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ジャポニスム2018 その2

 

日仏友好160周年を記念して、2018年7月より2019年2月まで、パリを中心に実施するジャポニスム2018。
既に先行企画が開催されていますが、禅文化研究所が企画する「禅文化週間」の日程が決まりました。

事前に会場などで配布するリーフレットも確定し、臨済禅を紹介するビデオやパネル制作の準備も順調に進んでいます。
坐禅は事前申込みの有料制ですが、そのほかの企画は無料参加です。在仏のお知り合いの方々にぜひお薦めください。

 

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地獄への招待

 

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「地獄への招待」されることなんて、まっぴらごめん、そう思う方が大半でしょう。

世知辛い世の中、人との関係もなかなか大変だし、思った通りに事は運ばない。もっとお金も儲けていい家に住んだり、上等の車も買いたいし、好きになった人と結ばれたいと思うのに、ちっともうまくいかない。たとえ結婚したところで、妻からいつも疎まれ、子供からは「汚い、臭い」などと半ば罵られるならマシ。話さえもしてくれない。つらいつらい毎日。
でも自分は、少なくとも真面目に生きてきた。ひどいウソもついてないし、盗みをしたり人も殺してない。だからこんな世の中とおさらばしたら、パッとあのお浄土とやらに生まれ変わって、幸せに愉しく暮らすんだ……。

残念ですが、そんな希望を持っても上に書いたような業によって、我らは地獄に落ちるんですよ。

 

なんとも簡素でありながら不気味な表紙の『地獄への招待』(臨川書店刊・税別2300円)の編者である、関西学院大学の西山克先生は序文に次のように書いておられます。

 日本の現代社会における他界、とくに地獄への関心は、決して宗教を媒介にしたものではない。教義とは無関係に私達はそこに明日の私を投影する。地獄が私達の現世での営み(業)によって裁かれる世界である以上、そこにあるのは、人・物の執着から逃れられず、愚かで怒りっぽい私たち自身の姿である。地獄こそが私たちの現実を如実に反映した世界なのだと言い換えてもよい。
 そうなのだ。地獄こそが現実であり人生なのだ。……(以下略)

どうですか。地獄絵に観るあの恐ろしい光景は、実は現実のこの世界だというのです。でも、考えてみれば、この世も愉しいことも多いではありませんか。地獄=現実。そう考えると、地獄も捨てたものではないようで。

さぁ、そんなお話をたっぷりと聞かせて頂ける講座が、平成30年度サンガセミナー京都講座にあります。
七夕の日に京都の東山高台寺にて「地獄絵図(熊野観心十界図)お絵解き講座」。是非ご参加下さい。

帰りには、近くにある閻魔大王像で有名な六渡寺珍皇寺にお参り頂くのもよしですね。

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モネの池

 

_MG_9095.jpg先日、岐阜県関市にある、通称「モネの池」を初めて訪ねてきました。

以前からSNSなどで観てはいたのですが、実際にどんな池かもしらず、ナビを頼りに滋賀の自坊から車で走ること約2時間。美濃インターからでも約30分ほど、板取川沿いを走って行くのです。

大きな案内板があるのですぐにわかりましたが、大きな無料駐車場も用意されていて、ほぼ満車状態でたくさんの人が行き来しています。通称は「モネの池」ですが、実は名もない池なのだそうで、村の神社の登り口にある池なのです。

blog_MG_9096.jpgどれどれと近づいていって観ると…。

blog_MG_9105.jpgごらんください。この池水の驚くべき透明度。そしてそこに沈殿した白い泥のせいでまるで水がないかのように見えるではありませんか。そして大小の鯉が泳いでいるのです。まさしくモネの描いた池のようではありませんか。

きれいにとれたので動画でもご覧いただきましょう。

しばらくぼんやりと眺めていると、黒い鯉はもちろん、錦鯉もいます。金鯉や銀鯉もみつけました。銀鯉など神々しいほどです。

blog_MG_9128.jpgたしかハート模様のある鯉もいるようなのですが、それは見つけきれずでした。ただ、あとでわかったのですが、こんなに水中がきれいに見えない日もあるようで、知人が言ったときにはこんなに美しくなかったとのこと。この日は曇天ながら風がなかったのでよかったのでしょうか。

 

ちなみに近くにある武芸川温泉「ゆとりの湯」に立ち寄って帰りましたが、ここは入浴料600円だというのにとてもきれいで、内湯や露天風呂も広く、湯質もまったりとなめらかです。そして何よりも岩盤浴まで含まれているという驚きのコストパフォーマンスでした。是非あわせてお立ち寄りを。

 

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「釈宗演と近代日本-若き禅僧、世界を駆ける-」展

 

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今年は釈宗演老師(1858─1919)の100年遠諱に正当し、来年の誠拙周樗禅師の200年遠諱とともに、鎌倉円覚寺では、諸々の遠諱事業を始められています。

来たる2018/6/4より、福沢諭吉と関係も深かったことから、東京の慶應義塾大学で、釈宗演遠諱100年記念特別展「釈宗演と近代日本-若き禅僧、世界を駆ける-」が開催されます。

釈宗演老師は、若くして今北洪川に嗣法し、慶應義塾大に入学し、セイロンにも留学しました。明治25年、34歳で円覚寺派管長に就任し、明治26年(1893)にアメリカはシカゴで開催された第1回万国宗教会議に出席されます。そこで初めて西洋世界に禅(ZEN)を鈴木大拙とともに紹介した禅僧であり、夏目漱石が参禅したことも知られています。

ちなみに、季刊誌『禅文化』秋号(250号)でも釈宗演老師の特集を組まさせて頂く予定ですし、また、10月ごろから、この慶應義塾大学の展覧会とは別に、花園大学歴史博物館と共催で釈宗演老師遠諱記念の展覧会を、花園大学歴史博物館にて開催する予定ですが、まずは、こちらの展覧会にお運びいただいては如何でしょうか。

鎌倉辺に遺る老師の資料を中心にした展観をご覧頂けることでしょう。

会期:2018/6/4(月)~8/6(月) 9:00~18:20(土曜は16:50まで)
   日曜・祝日は休館

会場:第1会場 慶應義塾図書館展示室 / 第2会場 慶應義塾大学アート・スペース

お問い合わせは、慶應義塾福沢研究センター
 〒108-8345 東京都港区三田2-15-45/FAX 03-5427-1605/fmc@info.keio.ac.jp

クリックすると大きく表示します。

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鎌倉の円覚寺派瑞泉寺を訪ねる

 

blog_2018-05-11-12.10.jpg来年春に迎える円覚寺の誠拙周樗禅師の遠諱事業の一環である、遺墨集制作のために、先週後半の4日間、鎌倉円覚寺で調査撮影をしてきました。そのうち1日だけ、近くにある円覚寺派瑞泉寺へ出向いての調査となりました。

この瑞泉寺のご住職は、現在、円覚寺派教学部長をされていますが、季刊誌『禅文化』に連載いただいている「睡猫庵歌話」の筆者、大下一真師であります。

鎌倉では有名な五山十刹の十刹に入る名刹ですが、個人的には初めて訪ねました。円覚寺や建長からすると、鶴岡八幡宮を間に挟んで右手の方に車で5分ほど。鎌倉らしい狭い道路を進んでいくとかなり奥まったところに、この瑞泉寺はありました。

