成道会

 

b_MG_3437.jpg

昨日、一日遅れではありますが、自坊でも成道会を執り行いました。
本堂中央には「出山釋迦像」をかけてお祀りし、正午から、檀家さん達にお参りいただいて、楞厳呪をお唱えしました。

ご存知の通り、本来ならば12月8日に行なうのが正式なのですが、なにぶん二足鞋の私ですから、前後の日曜日にお勤めするのを恒例としております。そして、この成道会にはいつも布教師さんを特請させていただいています。今年も本山にお願いしたところ、広島県三次市鳳源寺ご住職の和田牧生師に、わざわざ遠方よりお越し頂きました。

b_20181209143046__MG_3459.jpg

せっかく遠方からお越し頂くのに聴衆がちらほらでは申し訳なく思い、二日前に世話方さんに連絡して動員をかけたのですが、この日は寒波が来て雪もチラチラするほど。なかなか思ったようにお集まり頂けないのが残念でした。

成道会の法要が終わった後、役員さん達お手製の精進料理を、お参り頂いた皆さんでいただくのも恒例。お手参りの品々が集まりました。

b_20181209114002__MG_3449.jpgそれから、禅寺の料理にはかかせないのがけんちん汁。普段ご家庭では作ることが少ないですが、何年かに一度、お寺の役回りがまわってくると、こんな大きな鍋で作って頂くので慣れたものです。

b_1544399254923.jpg

布教師さんにもこの料理を召し上がって頂きました。檀家さん達もご飯やけんちん汁のおかわりもされて、好評でした。

そして午後2時からのご法話。「奇なるかな ~ありがたし~」と題して、和田牧生師による約90分のお話。

b_20181209142828__MG_3455.jpg

不幸続きの小林一茶の人生とその時にできた俳句をたくさんご紹介いただき、不幸にもまけず、自らそのまま受け入れて「有難い」と歌に詠んだ一茶の生き様は、そのままお釈迦様のお悟りに繋がっていたということでした。成道会をお釈迦様のお悟りの日だとただお祝いの気持ちでお参りするのではなく、自分自身が不思議にも頂いたこの一生を「有難い」と思えることが大切だとの、成道会に相応しいお話を頂戴しました。

今年も、いよいよあと20日。感謝の気持ちを持ってしっかり大切に生きねばなりませんね。

by admin  at 08:52  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

サンガセミナー2018 第6回「精進料理講座」終了

 

b_BKL8647.jpg

本年度のサンガセミナーの最終回「精進料理講座」を昨日、妙心寺塔頭の東林院さんで開催いたしました。

サンガセミナーを始めて以来、毎年度定番となっているこの講座ですが、今回も定員16名が埋まり、キャンセル待ちの方もあったほどです。
今回は意外にも京都在住の方が多いようです。サンガセミナーはいつも京都市内の方はほとんど受講されず、かなり遠方の方が多く受講されるのが特徴の一つなのです。

講師の西川玄房さんは、朝日新聞京都版に毎週精進料理の作り方を掲載されています。こちらからご覧にいただけます。

b_BKL8664.jpg

さて、今回の講座では下記の3品を調理していただきました。

一つ目は、昨年の講座でも作って頂きました「胡麻豆腐」。暑い季節には作るのが大変なほど、胡麻擂りを徹底しなければなりません。今回も皆さん、がんばって擂り粉木を使って練っていきます。

b_BKL8669.jpg

4人ずつ4組にわかれての調理実習。それぞれ組のメンバーとも今日が初顔合わせの方がほとんどですが、協力して料理を作ることにより、連帯感も生まれていきます。

b_BKL8679.jpg

それぞれちゃんと胡麻豆腐が仕上がっていきました。ほかに二品の調理をしていただきました。

シメジの煮浸しと、蒸し器を使っての蒸しリンゴ。どちらも美味しそうにできあがっていきます。

b_BKL8683.jpg

 

b_BKL8682.jpg調理が終わったところで、お寺の方で準備して頂いたお料理とあわせて、立派な赤膳となりました。

b_BKL8688.jpg

美しい庭の見える書院にならべて、皆さんで頂きます。その前には、我々の宗門では食前にお唱えする「食事五観文」をお唱えします。

一つには、功の多少を計り、彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。
二つには、己(おのれ)が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)って供(く)に応ず。
三つには、心を防ぎ、過貪等(とがとんとう)を離るるを宗(しゅう)とす。
四つには、正(まさ)に良薬を事とするは、形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。
五つには、道業(どうぎょう)を成(じょう)ぜんが為に、将(まさ)にこの食(じき)を受くべし。

b_BKL8693.jpg調理を楽しんで、美味しく召し上がって頂けたようです。また来年も開催できると幸いです。

調理をしていただいている間に、外は小雨が降ってきました。明日からごろからぐっと冷えだしてくるようです。気温の変化が激しすぎて身体がついてこず、風邪を引いている方も多いようです。どうかお気を付けて。

b_BKL8698.jpg

 

