新刊『童謡 禅のこころを歌う』(重松宗育 著)

 

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まずは非常に強い台風10号によって被害を受けられた、とくに九州や沖縄地方の皆さん、お見舞い申し上げます。

暑い暑い夏が終わろうとしています。ながらくブログ禅も更新しないまま日を過ごしてしまいました。少なからずコロナ禍の影響はありまして、思うところはありながらもなかなかブログに書くのがおっくうな状況です。

さて、そんな中を発刊に向けてきた書籍のご案内です。

『禅林句集』などの英訳出版により欧米への禅の紹介に力を注ぐとともに、日本でも『星の王子さま、禅を語る』、『モモも禅を語る』、『アリス、禅を語る』(筑摩書房)などを著わしてこられた、静岡県承元寺(臨済宗妙心寺派)住職の重松宗育先生が、長年あたためてこられた原稿がついに上梓されます。その名も、『童謡 禅のこころを歌う』。

「しゃぼん玉」「虫の声」「からたちの花」「うみ」「ふるさと」など、親しみのあるなつかしい童謡が誘う、しみじみ、ほのぼのとした禅の世界。各章冒頭に歌詞を掲載し、さわやかなこころに出会う珠玉の一冊となっています。

なにげなく唱っていた童謡にはこんな意味が隠されていたのかと気がつく事でしょう。

横田南嶺老師(臨済宗円覚寺派管長・花園大学総長)からも、「どの童謡を読んでも、メロディーが浮かんでくる。思わず口ずさみたくなる。私には懐かしい紀州の山河も目に浮かんでくる。忘れていた童心に帰る。そんな心で、重松先生の深い解説を読むと、一層心に染みてくる。読み終えて、心地よい禅の風が吹き渡るのを感じることができた。」という言葉をいただきました。

お手元に一冊、いかがでしょうか。シニアの方への癒やしの一冊にもなろうかと思います。

2020/10/13新発売、定価1300円(税別)。ご注文はこちらからどうぞ。

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季刊「禅文化」257号発刊のご案内

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本年は、日本美術史上もっとも有名な画師であろう雪舟(1420~?)の生誕600年。季刊『禅文化』でも、特集を組ませていただきました。興味深い関連書籍がたくさん発売されていますので、本誌も禅の専門誌としての個性を生かすべく、ひと工夫。本特集では雪舟の「禅僧」としての顔に注目しています。

雪舟がどのような意識を持ったお坊さんだったのかですが、今風の言葉でいえば「セルフプロデュース」に長けた人だったようです。そんな雪舟の人間像について、今回は3人の先生がたが、足跡・作品・交友関係などを元に詳しく述べてくださいました。

京都で活躍していた雪舟は、何故あえて山口に下ったのか。どうして、3隻の遣明船のうち3号船に乗っていた雪舟が優先的に中国に入国できたのか。雪舟が好んで着用したと思われる装束にも、思惑があったようです。

また、一般的に山水画のイメージが強い雪舟作品に、実は仏画も多いことなど、意外なエピソードも豊富で読み応えのある内容となっています。記念の年、日本美術史のスーパースターに改めて注目してみませんか。

 

くわしくはこちら

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今年度のサンガセミナーについて

 

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久しぶりの投稿ですが、残念なお知らせです。

例年、今頃からサンガセミナーを開催している時期です。
しかし春から、このコロナ渦のもとで、どうしたものかと思案をしてまいっておったのですが、ある程度収束したら、少し遅れることになっても講座を決めて講師と打ち合わせして、ダイレクトメールやWEBでお知らせしてということになるのでしたが、ご存知の通り、いったん収束気味になったのに、また東京を中心に感染者が増えているといった状況です。

また、花園大学は早くから前期の対面授業を行なわないとし、部外者の立ち入りもずっと禁止する対策をとってきていました。サンガセミナーも少人数とはいえ、会場はあまり広いところではないですし、三密を避けられるかどうかといえば、難しいという状況でした。

夏がすぎて秋口になれば、ある程度落ち着いてくるだろうから、その頃に改めて企画して冬に向けてセミナー開催をしようかと漠然と考えてもおりましたが、繰り返しますが、現状では明るい見通しがたちません。