建立は嘉暦2年(1327)、京都の天龍寺の開山でもある夢窓国師が開山で、鎌倉公方の菩提寺として建てられたようです。関東大震災で大きな被害を受けたようですが、今は仏殿や庫裏も整えられ、多くの花や樹木囲まれた緑豊かなとても美しいお寺です。

こちらでの調査撮影の合間、ご住職の大下師にこちらへと案内されたのは仏殿の裏にある小間。ここの障子を開くと、夢想国師が作庭されたといわれる庭園を拝することができました。

blog_2018-05-11-12.jpg(パノラマ機能がなかったので2枚の写真を合成しています。クリックすると拡大表示できます)

右手の方にわかりにくいでしょうが滝水がそそいでいます。これには少し仕掛けがあるそうで、時間を限定して流しておられるそうです。

なんとこの庭は長らく土に埋もれてしまっていたとのことで、昭和45年に発掘されこのように見事に復元されたとのこと(ただし、仏殿裏からの一般拝観はされていません。境内からはご覧いただけます)。

瑞泉寺についてはホームページに詳しく記されていますので、そちらを。

境内ではそれはそれは美しい声(mp4)で、ウグイスが鳴いていました。鎌倉をお訪ねの際には、少し足を伸ばして瑞泉寺をお訪ねになることをお勧めします。

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美には心が宿る ~春日大社~

 



20180511_001.jpg季刊『禅文化』の取材で、奈良は春日大社に参りました。「諸宗教を超えた対話」として、禅僧とさまざまな宗教者に語り合っていただく対談企画です。



20180511_002.jpg対談において、他者を思い遣る日本人の気質は、神仏への畏敬の念によって培われたのではというお話がありました。「日本人は1000年かけて、神仏に対して何をしたら良いかを考えてきたのではないでしょうか」。場を美しく調えるのも、相手(神仏であれ人であれ)が大切だからこそ。美しいものには心が宿ると。



20180511_003.jpg境内でそれを実感した場所が、御祭神・武甕槌命(たけみかづちのみこと)が天降られた御蓋山「浮雲峰」の遙拝所。当初は禁足地に無人の遙拝所を設けることを危惧する声もあったと伺いました。ですがいざ開放してみると、監視の目、外国語の看板がなくとも、境内奥にあるこの聖地にいたずらをしたり、汚したりする人は皆無なのだそうです。

心は目に見えないようで、しっかり伝わるものなのですね。留意します。



20180511_004.jpg追記
換毛期の鹿を見るのは初めてでした(背中の斑点はまだ冬毛の奥に)。

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えしん先生の個展

花園大学名誉教授で、弊所の前所長でもある西村惠信先生の個展「趣味の淡彩画展」に行って参りました。



001.JPG会場の「ギャラリーめん」さんは、温かみのある木の看板が目印。ご覧のとおり緑の山々に臨む落ち着いた立地です。ウェスティン都ホテルのお向かいですよ。



002.JPGギャラリーを覗くと、こぢんまりした空間に、モチーフもさまざまに大小約40点の作品が展示されていました。



003.JPG1点1点に先生のメッセージが添えられているのですが、これが楽しかったです! 作品が描かれたシチュエーションや、その時の何気ないエピソードが印象的な文句で綴られており、引き込まれてしまいます。



004.JPGちょっとした空き時間、「サンドウィッチ片手に」筆を執られるえしん先生の姿、旅先でスケッチに夢中になる先生に「早く宿に戻ってくださいね」と声をかけるご同行者の様子など、ありありと目にうかびました。ピアノ演奏会場のざわめきや、川の水音も聞こえてくるようです。



005.JPG日本の大自然に海外の街並み、ある日のご自坊の食卓(!)までマイペースにじっくり楽しませていただきましたが、どれか1点と决めるなら私は銀の食器のような額に収められたこの絵がお気に入り。

つやつやした実を見ながら添え書きを読んでいるうちに、自分が子供時代手をベタベタにして食べた庭のいちじくのこと。すっかり忘れていた香り、柔らかさ、皮を剥くときのあの指の感触までが、鮮明に蘇ってきたのでありました。

個展は10日まで開催中。ぜひお出かけください。

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旧暦と新暦との季節感相違

 

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五月、満山新緑の好時節になってまいりました。

さて、このブログをお読みの人は、いささかでも禅録をお読みだと思います。
そこで、とまどわれるのは、旧暦と新暦との季節感のズレだと思います。

旧暦の一・二・三月は、春です。現代人が、寒さに凍えている一月二月は、旧暦では春なのです。年賀状に「賀春」とか「迎春」とか書きますよね。

旧暦の四・五・六月は、夏です。現代人が、もっとも過ごしやすいこの季節は、旧暦では、うだるような夏なのです。「六月(五月とも)に松風を買うば、人間、恐らくは、価(あたい)無からん」の禅語の「六月」は、現在では、八月に当たるでしょう。

旧暦の七・八・九月は、秋です。これが一番こまってしまいます。中秋の名月は、旧暦では八月なのですが、どうもシックリきません。

旧暦の十・十一・十二月は、冬です。「雪裏の梅花」と歌うのは、新春一月を迎えようとしている、十二月の雪をもたげて開こうとしている梅です。

以前にも書きましたが、禅録などを読む時には、頭の中で、この季節感のズレを修正しなければなりません。

ところで、日本が旧暦を新暦に改めたのには、隠れた事情があると言われています。財政難の明治政府は名案を考えました。新暦を導入して、明治五年十二月三日を、明治六年一月一日としたのです。結果、役人に対して十二月分の給料を払わずにすみました。おまけに旧暦のままでは、明治六年は、六月が閏月でしたので、六月と閏六月との二ケ月分の給料を払わなければいけませんが、これも回避されて、一ケ月分の給料ですみました。結局、明治政府は、旧暦を新暦に変えることで、役人に対する二ケ月分の給料をチャラにしたという説です。何とも即物的な話ですが、いずれいつかはということでしょう。

こう書いて来ましたが、やっぱり、七月八月は暑いです。お盆の棚経を今から心配しています。
みなさま、お元気で。

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西村惠信(禅文化研究所前所長)の絵画個展

 

blog_2018-05-02-16.26.20.jpg禅文化研究所の前所長、西村惠信先生は、淡彩画を趣味とされており、旅先などで風景をさらっと絵を描くことを愉しみとされています。

どんなに美しい山でも、カメラで撮影しただけでは山の稜線を覚えてはいないだろうが、じっくり眺めて描くと憶えているものだ……

とおっしゃる言葉に、なるほどと頷く次第。

このたび、第4回となる、西村惠信「趣味の淡彩画展」を、本日より下記の通り開催されています。

会期:平成30年5月3日(木)~10日(木)10時~16時
ところ :ぎゃらりー「めん」
  京都市東山区蹴上東町243 TEL.075-771­-6343
  三条蹴上「ウエスティン都ホテル」の筋向かい

