学校へ。幼稚園での作品が上の「思考の輪郭」でした。そして、隣の小学校。結果的に私はこの小学校の一連の作品が心に残ったので、今回はこの小学校の展示のご紹介を。

学校内に入ると、廃校になる前の子供達の賑やかな声がスピーカーからずっと聞こえています。でも校内には子供の姿はありません。

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そして、懐かしさを覚える理科室。

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音楽室には、この学校の校歌の楽譜が置かれたピアノがあり、来場者がときおり、その譜面をみて演奏されたりもしています。

019-瀬戸内国際芸術祭_191101_0208.jpg屋上にもあがってみることができるというので、階段をあがってみると、瀬戸内がみえる絶景。と、なにやら壁に書かれています。

 

019-瀬戸内国際芸術祭_191101_0209_0.jpg「もしわすれたいなら、そうすればいい。覚えておきたいのなら、それは高くつくだろう」と。他の壁にも別の言葉が書かれていて、どういう意味なのだろうと考えながらこの後の展示を見て回った私でした。なんか外国語を和訳したような文言ですが……。

019-瀬戸内国際芸術祭_191101_0206.jpgちょっと中途半端ですが、今回は余韻を残してこの辺で……。

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季刊「禅文化」254号発刊のお知らせ

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一見静寂な禅寺。実は、その中ではさまざまな「音」が欠かせないものとなっています。

たとえば修行道場においては、教義の「不立文字」を体現するかのように響く各種「鳴らし物」の音が雲水たちの生活を司りますし、法要においては、各山に連綿と伝わる荘厳な「梵唄」「声明」が唱えられています。細かな点は伝承による違いがあるものの、いずれも禅僧にとっては馴染み深い《叢林の音》であることと存じます。

今季はこれら身近な禅寺の「音」を一冊にまとめました。「禅宗の声明の特徴(他宗派との違い)や伝承」「各種鳴らし物の歴史」など、テーマそれぞれ、造詣の深い先生方に書き下ろしていただいております。

また、近年尾張地方でしか生産されなくなった「木魚」については、その製作工程や現状について詳細な論稿の掲載が叶いました。

身近な存在でありながら“へえ、そうだったのか”という新鮮なお話をたくさんご紹介できたのではないかなと思います。是非お手に取っていただけましたら幸いです。

詳細は下記をご高覧ください。
https://www.zenbunka.or.jp/pub_etc/pub/entry/_254.html

よろしくお願いいたします。

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東海の名刹 奧山方広寺展のお知らせ

 

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お知らせがギリギリになってしまいましたが、来たる2019年11月4日~12月14日まで、花園大学歴史博物館にて、2019秋季企画展「東海の名刹 奧山方広寺」展を、大本山方広寺、花園大学歴史博物館、大蔵会、禅文化研究所の共催で開催いたします。

今回は、後醍醐天皇の皇子であった無文元選禅師(円明大師・聖鑑国師、1323~90)が開山とし、井伊家一族の奥山六郎次郎朝藤によって開創された、静岡県浜松市の臨済宗方広寺派の大本山深奧山方広寺で所蔵される宝物・什物を展観します。

禅文化研究所のデジタルアーカイブズ事業で、花園大学歴史博物館との共同悉皆調査によって得られた成果の発表の機会です。

無文元選禅師の関連資料をはじめとする寺史資料はもとより、黄檗僧との交流を伝える遺墨群や、江戸期から近代における絵画の優品、さらには方広寺の宗風を慕う人々より寄進された書画を通じ、方広寺の歴史を紹介するとともに、同地に華開いた禅文化の魅力に迫ります。

秋の好時節、京都へお越しの際には、是非、この展覧会にお運びいただければ幸いです。

また会期中に下記の通り、方広寺派管長・安永祖堂老師による公開講演会も実施します。それにあわせてご来場もお待ちしております。
■2019年11月23日(土) 13:00~14:30 
   「方広寺と無文元選禅師」安永祖堂老師(大本山方広寺派管長・元花園大学教授)

 

2019秋季企画展「東海の名刹 奧山方広寺」展

公開講演会

 

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瀬戸内国際芸術祭2019 秋季 その1

 

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ho03 そらあみ/五十嵐靖晃

3年に一度開催される、瀬戸内国際芸術祭2019の秋季に行ってきました。

瀬戸内海の島々で開催されている芸術祭。香川県の各港から船に乗ってそれらの島へ渡るのですが、大きく分けて東部と西部に分かれています。東部は高松港から向かうようですが、今回は西部の島のうち、本島、粟島、高見島、そして伊吹島の4島を巡ってきました。

この芸術祭ではオリジナルのスタンプブックが用意されており、それぞれの島の各作品の前に行くと作品番号プレートにスタンプが用意されていて、それをスタンプブックに押していくことができます。そんなわけで4島の全作品のスタンプをゲットして帰ってきたというわけです。以前、京都で行なった京都禅寺巡りスタンプラリーを思い出しました。

まずは、本島。車も10台くらいつめるフェリーで到着日の午後から向かった本島は、港周辺の作品を歩いて廻っていたのですが、夕方までに遠いところまで廻りきれないと思い、3時頃からレンタサイクルも借りて走りました。島には、何ヶ所かの砂浜もあり、それらの自然を活かしての作品もあり、気持ちよく楽しむことができました。

20191020-_MG_0872.jpgho10 "Moony Tunes"/ツェ・スーメイ

またこういった古い民家を利用して、真っ暗な空間に展示される作品もあります。島の中はけっこう坂もあるので、自転車もなかなか大変ですが、運行時間の決まっているシャトルバスを頼りにしていると、廻りきれないので仕方がないのです。一日かけていれば、大丈夫だったのでしょうが。全13ヶ所をかけめぐりました。

そして最後になんとか間に合ったというか、屋外だったので関係なくみられたのが、下の作品。

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ho13 "水の下の空"/アレクサンドル・ポノマリョフ

網でできた船のイメージですが、船の下には大理石のような反射する石も敷かれていて、空と海とが一体化したような印象を受けました。

小さな島ですが、東側と西側では集落の印象がだいぶ違うように感じました。戦国時代には塩飽水軍(しわくすいぐん)のいたという伝統のある島。塩飽大工と呼ばれる腕のいい船大工さんも多かったようです。
それから小さな島なのにお寺が多いことにも意外でした。すぐ近くを瀬戸大橋が通っていて、昔とはずいぶん景色がかわっただろうなぁと、昔の景色を想像しておきました。

一回で書いてしまおうかと思いましたが、分けて書きます。

つづく

 

 

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LINE公式アカウントを取得設定しました

 

M.png今ごろ?とか言われそうですが、禅文化研究所ではLINE公式アカウントを取得設定しました。LINEをお使いの方は、上記のQRコードから、あるいは、下記のURLからご登録いただければさいわいです。

http://nav.cx/76OS5rP

なにを急にLINEを表に出してきたのかと思われるかも知れませんが、じつは、現在、LINEスタンプ「禅僧なむ」を作成中で、まもなくアップロードできる状態なのです。

そういったわけで、準備をしているのでした。
お薦め情報や新刊情報、展覧会の情報などもこのLINE公式アカウントから発信もしていきたいと思いますので、なにとぞご登録の程、よろしくお願い申し上げます。

 

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琵琶湖畔のとある漁村の花火大会

 

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まず、このたびの台風19号で命を落とされた方のご冥福を、そしてその悲しみにおられるご家族、被災されて家屋などに被害を受けられた多くの方々に手を合わせ、お悔やみとお見舞いを申し上げます。被災地が一刻も早く復旧し、少しでももとの生活が取り戻せますように祈念しています。

こんな時に呑気そうに、なんの写真だと思われた方もおられるかもしれません。お気持ちを害されたらご容赦ください。

実は毎年8/14に開催されて今年で10周年を迎えるという、とある琵琶湖畔の漁村主催の小さな小さな花火大会があります。今年は、8/14が台風直後の強風だったために、さる10/13まで延期されていたのでした。
ホントに小さな花火大会。多くの方が来られても対応できないからと、基本的には宣伝されていませんので、どこの花火だとここで書くことも控えますが、知る人ぞ知るで、ほんの少し他府県の方もこられているようでした。
私も知らなかったのですが、それにもちろん、元々の予定日である8/14ならお盆で、自坊は施餓鬼のあった夜で棚経もあります。絶対に行けないタイミングなのですが、延期しての一昨日での開催を友人に教えてもらい、数人で一緒に向かいました。

開催直前にスピーカーから聞こえてきた自治会代表と思われる老人のご挨拶は、決して流暢ではありませんでしたが、素朴でとても暖かくて微笑ましい声と内容でした。
いかにこの花火大会が住人の方に大切にされているかが伝わってきました。

そして最初に一発だけの花火。誰のためにとは仰いませんでしたが、追悼の花火だそうです。今回の犠牲者の方だけではなく、自分たちの大切な人をそれぞれに思ったことでしょう。

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そして開幕。湖面2箇所から打ち上げられる花火は、澄んだ湖面に綺麗に映りました。最初は低い位置で花咲くように打ち上げられていた花火ですが、途中では湖面すれすれで大きな花火が。思わず声を上げてしまうほど大迫力でした。

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息をつくまもなく、だんだんと盛り上がっていき、エンディングも大感動!あっという間の20分。至福の時でした。

終了時には満場の拍手。おそらく数百人しかいない湖岸の入江に拍手が響きわたりました。

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そして閉会が告げられると、さっと人がいなくなる。何とも清々しい記憶に残る花火大会でした。

今回の台風の被災地で、たくさんの川が決壊氾濫しました。でも、それらの土地では、きっと、水面に映る花火大会があって、皆さんの目を楽しませていたことでしょう。
大水に人や家や土地や車などを奪われ、涙で曇る皆さんの目に、一日も早く水面の花火が映る日が来ますことを祈ってやみません。そんな気持ちをこめて……。

禅では、すべてを捨て切れ、財産や名誉など生まれたあとからついてきたものなどは自分自身ではない、と教えます。どうか、まずはいのちを大切に。そして、自分自身を見失われないように。

 

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臨黄合議所移動理事会 於・大本山佛通寺

 

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巨蟒橋(きょもうきょう)を渉る各本山の御重役

昨日、10月10日に、臨済宗黄檗宗連合各派合議所の移動理事会が、広島県三原市にある大本山佛通寺にて開催され、事務局として参加してきました。
移動理事会は二年に一度、京都府以外の臨黄の本山が順番に受けて下さるもので、前回は富山の大本山国泰寺でした。各派総長様はじめ、各部長が集まり、それぞれの部会にて検討事項を会議します。

