仕事納め(2020年)

 

20191227-_MG_2982.jpg

 

コロナコロナの一年も押し詰まりました。未だに収束が見えないどころか、さらに感染拡大で不安が募る状況です。しかし、時間だけは同じ速度で動き続けています。いったいどうなっていくのかわかりませんが、人類が一丸となってこのウイルスに立ち向かっていくしかないのだと思います。
世界は広いですが、世界中で同じウイルスに対して戦っていると感じるとき、ほんとうにグローバルというものを感じて不思議でした。

季刊『禅文化』1月号では、「コロナ禍の今を生きる -禅からの提言-」という特集を組ませて頂きました。1月25日発売です。ご購読頂ければ幸いです。

来年こそは、収束の見込みがつくことを世界中の皆さんとともに祈念したいと思います。

さて、禅文化研究所も本日28日をもちまして本年の仕事納めとさせていただきます。毎年より仕事納めが少し遅くなりましたので、年始は7日まで休ませていただき、8日より通常業務となります。ご迷惑をおかけしますがご了承の程お願いいたします。

みなさまには、本年も禅文化研究所の諸活動にご理解ご協力をいただき、まことにありがとうございました。コロナ禍でテレワークや時差出勤などがあり、またあちこちに出掛けることもままならない一年でしたので、ブログ禅の更新もたいへん滞った状態となってしまいました。
そのかわりと言ってはなんですが、この冬より公式Instagramをはじめました。禅語と写真をあわせて出していきます。ユーザーネーム@zenbunka ですので、よろしければフォローをお願いします。

では、年末年始、ご自愛の上、よいお年をお迎え下さい。また来年もよろしくお願い申し上げます。

by admin  at 09:25  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

瓦屋寺(東近江市)の宝物調査

 

20201201093455__MG_2019-(1).jpg

あっという間に12月に入ってしまいました。今年も残すところわずかです。
各地の専門道場では、まさに臘八大摂心のまっただ中。今年はいまのところ温暖であるとはいえ、雲水殺しの異名を取る摂心です。雲衲方が無事円成されますことを祈ります。

さて、ブログ禅もなかなか更新せずにおります。コロナ禍のためデジタルアーカイブスの宝物調査もなかなか進めにくい状況ですが、徐々に再開をしはじめているところです。
先般は滋賀県東近江市にある瓦屋寺(妙心寺派)の継続調査に出向いてきました。

20201201_131948.jpg

もう6回目になる今回の調査ですが、個々の箱には入れられず、ながもちにごそっと入れて保管されていた軸物。開いて見ると白隠下のお歴々の力強い墨書が現れたりして、なかなか興味深い調査となりました。
近距離なので毎回、日帰りでの調査なのですが、あと数回の調査が必要なようです。

さて、この瓦屋寺は、古くは聖徳太子がこの境内の土を使って、大阪・四天王寺の瓦10万6千枚以上が焼かれたという言い伝えがあり、この寺名がのこっています。麓では白鳳時代の瓦窯(がよう)の跡も見つかっています。妙心寺下となったのは、松島瑞巌寺の高僧、雲居希膺禅師の法嗣、香山祖桂禅師が再興されてからです。

再興された本堂はの屋根は葦葺きで、経年によりだいぶ劣化しており、現住職が改修するために尽力されているところ。来春から工事が始まり、数年後には遠諱法要が営まれます。その頃には調査もすべて終わり、花園大学歴史博物館で調査結果を報告する展覧会を開催できればと考えています。

またこの瓦屋寺は紅葉の隠れ名所。たくさんの紅葉に彩られる境内は見応えがありますよ。

20201201093913__MG_2025.jpg

 

瓦屋寺  〒527-0007  滋賀県東近江市建部瓦屋寺町436 ℡0748-22-1065

 

聖徳太子の伝承にちなむ。境内の土を使って、太子が建立した四天王寺大阪市)の瓦10万6千枚以上が作られたのだという。実際は定かではないが、麓では白鳳時代の瓦窯(がよう)の跡も見つかった。