ご本人曰く、「下手な絵ですが、これが最後の機会になると思って、お出かけください」とのことです。

今日からゴールデンウィーク後半、京都にお出かけの際、小さなギャラリーの小さな個展にもお出かけ下さい。

ブログ禅も来週までおやすみです。皆さんも初夏をお楽しみ下さい。


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平成30年度 サンガセミナー京都講座申し込み受け付け開始

 

2018サンガセミナーバナー.jpg今年のゴールデンウィーク、皆さん、如何お過ごしでしょうか。

さて、本日より、平成30年度 サンガセミナー京都講座のご案内と受付を開始致しました。
いつもご参加頂いている方や、弊所の本をご注文頂いた方々にはDMでも届くと思います。

さて、今年のサンガセミナーでは、毎年ご好評をいただいている講座にくわえ、リピーターの方より要望のありました精進料理をお召し上がりいただくことのセット講座を開設。黄檗山萬福寺の中国様式に特徴のある伽藍を学ぶ「禅の建築講座 -黄檗山萬福寺の伽藍-」において、午前中の座学と午後の拝観の間に、萬福寺の普茶料理をお召し上がり頂こうというものです。

ほかには、去年10月に龍谷ミュージアムで展観されていた「地獄絵ワンダーランド」展の時にあった特別講演、関西学院大学の西山克先生の「地獄絵 絵解き」を拝聴して、これは面白いと思い、今年度のサンガセミナーにお願いしました「地獄絵図(熊野観心十界図)お絵解き講座」、個人的にも大変興味を持っております。こちらは京都市東山の高台寺教化ホールをお借りして開催します。

その他、全6回9講座をご用意しました。是非、ご参加頂きますようお待ち申し上げております。

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江湖法式梵唄 改編版 発売開始

 

blog_2018-04-27-08.06.jpg臨済宗の僧侶なら、『江湖法式梵唄抄』目にしたことが無い人はおそらくないであろうと思います。
昭和31年12月8日に初版の和本仕立ての『江湖法式梵唄抄』は、もともと非売品で、花園大学の法儀実習のテキストとして使われたのが最初かもしれません。その後、改訂や版を重ねて昭和57年5月18日発行の改訂5版が、現在、禅文化研究所の資料室の書架にありました。

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内容は、妙心寺派の僧侶の身につけるべき法要所作などを中心に、各法要の回向や、臨時清規、声明、書翰の書き方などについて幅広く記されているものでした。実際、今でもこの本を使っている和尚さんも少なからずおられると思います。

その後、禅文化研究所は本書を再編させて頂き、写真付きで解説したり、声明はカセットテープで音源をいれて解説する3巻本となり、宗門に公刊いたしました。平成3年のことです。その後、カセットテープを再録音してCD化したりして重版してきましたが、今般、その在庫も底をつきました。

その間、この『法式梵唄抄』を基礎にして、江湖叢書シリーズの『新修禅家書鑑』や『諸回向清規式』、また『引導法語大全』や『臨済宗勤行聖典』など、細分化しより詳細な宗門向けHowto本を公刊してきました。そこでこのたび、『江湖法式梵唄 改編版』を発刊するにあたり、江湖叢書シリーズなどに切り分けたものを本書から基本的に切り離し、通用清規、臨時清規といった基本にあたる部分のみを中心として1冊に纏め直したのが本改編版なのです。

blog_江湖法式梵唄抄改編版.jpg今回、妙心寺派法務部長の吹田良忠師に監修をお願いして、説明が不充分だったところを詳しくしたり、法要の説明を加えたり、また写真も再撮影しました。また製本も工夫して開いたまま置きやすいものにし、また用紙も丈夫で薄いものを選びました。

blog_江湖法式梵唄抄_本文-28.jpg『法式梵唄抄 別冊CD版』も別売しておりますが、本書は臨済宗僧侶の必携の書と思います。お求めをお待ちしております。

お求めはこちらから。

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倶利伽羅不動寺

 

blog_MG_8632.jpg石川県河北郡津幡町にある倶利伽羅不動寺にお参りしてきました。石川県といってもほぼ富山県小矢部市に近い場所。車で少し山を登ると、境内下にたどり着くことができます。近くの倶利伽羅駅から歩いている方もたくさんおられました。

こちらは今年開創1300年を迎えている古刹。高野山真言宗の別格本山にあたるお寺です。寿永2年(1183)の倶利伽羅源平合戦で兵火に逢ったことをはじめとし、何度も難に遭い、一時は廃仏毀釈によって廃寺になっていたようですが、昭和24年(1949)に再建されたとのこと。

blog_MG_8634.jpgご本尊はもちろん倶利伽羅不動明王。サンスクリット語kulikahに由来し、剣に龍が巻き付いたお不動様なのだそうです。
境内では不動真言や般若心経が放送で流れており、私も口誦しながらお参りさせていただきました。
堂内は撮影できないので、直接お参りいただくとして(ちなみに2018/4/15~5/28は特別ご開帳中)……。

このお寺は八重桜の名所でもありまして、登ってくる自動車道の脇にも、また境内にもたくさんの八重桜が、今が盛りで咲いておりました。4/28~5/5が「八重桜まつり」とのことですが、今年は全国的に桜の開花が早かった分、八重桜も早く咲いているように思われました。

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柴田明蘭氏の写真展 in Kyoto

 

blog_180423-1.jpg弊所のDVD「禅僧が語る」シリーズでのスチール写真や、昨年度の弊所のサンガセミナーの「お寺で写真講座」の講師としてお願いもしました写真家の柴田明蘭氏が、このたび、地元京都で初の写真展を開催されます。氏は金閣寺を始め何ケ寺かの寺社のオフィシャルカメラマンでもありますが、上の写真のように、メルヘンチックな写真も多く楽しめると思います。

題して、柴田明蘭写真展「小さな都の物語」〜The little story of Kyoto。

会期は明日、2018年4月24日(火)~5月3日(木)の11:00〜19:00。
会場は、ギヤラリー270(〒602-0862 京都市上京区河原町通り丸太町上る出水町270番地)

本写真展は、2013年より行なわれている、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」と連携した「KG+」の一つとして企画されたもので、「EXHIBITION No.24 : http://www.kyotographie.jp/kgplus/kgplus2018-1st-announcement/」に登録されています。

私自身、この柴田氏の写真講座に通って数年。なかなか上達ができない不肖の弟子の一人ではありますが、我が師の写真展ということで、これはもう何を置いても観に行かねばなりません。皆さんもどうぞお出かけ下さい。

ところで、2018年度のサンガセミナーでも秋に柴田氏の「お寺で写真講座 紅葉を綺麗に撮ろう」を開講します。開講案内や受講受付はまもなく開始します。どうぞこちらへもお運び下さい。

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和歌山へ

 

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昨日、和歌山県白浜市まで出張してきました。現在お受けしている仕事の一つで、ある墨蹟一軸の撮影と調査のためだけなのですが、こればかりは行かないとどうしようもないわけです。

全国各地で暖かかった昨日ですが、白浜の空は初夏。鯉のぼりもたなびいておりました。
向かった先は白浜にある妙心寺派の観福寺さま。境内も新緑で美しく掃除されています。