さて、佛通寺は深山幽谷といってもいい三原市の奥地にあり、各本山の御重役に福山駅に集合していただいて、バス2台で佛通寺に向かいました。佛通寺には初めて来たという方も多いようで、新鮮な空気を味わいながら境内に入りました。

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本堂から望むと、谷向かいには、朱色の多宝塔が見え、その奥には勧請開山大通禅師(愚中周及禅師)と開山佛通禅師(即休契了禅師)の木像が祀られる開山堂などがあります。

b_MG_0644.jpg到着してすぐに方丈にて、各本山の開山様に対して読経し回向をしました。その後、各部会に分かれて会議をいたしました。お互いに情報交換し、各本山はもとより宗門全体の運営について毎回学ぶことが多いように思われます。

20191010_153853.jpg分科会の後、また一同に会してそれぞれの分科会の報告がなされ、会議は終了。その後、福山市のホテルに移動して和やかに懇親会を終え、宿泊となった次第です。

二年後の移動理事会は滋賀県の大本山永源寺で行なわれることになります。

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高知 吸江寺展(高知歴史民俗資料館)

 

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去る10月6日土曜日に、土佐を訪ねてきました。というのも、高知県立歴史民俗資料館で行なわれている特別展「吸江寺(ぎゅうこうじ)」の展観を観るため、そしてこの日の午後に行なわれる、吸江寺(兼務)住職・小林玄徹師の「吸江寺について」という講演を拝聴するためです。小林玄徹師は私と同じ道場で修行した同輩です。

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吸江寺は高知市にある夢窓国師が開山の名刹で、県立の博物館(資料館)が一つのお寺の特別展を開催することは、珍しいとはいいませんが、実際にはあまり行なわれていないことでもあります。そしてこうやって、展観品の写真撮影がOK(一部不可)ということも珍しいですね。

 

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小さな展示室ではありますが、吸江寺の宝物の数々、そして関係する逸品が展観されていました。吸江寺は、夢窓疎石の建立によるものですが、その後、五山文学の双璧として有名な義堂周信や絶海中津も住職をつとめ、当時の土佐の守護代であった長宗我部氏に護られてきました。また山内一豊の子(拾・ひろい)が湘南と名を変えて住職となったりして、土佐と大変深い関係がありました。明治時代に廃仏毀釈で一旦廃寺となったのですが、妙心寺から特命を受けた少林踏雲によって再興され、今日に到っています。

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展示室内は多くの人がおいでになっていて、高知の人たちにとってなじみの深い吸江寺の歴史を知ることができ、展観に興味を向けられていました。また同じく講演会を聴きにこられた、愛媛の大乗僧堂の河野徹山老師ともお出逢いしました。
右端の小さな木造は、夢窓国師自らが水鏡に写して彫刻されたという夢窓国師木像です。

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午後2時より2時間にわたる小林住職の講演を拝聴しました。プロジェクターで画像を出しながらのお話で、夢窓国師の足跡や知らなかった吸江寺の歴史を詳しく紐解いていただきました。130名の定員で満席。直前のお申し込みには、残念ながらお断りされていたほどの盛況です。

吸江寺はその上に竹林寺という文殊菩薩を護るお寺がある五台山という山の中腹にあります。まさしく中国の五台山を模したものかと思われますが、その地名がいつ名付けられたかは不明としながら、おそらく夢窓国師ではないかと想像します。

吸江寺の目の前には湾がありますが、こちらも今は干拓されたりして少々狭くなってはいますが、それ以前の古地図を見せて貰えたり、またそこに書かれている吸江寺の建物なども知ることができました。

この展覧会についてお知らせしておきます。

企画展「開創700年記念 吸江寺」
会期:2019/10/4(金)~12/1(日) 9~17時 会期中無休
観覧料:大人(18歳以上)700円
主催:高知県立歴史民俗資料館(公益財団法人 高知県文化財団)

なお、11月3日(日)14~16時に「吸江寺と禅僧の文芸」と題して、中村健史氏(神戸学院大学准教授)の講演があります。こちらも先着130名で要予約となっています。あわせてお出でになっては如何でしょうか。

2019-10-05-18.06.jpg高知駅前には高知出身の英雄、武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎の三方の銅像が立っています。秋の夕暮れにライトアップされ、勇ましいことでした。


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サンガセミナー 2019 「禅の建築」講座

 

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鳴り物入りで消費税が10%に増税された10月1日、サンガセミナー2019の第三回目となる「禅の建築講座 -八坂の塔と建仁寺-」を開催しました。17名の受講者の皆さんは、例によって遠方からの方も多くおいででした。

まずは午前中、建仁寺の富春閣の一室をお借りして、座学を1時間半。今回は和様と禅宗様という二つの建築様式の特徴を、講師の佐々木日嘉里先生より丁寧にご教示いただきました。

和様の特徴は、立柱を長押でつないでいるが、鎌倉時代初期にできた大仏様やその後の禅宗様という建築様式では、立柱の中を通す貫(ぬき)が使われるようになったようです。

ほかにも今回見学する建仁寺の建物は禅宗様ですが、その後に見学する法観寺五重塔(八坂の塔)は和様建築で、なおかつ「塔」という特殊な建築の特徴が多く見られるということで、とても楽しみになってきます。

 

座学のあとには上幸さんより精進料理の松花堂を仕出していただいて、富春閣で受講者に召し上がっていただいたあと、建仁寺の見学です。教学部長の坂井田さんにご案内をいただき、方丈や法堂の襖絵画などもご説明いただき、その後、栄西禪師の祀られている開山堂、浴室も見学させていただきました。その間、建築上の重要な部分については佐々木先生からご説明も受けました。

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下は法堂の組物(斗栱:ときょう)には禅宗様の特徴が見えます。

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建仁寺の見学の後に、ゆっくりと歩いて法観寺五重塔へ。平日は拝観をされていないところを、無理を言って見学させていただきました。

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受講者は佐々木先生が自らお持ちいただいたヘッドライトを頭に付けて、このあと内部三層まで急な階段をあがって内部構造の説明を受けながら見学しました。

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下記の写真は、外に見えている部分です。内部がどうなっているかは……。ここでは載せないでおきましょう。ともかく立派な心柱(しんちゅう)が印象的でした。

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五重塔の内部、明かり取りの窓からのぞくと、こんな景色が見えました。なかなか見られない光景です。

10月とは思えない暑い日でしたが、皆さん、とても学ぶことが多かったと好評をいただきました。

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さて、次回のサンガセミナーは、10月24日(木)です。午前中は「精進料理講座」、午後は「日々の花講座 -晩秋の花を生ける-」です。あいにく精進料理講座は定員に達しておりますが、日々の花講座はあと数名ならお申し込み可能ですので、お早めにどうぞ。

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秋の特別展

この秋に開催される禅に関する展覧会をご紹介します。
この機会に足を運ばれてはいかがでしょうか。

一つは佐川美術館(滋賀県守山市)で開催の「ZENGA 白隠と仙厓展」です。江戸時代に活躍し、衆生済度の精神で禅の普及に努めた白隠と仙厓。彼らの描く自由で豪放な書画は、一見するとユーモア溢れる筆致で描かれていますが、そこには痛烈な社会諷刺や謎掛けといった様々な仕掛けが散りばめられています。
個性の違う二人の書画から、本来伝えるべきそのメッセージを読み解くことで、禅画の魅力を紹介します。

会期は10月1日から12月1日まで。

http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/plan/2019/03/zenga.html

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もう一つは鳥取県立博物館で開催される「殿様の愛した禅 黄檗文化とその名宝」です。江戸時代の鳥取藩の歴代藩主は、中国僧隠元禅師が伝えた黄檗宗を信仰し、その菩提寺である興禅寺は「黄檗三叢林」とされ高い寺格を誇りました。この展覧会では、江戸時代鳥取における黄檗宗に光を当てる初めての試みで、鳥取の文化に大きな影響を与えた黄檗の歴史を紹介します。

会期は10月5日から11月4日まで。

https://www.pref.tottori.lg.jp/obaku/

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研究所の花 2019/9

 

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お彼岸がすぎて、もう9月も終わり。やっと近所の曼珠沙華(ひがんばな)が咲いています。今年はどの花も例年より咲くのが遅いようです。

昨年亡くなった近所の檀家さんのおばあちゃんがずっと好きで、毎年育てておられたコスモス。おっさん(和尚さん)が喜んでくれるから私が死んでも残しておいてと言われて、遺されたご主人であるおじいさんが庭先にコスモスの花畑を育ててくれています。
今朝、「コスモス頂戴ね」とお願いすると、「いくらでも持って行って」と。大腸に悪性のポリープがあったのですが、こないだの検査で全部無くなってしまっていたというおじいさん。「よかったな、ますます長生きしなきゃ」と言うものの、ご本人は「わしももう早よう死にたいねん」と仰る。コスモスをみるとまた奥さんのことを思い出すのかも知れません。そんな会話をしながらいただいてきたコスモスを、私もおばあちゃんのことを思いながら研究所に飾りました。

 

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今日もいい一日でありますように。

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対談会「カトリックと禅」 於・東京

 

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現在、第15回霊性交流として、2019年9月11~30日の20日間、日本の禅僧6名がヨーロッパのカトリック修道院において、修道士の生活を体験している最中です。

くしくも、今年の12月15日(日)に東京渋谷の「聖ドミニコ カトリック渋谷教会」において、当教会の主任司祭である田中信明氏と臨済宗妙心寺派退蔵院(妙心寺塔頭)副住職の松山大耕師とで、「カトリックと禅」と題した対談が開催されるようです。異宗教の間で、どんな会話がなされるのか楽しみです。

主催は、妙心寺派東京禅センターで、公益財団法人全日本仏教会と公益財団法人仏教伝統協会、そして臨済会の後援となっています。

チラシによると、

宗教儀礼や祭礼の日々の祈りには、心を安らかにし、コミュニティを円滑に営む誰もが頷ける教えが本来内包されています。今一度、宗教に立ち返り、教えを活かし伝える方法を、カトリックと禅仏教の宗教者が話し合い、探ります。

