「奧山方広寺展」基調講演会

 

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現在、花園大学歴史博物館で開催しております秋期企画展「東海の名刹 奧山方広寺」展ですが、去る11月23日土曜日には、花園大学教堂において、大本山方広寺派管長の安永祖堂老師に基調講演をいただきました。

ご存知の方も多かろうと思いますが、老師はこの花園大学で教鞭をとっておられたこともあり、ご来場の方の中には旧知の方もおられたようです。

b_0ZAL1267.jpg聴衆も多く、教堂も満席になるほどの状態でしたが、「方広寺と無文元選禅師」と題した老師のご講演を、皆さん、熱心に聴いておられました。

ご講演では、方広寺のなりたちや、なかでも半僧坊のいわれや民間信仰について、歴史的な背景を見ながらご教示頂きました。また無文元選禅師が中国にわたって禅を学ばれたころのことなども解説頂き、興味深いお話をたくさん聴くことができました。

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また今回の展覧会は、大本山方広寺、花園大学歴史博物館、公益財団法人禅文化研究所に加え、大蔵会も共催とさせていただいております。ちょうどこの講演会の日に大蔵会の法要もこの教堂でお勤めされたとのことでした。

 

安永祖堂老師の著書など(弊所発行)をご紹介しておきます。

新刊『坦翁禅話』

『禅ぜんZEN』

DVD禅僧が語るシリーズ『法は人によって尊し』

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-陶-潮桂子&-水墨-平川功 展

 

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この前のブログ禅で書いた今年度最後のサンガセミナー第5回ですが、午後には、「水墨画講座 -来年の干支「子(ね)」を描いてみよう-」を開講します。講師は水墨画家の平川功先生です。こちらもまだ残席がありますので、よろしければ是非受講申し込みをお願いします。お申し込みは、こちらのお申し込みフォームよりどうぞ。3日前まで受付可能としておきます。

この平川功先生の作品をもうすぐ京都で見ることができるのでご紹介します。

「-陶-潮桂子&-水墨-平川功 展」

会期:2019年12月11日(水)~17日(日)
会場:高島屋京都店6F 美術画廊 ※最終日は午後4時まで。

案内ハガキにある高島屋美術部からの案内文を下記に転載しておきます。

このたび、高島屋京都店にて、柔らかな表情を魅せる釉裏紅の技法で作品を制作される潮桂子先生と水墨の静謐な濃淡の作品で様々な自然の空気感を表現される平川功先生の二人展を初開催いたします。
お二人は異なる分野ではあるものの、余白のあり方を大切にした作品の制作に日々励んでおられます。
今展では、『余白への想い』をテーマに、お互いに作品の調和を目指しながら、新しい発見と発想をもとに挑戦された新作の数々を一堂に展観いたします。
ぜひ、この機会にご高覧賜りますようお願い申し上げます。

 

 

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遅めの紅葉がはじまってますね

 

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信州飯山の紅葉を見てきたばかりですが、関西でも紅葉がみられるようになってきました。

上の写真は滋賀県の東近江市にある大本山永源寺より、目の前の愛知川をさらに川上にあがっていった、奥永源寺といわれるあたりで、政所という山里の付近の写真です。このあたりから、東は三重県いなべ市に向けての国道と分かれて狭い道路を多賀の方に抜ける街道があるのですが、ここはその狭い街道を進んでいったあたりで、木地師の伝統が伝わっている地域で、今もこの仕事に関わっている方もおられるようです。

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途中、淨土真宗佛光寺派の光徳寺というお寺の境内には、おもわず声が出るほどの、こんなに立派な銀杏の木がありました。

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もみじも完全に赤ではなく、緑から黄色、橙色、赤、とグラデーションで楽しめました。こんな景色を楽しみながら、紅葉狩りを楽しんだ先日の日曜日でした。

さて、来週の金曜日(11/29)には、今年度のサンガセミナーの最終回となる第5回を京都の大本山相国寺を会場に開催します。午前中には「お寺で写真講座 - 露出で変わる写真の印象~紅葉のきれいな写し方 -」として写真家の柴田明蘭先生にご講義と実習を行なって頂きます。もみじの写真を一眼レフできれいに撮りたいけど、なかなかいい写真が仕上がらないとお悩みの方、まだ今からでもお申し込み可能です。
お申し込みページかお電話でお早めに。お待ちしております。

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飯山正受庵へ

 