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もちろん、事前にお願いをしたうえで昨日伺うことになったのですが、じつはこの週末日曜日に新命住職の晋山式が挙行されるということで、どおりで山門前にはテントがあり、境内にもパイプ椅子が見えます。荷担をされる新命住職の修行仲間らしき若い僧侶が数人、すでにおいでになってました。

blog_20180419_135216.jpgそんな中でも迷惑と言わずご協力をいただいて恐縮でしたが、ほんの半時間ほどの滞在で、観福寺さまを後にしたのでした。

来週末には丹後の方まで、これまた一軸の撮影調査に向かうことになっています。

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研究所の花 2018/4

 

blog_BKL6326.jpg4月も半ばですが、寒かったり暑いほどだったりと、なんとも天候が不順ですね。体調を崩したりされていませんか。

今年は桜の花も早かったですが、チューリップなども早くて、各地の花見所の観光地は大慌てなんだそうです。

自坊の藤の花ももう咲いています。毎年より2週間近く早いのではないかと思ったりします。そう思って昨年の写真を探してみたら、5月7日に藤の花で有名な滋賀県の正法寺に行っていました。
境内の藤の花や、ハナミズキなど、枝ものが多い今週の花です。

blog_BKL6327.jpg玄関には藤と菜の花と椿。
無文老師には白いハナミズキとクリスマスローズ、そしてノムラモミジをお供えしました。

blog_BKL6328.jpgゴールデンウィークが近づいてきていますが、それまでにやらなくてはと思う仕事が山積です。はてさて。

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方広寺の宝物調査、最終回

 

blog_MG_1708.jpgついに最終回を迎えました、大本山方広寺での宝物調査(デジタルアーカイブス事業)。
実は最後の調査を3月上旬に予定していたのですが、方広寺派管長・大隠窟大井際断老師が2月末にご遷化されましたので、遠慮申し上げて、4月中旬まで延期していたのでした。

振り返ると、方広寺様への調査は、2015年2月、2016年7月末、2017年2月、2017年8月、そして今回(2018年4月14~15日)の都合5回、のべ13日間になりました。

いつも調査に出向くと、宿坊に泊めていただき、三度の食事をいただき、また夕飯には総長さん達もご一緒されることもあって、般若湯もご用意頂いたりして、楽しく過ごさせて頂きました。ありがたいことでした。

そういえば、同行した学生達が般若湯をいただきすぎて翌日役に立たなくなったことがありました。
最初の調査のころにはまだ工事中だった、新東名高速道路の豊田-引佐間も何回か通う内に開通し、大河ドラマの「直虎」が始まると、比較的静かだった方広寺にもたくさんの拝観者が訪ねられるようにもなりました。台風の中を調査に出向いたこともありましたね。

遠方での調査は泊まりがけになることもあり、いささか、感慨深いものがあります。

さて、調査は終わりましたが、これからこのデータの整理も始めなければなりません。手書きの調書を入力し、撮影した写真も合わせてデジタルアーカイブスとして保存していくのです。その時に使っているのが、弊所で開発販売している、宝物管理システム「禅の至宝」です。ここに入力して最終的には調査対象寺院にも納品させていただきますが、弊所のデジタルアーカイブス構築用のWEB版「禅の至宝」にも登録していくわけです。

ご自坊の宝物什物の情報管理にもお使い頂けますよ。

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お釈迦さんワールド展

 

お釈迦さんワールド01.jpg先日お知らせした圓福寺展の会場に上記のようなポップなチラシがあったので、目を引きました。

龍谷ミュージアムにて企画開催される展覧会のようです。どれどれ、見てみましょう。

リーフレットによると、「お釈迦さんワールド ブッダになったひと」という展覧会は、

  お釈迦さんの人間としての姿を求め、彼が生きた時代とその生涯の物語を紹介します。

とあります。

仏教徒であっても、仏教を開いたお釈迦さんのことをどれほど知っているでしょうか。そのルーツを改めて見直すことができそうな展覧会です。

会期は2018年4月13日(土)~6月17日(日)の朝10時~夕方17時まで。月曜日は休館です。
3回の記念講演会や、記念シンポジウム、その他もろもろのイベントも用意されているようです。

詳しくはこちらの本展のリーフレットや、龍谷ミュージアムのWEBサイトをご確認下さい。私も観に行ってみようと思います。

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圓福寺展 始まっております

 

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すでにご案内の通り、4月3日より花園大学歴史博物館にて「圓福寺 ―京都八幡達磨堂 寺宝展」を開催しております。

blog_2018-04-05-16.12.jpg先般4月5日は、花園大学内にて臨黄ネットの運営委員会全体会議がありましたので、その後、委員の皆様に展覧会にお運び頂き、熱心にご覧頂きました。

GWの5月5日までが前期展示となっており、1日おいて5月7日からが後期展示としてすべて入れ替えとなります。
どうぞ皆さんも、是非、花園大学歴史博物館までお運び下さい。入場無料です。

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仏誕生

 

blog_MG_8579.jpg 昨日は4月8日。お釈迦さまの誕生日でした。

祖師がたの「降誕会」の偈頌を読む機会もあると思います。
その中で、「雲門」や、その異称の「韶陽」が出れば、雲門文偃の以下の拈評を言います。

マーヤーの右脇から誕生したばかりの世尊は、七歩あるいて、「天上天下、唯我独尊」と言われました。この世尊の故事を評して雲門は、「我れ当時(そのかみ)、若し見しかば、一棒に打殺して、狗子(くし)に与えて喫却せしめて、貴ぶらくは、天下太平を図(はか)りしに」と言ったのです。「俺がその場にいたら、その赤子を打ち殺して犬に食わせたものを、そうすれば、天下は太平であったのだ」というような意味です。なんともブッソウな話ですが、禅宗僧侶は、憶えておきましょう。

さて一休さんは、「釈迦という/いたずら者が/世に出でて/多くの者を/迷わするかな」と歌っておられます。

これらは、本有仏性(生きとし生けるものは、生まれながらにして仏性をそなえている)という、高い悟りの境地から言われたものですので、雲門や一休を真に受けて、間違っても花御堂の誕生仏を叩いたり、甘茶を引っ繰り返したりはしないで下さいね。

一休さんの歌に、「おさな子が/しだいしだいに/知恵づきて/仏に遠く/なるぞ悲しき」とあります。
降誕会、寺に参詣し、誕生仏に甘茶をそそぎながら、知恵がついていないおさな子に返って、仏に近づいてみましょう。

降誕会、多くの寺院では、旧暦の5月に行なわれているようです。
一休さんの道歌は、伝承を超えるものではありません。

ところで、赤ちゃんの瞳って、何であんなに澄みきって綺麗なのでしょうか。

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八王子・廣園僧堂にて

 

来年の誠拙周樗禅師の遠諱に向けての墨蹟調査に、先般、東京や山梨を回ってきました。27本の軸を撮影するのに丸二日かかりました。

その始まりが八王子市にある南禅寺派の専門道場、廣園(こうおん)僧堂。丹羽慈祥老師が遷化されたので、今は縁あって、大本山向嶽寺派管長の宮本大峰老師がこちらの僧堂の兼務もされておられます。
実は私、初めてお訪ねしたのですが、こじんまりとした中にも凜とした空気。さすが専門道場です。ちょうど当日は坐禅会があったとのことで、宮本老師もおいでになり、久しぶりの相見がかないました。