by admin  at 09:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

安土城址をあるいてきました

 

blog_MG_3435.jpg

去る日曜日の朝、ふと思い立って安土城址を歩いてきました。歩くと言うより登ってきましたという方がいいかもしれませんが……。

まだ紅葉も残っていた上に、拝観者がまだ誰も来ていない状況。ポイントとなるところの写真を撮りながら久々に天守阯に向かってひたすら登っていきます。

blog_MG_3284.jpg

最近、軽登山を始めたので、今までより足は軽い気がするのですが、段差のある階段は結構疲れるものです。

blog_MG_3292.jpg

途中には配下の武将達の屋敷跡とされる場所も点在しています。今は木々が生い茂っていますが、こちらは森蘭丸邸阯です。

blog_MG_3335.jpg

天守阯からみえる琵琶湖方面。内海もあって気持ちが良いですが、ここに地下1階、地上6階の天守閣があったわけですから、最上階から眺める気色はまた随分と美しかったことでしょう。

blog_MG_3419.jpg

今年に入ってからずっと補修工事をされていた摠見寺の三重塔もおわり、工事用の大屋根が取り払われて、久しぶりにその威容を観ることもできました。

この辺りまで来て、初めて一般観光客の男性に追いつかれました。聞くと、新潟から一人で来られたとのこと。昨日は彦根城に行き、今日はここにと。彦根城に比べたら階段の上りのきつさは全く違いますねと仰っていました。このあと「信長の館」に行ってみるとのことでした。

皆さんもお近くにお越しの際は、お尋ねください。ちなみに安土城址を護持している摠見寺は臨済宗妙心寺派の寺院です。

by admin  at 09:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

2019 禅語こよみ

 

blog2019カレンダー-01.jpg

もう師走、早いものですね。特に今年はまだそれほど寒くもなく、木枯らしも吹いてないところも多いので、なかなか実感がわきません。
それでも全国の僧堂の多くは恒例通り、12/1から12/8の明け方まで雲水殺しの異名をもつ臘八大攝心の真っ最中。各僧堂の雲衲さんたちも、自らと凌ぎを削っている事でしょう。どうかよき所得がありますよう祈念しています。

さて、制作していた頃はまだ夏でしたので早すぎるかと思いご案内を躊躇していたのですが、そのうちにご紹介を失念していました、来年のカレンダー「2019 禅語こよみ」
今回は東京湯島の鱗祥院さま所蔵品をデジタルアーカイブ調査の成果から制作いたしました。
表紙には、鱗祥院と言えば当然とも言うべく春日局像を使わせていただき、各月の書画もすばらしいものばかりです。

blog2019カレンダー-05.jpg

2月の画面「涅槃図」(池田幽石筆/江戸時代・貞享2年〈1685〉)

 

blog2019カレンダー-10.jpg6月の画面「十六羅漢図」(南北朝時代〈14世紀〉16幅の内の1)

まだカレンダーを用意されていない皆さん、平成最後の禅語カレンダー「2019 禅語こよみ」を是非お手元にもどうぞ。年始年末のご挨拶用などにお気軽にお使い頂けます。100部以上のご購入の場合は、寺名・社名等の刷込印刷をサービスいたします。ご注文はこちらから。

2019cale.jpg

by admin  at 08:56  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

遠諱記録本ができました

 

ダイジェスト版_表紙.jpg

一昨年に正当を迎えた臨済禅師1150年遠諱、ならびに昨年正当の白隠禅師250年遠諱は、臨済宗黄檗宗連合各派合議所(臨済宗黄檗宗全15派+禅文化研究所)をあげて遠諱大法会の諸事業を行なってきました。

そして、本年末をもって会計も決算し、この諸事業もようやく終了となりました。最後には本遠諱の記録をまとめた大遠諱記録本(各本山や僧堂などに配布)と、臨済宗黄檗宗の末寺各寺院に配布する『大遠諱記録 普及版』の発刊をさせていただきました。普及版には写真も多く配置して、様子をご覧頂けるようにいたしました。

どちらも一般には頒布することはいたしませんが、これをもって遠諱事業の報告ができる一書となりました。末寺寺院には年末までに到着するように準備しているところです。

2018-11-29-09.37.jpg

 

編集をしながら、長かったようであっという間だったような遠諱事業の数々を想い出していました。
雲衲による報恩大摂心、遠諱大法要はもちろんのこと、それよりまえに行なわれた各地での報恩坐禅会、それから京都と東京で開催された特別展「禅 -心をかたちに」、中国の臨済寺で行なった日中合同法要、あるいは学術出版やシンポジウム。当初の予定にはなかったものの若手の僧侶の声からあがった鎌倉での大坐禅会。多くの方々のご尽力によって成功裏に終わったのだと確信しています。

おそらく50年後には私は居ませんが、宗門を担ってくれる若きリーダー達がまた次の50年後に盛大に遠諱を行なって下さるよう祈念しています。

by admin  at 09:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)
2019年1月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31