越南(Vietnam)旅行記 2019 その5(終) -タクシー事情とGrab利用とホイアン-

 

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4回にわけてお伝えしてきたベトナム旅行記の最後は、ダナンから車で約30kmほど南に位置するホイアンへ。ダナンから車でひとっ走りの距離です。

ホイアンのご報告までに、まず、ベトナムでのタクシー事情について、今さらですがご報告しておきます。

ハノイにいるときに市内で使ったタクシーが、普通より倍以上の値段を表示していて、それを訝しく思って宿泊していたホテルのコンシェルジュに話したら、あきらかに高額だとのこと。もう支払ってしまったあとだったのと、日本でなら普通ぐらいの金額だったこともあり諦めました。が、なにか良い方法はないものかとネットで探したところ、日本でも最近ひろがりつつある「Ubar」のような「Grab」という配車サービスが東南アジアにはあることがわかりました。

スマホにGrabというアプリを入れ、まずは自分のアカウント登録をして、クレジットカードの登録もしておきます。そして配車が必要なときにはアプリを起動して、どこに行きたいかを地図上で探してポイント設定すると、Grabカー4人乗り、Grabカー7人乗り、Grabバイク、Grabタクシー4人乗り、Grabタクシー7人乗りのそれぞれの運賃が表示されます。当初表示された金額を到着時にカードから引き落とされるわけです。

たとえば、Grabカー4人乗りを選択すると、瞬く間に、近くにいるGrabカーのドライバーの顔写真と評価マーク、車種名とナンバープレートが表示されますので、それをタップすれば、配車申し込み完了です。その後、何度も利用しましたが、いつも2分以内に車が到着しました。念のために車種やナンバープレート、お顔を確認して乗り込めば、行き先を告げなくても勝手に連れて行ってくれて、ついたら「Thank you. Bye」と降りるだけで、なんのストレスもありませんでした。逆にタクシードライバーより運転は安全だったようにさえ思います。

というわけで、タクシー料金に惑わされることなく、ダナン以降はGrabのお世話になりました。これ、絶対お勧めです。

長くなってしまいましたが、そんなわけでダナンからホイアンへもGrab利用でした。

 


 

さて、「ホイアンの古い町並み」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。緑の木々が多く、街の中をトゥボン川が流れている古い街です。ランタンでも有名ですね。東洋人はもとより西洋人観光客も多く感じました。
十六世紀ごろに、鎖国する前の日本人や、中国人、そしてポルトガルやオランダなどからも出入りしていた国際貿易港の街で、日本人街や中国人街もあったようで、今でも「日本橋」という名前の木造の橋も遺っています。

ホイアンの中にいくつかある観光スポットでは、事前に歴史保護地区内にある総合チケット売り場で観光チケットを購入必要があり、入場料は現金ではなくそのチケットを見せることで入場できます。また入場しなくてもホイアンの中を歩いている観光客は原則的にこのチケットを持っている必要があるというような情報もありました。

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チケットを購入したあとで、まずは街中での呼び込みにのって金額交渉の末、木造船で川を遊覧。船長さんが船の運転を代わってくれたりしてしばらく行くと、バスケットボートで椰子の木に囲まれた川を進んでいくオプション付き。
このバスケットボートに乗ると、ベトナムらしい三角の麦わら帽子を貸してくれ、パドルで漕いで川を登っていきます。その時のかけ声が「ヘイラ、ヨンチャ」と言うようで、ハイテンションな漕ぎ手のおじさんと一緒に声を合わせて漕いでいったのでした。

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ちょっとしたアトラクションを経験したあとに、またホイアンの街へ戻ります。

先にも書いたようにホイアンと言えば、夜空にあがるランタンが有名ですが、行った当日はそのタイミングにあいませんでした。なんとも残念。しかし街では、こんな風に、色とりどりのランタンが売られていました。それから革製品のお店も多く、ハンドクラフトでオリジナルのサンダルを作ってくれたりする店も多くありました。

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そして、こちらがホイアンの日本橋。中国風の屋根付の木造橋で、内部には仏像が安置されていました。この橋はベトナムのお札にも印刷されています。