三幅対の調査を終えて機材を車にしまい込むと、ちょうど境内の桜の大木が盛りなことに気がつきました。今年はホントに桜の開花が早かったですね。
シニアカメラマンの方が数人訪ねてこられています。というわけで私も負けじと自分のカメラを持ちだして撮影会。

関東ではもうすっかり桜も終わってしまったでしょうが、廣園僧堂を訪問した思い出として掲載しておきます。

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第七回 沼津白隠塾フォーラムと掛搭

 

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平成30年3月31日、車で沼津へ。本ブログでお知らせしたとおり、「第七回 沼津白隠塾フォーラム」が開催されるために、物販に出向いてきました。

春爛漫でかすんで拝むことは難しいだろうなぁと思っていたのですが、このように雄大な富士山が出迎えてくれました。

blog_MG_8392.jpg今回は「白隠禅師物語」と題され、第一部は塾長の芳澤勝弘氏による講演「白隠と仙厓」。特徴のある禅画で知られる二人の禅僧。その根底には実は古月派の影響があったという内容のお話。

blog_MG_8395.jpgまた第二部は白隠禅師の開かれた三島市龍澤寺の師家・後藤榮山老師による講演「白隠禅師物語」。白隠禅師のご生涯をお話しいただき、今の宗門に残された影響について説かれました。

今までもたびたび物販に伺っているため、おなじみの顔も見えるようになってきた聴衆の方々、熱心に聞き入っておられました。また書籍もたくさんお買い上げいただきました。

blog_MG_8389.jpgじつは私事ですが、このとき、翌日に龍澤寺に掛搭する弟子(息子)を同行させておりました。これから参じることになる老師のお話を聴かせておきたかったのですが、講演後、とてもいいお話だったと、初めて尊顔を拝した弟子は喜んでいました。

その夜は、私が龍澤寺に掛搭する前夜にもお世話になった近くのお寺に投宿させていただきました。ご住職も副住さんも同じく龍澤の会下であることもあり、道場の話をいろいろと伺うことができ、本人も少しリアルに感じることができたようです。

翌朝6時半に龍澤寺山門前に送り届けました。この朝もおおらかな富士山の勇姿を見ることができました。

そして、昔から変わらぬ伝統的な行脚姿に身を包んで参道を登っていく弟子を、感慨深く見送ったのでした。
龍澤寺にいると、これからも富士山の雄大な姿をたびたび見ることになると思いますが、きっとそれも自分の安心に繋がることでしょう。

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松花堂庭園 第30回 松花堂つばき展(3/30~4/1)

 


弊所に送られてきたチラシを目にした日から心待ちにしていた、つばき展に行ってきました。
チラシによると、江戸時代のはじめ、既に100種を超える園芸品種が生まれ、現在では2000種を超える椿が流通し、園芸品種としては6000種以上が育種されているそうです。


庭園には椿をモチーフとした作品の数々や、普段あまり見かけない珍しい椿が咲き誇っていました。

 

0402_001.jpg入り口を入ると真正面に、こんなに可愛らしい作品が。

 

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春の日ざしを浴び、花と葉のコントラストが一層際だっていました。

 

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0402_005sakura.jpg別館前の枝垂れ桜です。見事ですね。

 

つばき展は終了しましたが、庭園にはまだ蕾のものがありましたので、まだまだお楽しみいただけるかと思います。

松花堂庭園・美術館の詳細はこちらより。

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所蔵墨蹟の修復

 

blog__BKL5910.jpgこちらは禅文化研究所の資料室にある閉架図書室です。弊所にはこのように、開所以来、少しずつ数を増やしてきた所蔵書画軸があります。弊所の創立五十周年記念に発刊した『禅の至宝 禅文化研究所所蔵品図録』には、それらをすべて網羅しました。
しかしながら、中には、折れがあったり虫損があったりする軸の状態の悪いものがあり、近年、事業の一環としてこれらの修復も順次行なってきています。

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たとえば、上のこの墨蹟、白隠禅師の高弟である霊源慧桃禅師の書「應無所住而生其心」(出典:『金剛経』)ですが、ご覧の通り本紙に折れがあったり軸にシミがあったりします。函も防虫性の高い桐製ではないですし、軸の外側もかなり痛んでいます。

blogDSC04426.jpgそこで、このたびの修復の対象として、表具をしなおし、太巻きにして函も換えるということになりました。同じように修復を行なうものが今回は8本。先般、それらが修復されてきました。

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blog_BKL5905.jpg折れもきれいに修復され、表具や函も一新。またこれで、長い時間、保存していくことが可能になりました。
禅文化研究所で行なっているデジタルアーカイブズ事業で調査させていただくときも、こういった、重要でありながら痛みのひどいものは調書に記し、最終的に所蔵者にもお知らせするようにしています。そうすることによって、徐々にでも所蔵品の修繕をすることができるようになり、ご好評をいただいています。

 

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サルが去る


20180328_MG_8241.jpg一昨日のブログにも書きましたとおり、先週末、京都の北嶺・比叡山延暦寺に行ってきました。標高850メートル近くもある山の上なので、午後になるほどだんだん冷えてきたのですが、あたりには杉の大木から黄色い花粉が舞う様子が。花粉症のスタッフには地獄のようでした。

それから、今回の訪問で驚いたエピソードがもうひとつあります。比叡山といえばサルが有名だという認識でいたのに、最近はあまり出没しないというではないですか。なんでも、シカとの勢力争いに負けてほとんど山を降りてしまったと。そういえば、あちこちにシカ除けのフェンスが張り巡らされています。

一見昔と変わらぬ自然を保ちつづけているように見える霊山においても、じわじわと変化が起きているのだなと思わされた一日でした。改めて、皆さまの周りではいかがでしょうか。

 

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春まだ浅き延暦寺

 

blog_hiei.jpg桜の開花がニュースになった週末、京都の北嶺・比叡山延暦寺に季刊『禅文化』の取材に行ってきました。写真は、東塔の「阿弥陀堂」。また東塔の大講堂の中には、比叡山出身の祖師方のお像が祀られており、圧倒されます。

blog_MG_8192.jpgこちら横川の「四季講堂」は、日本天台中興の祖・慈恵大師良源(元三大師)を祀るお堂で通称「元三大師堂」。おみくじ発祥の地として知られます。(ちなみにこちらのおみくじは、修行を重ねた僧侶しか引いてはいけないという厳粛なもの。参拝者は、お願いして代わりに引いてもらいます)

blog_MG_8256.jpg西塔エリアにある、開祖・伝教大師最澄の廟です。法要の際は、向かいの拝殿まで大師の魂にお出ましいただくのだとか。ここは山内でも特に冷え込むエリアで、あまりの寒さに時計が逆回りしてしまうこともあるそうですよ。ここの守りをされる方は、毎日夜明け前から素足で場を整えられると伺いました。

blog_MG_8281.jpg同じく西塔。回廊が繋ぐ「常行堂」「法華堂」は、通称「にない堂」として有名。力持ちの弁慶が中央の回廊を担って両方のお堂を持ち上げたという伝承があります(実際のところは滋賀と京都の境にあたるために回廊が架けられている……などの説が有力とのこと)。個人的には、それぞれ異なる堂籠り修行の場が、行き来もないというのにわざわざ繋がれている点に興味を持ちました。

blog_MG_8201.jpg標高850メートル近くもある山上一帯に漂っていたのは、まだまだピリッと冷たい冬の空気。私は初めて知ったのですが、「比叡」はもともと「日枝」と書いたそうです。生い茂る木々で、太陽の光も遮られてしまうくらいの環境を表すのだと伺いました。どの宗派も、修行の地に漂う凜とした空気にはただ息を呑むばかり。私も自分の持ち場でしっかり励もうと改めて思った次第です。

