遠諱記録本ができました

 

ダイジェスト版_表紙.jpg

一昨年に正当を迎えた臨済禅師1150年遠諱、ならびに昨年正当の白隠禅師250年遠諱は、臨済宗黄檗宗連合各派合議所(臨済宗黄檗宗全15派+禅文化研究所)をあげて遠諱大法会の諸事業を行なってきました。

そして、本年末をもって会計も決算し、この諸事業もようやく終了となりました。最後には本遠諱の記録をまとめた大遠諱記録本(各本山や僧堂などに配布)と、臨済宗黄檗宗の末寺各寺院に配布する『大遠諱記録 普及版』の発刊をさせていただきました。普及版には写真も多く配置して、様子をご覧頂けるようにいたしました。

どちらも一般には頒布することはいたしませんが、これをもって遠諱事業の報告ができる一書となりました。末寺寺院には年末までに到着するように準備しているところです。

2018-11-29-09.37.jpg

 

編集をしながら、長かったようであっという間だったような遠諱事業の数々を想い出していました。
雲衲による報恩大摂心、遠諱大法要はもちろんのこと、それよりまえに行なわれた各地での報恩坐禅会、それから京都と東京で開催された特別展「禅 -心をかたちに」、中国の臨済寺で行なった日中合同法要、あるいは学術出版やシンポジウム。当初の予定にはなかったものの若手の僧侶の声からあがった鎌倉での大坐禅会。多くの方々のご尽力によって成功裏に終わったのだと確信しています。

おそらく50年後には私は居ませんが、宗門を担ってくれる若きリーダー達がまた次の50年後に盛大に遠諱を行なって下さるよう祈念しています。

by admin  at 09:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

真珠庵 特別公開

 

b_MG_3245.jpg

来春、大本山大徳寺の開山大燈国師(宗峰妙超禅師)の法嗣で、大徳寺第一世である徹翁義亨禅師の650年遠諱ということで、大徳寺の塔頭であり徹翁禅師の開山された徳禅寺様より、弊所に禅師を顕彰する書籍等の制作を依頼されています。

そこで、必要な調査のために、昨日は徳禅寺さまや大徳寺山内を訪ねて参りました。

南禅寺方面はもう紅葉も終盤だとのことですが、大徳寺は今が見頃。たくさんの拝観者が境内におられます。意外に外国の方は少なく日本人が多いように見受けられました。

b_MG_3247.jpg

徳禅寺様の調査が終わった後、徹翁和尚の法語を一休さんが書かれた書のある真珠庵にも参りましたら、ちょうど今は特別拝観中。真珠庵の和尚さんの発案で、現代芸術で描かれた方丈襖絵を観に来られている方が多数おられ、いつもひっそりしている真珠庵に人があふれています。

b_MG_3249.jpg

私もぐるっと方丈や書院などを見せて頂き、古襖絵の修復などをするための資金繰りにと始められたとはいえ、あまりの現代アートぶりに正直、目を奪われました。

この特別公開は12月16日まで。和尚さんは自らひたすら御朱印を書かれておられるとのことでした。

あまり公開されることのない書院・通遷院や茶室・庭玉軒も拝観することができます。この機会に是非いかがですか。

by admin  at 09:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

サンガセミナー2018 第5回「お寺で写真講座」と「水墨画講座」終了

 

blog_BKL8330.jpg

本年度のサンガセミナー第5回の2講座を、去る11月22日に真如寺(相国寺派・京都市北区)にて開催いたしました。

1講座目は「お寺で写真講座」で、今年で2回目となります。今年のテーマは「紅葉を綺麗に撮ろう」ということで、きれいな紅葉の見られる真如寺様にお願いして開講いたしました。

が、朝からあいにくの小雨模様。日が近づくにつれ天気予報は雨マークになり、どうしたものかと講師の柴田明蘭先生と頭をかかえていたのですが、開講時にはほぼ雨も上がりました。再び降らぬうちにと、まずは現状の技能で皆さんに撮影して貰います、ということで受講者一同、一眼レフをもって庭へ出動です。

20分ほど撮影をしたのち、再び書院へもどって座学の開始。カメラの構造からはじまり、Pモード、Sモード、Aモード、Mモードなどの撮影モードがあるなかで、今日はAモードを覚えて貰いたいとのこと。絞り優先モードです。絞りを開放値にしていくことでボケ味を出した撮影ができるということで、再び、カメラを持って庭へ。