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それにしてもとても蒸し暑い日で、終日観光の予定が、あまりの暑さに熱中症気味になってしまい、早々にダナンのホテルに退散した体たらく。ダナンからホイアンに行くなら、午後にでて夕方に散策するのが良さそうです。
もし次にそんな機会があったら、ランタンの浮かぶのも見てみたいと思いました。

ながらくお付き合いいただきましたベトナム旅行記2019もこれでおしまいにしたいと思います。ありがとうございました。

(おわり)

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中秋の名月、いかがでしたか

 

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先週末は中秋の名月でしたね。皆さん、ご覧になれましたか?
当初、お天気が悪いという予報でしたので半ば諦めていたのですが、ちょうど帰坊するころに雲があけてきて、見事な中秋の名月を拝むことができました。すすきと稲穂、お団子をみごとなお月様にお供えしました。
ただ、今年は暦の都合で満月は翌日14日だったので、その夕方はカメラを抱えて近くのびわ湖の内湖まで出向いて、月の出を待つことにしました。

ところが月の出る前の夕焼けが、これまた素晴らしい。すでに陽は落ちていましたが、水辺にうつる景色、その中を漂う鴨たちにしばし時を忘れてしまうような気持ちでした。

LRM_EXPORT__191411023.jpgSNSであげたところ、「地球って凄いなぁ」というコメントをくれた方もおられました。こんな美しい景色を見せてくれる地球、宇宙に感謝ですね。

といっているうちに東の空が明るくなってきました。十五夜お月様のお出ましです。

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鈴鹿山系の山の上に少し雲がありましたが、その上にぽっかりと出てきました。カメラで風景とともに撮ると月はとても明るすぎて白く光っているだけですが、肉眼で見ると兎が餅つきしているように見えるので不思議です。水辺に映る月もまぶしいくらいでした。

千葉の人たちはまだまだ困っておられるのに、のんきなことで申し訳ありません。でも夕陽に手を合わせ、月に手を合わせて、一日も早いライフラインの復旧をお祈りしています。

災害をもたらしたのも自然、あたたかい月光で優しい気持ちにさせてくれるのも自然ですね。

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東西霊性交流

IMG_0447.jpg東西霊性交流に参加する5名の禅僧が、9月11日羽田空港からフランスに向けて出発しました。
1979年から始まった日本の禅宗とヨーロッパ諸国のカトリックとの交流は、今回で15回目となります。
参加者は6名(1名は現地から参加)で臨済宗3名、曹洞宗3名の構成です。2名ずつフランスとベルギー3つの修道院に分かれ2週間滞在し、祈りや瞑想、そして労働といった生活を体験したのち、パリで行われる3日間のシンポジウムに参加して帰国となります。

多くの日本人にとってキリスト教は表面的なことしかわかりません。ヨーロッパ人にとっても仏教は同じことでしょう。禅僧と修道士が共同生活によって互いの宗教を理解するというこの交流は、宗教間対話の一つとして貴重なものなのです。
参加者たちにとって実りのある交流となることを期待しています

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越南(Vietnam)旅行記 2019 その4 -ダナン-

 

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まずは千葉県の皆さん。君津市には友人知人家族も住んでいます。停電が続いていたり、水道まで止まったり、ガソリンスタンドには長蛇の車の列ができ、コンビニにはほとんどなにも売っていないという危機的状況が続いていると友人からSNSで流れてくる情報。早く復旧されることを心から祈ります。少し涼しくなったのですが、体調に気をつけてください。

そして、はやいもので今夜は中秋の名月。昨日の天気予報では終日雨の様子だったのですが、今朝の予報を見ると夜は北部を中心に晴れ間が見えてくるとのこと。どうか中秋のお月様が拝めますように。

さて、ベトナム旅行記の続きです。
ハロン湾を廻った翌日は、ベトナム中部にあるダナンに移動しました。年間を通して最高気温は30度を超えるので、リゾート地としても知られているベトナム屈指の湾岸都市です。