とあります。開催詳細は以下の通り。

日にち:令和元年12月15日(日)
時 間:13:00開場 14:00開始
場 所:聖ドミニコ カトリック渋谷協会
参加費:無料
ご予約:東京禅センターHPの予約フォーム もしくは電話03-5779-3800まで。

その他の情報は、カトリックと禅リーフレット.pdf をご覧下さい。

 

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禅語こよみ 2020年 【八幡の圓福寺所蔵品より】

 

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2020禅語こよみ 表紙/鄧州全忠像(宗般玄芳賛 鄧州全忠筆/明治~大正)

 

今年の秋のお彼岸は、蒸し暑いですね。自坊の附近でも毎年なら真っ赤に咲いている彼岸花もまだつぼみ。なんだか異常な感じです。

さて、先日より、令和2年(2020)の「禅語こよみ」(カレンダー)を発売開始しています。今年の禅語こよみは、禅文化研究所のデジタルアーカイブズ事業として調査に入らせていただいた八幡圓福寺ご所蔵の逸品から制作しました。

b_2020カレンダー-4.jpg2020禅語こよみ 1月/三福神相撲図(英一蝶筆/江戸時代(十七~十八世紀))

 

b_2020カレンダー-13.jpg2020禅語こよみ 10月/達磨図(伝中峰明本賛 伝馬麟筆/室町時代(16世紀))

 

これら各月ごとに圓福寺所蔵品を載せさせて頂き、そこに著語をつけたカレンダー部分がついています。カレンダーには、ちょっとした拘りなのですが、二十四節気も掲載してあります。

画部分縦20cm+カレンダー部分縦22cm/横幅17.5cmのコンパクトなカレンダーです。

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ちなみに自坊でも毎年このカレンダーを檀家の皆さんに配布していますが、お正月にご挨拶においでいただいた檀家以外のご近所の方々にも差し上げています。そういったお家を訪問したとき、玄関先にかけていただいていたりして、うれしくなります。あるお家では、「これは品が良いので、毎年いただけてありがたい」などと言われました。ありがたいことです。

100部以上をご注文いただいた場合には、カレンダー下部に寺名や会社名などの印刷をサービスさせていただいています。

ご注文お待ちしております。

2020 禅語こよみ ご注文は⇒こちらから

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越南(Vietnam)旅行記 2019 その5(終) -タクシー事情とGrab利用とホイアン-

 

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4回にわけてお伝えしてきたベトナム旅行記の最後は、ダナンから車で約30kmほど南に位置するホイアンへ。ダナンから車でひとっ走りの距離です。

ホイアンのご報告までに、まず、ベトナムでのタクシー事情について、今さらですがご報告しておきます。

ハノイにいるときに市内で使ったタクシーが、普通より倍以上の値段を表示していて、それを訝しく思って宿泊していたホテルのコンシェルジュに話したら、あきらかに高額だとのこと。もう支払ってしまったあとだったのと、日本でなら普通ぐらいの金額だったこともあり諦めました。が、なにか良い方法はないものかとネットで探したところ、日本でも最近ひろがりつつある「Ubar」のような「Grab」という配車サービスが東南アジアにはあることがわかりました。

スマホにGrabというアプリを入れ、まずは自分のアカウント登録をして、クレジットカードの登録もしておきます。そして配車が必要なときにはアプリを起動して、どこに行きたいかを地図上で探してポイント設定すると、Grabカー4人乗り、Grabカー7人乗り、Grabバイク、Grabタクシー4人乗り、Grabタクシー7人乗りのそれぞれの運賃が表示されます。当初表示された金額を到着時にカードから引き落とされるわけです。

たとえば、Grabカー4人乗りを選択すると、瞬く間に、近くにいるGrabカーのドライバーの顔写真と評価マーク、車種名とナンバープレートが表示されますので、それをタップすれば、配車申し込み完了です。その後、何度も利用しましたが、いつも2分以内に車が到着しました。念のために車種やナンバープレート、お顔を確認して乗り込めば、行き先を告げなくても勝手に連れて行ってくれて、ついたら「Thank you. Bye」と降りるだけで、なんのストレスもありませんでした。逆にタクシードライバーより運転は安全だったようにさえ思います。

というわけで、タクシー料金に惑わされることなく、ダナン以降はGrabのお世話になりました。これ、絶対お勧めです。

長くなってしまいましたが、そんなわけでダナンからホイアンへもGrab利用でした。

 


 

さて、「ホイアンの古い町並み」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。緑の木々が多く、街の中をトゥボン川が流れている古い街です。ランタンでも有名ですね。東洋人はもとより西洋人観光客も多く感じました。
十六世紀ごろに、鎖国する前の日本人や、中国人、そしてポルトガルやオランダなどからも出入りしていた国際貿易港の街で、日本人街や中国人街もあったようで、今でも「日本橋」という名前の木造の橋も遺っています。

ホイアンの中にいくつかある観光スポットでは、事前に歴史保護地区内にある総合チケット売り場で観光チケットを購入必要があり、入場料は現金ではなくそのチケットを見せることで入場できます。また入場しなくてもホイアンの中を歩いている観光客は原則的にこのチケットを持っている必要があるというような情報もありました。

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チケットを購入したあとで、まずは街中での呼び込みにのって金額交渉の末、木造船で川を遊覧。船長さんが船の運転を代わってくれたりしてしばらく行くと、バスケットボートで椰子の木に囲まれた川を進んでいくオプション付き。
このバスケットボートに乗ると、ベトナムらしい三角の麦わら帽子を貸してくれ、パドルで漕いで川を登っていきます。その時のかけ声が「ヘイラ、ヨンチャ」と言うようで、ハイテンションな漕ぎ手のおじさんと一緒に声を合わせて漕いでいったのでした。

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ちょっとしたアトラクションを経験したあとに、またホイアンの街へ戻ります。

先にも書いたようにホイアンと言えば、夜空にあがるランタンが有名ですが、行った当日はそのタイミングにあいませんでした。なんとも残念。しかし街では、こんな風に、色とりどりのランタンが売られていました。それから革製品のお店も多く、ハンドクラフトでオリジナルのサンダルを作ってくれたりする店も多くありました。

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そして、こちらがホイアンの日本橋。中国風の屋根付の木造橋で、内部には仏像が安置されていました。この橋はベトナムのお札にも印刷されています。

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それにしてもとても蒸し暑い日で、終日観光の予定が、あまりの暑さに熱中症気味になってしまい、早々にダナンのホテルに退散した体たらく。ダナンからホイアンに行くなら、午後にでて夕方に散策するのが良さそうです。
もし次にそんな機会があったら、ランタンの浮かぶのも見てみたいと思いました。

ながらくお付き合いいただきましたベトナム旅行記2019もこれでおしまいにしたいと思います。ありがとうございました。

(おわり)

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中秋の名月、いかがでしたか

 

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先週末は中秋の名月でしたね。皆さん、ご覧になれましたか?
当初、お天気が悪いという予報でしたので半ば諦めていたのですが、ちょうど帰坊するころに雲があけてきて、見事な中秋の名月を拝むことができました。すすきと稲穂、お団子をみごとなお月様にお供えしました。
ただ、今年は暦の都合で満月は翌日14日だったので、その夕方はカメラを抱えて近くのびわ湖の内湖まで出向いて、月の出を待つことにしました。

ところが月の出る前の夕焼けが、これまた素晴らしい。すでに陽は落ちていましたが、水辺にうつる景色、その中を漂う鴨たちにしばし時を忘れてしまうような気持ちでした。

LRM_EXPORT__191411023.jpgSNSであげたところ、「地球って凄いなぁ」というコメントをくれた方もおられました。こんな美しい景色を見せてくれる地球、宇宙に感謝ですね。

といっているうちに東の空が明るくなってきました。十五夜お月様のお出ましです。

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鈴鹿山系の山の上に少し雲がありましたが、その上にぽっかりと出てきました。カメラで風景とともに撮ると月はとても明るすぎて白く光っているだけですが、肉眼で見ると兎が餅つきしているように見えるので不思議です。水辺に映る月もまぶしいくらいでした。

千葉の人たちはまだまだ困っておられるのに、のんきなことで申し訳ありません。でも夕陽に手を合わせ、月に手を合わせて、一日も早いライフラインの復旧をお祈りしています。

災害をもたらしたのも自然、あたたかい月光で優しい気持ちにさせてくれるのも自然ですね。

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東西霊性交流

IMG_0447.jpg東西霊性交流に参加する5名の禅僧が、9月11日羽田空港からフランスに向けて出発しました。
1979年から始まった日本の禅宗とヨーロッパ諸国のカトリックとの交流は、今回で15回目となります。
参加者は6名(1名は現地から参加)で臨済宗3名、曹洞宗3名の構成です。2名ずつフランスとベルギー3つの修道院に分かれ2週間滞在し、祈りや瞑想、そして労働といった生活を体験したのち、パリで行われる3日間のシンポジウムに参加して帰国となります。

多くの日本人にとってキリスト教は表面的なことしかわかりません。ヨーロッパ人にとっても仏教は同じことでしょう。禅僧と修道士が共同生活によって互いの宗教を理解するというこの交流は、宗教間対話の一つとして貴重なものなのです。
参加者たちにとって実りのある交流となることを期待しています

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越南(Vietnam)旅行記 2019 その4 -ダナン-

 

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まずは千葉県の皆さん。君津市には友人知人家族も住んでいます。停電が続いていたり、水道まで止まったり、ガソリンスタンドには長蛇の車の列ができ、コンビニにはほとんどなにも売っていないという危機的状況が続いていると友人からSNSで流れてくる情報。早く復旧されることを心から祈ります。少し涼しくなったのですが、体調に気をつけてください。

そして、はやいもので今夜は中秋の名月。昨日の天気予報では終日雨の様子だったのですが、今朝の予報を見ると夜は北部を中心に晴れ間が見えてくるとのこと。どうか中秋のお月様が拝めますように。

さて、ベトナム旅行記の続きです。
ハロン湾を廻った翌日は、ベトナム中部にあるダナンに移動しました。年間を通して最高気温は30度を超えるので、リゾート地としても知られているベトナム屈指の湾岸都市です。

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翌朝5時ごろから海岸へ出かけると、日の出前から沢山の人がすでに水の中に入っています。また浜辺をウォーキングしている人たちもいます。ハノイでもそうだったように、ここでは浜辺ウォーキングが生活スタイルになっているのでしょう。そしてこんなリゾートの海岸なのに、昼間は人っ子一人、海の中にはいません。そう、暑すぎるのです。早朝と夕方がちょうど気持ちよいようです。朝に海の中にも入ってみましたが、まったく水が冷たいと感じることはなかったです。