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研究所の花 2018/3

今年は桜の開花が早いと聞いたばかりなのに、一昨日の彼岸の中日には、東京や山梨でも積雪があったようで、驚かされますね。

近畿は寒くて風が吹きましたが、それほどのことでもなく、さて、今日からは春のセンバツ甲子園。全国から高校球児が甲子園に集まってきます。今年はなんといっても私の地元の滋賀県が3校も出場するという快挙。その中には私の母校も含まれていて、夏春連続出場となります。同窓生達で大いに盛り上がっているところです。

blog_2018-03-22-06.57.pngさて、昨日は久しぶりに研究所に花を生けました。というのも冬の間はほとんど花がなくて、仕方がなかったのです。最近になって冬枯れの庭や畑から、ムクムクと花たちがお目見えしてきましたので、お花係復活です。

blog_2018-03-22-08.47.jpgいつものとおり、玄関の掛け花入れから。こちらは白い水仙。水仙にはホントにいろんな種類があるようですが、これはオーソドックスなものです。そして、玄関正面には、ヒメリュウキンカとクリスマスローズで。

blog_2018-03-22-08.48.jpgヒメリュウキンカは、夜になると花びらを閉じますが、昼間は、ピカピカの黄色の花をほころばせます。

そして応接室の床の間。実際には、床の間というのも違いますけど、床の間のように扱っています。こちらにはユキヤナギと八重の水仙、そしてまたまたヒメリュウキンカ。

blog_2018-03-22-08.49.jpgお内仏のようにある、初代所長・山田無文老師の真前にも。こちらは黄色い水仙をお供えしました。

blog_2018-03-22-08.50.jpgさて、日曜日あたりから本格的に春らしくなるようですよ。季節の変わり目、体調に気をつけてまいりましょう。

 

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春のお彼岸

 

blog2018-03-17-10.41.42.jpg今年も春のお彼岸がやって参りました。境内にあるサクランボのなる桜の木はもう満開。今年もたくさんの実がなることでしょう。

自坊では春のお彼岸に永代祠堂施餓鬼をお勤めします。ちょうど本山からの定期巡教の時期ですので、毎年、法要後に布教師さまの御法話を拝聴するのも常となっています。

前日から準備に大わらわでしたが、花粉症の私にはこの時期の境内掃除は大変つらいものとなってしまっています。が、そうも言っておられず、初めて来られる布教師さま、そしてもう二度と来られないかもしれないわけですから、丁重にお迎えすべく準備を調えさせていただきました。

blog2018-03-18-10.30.jpg床の間には遂翁元盧禅師筆の達磨図をかけてお迎えです。

blog_2018-03-18-10.32.jpg永代祠堂施餓鬼ですので、回向の際には今までに祠堂料を納められた多くの戒名をすべて読み上げます。その数は800霊を越えていますので、それだけでもかなりの時間がかかってしまいますが、各家のご先祖様への報恩感謝として年に一度のことなので、がんばって読み上げることにしております。

さて、皆さんは、もうお彼岸のお墓参りを済まされましたか?

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圓福寺展に集荷

 

blog_MG_8146.jpg一昨日のブログ禅で書きましたとおり、まもなく「圓福寺展」が開催されます。そのために、昨日、圓福僧堂まで、花園大学歴史博物館のスタッフとともに、作品の集荷に行って参りました。

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老師から指示を出され、雲水さん達がすべての作品を出してきていただきました。

今回借用するのは81点となります。借用作品を一点一点確かめてから梱包作業に入りますので、朝9時半から始めても夕方までかかります。

一点ずつ出しては、調書に、折れや虫食いがないかや付属品などを記していき、終われば巻き上げて、日通の美術輸送の専門スタッフが丁寧に梱包していきます。そうしてそれを大きな段ボールに再梱包して運び出すということになります。

blog_MG_8132.jpg調査の度にいつも楽しみにしていた、雲水さんが作って下さる昼食。今回は、僧堂らしく釜揚げうどんでした。しかし、十何回も寄せていただきましたが、一度として同じものは出されませんでした。昼食はいつもスタッフ一同、大感激でしたが、これで最後です。

調査を学芸員たちにお任せして、私は展覧会の際にパネルで展示する僧堂の伽藍などを撮影に廻りました。

まずはいつも調査で使わせていただいていた、有栖川宮の御殿の外観から。

blog_MG_8113.jpgそして、こちらはその内部の見事な格天井です。

blog_MG_8130.jpgそして、歴代塔にもお参りしてきました。こちらは開創の斯経慧梁禅師の塔所です。

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写真を撮り廻っていると、日供合米から戻ってこられた雲水さんが、順次、方丈前で大きな声で開甘露門を唱えながら帰ってこられました。大声を張り上げて読経する様子が、まるで『雲水日記』の中の絵のようで面白かった(失礼)ので、こっそりパチリ。

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夕方5時半、すべての借用作品を積み込んで、圓福寺を後にしました。

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もうすぐ「圓福寺展」を開催します

 

blog_empukuji_B2.jpg当研究所が花園大学歴史博物館と共同で行なっておりますデジタルアーカイブス事業として、2016年11月26日~2017年12月20日までの足掛け15日間にわたり、圓福寺寺宝の調査を行なって参りました。

このたびその成果発表として、2018年4月3日より、花園大学歴史博物館に於いて、「2018春 圓福寺 ―京都八幡達磨堂 寺宝展」を開催できる運びとなりました。詳しくはこちらをご覧下さい。

圓福寺歴代住持遺墨など寺史関係資料のほか、宗般玄芳老師が帰依をうけた有栖川宮家ゆかりの品々なども展観し、圓福寺の歴史、宗風を概観します。また圓福寺の歴史のなかで育まれた中世から近代にいたる美術作品の優品をご紹介します。

どうぞ、皆様のご来場をお待ちしております。

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春の祈祷会

 

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二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」もすぎ、一気に春めいてきました。自坊の梅林の梅もどんどんと花を啓いていきます。

藪椿も陽に照らされてぽっこりと春の訪れを告げています。

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冬の間、なんにもなくなっていたような畑にもこうやって花が咲いてくれました。ただ花粉症の私には、5月頃まで気候とは裏腹に憂鬱な日々がやってきているのも事実です。この時期にはアレルギーのせいで咳喘息の症状も出てしまうのです。
皆さんは如何でしょうか。