 本堂は江戸時代に再建された。屋根は瓦ではなく、ヨシ葺(ぶ)きだ。琵琶湖のほとりで育つヨシが使われる。

聖徳太子の伝承にちなむ。境内の土を使って、太子が建立した四天王寺大阪市)の瓦10万6千枚以上が作られたのだという。実際は定かではないが、麓では白鳳時代の瓦窯(がよう)の跡も見つかった。

 本堂は江戸時代に再建された。屋根は瓦ではなく、ヨシ葺(ぶ)きだ。琵琶湖のほとりで育つヨシが使われる。

by admin  at 09:33  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

季刊「禅文化」258号発刊のご案内

k258_w260.jpg今年最後の季刊「禅文化」を発刊いたしました。今回は、瑞巌寺第100世・洞水東初禅師(1605~71)の350年遠諱に合わせての特集となっております。

伊達政宗親子やその重臣、親族らから篤い帰依を受けた洞水禅師は、言葉や行為に跡をとどめぬ「没蹤跡(もっしょうせき)」を信条とされました。このため、その生涯は師である雲居希膺禅師ほどには目立ったところがないと言われてもいますが、実際のところ妙心寺には三住されており、12を数える寺院を開創、18名もの法嗣を育て上げた名僧であられます。

そんな禅師の心を表現するのは、頂相に描かれた「靴」だと瑞巌寺宝物課主任学芸員の堀野真澄先生はおっしゃいます。絵を見ていただくと、たしかに靴の向きが揃っておらず、ばらばらです。これがいったいどう禅師の心と結びつけられるのか、先生には表紙解説で詳しく述べていただいております。

本号では、堀野先生をはじめ4名の先生がたに洞水禅師や雲居派のことをさまざまご紹介いただきました。綿密なフィールドワークの成果を本誌で発表いただくなど、最新の研究も掲載が叶っておりますので、ぜひこの機会に禅師の禅風に触れ、先人をお偲びいただければ幸いです。詳細・ご注文はこちらから。宜しくお願い申し上げます。

by admin  at 09:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

妙心寺三門懺法

IMG_0566_325.jpg秋晴れの10月16日、妙心寺の三門懺法が執り行われました。
本来は毎年6月18日に行われるのですが、今年はコロナ禍により延期となったのです。
今回、妙心寺法務部が儀式をアーカイブス映像として残すということで、撮影に立ち合わせていただきました。

IMG_0568.jpg

三門楼上には観世音菩薩と十六羅漢が祀られ、極彩色鮮やかに飛天や鳳凰、龍の図が柱や梁に描かれています。
懺法会は、自らの過ちを懺悔する儀式ですが、午前8時30分、山内僧侶30名ほどが出頭し、鼓鈸(くはつ)の合図と共に厳かに始まりました。古来から伝わる法式に則り3時間に及ぶものでした。

IMG_0572_325.jpg
妙心寺では、世代が変わるたびに儀式を伝えるのが難しくなってきており、映像で残すことの必要性を感じるとのことでした。
伝統的な儀式の保存というのもアーカイブスの重要な役割といえるでしょう。

by admin  at 15:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

高台寺 秋の特別展

令和2年高台寺秋の特別展_概要小_ページ_02.jpg

新型コロナの収束は見通せない状況ですが、京都の社寺の拝観者数は戻りつつあるようです。
東山の高台寺では、下記の日程で秋の特別展「観音妙智力 -智慧と慈悲の光(ひかり)」が開催されます。
観音菩薩は詳しくは観世音菩薩ともいい、世間の人々の声(世音)を観察し(観)、その求めによって自在にお姿を現し、あらゆる苦悩から救済してくださる慈悲の菩薩です。
観音菩薩の慈悲と救済を説いているのが、『観音経』ですが、高台寺が所蔵する「三十三観音像」(室町時代)は、この『観音経』をベースに各場面と二十七の観音、そして六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)の各境涯に対応する六観音を加えた三十三幅で構成されています。
今回はその中から観音菩薩の智慧と慈悲を余すことなく伝えるべく厳選された十二幅を公開されます。
この機会にご覧になられてはいかがでしょうか。


会期:10 月23 日(金)~12 月13 日(日)
時間:9 時~22 時(21 時30 分受付終了)
拝観料:大人600 円 中高生:250 円 ※特別展の別途料金なし
所在地:京都市東山区高台寺下河原町526 番地

 

by admin  at 09:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)
2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31