ダナンには「五行山(マーブルマウンテン)」というパワースポットとされる霊地があります。ダナン中心部から南へタクシーで15分ほどで到着します。

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五行山は5つの石灰質(大理石)の岩山を総称していいます。マーブルマウンテンとも呼ばれています。五行とは陰陽五行説による、宇宙を構成する五つのもの「木火土金水」をいい、それがそれぞれに「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ず」というふうに関係し合っていることを「五行相生」といいます。

そのうちの一つ「トゥイソン山」が観光地として公開されています。「トゥイソン」は水を意味するそうです。山中には仏塔や中に仏教寺院が造られた洞窟が点在します。ものすごく蒸し暑い日でしたが、洞窟や寺院を汗をかきつつ散策してきました。

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山中にはこのような中国寺院も点在しているのですが、それはともかく、洞窟内の仏像がすばらしいのです。まずは、タンチョン洞窟の中の釋迦像です。

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そして、何よりこの巨大洞窟の中が素晴らしかったのです。ここは最大の見所で、最強のパワースポット、フェンコン洞窟。

b_20190820-_MG_8971.jpg人の大きさからこの洞窟の巨大さがわかるでしょうか。正面奥中央には釈迦坐像が祀られています。降りて近寄って礼拝することにしましょう。

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ちょうど祭壇横に光が落ちています。これは天井に穴があいていてそこから大陽の光が降り注いでいるのですが、じつはこれはベトナム戦争の時に落とされた爆弾によってあいたものだとか。本来は真っ暗だったのでしょうが、この穴のためにかえって神秘性が高まっているように思いました。古い場所である証拠に、洞窟内には9世紀後半~10世紀頃の遺跡も遺っています。


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その後、「トゥイソン山」の頂上を目指しました。ここからは他の4つの山も見渡せる展望台があるのです。海からの風がここちよく、360度の景観はとても気持ちの良いものでした。

(つづく)

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新作能「高虎」

 

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以前、季刊『禅文化』241号にて「禅と能」という特集を組みました。その際に「能面師から見た禅と能」という原稿をご寄稿いただいた、能面師の伊庭貞一氏がプロデュースされてできあがった新作能「高虎」をご紹介します。伊庭氏は、常より「滋賀能楽文化を育てる会」として滋賀県での能楽講演の立役者のお一人でもあります。

 

さて、高虎とは、言わずともご存知であろう戦国時代の猛将として知られる藤堂高虎(1556~1630)です。しかし、この高虎が近江国藤堂村(現在の滋賀県犬上郡甲良町大字在士)の出身であることをご存知の方は、それほど多くないかも知れません。また、石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」と満開の桜を愛でていったという歌舞伎で有名な南禅寺三門の建築の際に縄張りを手がけたのも、この高虎です。また能楽を愛した文化人でもあったそうです。

伊庭氏はこのことに端を発して発案し、高安流能楽師の有松遼一氏に作詞いただいた新作能「高虎」を、生まれ故郷の甲良町で上演されるということになりました。観世流能楽師の浦部好弘氏、浦部幸裕氏ほか、滋賀県在住の能楽師を中心に演じられます。高虎の能面は伊庭氏が創作されたものです。

ご興味のある方、滋賀県は甲良町までお出向きになっては如何でしょうか。

新作能上演「高虎」

とき:令和元年10月19日(土) 13:30開演(12:30開場)
ところ:甲良町立甲良中学校体育館(滋賀県犬上郡甲良町在士392)

チケットやお問い合わせについては下記まで。

  • 新作能「高虎」上演実行委員会 TEL:0749-38-5061
  • 滋賀能楽文化を育てる会    TEL:0748-42-0002
  • 甲良町観光協会        TEL:0749-38-2035  email:kikaku@town.koura.lg.jp
  • 浦部好謡会          TEL:0749-42-2550
  • チケットぴあ         https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1942592

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サンガセミナー 2019 「ピラティス」講座と「シヴァナンダヨガ」講座

 

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昨日9月8日(日)に、今年度のサンガセミナー第2回として、午前中に「ピラティス」講座、午後には「シヴァナンダヨガ」講座を開催しました。

会場は、大本山南禅寺の宿坊である「南禅会館」。数年前に建て替えられたこの新しくきれいな施設の大広間(礼拝堂)を南禅寺様にご無理を申して会場にお借りしました。

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午前中は溝渕真理子先生による「ピラティス講座」。ピラティスはヨガとよく似ているように思いますが、第一次世界大戦の後に戦争で怪我をした人たちのリハビリのためにできあがったという、西洋発祥のトレーニング。FTPピラティスマスタートレーナーである溝渕先生は、普段、プライベートレッスンなどしか教えられていないので、とてもレアな講座だったのですが、残念なことに受講者が4名。しかし午後のヨガの講座も合わせて受講いただける佐賀県からの受講者(男性僧侶)もおられますので、研究所のスタッフ2名も含めて開講させていただきました。
真面目に受講してしまったので、あまり写真がありません。
テニスボールを使っての筋膜リリースからはじまり、ピラティスの基本的なトレーニングをご教授頂きました。このテニスボールを使った筋膜リリースはとても気持ちよく、さっそくテニスボールを手に入れて毎日やっていきたいものでした。またヨガと違うととくに感じたのは、呼吸の吐く息。ため息のようにふっと吐ききり、そこで動作していくことでした。

会館の食堂をお借りして、受講者が感想などを歓談しながら昼食をとったあとは、午後1時から「シヴァナンダヨガ講座」。

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担当頂くのは神戸からお越し頂いたシヴァナンダヨガ正式指導者である柴本はるな先生。最初にシヴァナンダヨガの美しいマントラを歌うように唱えていただいた(動画はこちらから)あと、定型とされているいくつものアーサナ(ポーズ)を作っていきます。

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普通のヨガと違って、一つのアーサナを終えると必ずシャバーサナという仰向けに安らぐアーサナが入ること、そして、その終わりに「aum」という真言が毎回入るのが特徴でした。太陽礼拝などよく知られているアーサナもありましたが、中に3つくらいとても難しいアーサナがあり、私はもちろんのこと、かなり苦労している受講者の方もおられました。
午前中の講師である溝渕真理子先生も御希望され受講されたのですが、それでも難しいアーサナがあり、おもわず「ヨガはきつーい」との言葉も聞こえていました。

最後には全員で記念写真をということで、気持ちよく終えられたレッスンに感謝して合掌でおわりました。

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すでに腹筋がピリピリといたんでおりますが、身体に気持ちいい一日でした。

次の第3回は10月1日に開催する「禅の建築講座 -八坂の塔と建仁寺-」です。かなりお申し込みをいただいていますが、まだ少しは今からでもお申し込み可能です。

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越南(Vietnam)旅行記 2019 その3 -ハノン湾-

 

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夜のハノイ中心部。街頭で安くて美味しいフォーを食べる人たち。

つづくといいながら、少々間が開いてしまいました。
今回は、ベトナムのハノイ滞在3日目、以前から楽しみにしていた今回の旅の一つのハシラであるハロン湾クルーズ。

ハロン湾は有名なのでご存知の方も多いと思いますが、ベトナム北東部にある、石灰岩でできた無数の島々が風光明媚な湾で、クルーズ船やジャンクボートなどで風景を楽しむことができる名勝地の一つで、かなり早い時期にユネスコの世界遺産にも登録されています。欧米人などはハロン湾のクルーズ船で宿泊もして長旅を楽しむ人も多いようですが、なにしろこちらは短期間での旅、残念ながらハノイからの日帰り弾丸クルーズです。本当は夕焼けや朝日を見たかったところですが。

このクルーズだけ、出発前から現地の旅行者にオーダーしておいたツアーで、日本語ガイド付の専用車チャーターツアー。といってもそれほど高額ではありません。朝の約束した時間にドライバーがホテルに迎えに来てくれて、ハロン湾に向けて疾走します。ホテルからハロン湾の港までは約150kmあり、途中で一ヶ所休憩をしましたが、車で3時間近くかかります。日本のように高速道路を軽やかに走るわけではなく、今問題の「あおり運転」的なドライブで、ヒヤヒヤすること度々。しかしベトナムの人たちはそれが日常的なので、あおる方もあおられる方も別段どうしたということはありません。が、クラクションだけは鳴らしまくります。昔の日本も中国もそうだったので、いずれはもう少しスマートな交通状況になっていくのでしょうか。

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さて、ハロン湾のクルーズ船が出る港(Tuần Châu Harbor)に到着すると、同じツアー会社を利用して申し込んでいた日本人旅行客の数組と合流。不思議に関西の人が多かったのですが、ベトナム人の日本語ガイドと共に多くのジャンクボートの中の一隻に乗船しました。

もうお昼前でしたので、乗り込むみ離岸するやすぐに船上でランチ。もちろんベトナムの郷土料理です。食べ終わるタイミングで、はやくも島々が点在するエリアに入っていきます。

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b_20190818-_MG_8380.jpg三枚目のこの島なんて、ゴリラを斜め後ろから見た感じだとの説明。なるほど。こういう観光地にいくと、やたらとこういった、「何かに似ている」という景観が出てくるもので、このあとも、夫婦岩だとか鷲だとか、いろいろと説明がありました。

その後、しばらく奇岩をながめていると、水上生活者のいる桟橋に到着します。ここでオプションです。彼等の漕ぐ小さなボートに乗って、鍾乳洞を少し廻ってくれるというものです。鍾乳洞自体はそれほどでもなかったのですが、水面に近づくことによって、よりハロン湾を楽しむこともできました。

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おもしろいのはこの水上生活者です。もともとは陸地に住んでいた人らしいのですが、漁の都合で水上に住みだしたとか。浮き橋の上に建物を建てて生活しているということです。漁や観光で生計を立てていて、今は一つの自治体になっているらしく学校などもあったそうですが、数年前から国が陸上での生活をするように薦めたことから学校は閉鎖されたらしいですが、かなり英語なども話せるということでした。

またジャンクボートに乗り直して、今度はティエンクン鍾乳洞の埠頭でまた下船し、30分ほど鍾乳洞散策もさせてくれます。こちらも世界遺産に登録されています。この内部にはこれまた色々な「何かに似ている」石のオンパレードでした。