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翌朝5時ごろから海岸へ出かけると、日の出前から沢山の人がすでに水の中に入っています。また浜辺をウォーキングしている人たちもいます。ハノイでもそうだったように、ここでは浜辺ウォーキングが生活スタイルになっているのでしょう。そしてこんなリゾートの海岸なのに、昼間は人っ子一人、海の中にはいません。そう、暑すぎるのです。早朝と夕方がちょうど気持ちよいようです。朝に海の中にも入ってみましたが、まったく水が冷たいと感じることはなかったです。

ダナンには「五行山(マーブルマウンテン)」というパワースポットとされる霊地があります。ダナン中心部から南へタクシーで15分ほどで到着します。

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五行山は5つの石灰質(大理石)の岩山を総称していいます。マーブルマウンテンとも呼ばれています。五行とは陰陽五行説による、宇宙を構成する五つのもの「木火土金水」をいい、それがそれぞれに「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ず」というふうに関係し合っていることを「五行相生」といいます。

そのうちの一つ「トゥイソン山」が観光地として公開されています。「トゥイソン」は水を意味するそうです。山中には仏塔や中に仏教寺院が造られた洞窟が点在します。ものすごく蒸し暑い日でしたが、洞窟や寺院を汗をかきつつ散策してきました。

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山中にはこのような中国寺院も点在しているのですが、それはともかく、洞窟内の仏像がすばらしいのです。まずは、タンチョン洞窟の中の釋迦像です。

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そして、何よりこの巨大洞窟の中が素晴らしかったのです。ここは最大の見所で、最強のパワースポット、フェンコン洞窟。

b_20190820-_MG_8971.jpg人の大きさからこの洞窟の巨大さがわかるでしょうか。正面奥中央には釈迦坐像が祀られています。降りて近寄って礼拝することにしましょう。

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ちょうど祭壇横に光が落ちています。これは天井に穴があいていてそこから大陽の光が降り注いでいるのですが、じつはこれはベトナム戦争の時に落とされた爆弾によってあいたものだとか。本来は真っ暗だったのでしょうが、この穴のためにかえって神秘性が高まっているように思いました。古い場所である証拠に、洞窟内には9世紀後半~10世紀頃の遺跡も遺っています。


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その後、「トゥイソン山」の頂上を目指しました。ここからは他の4つの山も見渡せる展望台があるのです。海からの風がここちよく、360度の景観はとても気持ちの良いものでした。

(つづく)

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新作能「高虎」

 

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以前、季刊『禅文化』241号にて「禅と能」という特集を組みました。その際に「能面師から見た禅と能」という原稿をご寄稿いただいた、能面師の伊庭貞一氏がプロデュースされてできあがった新作能「高虎」をご紹介します。伊庭氏は、常より「滋賀能楽文化を育てる会」として滋賀県での能楽講演の立役者のお一人でもあります。

 

さて、高虎とは、言わずともご存知であろう戦国時代の猛将として知られる藤堂高虎(1556~1630)です。しかし、この高虎が近江国藤堂村(現在の滋賀県犬上郡甲良町大字在士)の出身であることをご存知の方は、それほど多くないかも知れません。また、石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」と満開の桜を愛でていったという歌舞伎で有名な南禅寺三門の建築の際に縄張りを手がけたのも、この高虎です。また能楽を愛した文化人でもあったそうです。

伊庭氏はこのことに端を発して発案し、高安流能楽師の有松遼一氏に作詞いただいた新作能「高虎」を、生まれ故郷の甲良町で上演されるということになりました。観世流能楽師の浦部好弘氏、浦部幸裕氏ほか、滋賀県在住の能楽師を中心に演じられます。高虎の能面は伊庭氏が創作されたものです。

ご興味のある方、滋賀県は甲良町までお出向きになっては如何でしょうか。

新作能上演「高虎」

とき:令和元年10月19日(土) 13:30開演(12:30開場)
ところ:甲良町立甲良中学校体育館(滋賀県犬上郡甲良町在士392)

チケットやお問い合わせについては下記まで。

  • 新作能「高虎」上演実行委員会 TEL:0749-38-5061
  • 滋賀能楽文化を育てる会    TEL:0748-42-0002
  • 甲良町観光協会        TEL:0749-38-2035  email:kikaku@town.koura.lg.jp
  • 浦部好謡会          TEL:0749-42-2550
  • チケットぴあ         https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1942592

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