そこで先般、弊所内部でも協議したのですが、おそらくこのままでは、秋に開催することも難しいだろうと判断し、まことに残念ながら、今年度は原則としてサンガセミナーは開催見送りということにしたいと思います。
ただ、実技を伴わない講座に関しては、オンライン講座も可能かと思い、検討しているところです。

まことに残念なお知らせではありますが、どうか、来年には開催できることを信じて、今年は我慢することにいたしました。なにとぞご了解の程をお願いし、またいずれ開催の目処が立ちました際にはご連絡申し上げますので、重ねてよろしくお願い申し上げます。

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テレワークのあいだに

 

20200528-_MG_5590.jpg昨日より6月に入ってしまいました。
みると4/24からブログ禅も休止状態。ステイホームの時だからこそ、何かしら話題を引っ張り出して皆さんに読んでいただきたいところでしたが、申し訳ありません。

禅文化研究所は4月中頃から勤務態勢を調整し、とくに電車通勤者はテレワーク主体にしていましたが、緊急事態宣言の解除をうけて6月からは、少し和らげ、それでも週に2日はテレワークという勤務態勢で臨んでいます。

花園大学は前期はずっと対面授業を行なわないということで学生もおらず、また外部からの一般の方の入構をお断りしている状況下ですので、あいかわらずひっそりとしています。

個人的には4月10日ごろ以来、昨日6月1日まで、一切電車に乗らない生活でしたので、約50日間電車に乗らなかったわけで、考えてみると中学生の時以来こんなに電車に乗っていないわけで、ん十年ぶりということになります。そんなこともあってか、電車通勤前夜には眠れない夜を二日続けております。世の中には、いわゆる五月病のように、緊急事態宣言の解除後の通勤や通学がつらいと思う人たちもきっと少なくないでしょうね。こんなことになるとは思っていなかったでしょうから、なかなかもとの生活に戻るのは大変そうです。

さて、先にも書いたように、ステイホーム期間中はテレワークが基本でした。禅文化研究所では10時~15時のコアタイムを含む8時間勤務ということにしていました。それで私などは、通常と同じように起きて、普段なら電車に乗る時間の7時からテレワークを開始していましたので、15時にはテレワークが終わるということになりました。おかげでその後の夕方に、自坊の外回りの仕事をいろいろとこなすことができました。新たな事業のために本堂裏で工事をしてもらっているのですが、そのお手伝いを率先して行ないました。

おかげでステイホームなのに、顔は真っ黒に日焼けしてしまい、知らぬ人が見たら、この人は在宅しないで遊んでたのではないかと思われかねない状況ですが、GWも含めてとても充実した毎日でした。

また、三密を避けて少しは運動もしなければと思い、ほぼ毎日、自坊から近い、15分で頂上まで登れる里山に登って、夕焼けを楽しんだりもしていました。上記の写真はその時のものです。

またテレワークのお蔭で、自分の定年後の生活も見えたような気さえします。コロナウイルスの感染拡大防止策のために、社会的にも、働き方改革といいましょうか、自宅でもある程度の仕事ができるということがわかってきた方々も少なくないのでしょう。

さて、日本はまだ比較的被害の少ない状況で収まっているように思えます。しかししばらくは、コロナウイルスとともに生きていくということになりそうなようです。

どうか皆さんも中道を生きていかれますよう祈念申し上げます。

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季刊「禅文化」256号発刊のご案内

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画像提供:両足院

 

今回は、栄西の法脈「黄龍派」を受け継ぐ建仁寺塔頭・両足院を特集しております。

五山文学最高峰の寺院のひとつとされ、多数の高僧を輩出してきた同院には価値ある五山文学の資料が数多く残りますが、これまで一般の目に触れることはほとんどありませんでした。それらの寺宝が、特別公開される貴重な機会に連動しての発刊という予定でしたが、展覧会は現在開催を延期中です。

いまの状況下「禅の雑誌」の刊行は不要不急なのですが、先が見えないなかで、改めて先人の言動に触れること、歴史に学ぶことは励ましになるのではと感じています。もちろん現代の私たちの生活と同じ世界ではありませんが、激動の時代を乗り越えて現在に至る両足院の歴史とそれにまつわる人々、また各種連載の登場人物から、何か力を得ていただければ嬉しく存じます。

今季も変わらず発行できたことに感謝し、刊行のご案内とさせていただきます。詳細はこちらよりご覧くださいませ。

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