ハロン湾、お天気もうす曇りで霧もなく、朝日も夕陽も見ない状況でのクルーズでした。初めてだったので、これはこれでよかったのですが、もしふたたび訪ねられるのであれば、上記のようないわゆる観光プランではなく、もっと自然の風景としてのハロン湾を訪ねたい、そんな思いが残りました。やはり最低一泊して、夕陽や朝日に浮かぶ島々をボーッと見ていたいですね。

(つづく)

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日中禅僧交流

IMG_kankuu.jpg 日中の禅宗修行僧の相互理解と交流を目的とした、第13回日中禅僧交換交流に参加する4名の禅僧が関西空港から出立しました。今回の交流は、8月28日より9月5日まで中国揚州市の大明寺と鎮江市の金山寺で行われます。
 大明寺は日本に渡った鑑真和上が住した寺として知られ、金山寺は中国四大叢林の一つで、金山寺味噌発祥の地としても有名です。
 一行は9日間の滞在中、各寺院で中国僧と共に朝課・坐禅・作務などを行ない、中国仏教の法式や文化なども学ぶ予定です。
 日本と中国の禅宗は、制度や修行内容などの違いは多々ありますが、互いに修行生活を体験することによって理解が深まります。短い期間ではありますが、4名が何を感じ取ってくれるか、成果を期待しています。
 
 後日、体験レポートを臨黄ネットにアップします。

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越南(Vietnam)旅行記 2019 その2 -ハノイの鉄道-

 

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今年の日本は格別な猛暑ですが、ベトナムも猛暑。蒸し暑いことこの上ない。街中を歩いていると、あっという間に衣類が汗でずぶ濡れになってしまいます。タオルも2~3本、リュックにしのばせておかないと、絞れるほどになってしまいます。

さて2日目は、前にテレビで観たことがあったので行ってみたかった場所に。

ハノイから南部のホーチミンへ繋がる鉄道がありますが、北部へも繋がっている線路があります。ただ、極端に本数が少ないことから、ホーチミン駅から北の数キロがとても面白いことになっています。
そもそも日本のように鉄道線路内に踏み込んだり、それをSNSに投稿するだけで逮捕されるようなことはなく、列車往来に支障をきたすことさえしなければ、線路内に入ることは自由なこの国です。

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立派なハノイ駅

そうはいっても、どこから線路に入ればよいのかと、まずはハノイ駅を訪ねてみたのですが、駅舎とホームとの出入り口はある意味厳重に管理されていて、駅舎からは自動改札機が、またホームからは大きなガラスの自動ドアがありましたが、駅舎側に立ってみても開くことはありません。ちょっとネットで調べてみたら、踏切から入れば良いと! なるほど。

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ハノイ駅のすぐ北にある踏切(といっても遮断機などない)から、一度、駅に向かって入っていきました。すると、なんのことはない、バイクに乗った人がホームを近道に利用するなど、かなりいい加減です。(笑)
また確かに北を向いて止まっている列車がない模様。

そこで、また折り返して線路をつたって北へ向かっていきましたら、1ブロックほど行ったところで急にこんな様子に。

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そうなのです。線路が道路化していて、線路に面してカフェが並んでいるのです。そしてこれらのカフェに裏口はなく、店内に入るのはすべて線路側からなわけです。こういったことが好きなのか、このエリアに限ってやたらと西洋人が目立ちます。調子に乗って平均台にして遊んでいる人がいたりもします。

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暑さに疲れて、私もカフェでちょっと休憩をすることにしました。すると店員が英語で「もうすぐ列車が来るよ」というのです。附近の店では線路側に出していたテーブルや椅子を店内に入れたりしはじめています。へんな緊張感が漂っているのです。線路だから列車がくるのは当たり前なのに。

店員は大きなカメラを持っている私に、反対側の壁際を指さして、あのあたりがいいと教えてくれました。すると、鉄道の係員らしき人が笛を吹きながら注意を喚起しだしました。

しばらくすると、遠くの方から警笛が聞こえてきました。線路にこんなに人が居るわけですから、おそらく列車の運転手さんも気が気ではないでしょう。轟音と共に列車がやってきました。

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想像以上に大きい、そして我が身にもの凄く近いところを走り抜けていく列車。少々おののきを感じながら通過するのを待ったのでした。
しかしながら、ちょうどいい時間に居合わせて、面白い写真が撮れました。

(つづく)

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上田閑照先生お別れの会

 

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6月28日に逝去された宗教哲学者、上田閑照先生のお別れの会が、8月25日、京都大学百周年時計台記念館で執り行われました。
上田先生の多大な業績は周知の通りですが、弊所にとっても現代世界に対する禅の意義を探る目的で昭和58年に発足した、哲学研究班の指導教授として長らくお世話になってきました。晩年、宇治市の施設に転居されてからも、班の担当者が施設に伺い指導を仰いでおりました。先生の深い洞察力は最後まで衰えることはなかったそうです。

お別れの会には、先生ゆかりの学者らが参列し、出席者を代表して京大名誉教授の長谷正當氏をはじめ10名の方々が弔辞を述べられました。それぞれが先生の功績と共に人間味のある人柄も思い出を交え紹介されました。最後に親族を代表して甥の樫本慈弘氏から、先生と2年前他界された眞而子夫人との心温まるエピソードを交えた謝辞がありました。

先生のご冥福を心よりお祈りいたします。

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越南(Vietnam)旅行記 2019 その1 -ハノイの街-

 

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ブログ禅、しばらくお休みさせていただいていました。もう8月も終わりますね。近所の小学校は今日から2学期が始まったようです。
さて、夏の休暇を利用して、お盆明けにベトナムを旅してきました。数回に亘ってその旅行記を記したいと思います。
3年前にもハノイとホーチミンに行ったのですが、今回は、北部のハノイと、中部都市のダナンに宿泊してきました。

まずはハノイの様子から。3年前とそれほど変わった様子もありませんでしたが、小さな変化をお知らせしましょう。
ベトナムの朝の街の様子がとても好きなので、今回も朝5時には起きてカメラを持って街に繰り出しました。

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上の写真はハノイの旧市街にあるホアンキエム湖の外周道路です。朝の5時台、まだ日が昇ってすぐの頃ですが、多くの人が歩いたり走ったり自転車に乗ったりしてます。完全にホコ天となっているこの4車線の道路は、もちろん昼間には多くの車やバイクが走っています。3年前の同じ時間にもこの辺りを散歩しましたが、その時にはホコ天ではありませんでした。そして人も、通勤者以外にはこんなにおられなかったことを記憶しています。

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驚いたことに、この小さな湖の周辺では、思い思いに歩く人や体操する人、そしてグループで音楽をかけてエクササイズをしたり、太極拳をしていたりする中年層以上の方の多いこと。ユニフォームまで揃えているグループもありました。一部若者がサッカーをしていましたが、概ね年齢層は高いのです。これは少し意外な風景でした。
のちにダナンにも行きますが、こちらのビーチでも、多くの老年層が早朝から海に入ったり、浜辺をウォーキングしたりされているので、ベトナムの人たちは、こうして健康を保っているのではないかと思います。

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それから、3年前にはこんな風になっていなかった街中の変圧器? 物売りの女性の左側の箱です。とてもアーティスティックになって、街に溶け込んでいます。日本など先進国ではとても無機質ですが、とてもいい工夫だと思います。おまけにこれらは、一点一点すべて手書きなのです。

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相変わらずのクラクションの喧噪で、ちょっとしたストレスになるくらいの交通事情ではあるのですが、こういったところで少し安らぎを感じますね。

(つづく)

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お盆 熱中症に気をつけて

 

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写真は、先週木曜日にあったびわ湖大花火大会の様子です。私は生まれも育ちも滋賀県ですが、実は、この花火大会を初めて見に行ったのでした。いつもは研究所からの帰路に京都駅から電車に乗ると、すでに超満員で、人混みの苦手な私は躊躇してしまっていたのでした。

今年は友人が住む琵琶湖畔のマンションから見せて貰えることになったので、1万発の花火をゆっくりと楽しませていただきました。毎年8月8日開催される、この花火大会ですが、来年は11月にあるとか。なぜ?と思ったら、東京オリンピック2020のために、警備の人たちが東京にまわされることになるからだそうです。国をあげての大イベントではあるのですが、ちょっとなんだかなぁと思ってしまう地方小市民であります。

 

さて、すでにお知らせしているように、このブログがアップされる8月12日から、禅文化研究所は夏期休業となります。関西は8月盆ということで、すでに街中を汗を流しながら棚経に走り回っているお坊さん達をみかけます。

お盆にはお施餓鬼法要を勤めますが、そもそもはお釈迦様の十大弟子で、神通力の強かった目犍連尊者が、実母の青提女が餓鬼道に落ちて獄卒に逆さ吊りの責め苦にされているのを観察してしまい、困った目犍連はお釈迦様に相談したところ、亡者救済の施餓鬼の秘宝を教えられ、母を地獄から救うことができたということから、行なわれるようになった法要です。

日本に限って、このお盆にはご先祖が帰ってこられるのですが、これは神道の影響を受けてのことらしいです。

ともかく、このお盆の時期にお休みをもらえる企業も多いでしょう。普段は思いも掛けていないことも多いであろうご先祖のお墓にお参りし、ご先祖方のおられたお陰で自分がこの世に命を授かったのだということを感謝できればいいですね。一年の間、生きとし生けるもの(動植物)のいのちを頂いて、自分のいのちを長らえてきたことも、お盆に感謝すべきことの一つかと思います。三界万霊にお供えをし、いのちに感謝しましょう。

お墓は夜に行くと薄ら寒いですが、昼間は墓石がやけて暑いことこの上ないことでしょう。どうか熱中症に気をつけてお過ごし下さい。またお盆のころに台風が来るような様子も見えます。どうぞお気を付けて。

 

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富士登山

 

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去年につづいて、今年も富士山に登ってきました。去年は団体で登ったのですが、今年は少々事情があり、先日、夕方7時から単独で登山しました。登山口は去年と同じ富士スバルライン吉田五合目から。

のぼり始めてすぐに暗くなってきました。頼みの綱は頭につけた、LEDのヘッドライト。あとは我が身。
一人で登るのは寂しいのでと、スマートフォンの音楽をイヤホンで聴きながら登ればいいと思っていたのですが、暗闇のなかを、小さなLEDのライトで照らしているだけですから視野も狭いうえに、耳を音楽で埋め尽くしてしまうと、もう平衡感覚さえ危うくなってしまい、歩いたり岩場を登ったりするのに、その恐いこと。すぐに音楽を聴くのはやめてしまいました。