もちろん私もカメラを抱えて飛び出しました。

blog_BKL8397.jpg

皆さん、熱心に実践を行なわれ、個々に柴田先生にレクチャーを受けられているうちに、「あ~なるほど」とか「お、面白い」とかの声が聞こえてきました。デジタルカメラならではで、撮ったばかりの写真がすぐに見えますから、どうしたらこうなるかが自分で手に取るように分かっていくのですね。

blog_BKL8399.jpg

心配していた天気もなんのその。逆に優しい光の水に濡れた紅葉を撮ることができたというわけで、皆さんご満足のご様子でした。

そして午後からは、水墨画家の平川功先生による水墨画講座。20名の受講者で今年も満席です。今年は、来年の干支「亥」を描いてみようということです。

blog_2018-11-22-13.31.jpg

先生から懇切丁寧なレジュメと、練習用、本番用の用紙をいただき、皆さん熱心に聴き入ります。

今年は先生は一切筆を持たず、プロジェクターでご自身が描かれているところの手許の動画を何度も流されます。以前は、実際に筆を以て描くところを、受講者の方に見て貰われていたのですが、それでは狭くてよく見えない。ということで、この方法を考えられたようで、実際、その方がよくわかるのです。先生はそれぞれのもとに出向いて直接指導をされました。

blog_2018-11-22-14.30.jpg

初めて水墨画に触れた方も少しわかったようで、これを機会に水墨画を描くことが身近になるといいですね。

こちらも是非来年も開講して欲しいというお声をたくさんいただきました。

さて、今年度のサンガセミナーものこすところあと1回となりました。ご参加の皆さん、お楽しみに。

 

 

by admin  at 09:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

「明治の禅僧 釈宗演」展 後期展を開催しています

 

blog_2018-11-21-09.48.24.jpg

現在、花園大学歴史博物館では、「明治の禅僧 釈宗演」展の後期展を開催しています。

主会場である第2展示室では、円覚寺や東慶寺所蔵の、釈宗演老師の頂相や墨蹟を展示。

blog_2018-11-21-09.49.jpg

また第1展示室では、禅師の師匠に当たる方々やゆかりの禅僧の書画、そしてまた、禅師から若狭のゆかりの方々への自筆絵はがきの数々、写真や書籍なども展観しております。

 

blog_2018-11-21-10.09.jpg

後期展は12月8日まで。もうあと20日ほどとなりました。是非、釈宗演老師の遺墨が集まっているこの貴重な機会に是非、花園大学歴史博物館までお運び下さい。

by admin  at 09:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

『禅海一瀾講話』

 

blog_2018-11-19-08.43.38.jpg

今年は明治時代の傑僧、釈宗演老師の100年遠諱の年であることは、何度もこのブログでも書いていますが、この年にまた、老師を顕彰するべく、岩波文庫から一冊の本が出ました。『禅海一瀾講話』(本体1560円+税)です。

宗演老師の今北洪川老師が著わされたのが『禅海一瀾』(漢文語録)で、その全文を綿密に講義されたのが『禅海一瀾講話』です。原書は大正7年に光融館が発刊したものですが、これをこのたび、円覚寺派管長の横田南嶺老師が解説を付され、禅文化研究所でもたびたびお世話になっている小川隆先生(駒澤大学教授)が、誤植の多い原書を丹念かつ厳密に校訂し、注釈を施されて復刊されたというわけです。
また、原書にはなかったフリガナも多く振られ、初学者にも読める本となっています。

講話の中には仏典外典からの言葉が数々飛び出し、釈宗演老師の博学が自ずと分かってきます。若くして円覚寺派管長となられたわけですから、これらの講義も非常に若々しく力強く感じ、横田老師の解説にもあるように、あたかも自分も宗演老師の講義の席に列しているような感覚さえ覚えます。

洪川老師によって、儒教と仏教の一致を説かれた『禅海一瀾』が、宗演老師の講義によって、さらにキリスト教まで含めた広い宗教観が語られています。
是非、お手にとっていただければ幸いです。

by admin  at 08:44  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)
2019年3月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31