新刊『維摩経ファンタジー』西村惠信著

 

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季刊誌『禅文化』に連載されていた「維摩経を読む」が、改めて書き下ろしで単行本化されました!
弊所の書籍としてはとてもあでやかなカバーの本になっています。「維摩経」の入門書としてオススメします。

また先般(3/11)、京都新聞の特集記事「地域プラス」面の「宗教をガクモンする」というシリーズ記事に、著者の西村惠信先生がインタビューをうけ掲載されました。


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【本書ご紹介文】

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これはオモシロイ!
摩訶不思議な小部屋(丈室)で維摩居士が説く、ブッダの教えを根本にした大乗仏教のボサツ道。
ブッダから見舞いの指示をうけた多くの弟子や菩薩たちが、病に伏した維摩居士のところへ行くのを頑なに断わるその理由とは……。

在家の居士である維摩は、出家の仏弟子や菩薩たちに大乗仏教の核心を説いて、次々と論破していくそのさまはまことに痛快で、ほかの仏教経典の様子とはまったく異なる。それは不思議かつ神通自在であり、決定的に実相を説いているのであった。そして読者は、あまりにもファンタジックなこの物語の中で、自分自身も維摩を中心とする菩薩たちの集まりのなかにいるような気になってしまうのだ。

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ご注文はこちらから⇒『維摩経ファンタジー』 定価1430円(税込)

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講演「禅と鎌倉~禅とともに歩んだ鎌倉文化~」

0302ブログ画像.jpgいまやアジアのみならず世界に広がった「禅-ZEN」。日本における禅のふるさと鎌倉から、講演会のお知らせです。

鎌倉に禅寺が誕生してから今日に至るまで――。禅と共に歩んだ鎌倉の文化を、90分に凝縮してわかりやすくご紹介いただけます。

もちろん感染症対策を万全に施しての実施です。このため大幅な人数制限をしておられることもあるやもしれませんが、この状況下、なんと追加講演の開催が決定したそうです。昨年以来、オンライン講座など新たなスタンダードが受容されつつあるとはいえ、やはり対面での学びは強く望まれているのだなと思わされます。

講師の舘隆志先生は精力的に研究成果のご執筆にも励まれており、さまざまな場面で先生の文を拝読することができます。しかし流れるようなお話ぶりが素晴らしい方で、文章とはまた異なる感動があるはず。諸々ご都合の許す方には好機かと、ブログを書かせていただきました。

詳細は、こちらをご覧ください。

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『俗語言研究』第6号(復刊第1号)ご案内

zokugogen.jpg久しく停刊となっていました『俗語言研究』が、このたび四川大学中国俗文化研究所と禅文化研究所による協同編集として上海復旦大学出版社から復刊されました。
誌名の「俗語言」とは歴代の漢語口語の学術用語で、禅籍の口語の解釈を中心に、禅宗の歴史、禅思想、禅籍文献学など、禅にかかわる問題を研究する専門年刊誌として再出発することとなりました。中国語論文には詳しい日本語概要を附しています。
今後は日本語論文も掲載し、さらに書評、新資料の紹介、研究論著目録の編纂にも力を注ぎたいと考えています。
復刊第1号(2020年10月刊行)の目次は下記のとおりです(タイトルに日本語訳を附しました)。

復刊詞(復刊あいさつ) 雷漢卿、衣川賢次
『趙州錄』注釋(一) 衣川賢次
石屋清珙的平生及相關人物(元代禪禅僧石屋清珙の伝記と関係人物) 邢東風
禪籍詞語訓釋相關問題再論(禅籍語彙の解釈に関わる問題・再論) 雷漢卿、李家傲
禪籍詞語「趁口」「逞口」及其同義詞語的意義和理據(禅籍の語彙「趁口」「逞口」およびその同義語彙の意味と理論的根拠) 王勇
禪籍「及」「去及」考正(禅籍の語彙「及」「去及」についての再検討) 李家傲
「勤巴子」考(「勤巴子」の意味) 王長林
「五洩」考(「五洩」考証) 張子開
日本漢學的「讀原典」傳統――一介老書生的回憶 老書生的治學六十年(日本の中国学の「原典を読む」伝統――一老書生六十年の研究生活の回想) 三浦國雄述、廖明飛訳
唐宋禪宗語錄研究論文目錄稿 鈴木史己
編後記(編集後記) 王長林

『俗語言研究』第6号(復刊第1号)は中国書籍販売店で取り扱っております。

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季刊「禅文化」259号発刊のご案内

k259_w260.jpg2021年がはじまってひと月が経とうとしていますが、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行は相変わらず収まりそうにありません。

季刊「禅文化」は、禅の雑誌です。そう謳っているのなら、こんな時こそ禅の世界からの提言をお届けすべきなのではないのかと考えたことから、今季は「コロナ禍をどう生きれば良いのか」、禅界で活躍される方々からお寄せいただいたアドバイスを掲載し、特集とさせていただきました。

先が見えないまま常に前向きでいることは、むしろ不自然に感じられることすらあります。これまで疑うことなく享受してきた数々の「当たり前」が遠く感じられるこの時代を、どう捉えればよいのか。もしいま困惑されておられたり、少し元気がないなら、ぜひ手に取っていただけたらと思います。きっと力が湧くはずです。

新連載として、僧堂の老師がたに自身が指導にあたられている僧堂のご紹介をいただく「叢林を語る」もはじまります。本年も季刊「禅文化」を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

詳細はこちらをご覧下さい。

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新作能「高虎」WEB配信

 

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そういえば、ながらくお能をみていない私ではあります。あの何とも言えない空間と時間をまた味わいたいとは思いますが、このコロナ禍、なかなか足を運ぶこともできません。

さて、以前にこのブログでもお知らせしましたが、新作能「高虎」。大本山南禅寺ともゆかりのある、藤堂高虎は津城(安濃津城)の城主でしたが、もとは現在の滋賀県犬上郡甲良町の出身です。

コロナ禍を越えて、全国の高虎ファンや能楽ファンに届けたいと、このたび、新作能「高虎」を能楽の本場京都よりWEB配信するという企画がもたれ、その上演のための資金をクラウドファンディングで募っておられます。

是非、皆さんもご援助や拡散でお力添えをお願いします。
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