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登っていく途中で、河口湖にあがっている花火が見えました。ちょっと疲れていた頃だったので気分転換になりました。

去年とはちがい、ずっといい天気だったのですが、風は強く、その寒いことは、夕立に遭ってドボドボに濡れた去年と比べても、かなりの寒さです。
頂上に着いたのは午前1時30分ごろ。登山者の渋滞が始まる前でしたので、吉田ルートの頂上にはまだ10人もいなかったのではないでしょうか。

待つこと3時間と少し。今年もついに美しいご来光を拝むことができました。去年は雲海の中から出てくる大陽でしたが、今年は雲海ではなく、雲ははるか上空にありましたので、だいぶ異なる雰囲気でした。

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手前に見える勾玉の形のような湖は山中湖です。また遠くには江ノ島が浮かぶ相模湾、その向こうには房総半島。左の方に目を転じると、八ヶ岳や一番奥には信州の白馬岳まで見ることができました。

日の出から30分後には下山をはじめましたが、その途中も神々しい風景を拝むことができました。

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如何ですか? 富士山には死ぬまでに一度登っておきたいと思って去年初めて登ったのですが、二年連続を果たしました。来年も登ろうと今は思っています。皆さんも如何ですか? 時間を調整すると、よく言われる登山の大渋滞にも逢わなくて済みますよ。ただし、こんな暑い夏のさなかでも少し厚物をお召しになった方がよいと思いますよ。

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禅文化研究所の2019夏期休業など

 

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8月になりました。梅雨明けと共に全国で猛烈な暑さの毎日が続いています。おかわりございませんか。

禅文化研究所は、例年の通り、今年は8月10日(土)~18日(日)の間、夏期休業とさせていただきます。ついては、9日(金)の午前10時までに受けつけさせていただいご注文については、原則的に9日中に発送を完了いたします。それ以降にいただいたご注文については、19日(月)より順次発送させていただきますので、ご了承下さい。

また、8月は一斉休暇以外でも職員が順次に休暇をいただくため、ご不便をおかけすることもあろうかと思います。また本ブログもかなり不定期でのアップロードとなるかと思いますが、なにとぞご容赦下さい。
某甲は、今年はベトナムにいってまいる予定ですので、またここで旅行記など書かせていただきます。

それから、9月15日頃に発刊予定をしておりました『訓注 古月禅師四会録』ですが、原本となる『四会録』が古月禅師開山の久留米福聚寺にあるはずであったのが、長らく所在不明となっておりました。仕方なく禅文化研究所に所蔵していた写本を定本として訓注し刊行予定をしていたところ、今年の6月になって、弊所のDMで上記の内容をごらんになった福聚寺様からご連絡をいただき、原本が土蔵から見つかったとのこと。
すばらしいタイミングで所在がわかったものですから、是非、定本として採用したいということになり、さっそく拝借して複本を作らせていただき、今、その再チェックにかかっているところで、当初の発売予定日には発刊が叶わなくなってしまいました。

ご注文いただいた皆様には、大変お待たせしてしまいますが、なにとぞご理解いただければ幸いに存じます。

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季刊『禅文化』バックナンバーをまとめて刊行

 

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禅の思想と生活、および文化・美術などに興味をお持ちの方のための禅の教養誌として、禅文化研究所発足以前の昭和30年6月1日に第1号が創刊されて以来、現在まで253号を数える季刊『禅文化』。
なかでも古い号はバックナンバーも揃わない状態で、読者の中にはコピーサービスを受けてでも、それらの貴重な記事を求める方もおられました。この度、10号程度を1冊の目安として1号~100号までのバックナンバーをオンデマンド印刷にて復刻することにいたしました。このたび、まずは3冊を同時発売!

創刊当時の印刷は活版で、現在のような精度の高い印刷技術もなかったため、特に写真画像などが粗くなって見えにくい状態になってしまうのは否めませんが、鬼籍に入られてしまった高足方の貴重な記事を読むことができる価値ある資料であることにかわりはありません。

鈴木大拙博士はその記念すべき創刊号の巻頭に以下のような一文を寄せておられますので、原文ママでご紹介いたします。

 


 

禅文化の創刊をきゝて

米国にて  鈴木大拙

 禅研究雑誌刊行の事、何れも関係の御方々の全力傾注を希つて止みませぬ。これだけの一事件でなくて、世界的意味を持つて居る。狭い範囲で、考へないで、視野の飽くまで広からんことを要する。自分の考では、基教だけでは世界の人間は助からぬ。どうしても仏教が加はらぬといけない。その先鋒をなすものは禅だと自分は信ずる。他日何か一文を草したいと目論見て居ます。その節はよろしく御発表を乞う。
 今学校で一寸話して居ることは、漢文或は支那語の特質と禅思想との密接な関係についてです。これは特に連語と云うべき同じ字を重ねたものを使用することです。英語などでは、概念性の文字が多いので、客観的にははつきり規定せられる場合も多いが、文字の主観性とも云うべきものが、よく現はれにくい。浄裸々赤洒々などという言葉、孔子の燕居するや、申々如たり、夭々如たりといふ形容。老子の、人は察々昭々だが、自分は沌々たり悶々たりなどというところ。何れも概念的には言ひ尽くし能はぬものが、その内面的気分の溢れるまでに盛られて居るところは、漢文でなくてはと指向せられるのである。これを十分に説明するには、支那語の言語学的性格などから始めなくてはならぬ。
 今少し閑ができると、何かまとめて見たい。此の書はボストン附近のイプスウイツチというところで認む。明後日、ニュー・ヨークへ帰る。此の附近はまだ雪で一杯である。(三月七日朝)

 


 

お求めは下記のリンクよりどうぞ。また、各号の目次については、禅文化研究所のホームページよりご確認下さい。

『禅文化』復刻版Ⅰ(1~9号)

『禅文化』復刻版Ⅰ(10~19号)

『禅文化』復刻版Ⅰ(20~29号)

A5変形判/上製本カバー装/平均750頁・各12,000円(税別本体価格)

 

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南禅寺宝物調査

 

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先週末は、今年度から毎月一度、恒例に伺っている南禅寺のデジタルアーカイブズ事業で調査でした。梅雨明けして夏本番といったお天気です。

調査を行なう宝物庫は除湿器は入っているものの冷暖房が一切ないため、窓のない密室での作業なのです。

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全体図を撮影したり、マクロカメラで細部撮影したり、法量を測ったり材質を調べたりして調書に書き込んでいきます。上の写真でかかっている軸は文化財指定の逸品です。なかなか間近で観られないものだと、調査時間も長くなります。

ただ2時間も発たないうちに脱水状態になっていくので、適宜、水分は取っていますが、それでも休憩を忘れずにいれなければなりません。一歩外に出ると、琵琶湖疎水からの水が流れていて、風も有り、外の方がだいぶ涼しいと感じます。

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水音を聞いているだけでも涼しくなります。ずっとここに座っていたい気持ちになりますが、そうもいかず、調査継続。

ついにスタッフの一人は、冷えピタをおでこに貼り付けてがんばっていました。禅文化研究所の新人スタッフも、慣れない調査ではあるけれども、興味をもってがんばってくれています。

b_2019-07-26-15.07.jpg毎月一度のこの調査。いつまで続けると終われることでしょう。

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飯山正受庵へ

 

b_MG_7276.jpg先般、飯山の正受庵へお邪魔してきました。ちょうど、近畿以西は梅雨明けとなった日で、信州飯山といえども夏の景色でしたが、ヒグラシの声が聞こえるのがいかにも飯山らしく感じました。

来年、白隠禅師の師匠である正受老人道鏡慧端禅師の300年遠諱に正当するのにあわせ、妙心寺の聖澤派にて遠諱委員会が組織され、遠諱事業が計画されております。弊所はそのお手伝いをさせていただくことになっておりますが、その一環として飯山市美術館での正受庵宝物展(仮)も計画されています。そこでその出陳品を選定すべく、正受庵に所蔵される宝物什物の下見に参上したわけです。

ちなみに私は飯山の近くにある野沢温泉や斑尾高原といったところには、過去に度々スキーに行っておりますが、正受庵を訪ねたのは一度きり。それも雪の中を外から拝んだだけで、実際に境内に入ったのは今回が初めてでした。

現在近隣のお寺の若い住職が兼務をされており、2年前の大本山妙心寺の白隠禅師250年遠諱事業で、正受庵の修復もされましたので、一時に比べるとだいぶきれいになったようです。

 

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こちらは正受老人の墓塔である「栽松塔」です。白隠禅師の高弟である東嶺円慈が、正受庵で正受老人の60年遠諱を勤め、報恩感謝のために正受庵の復興をするとともに、この墓塔を建立したのでした。

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白隠禅師が修行中、この正受庵を訪れ正受老人に相見した際に、正受老人からその高慢な心中を見透かされ、大喝されてここで蹴落とされたと言われ、蹴落とし坂と呼ばれています。階段上に細くて眼光鋭い正受老人が、蹴落とした白隠を見下ろしている、そんな様子が浮かんできます。自ら白隠禅師になった気持ちで見上げてしまいました。

そんな恐ろしい話がある正受庵ですが、和尚さんや檀信徒、飯山市美術館などの方々と打ち合わせをさせていただいた、庫裏の一室の縁側廊下を見上げると、こんなことに。

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裸電球のコードを巻いてある部分にツバメが巣を作ったのです。2年ほど前だったようですが、巣がそのままゆりかごのようですね。出入りしやすいようにとずっと窓を開けていたようですよ。正受庵の優しいお話です。

京都から飯山へは、特急サンダーバードで金沢へ、そして北陸新幹線で飯山まで。便利になったものですが、それでも片道4時間かかりました。今度は調査機材を持って車で走ることになりそうです。

それから、こちらの地元飯山高校、ことしの夏の甲子園出場おめでとうございます。健闘をお祈りします。

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季刊「禅文化」253号発刊のお知らせ

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「鎮西の古月・東海の白隠」と並び称されるも、白隠禅一流となった現在、陰に隠れてしまいがちな人物が古月禅材(こげつぜんざい)です。しかし宗風の挙揚に努めて多くの法嗣を育成し、月船禅慧ら「古月派」の名僧を輩出したその功績は、広く知れ渡っています。遷化後270年の時を経たいま、その境涯をたどりつつ禅師の精神といわれる「枯禅」の本質を考える特集を組みました。