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正受庵本堂

少し間が空いてしまいました。じつは先週はほぼデスクにいない一週間だったのです。13~15日と長野県飯山市の飯山市美術館で、正受庵の宝物調査に出向いておりました。

来年は白隠慧鶴禅師の師である道鏡慧端禅師(正受老人)の300回忌に正当します。大本山妙心寺の聖澤派では、この遠忌に向けての事業を計画されており、またそれをうけて飯山市でも、正受庵と正受老人の顕彰をする展覧会も計画され、飯山市美術館で開催する予定をされています。そのため、禅文化研究所と花園大学歴史博物館が協力することになり、このたびの悉皆調査ということになった次第です。

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正受庵に祀られる正受老人像

秋深まる飯山の地でしたが、近くを流れる千曲川は先月の台風の爪痕をまだ残していて、河川敷の木々には草木がひっかかり、田んぼは泥で掩われてしまっていました。来年1月発刊の季刊誌『禅文化』にもご寄稿頂いている飯山市教育長の長瀬先生のご自宅も、床上20cmの浸水だったとのことで、被害の大きかったことが伺われました。

それでも、街はいくらか活気を取り戻している様子で、また秋が深まって山々が色とりどりに鮮やかで、美術館で暗くなるまで終日調査を行なっていた我々も、翌朝の新鮮な空気に心を癒されたのでした。

きくと、飯山は、ほとんどが淨土真宗の門徒が多く、臨済宗はこの正受庵だけであると。それでもこの地では正受老人や正受庵に対する畏敬の念が強いことがよく伺われ、門徒であろうとも正受庵は大切にしていきたいという思いが根強くあるのを、ひしひしと感じました。

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正受老人の卵塔「栽松塔」

 

3日間にわたる調査を行ない、100本ほどの墨蹟を調査しましたが、まだ少し墨蹟もあり、また正受老人の書入れされた書籍等も調査できていませんので、さらにもう一度の調査が必要だろうということで現地を後にしてきました。が、これからすぐに雪におおわれてしまう土地ですので、おそらくは雪解けのあとにということになりそうです。

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現在の庫裏と前庭(正受老人ご存命の頃には建物はなく、田んぼや畑だったという)

 

個人的には週初めには、白隠禅師開山の龍澤寺へ、週後半にはその師正受老人の正受庵へという幸せな一週間なのでした。

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龍澤僧堂での斎会

 

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昨日11月11日、静岡県三島市の龍澤僧堂へ出向いてきました。それというのも私がご接化(ご指導)いただいた心鏡室鈴木宗忠老師の33回忌の斎会にお参りするためです。前日から近くのホテルに宿泊し、朝起きると、富士山を拝み見ることができました。前日にはこんなに白くはなかったので、夜の間に冠雪したものと思われます。

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龍澤僧堂を訪ね、まずは方丈にお参りすると、方丈の正面のガラス戸4枚が一新されています。これは伊豆半島を直撃した先般の台風による突風で吹き飛んでしまい、大きく破損してしまったとのことで、今日に間に合うように新調したとのことでしたが、ほんの数日前にやっとできあがったとのこと。
それ以外にはあまり大きな被害が無かったとのことで、不幸中の幸いでした。その前で、時期は違えども同じ僧堂で修行した仲間同士がしばしの歓談。

その後、今現在ご指導いただいている松華室後藤榮山老師に相見をお願いしてご挨拶してきました。老師は、私が道場に掛搭している頃にも、摂心になると東京から鈴木宗忠老師に通参されており、宗忠老師亡きあと死活庵中川球童老師に参禅、そして、球童老師亡きあとに龍澤寺師家となられたのでした。

いま齢90にもならんとするのに、肌はすべすべ、矍鑠としておられる姿は尊敬すべきものです。私ごとながら弟子がいまこの龍澤僧堂で修行させて頂いていますが、いい老師につけて幸せだと思います。

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さて、じつはこの斎会は、龍澤寺開山の白隠慧鶴禅師の毎歳忌、そして、鈴木宗忠老師の33回忌、そして死活庵中川球童老師の13回忌との合斎会でした。
真前にはお位牌とともに三つの頂相が掲げられています。真ん中が白隠禅師自画賛の頂相、向かって右は心鏡室鈴木宗忠老師の頂相、左が死活庵中川球童老師の頂相です。心鏡室老師の頂相の賛は八幡圓福寺の西片擔雪老師が、死活庵の頂相は妙心寺塔頭霊雲院の則竹秀南老師がご揮毫いただいています。

改めて我が師、鈴木宗忠老師の賛文を見ると70歳で遷化されたことがわかります。となると、私たちがご指導を受けていたときには60代前半だったわけで、自分の年齢もそこに近づいていることを改めて感じ驚くばかりです。考えてみれば60代のパワーで私たちをご指導頂いていたんだなと、今更ながら当時を思い浮かべたのでした。

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