3月には、もうすぐお彼岸もありますが、自坊のあるあたりはお彼岸法要の前から並行して、大般若祈祷会をお勤めするのが慣例となっています。大般若祈祷はお正月に、あるいは善月祈祷会といって正月、5月、9月の各16日に行なうのが法式上での通例ですが、もともと雪の多かった自坊の地域では、車の無い時代、お正月に雪のあるなかを徒歩で近隣のお寺に出頭するのは大変だったからでしょうし、お参りに見える檀家さん達のためでもあるでしょう。雪の降らなくなった3月、お互いに行き来しやすいこの時期に祈祷会をするのが慣例となったのではないかと思います。

S__14172167.jpgそういったわけで、3月は近隣のお寺に行ったり来て貰ったりと、しょっちゅう顔を合わせる機会が増えます。最近は若手の和尚も増えてきて、だんだんと顔ぶれが変わっていくのも面白いです。

先般は、自坊の大般若祈祷会をお勤めしました。この春から掛搭する若いお弟子さんたちも出頭してくださったので、12函ある大般若経だけでは足りず、少し帙を分配して14人の方で転読していただき、とても賑やかでした。今年の天下安全、五穀豊穣を祈ったのでした。

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田中義峰老師のご遷化

 

blog_萬仞軒1.jpg臨済宗の老師方の訃報が続きますが、岐阜県多治見市にある南禅寺派虎渓山僧堂(永保寺)の萬仞軒田中義峰老師が3月1日に遷化され、先日密葬に参列してきました。

田中老師は、昭和16年生まれ。南禅僧堂に掛搭後、臨済僧堂に転錫、その後虎渓山僧堂の中村文峰老師に通参され、その法を嗣いでおられます。
5年前に行なわれた、日中臨黄友好交流協会主催の日中禅僧交流では、中国の修行僧を僧堂で受け入れていただきました。

blog_萬仞軒2.jpg密葬は、虎渓山僧堂をはじめ南禅僧堂・臨済僧堂の会下、本山関係者ら200名の僧侶が出頭し、中村文峰南禅寺派管長導師のもと執り行なわれました。
春の雨が降り続く中、多くの方々に見送られての出棺でした。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
なお、津送は4月18日に執り行われます。

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三島龍澤寺へ

 

blog_MG_8015.jpg三寒四温のこの頃ですね。2月末のことですから、もう少し日にちが経ってしまいましたが、個人的な用があり、三島の龍澤僧堂へ参上し、松華室後藤榮山老師に相見して参りました。

先週末あたりから近畿も暖かくなり一気に梅も開花しましたが、すでに2月末でも三島は既に梅が咲き誇り、ぽかぽかと暖かく、さすがに静岡県でした。龍澤寺にはたくさんの梅の木があります。

blog_MG_8040.jpg制間ということもあり雲水の姿も見えない境内を、ご夫婦連れだって散策される方が数組おられました。ふとみると、その境内にある銀杏の木の下で、本堂に向かって坐禅をしているご婦人の姿がありました。

blog_MG_8043.jpg土曜日の昼下がり、静寂を求めてここに座りに来ておられるのですね。歩を進める足音さえ、そっと耳に触らぬようにと気を遣って通り過ぎたのでした。

じつは私の徒弟がこの春から、私がお世話になったこの龍澤僧堂に掛搭したいということで、前もってご挨拶にお邪魔したのでした。老師ももう米寿を迎えられていますが頗るお元気なご様子で安心しました。毎日、杖をついて境内や裏山を散歩しているとのこと。そして龍澤は作務も多いが、それで腰をしっかり鍛えられるから、しっかりと坐れるようにするのだとおっしゃっていました。

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妙心寺派のホームページがリニューアル

 

blog_20180305.jpg臨済宗妙心寺派の大本山妙心寺のホームページがリニューアルされました。

妙心寺派ホームページ委員会という組織があり、禅文化研究所として私も委員会のオブザーバーという形で今回のリニューアルに向けて関わってきました。制作を手がけたのは、臨黄ネットや禅文化研究所のWEBもお願いしている、Future Spirits社です。

以前のホームページは、一般参詣者に向けた内容も、妙心寺派の寺院に向けた内容も、檀信徒である花園会の方に向けた内容も一緒のページ内にあったのですが、今回のリニューアル前に、妙心寺派寺院や花園会に向けたものは、別ページとして妙心寺派宗務本所のホームページにまとめられ、大本山妙心寺のホームページ自体は、「禅の教え」「参拝・拝観」「体験」という3つのハシラを中心にコンテンツを整理し、すっきりと纏められ見やすくなりました。

また先にリニューアルされた英語サイトにあったフォトギャラリーも新たに設置され、妙心寺をビジュアルで紹介もされています。実はこのフォトギャラリーの写真を撮ったのは、ホームページ委員会の面々。私も撮影者の一人として関わったのでした。

今回のリニューアルでスマホやタブレットにも対応したレスポンシブ化も果たしてあります。
そういえば、ただ今、禅文化研究所のホームページのレスポンシブ化を行なっております。もうしばらくで完成します。

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宗門最長老師家 大井際断老師ご遷化

 

blog_IMG_5591.jpgわが臨済宗最長老の僧堂師家、大本山方広寺派管長の大井際断老師が、去る平成30年2月27日午前2時57分に、肺炎のため103歳にてご遷化されました。本日3月2日の11時から、大本山方広寺にて密葬が行なわれます。津送は5月25日(金)10時からとのこと。

大井際断老師は、大正4年、兵庫県西宮市のお生まれ。昭和15年、東福僧堂に掛搭し戦役を経られた後、東福寺の家永一道老師に参じて嗣法。花園大学教授を経て、昭和35年、大分・万寿僧堂師家、昭和50年、妙心寺塔頭東海庵住職を経て、平成2年、方広寺派管長ならびに僧堂師家に就任されました。
ドイツを中心にヨーロッパ各地での布教を行なわれ、また、「薪流会」総裁として社会活動にも積極的に関わっておられました。

禅文化研究所の第四回「禅文化賞」の功労賞を受賞されたのが4年前の2014年秋でした。その時、ちょうど100歳を迎えられ、その後も、現役師家としてつい2年ほど前まで雲衲をご指導をされていたのでした。

弊所では、季刊誌『禅文化』248号(2018/4/25発行)にて、数名の方に追悼文をお寄せいただくように準備を始めました。

老師の大きく高らかな声が今も耳に響いております。ご冥福をお祈り申し上げます。

 

978488182248-thumb-270xauto-280_270x379.jpg老師ご生前の形骸に触れることができるDVDビデオ『禅僧が語る 天地一指』は禅文化研究所から。

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第7回駿河白隠塾フォーラムのお知らせ

 

白隠禅師物語-1.jpg平成30年3月31日(土)に、静岡県沼津市にて、駿河白隠塾主催の第7回白隠塾フォーラム「白隠禅師物語」が開催されます。

第1部は「白隠と仙厓」と題して、白隠塾塾長の芳澤勝弘氏による講演、続いて第2部は「白隠禅師物語」と題して、三島市龍澤僧堂師家の後藤榮山老師による講演があります。

定員300名で、駿河白隠塾会員は無料、一般参加は2000円です。また、参加には駿河白隠塾事務局(TEL 055-925-0512/メール)までお申し込みが必要です。