道前慈明老師(永源寺派管長)には、古月禅材が私淑した永源寺開山・寂室元光禅師のご性格を通して「枯禅の真髄」について述べていただきました。また古月禅材の研究者である鈴木省訓先生(松ヶ岡文庫代表理事・円覚寺派玉泉寺閑栖)は、現在の禅修行における問題点を挙げつつ、私たちが「古月の禅から学ぶべきことは何か」問いかけてくださっています。特集に掲載させていただいた論稿は4本。すべてここでご紹介したいところですが、詳細はこちらをご覧くださいませ。

なお、前号252号では、古月下の禅僧であった誠拙周樗(せいせつしゅうちょ)を特集いたしました。古月派が鎌倉禅へ及ぼした大きな影響など、併せてお読みいただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

季刊誌『禅文化』253号のご注文はこちらから。

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サンガセミナー 2019 「地獄絵絵解き」と「禅の美術」講座

 

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先週金曜日、建仁寺塔頭の六道の辻で知られる六道珍皇寺さまにて、本年度のサンガセミナー第1回目となる「1-1 地獄絵絵解き講座」および、「1-2 仏教美術鑑賞入門」を開講しました。

朝から小雨で蒸し暑さが増す京都でした。午前中は、西山克先生(京都教育大学名誉教授)に、熊野十界観心図(地獄絵)に描かれている内容について、丁寧に解説をいただきました。

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地獄絵の中で描かれていることの解釈について、一般的に言われている内容とは違う解釈もお持ちで、そういったことも興味深く、受講者は熱心に耳を傾けておられました。
また、今回の講座にあわせて、六道珍皇寺蔵の2幅の熊野観心十界図を展観していただけましたので、講座の前後にはこれらの地獄図を間近に見て、解説のあった絵柄を熱心に観られている方も多くありました。

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講座の後、六道珍皇寺のご住職にご案内頂いて、小野篁ゆかりの黄泉がえりの井戸や、重要文化財の薬師如来像を拝観させていただきました。続いて午後には、弊所のデジタルアーカイブス調査でいつも一緒に調査させて頂いている、花園大学歴史博物館館長の福島恒徳先生による、「仏教美術鑑賞入門」講座です。

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去年から開設したこの講座ですが今年は特に「禅の美術の見方」に関してお話し頂きました。
概論の後、実際の美術品の画像をプロジェクターで表示しながら、その絵の特徴であるとか、どういう意味が込められているのかといった内容で、午前中から引き続いて受講している方が多くいらっしゃったので、朝から午後まで、佛教美術に深く関わることができた一日ではなかったかと思います。

次は9月のピラティスとヨガ。まだお申し込み可能です。

 

 

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「日本の素朴絵」展

 

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東京の三井記念美術館で、今月6日から9月1日まで開催されている特別展「日本の素朴絵」のご紹介です。

本展は、日本に残る、ゆるくてかわいく楽しい素朴な絵画を集めたものとのことで、さまざまな時代、形式の素朴絵を出陳し、新しい美術の楽しみ方を提供されています。絵画だけでなく、彫刻品も少し出るようです。

改めて、

会期:2019/7/6(土)~9/1(日)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:土曜日(ただし7/15、8/12は開館)、7/16(火)
主催:三井記念美術館、NHK、NHKプロモーション
監修:矢島 新(跡見学園女子大学教授)

来たる7/20(土)14:00~15:30には、「日本の素朴絵~ゆるカワ日本美術史~」と題して、矢島新先生の講座もあるようです。定員50名・聴講料2000円とのことです。

なお、関西の方には、9/21~11/17に龍谷大学 龍谷ミュージアムにて巡回展が予定されていますので、お楽しみに。

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2019 祇園祭宵山

 

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蒸し暑いですね。京都では、今日は祇園祭の前祭の山鉾巡行です。というわけで昨夜はその宵山祭でした。

ここ数年、祇園祭の日程が、海の日の絡んだ3連休と重なっていたので、京都に出勤してきている者としては、逆に祇園祭に接しないことが多かったのですが、やっと連休から抜け出たということで、就業後にカメラを抱えていざ出陣。と思ったら、雷が鳴って土砂降りの夕立に。15分ほど足止めをくらいましたが、その後にやんでくれましたので、蒸し暑い中でしたが宵山を楽しむことができました。

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以前は道路に屋台で買った飲食物のゴミが道路に散乱したりしていましたが、昨今は、分別して捨てられるゴミ箱があちこちに設置されていて、そこにおそらくボランティアかとも思いますが、係の若者達が常駐しているのが見てとれました。おかげで道路はきれいに。
それから、歩行の一方通行も徹底されていて、多くの警察官や係員が誘導されているので、歩くのもだいぶ楽になったように思います。

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インバウンドを推進されているために、多くの海外の方も見受けられましたが、混乱無く楽しんでおられるようでした。

例年だとそろそろ梅雨明けということですが、はてさて今年はどうなることやら。

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庭木剪定の季節

 

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まずは夏らしく、先日、自坊の近くのひまわり畑で撮影してきたひまわりの写真を……。ちょうどアゲハチョウがやってきて、長らくこの花に止まって蜜を吸っている様子でした。

さて、関東などでは7月盆の真っ最中で、和尚さん達は棚経や施餓鬼法用に東奔西走していらっしゃることでしょう。京都では祇園祭。今夜が前祭の宵山です。夜にはカメラをもって繰り出そうと思っています。

近畿は8月にお盆なのでまだ悠長にしてはおりますが、とはいっても、そろそろ庭木の剪定などをはじめて、お盆に向けて境内を整えていかなければならない季節ではあります。

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今年は梅雨入りも遅かったのと、あまり暑くないからなのか、庭木の葉っぱの伸び具合も例年より短い気がします。まずは、山門前についたてのようにある槇の木からはじめました。電動植木バリカンで刈り込んでいくので、昔のように時間はかかりませんが、真っ直ぐに、それもあまり遠慮しすぎるとどんどん大きくなってしまうので、ちゃんと刈り込んでいかなければならないのです。
考えてみれば、この刈り込み、何年やってきただろうかなぁなどと思いながら刈り進めていきました。

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というわけで、刈り込みがおわかり頂けるでしょうか。このあと、足元の龍の鬚も刈り込んだりして掃除をし、すっきりしました。まだまだ作業は残っていますが、とりあえず、一つ終わりました。

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禅文化研究所の銘板

 

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こちらは、禅文化研究所の玄関にかかっていた銘板です。おそらくですが、初代所長の山田無文老師のご揮毫であろうかと思います。発足して50年以上が経過し、判読もままならぬ感じになってきてしまいましたので、このたび、新調することになりました。

 

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そしてできあがったのがこちらです。花園大学内にあるこの建物もすでに40年ほど経ったことになりますが、銘板だけ新しくなりました。もちろん、もとの銘板は資料室の閉架図書室に大切に保管をしておきます。

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研究所の花 2019/7

 

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先週末の土日は当初、雨予報でしたが、結果的にはいいお天気になって日焼けしてしまったという方も少なからずおられるのではないでしょうか。

さて、今週の研究所の花です。自坊の庭の花も少し変わってきました。もうそろそろ紫陽花は終わりそうですが、日陰にある花を選んできました。今年は、半夏生がだいぶ増えてくれたので喜んでいます。

 

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オレンジの花はヒメヒオウギズイセンです。斑入りのタカノハススキもだいぶきれいな葉を伸ばしてきました。フジバカマやラベンダーも咲いています。

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今週も気持ちよく過ごせるといいですね。

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五里霧中にならないように

 

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まず、九州地方では去年に続いて同時期に集中豪雨の被害に遭われているとのこと、どうかご無事でありますように。

先日、徳島に出かけてきました。九州各地に避難勧告が出ようかという時でしたので、四国も大丈夫だろうかと思っていたのですが、あまり大した雨には見舞われずに済みました。ただ、こんな写真のように、雲霧のせいで鳴門大橋が五里霧中といった様子でした。

五里霧中という言葉を、小学館『日本国語大辞典』であたってみると、

『後漢書』の「張楷伝」による語⇒五里霧。深い霧の中で方角がわからなくなってしまうこと。転じて、物事の事情が全く分らず、すっかり迷ってどうしてよいかわからなくなってしまうこと。手探りで進むことのたとえ。

とあります。

じつは、今月中旬に、禅文化研究所で書籍の組み版や、臨黄ネットの更新や事務的なこと、図書資料のデータ整理などをやってもらっていた女性スタッフのMさんが退職します。そこで求人をかけたところ、その代わりに新しく一人の女性スタッフTさんが入ってきてくれました。平成生まれの新人です。
約1ヶ月半ほどをかけて業務の引き継ぎをしてもらっているところですが、なにしろ多岐に亘る業務で、引き継ぐ方も引き継がれる方も大変かと思います。私達にはあたりまえのような各地の本山や末寺との関係や仕組みなど、目にもしていないことを実務でやらなければならないわけですから……。
そもそもは私に責任がある仕事でもあるので、様子を見ながらサポートもしているのですが、それこそ「五里霧中」にならないようにと願ってやみません。

 


b_20190703_MG_6971.jpg鳴門海峡の渦潮

小さな職場で、みんな長く働いてくれるので、そうそう新人が入ってくる禅文化研究所ではありません。
ともかく、こんな渦潮になってしまわないようにがんばってほしいなと思っています。ご縁のある皆さんも、どうぞ温かい目で見守っていただきますよう、よろしくお願いいたします。

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今年の紫陽花は花が少ないのでは

 

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2019年も半分が過ぎてしまいました。如何お過ごしでしょうか。
先週末に鎌倉円覚寺を日帰りで訪ねてきました。昨年より勤修されてきた釈宗演老師と大用国師の遠諱事業もほぼ終わり、これらの記録本作成のための打ち合わせのためです。

円覚寺には境内にたくさんの紫陽花があって、この時期には目を楽しませてくれるのですが、どうも今年は花が少ないのではないかと思いました。ひょっとしたら、もうピークは過ぎているのかも知れませんが、実は自坊の紫陽花も然り、京都の紫陽花で有名な某寺院も然りといったわけで、ひょっとしたら、気温の低さや雨の少なさが影響しているのかも知れませんね。

 

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ところで、円覚寺に行くときには、新幹線の新横浜から乗り継いで、横浜駅に出て、そしてJRの湘南ラインで北鎌倉に向かうのですが、この電車、15両編成なのです。

関東の方にはよく知られているからなんのことはないでしょうが、関西ではJRであんなに長い列車はないと思います。せいぜい12両まで。そして、北鎌倉駅の改札口は、ホームの一番端にありますので、15両目になんて乗ろうものなら、降りるのに駅から出るのに延々と歩かねばなりませんね。

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これは帰路に撮ったものですが、北鎌倉の改札口から入って6両目くらいまで歩いてきたところです。が、これでもまだ先にこんなにホームが続いているでしょう? いかに東京や関東の電車は乗降客が多いかがこれをみてもわかるかと思います。

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自坊では今、大好きな半夏生が咲いています。半夏生は、葉っぱが半分おしろいをつけたようなので「半化粧」とも書いたりするらしいですが、私は、夏至から数えて11日目にあたる「半夏生」の頃に咲くからつけられたこの字が好きですね。

最近は半化粧で電車に乗ってきて車内で調えられる?女性もおられますが、公衆の面前に出られるときには、全化粧か素顔がいいですよね。

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梅雨までいざようのか

 

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皆さん、九州北部から近畿地方は、未だに梅雨入りしていないのです。いったいどうしたことでしょうか。
ひょっとすると、このまま梅雨が来ないのではないかと思えるほど、これを書いている6月25日の京都の空も、真っ青に晴れ上がっています。

梅雨が来ないなんてことあるのだろうかと思ってググってみましたところ、1963年に梅雨が来なかったらしいですね。ちょうど私が1歳の時のことになります。

しかし、これだけ雨が降らないと、農作物に影響が出ることは必至でしょうね。自坊の周りの青田も、心なしか元気がないようにも思います。琵琶湖の水も渇水の一路でしょうね。そうはいっても自然の力なのでどうすることもできません。祈るしかないのでしょう。

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さて、先週でしたか、こんなストロベリームーンを観られました。皆さんはいかがでしたか?

6月の満月の頃にアメリカではイチゴの収穫時期だということで、ストロベリームーンというようです。イチゴのように赤い月が昇るわけでもないのですが、そんな目で観るとそう見えてくるから不思議です。

この月が昇ったのは6月17日でした。ちょうど帰宅途中に自転車に乗ってあぜ道を走っていた時だったので、自坊に着くや、カメラを持ちだして三脚を立てて撮影したのです。

翌日もいいお天気そうだったので、また同時間にカメラを持って月が昇るのを待ったのですが、出てこないのです。

日の出時刻は毎日1分程度の違いですから、頭の中で月も同じくらいだと決めつけていたのですが、5分経っても、10分経っても月は昇ってきません。あきらめて夕食を取りはじめ、30分ほどしてまた外に出て確かめたのですが、やはり出てきません。曇っているからかと思ったのですが、土星や木星は光って見えています。月はどこへいったのだろうと、冗談のようですが半ば心配になっておりました。頭にクエスチョンマークをいっぱい立てながら。

お恥ずかしい限りです。皆さんはご存知ですよね。翌日になって調べてみたところ、満月の翌日は1時間近くも月の出る時間が遅くなるのだということを知りました。

ある友人が教えてくれました。満月の翌日の十六夜は「いざよい」というでしょ、と。これは古語の「猶予(いざよ)う」という言葉からきていて、つまり躊躇することなんだと。十六夜は躊躇するように50分以上も遅れて昇ってくることから、それを擬人化して「いざよいの月」と言うようになったんだそうです。

さて、梅雨も猶予(いざよ)っているのでしょうか。季節はきちんと回ってくれないと、いろんなことが大変になってきますね。


話は変わりますが、7月19日(金)に、サンガセミナー2019京都講座で、「地獄絵絵解き講座」を、京都では「冥界への入り口」とも呼んでいる六道珍皇寺様にて開催させていただきます。講師はこの分野の第一人者である西山克先生(京都教育大学名誉教授)です。六道珍皇寺様ご所蔵の「熊野観心図」も特別に公開いただきます。

また、午後には、同じ会場にて、花園大学歴史博物館館長の福島恒徳先生(花園大学教授)による、仏像や仏画の基礎を学ぶ「仏教美術鑑賞入門」もどうぞご受講下さい。

どんどんと受講のお申し込みが来ています。どうぞお申し込みはお早めに。

 

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 ←参加申し込みや詳しい情報はバナーをクリック!

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西田幾多郎記念館へ

 

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先週末、石川県かほく市にある西田幾多郎記念哲学館へ行ってきました。私は二度目の訪問になりますが、高校時代の友人達との旅行中に立ち寄った次第です。

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かつて学業優秀だった友人達ですが、特に理系の友人などは哲学と聞いただけで頭が痛くなるとかいいつつも、十牛図のモチーフ展示でそれが何なのかを話したり、「私が井戸を見ているのか、井戸が私を見ているのか」について考え込んだり、西田先生の生涯を知って、前半生があまりにも悲惨な状態だったのに、あれほどの世界的な哲学者になり、60歳台で再婚をされたあとのゆるやかな顔を見て、定年が近づいてきている自分たちも、じつはまだまだこれからだと思い直すに至ったりと、なかなか有意義な時間をすごすことができました。

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この空間の美しさには毎回、息を呑んでしまいます。あの安藤忠雄氏の設計によるものです。

なお、来たる8月10日には、“「京都禅哲学」の諸相 -『十牛図』から見た西田・西谷・上田の「場所」論再考-”と題して、禅文化研究所哲学研究班のメンバーでもあります、森 哲郎氏(京都産業大学教授)が講演をされるようです。

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日本海やかほくの町が見渡せる、気持ちいいところです。

ここに入館すると、金沢市内の鈴木大拙記念館に無料で入館できるということでした。おすすめです。

 

★禅文化研究所の「哲学・思想・文学」書籍★

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祇園禅カフェと

 

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直近のお知らせで失礼します。

来たる6月23日(日)夕刻に京都の祇園は八坂神社のすぐ近くにある、ギャザーというお店(バー)で、下記のような禅カフェが開催されます。なんでまたバーで?ということですが、実はこのギャザーという店を前のオーナーから譲られた福井文雄さんという方は、「京都仏教文化フォーラム」の主宰でして、どうせなら仏教的なことをやりたいという思いで、こういったイベントを企画されているとのことです。

実は私も以前に行ったことのあるお店ですが、小さなお店ですのであまり沢山は入れません。しかしあちこちで禅カフェをされている羽賀浩規師の指導ですので、ゆったりとした時間を過ごせるのではないでしょうか。

参加には予約が必要です。こちらからどうぞ


京都・祇園 禅カフェ~日曜・午後のひと時を坐禅とお抹茶で楽しむ
■日時=2019年6月23日(日)15:00~16:30
■会場=祇園・ギャザー/新・祇園舎 https://gion-gather.com
(605-0073 京都市東山区祇園町北側317 ソニアビル・地階)
 *「祇園会館」北3軒目、花屋さん「花新」地下(B1)
■内容=臨済禅とは「坐禅を体験」
    坐禅の後は、羽賀浩規師の点てる抹茶とお菓子で楽しみます。
■指導=羽賀 浩規 師(臨済宗妙心寺派蓮華寺住職、臨済宗妙心寺派花園禅塾塾頭)
■参加費=2,000円(お抹茶+お菓子代を含みます)
■定員=8人(定員になり次第締め切ります)
■主催=京都仏教文化フォーラム
■開催趣旨=
今回は、京都仏教文化フォーラムの新企画「京都・祇園 禅カフェ」を開催します。指導は、臨済宗妙心寺派蓮華寺のご住職で、臨済宗妙心寺が運営する学生寮「花園禅塾」の塾頭をされている羽賀浩規師にお願いしました。
開催は日曜の午後。坐禅の後には、羽賀師の点てる抹茶とお菓子が楽しめます。祇園のミュージックバーで開催される異色の坐禅会。小さい会場なので募集人数は少ないですが、ぜひご参加ください。
■羽賀浩規師からひとこと=坐禅のススメ
普段の生活の中、背を丸め、意識もしない浅い呼吸をして、なんだかスッキリしない毎日を送っていませんか?
私たちの日常は、一人になる場所も時間も持ちながら一人になりきれず、スマホ、パソコン、テレビなどの媒体につながり、常に心頭も揺れ動いています。
それらと離れて背筋を伸ばし、ゆったりと呼吸し、静かに坐る時間。心と身体に気持ち良い時間を味わってみませんか? お待ちしております。
[時間配分(めやすです)]
6月23日 調身、調息(15:05 体操、15:20 フォーカシング)、15:35 坐禅、16:00 茶礼(抹茶と生菓子)


 

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また、福井さんは別途、このギャザーを使って、毎週月曜の夜にお坊さん傾聴バー「相談・坊」ということも先月から始められました。

傾聴僧の会代表の石倉真明さん(浄土宗西山深草派・宝樹寺住職)と同会メンバーの三輪愿宗さん(浄土宗・西方寺住職)の二人の僧侶が、出勤前のホステスさんをはじめ仕事帰りの会社員という幅広い対象の、いろいろな話を聞いてくださるというものです。

こちらも予約が必要です。こちらからどうぞ

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建仁寺で暁天坐禅会

 

b_2019-06-19-08.38.41.jpg画像をクリックすると拡大表示します

 

7月になると、各地の臨済宗本山で暁天坐禅会、暁天講座といった一般向けの講座が開催されます。今回は、京都東山の建仁寺での「緑陰講座」をご紹介します。

午前6:30から30分の坐禅のあと、7:10から8:00ごろまでは「緑陰講座」として、7月12日~14日の間の3日間、下記の通りの講座がございます。

7/12 「日本の庭園の今と昔」 (株)中根庭園研究所代表取締役所長 中根史郎先生

7/13 「病と介護に学んだこと」 エッセイスト 岸本葉子先生

7/14 「碧巌録第九十九則 肅宗十身調御」 建仁寺派管長 小堀泰巖老師

※最終日7月14日の講座後には粥座(しゅくざ)[朝食]の接待があるそうです。

梅雨明けの頃、早朝に坐禅で清々しい気持ちに心を調えた後の講座、お出かけになってはいかがでしょうか。

なお会費・申し込み等は不要です。

 

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