私も例によって物販に行くかも知れません。とくにお近くの皆さん、どうぞご来場下さい。

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DVD「禅僧が語る」犬山市瑞泉寺にて撮影

 

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先日、愛知県犬山市にある瑞泉寺専門道場にお邪魔しました。この僧堂の師家である、玄々庵小倉宗俊老師は、今年の5月から妙心寺派管長として晋山されます。そこでこの機会に、弊所のDVD「禅僧が語る」シリーズにご登場頂くこととなり、撮影に伺ったのでした。
※小倉老師と交代される現妙心寺派管長嶺興嶽老師のDVDはこちら

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瑞泉寺は犬山市の中心部にあり、付近には犬山城、モンキーパークや成田山名古屋別院もあり、瑞泉寺のある山の麓、目の前には名鉄も走っております。境内からは犬山城が一望できます。あいにく、屋根の工事を行なっているようで、今ひとつの風景ではありますが……。

 

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書院をお借りして、老師との対談を撮影しました。内容についてはDVDのできあがりをお待ち頂ければと思います。老師は京都の東福寺の近くの生花店でお生まれになり、縁あって瑞泉寺の塔頭の龍泉院にて得度。その後、三島の龍澤寺で3年間の修行の後、瑞泉僧堂に転錫され今に至られています。そのつれづれの思い出話などもお話頂きました。
私もお世話になった龍澤僧堂の老師方のお話も拝聴でき、個人的にも楽しい収録でした。

インタビュワーは、以前のDVDでもお願いしていた春川修子さん。ひさしぶりの禅僧にインタビューすることになって、少々緊張気味だとのことでしたが、さすがにそつなく対応していただきました。

blog_MG_7846.jpg私毎ですが、この僧堂に掛搭している雲水の一人に、私の知人のご子息がおられまして、今回、お邪魔したときに、お茶を出してくれました。あちらは憶えているかわかりませんでしたが、彼がまだ小さいとき、そのお寺に泊まりがけで伺うと、彼は弟と二人して、「和尚さん、一緒にお風呂に入ろうよ」といつも必ずお風呂に誘ってくるので一緒に入ったものでした。とても懐かしい思い出です。

本DVDの発売時には、改めてお知らせします。

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鈴木法音老師 大祥忌

 

blog_2018-02-16-09.26.06.jpg去る2月16日(金)、滋賀県の安土城跡にある摠見寺にて、佛通寺前管長であり摠見寺先住職の鈴木法音老師の大祥忌(三回忌)が営まれましたので、私も部内寺院であり、導師侍衣としての役も仰せつかりましたので参列して参りました。

blog_2018-02-16-09.35.jpg寒い冬の一日ではありましたが、太陽がぽかぽかと照りつけ、建物の中にいるより外にいる方が暖かいような日。法音老師も人に厳しい人ではありましたが、筋の通った方で時にはぽかぽかと今日のような暖かい日差しを感じるような方でもありました。

blog2018-02-16-10.36.jpg縁の深い和尚様や部内の寺院、そして縁のある在家の方々が集い、楞厳呪をお勤めし真前にお焼香を致しました。

あっという間の三回忌です。光陰惜しむべし、時人を待たず。老師の御尊容を拝して、心して生きねばと改めて思い返した一日でした。

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蘇山展借用作品の返却

 

blog_2018-02-15-13.28.jpg昨年12月11日から2月3日まで、花園大学歴史博物館で開催していた企画展「蘇山玄喬 ―禅画と墨蹟
徳源寺・円福寺・見性寺所蔵品」
も終了し、多くの方にご来場頂きありがとうございました。

先般、この展覧会のためにお借りしていた作品を返却するために、名古屋の徳源寺にお邪魔しました。

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借用の際にチェックした調書にもとづき、それ以外に破損などがないかをチェックし、元通りの形でお返しすることが目的です。

お邪魔したのは花園大学歴史博物館館長の福島恒徳先生と研究員2名、そして私。日本通運の美術輸送の方2名です。

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調査から、借用、そして展覧会での展示、返却。その間に図録の作成もあり、何度も目にした作品群。これでしばらくお目に掛ることもなくなりますが、深く記憶に残るものばかりです。さて、息をつくまもなく、4月からは「円福寺展」(仮称)を開催します。お楽しみに。

 

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第13回臨黄教化研究会

 

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2月13日・14日、臨済宗黄檗宗の僧侶を対象にした第13回臨黄教化研究会が花園大学教堂で行なわれました。主催は臨黄合議所です。
今回のテーマは「以語伝心」(造語です)、相手の心に伝わる法話作りを学ぶことが目的です。

1日目は2人の講師のお話を拝聴しました。
村上信夫氏(元NHKエグゼクティブアナウンサー)には、「伝える」と「伝わる」の違いについて、言葉のプロらしく、わかりやすくお話しいただきました。「間」の取り方の重要性、そして聴くことの大切さも再認識させられる内容でした。
中西東峰師(妙心寺派小山寺住職)には、法話の作り方について、長年の布教活動で培われた経験に基づきお話しいただきました。

 

blog_BKL3665.jpg講演1「伝えると伝わる」と題した元NHKアナウンサー・村上信夫氏

 

講演後、参加者は6つの班に分かれて、それぞれの班で一人1話の法話を披露してゆきました。法話後、主監による講評と他の班員による互評を受けるという内容でしたが、採点法式ではなかったため、アドバイス的な指摘が多いように見受けられました。

2日目の午後からは、各班から推薦された代表6名が全員の前で法話を行ないました。各人が自分の持ち味を出し、伝わる法話をしていただいたと思います。
2日間ではありましたが、この経験が各寺院での布教活動に少しでもプラスになることを願っています。

 

blog_BKL3688.jpg参加者の発表法話

 

 

blog_BKL3701.jpg最後に講評をされた妙心寺派高等布教師・中西東峰師。

 



村上信夫さんがブログで講演のことを触れられています。

 

※二日目の参加者代表による法話発表は、後日、YouTubeにて公開予定です。

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この時代、咲いてみようじゃないの

「この時代、咲いてみようじゃないの」
これは、NHKの大河ドラマ「八重の桜」が使っていたキャッチコピーです。

ところで、最近、私の寺に、高校2年生たちがやって来ます。生まれた時から知っている可愛い子供たちです。
「国語が難しい」と言うのですが、パソコンの操作は上手で、私の好きな、綾瀬はるかさんの画像はすぐに見つけてくれて、その際に見つけたのが、「この時代、咲いてみようじゃないの」でした。
この高校2年生たちには、この言葉の意味が分かりません。

そこでまず、「『この時代』の意味は分かるのか」と尋ねました。その子たちは、私のパソコンを使って、明治維新ということを知りました。「じゃ、明治維新という時代は、どんな時代だったのだ」と尋ねました。また、私のパソコンを使って、どうやら分かったみたいです。

ここから「国語」です。
「『咲いてみようじゃないの』の『咲』は、『笑』と同じ意味だから、『咲いてみようじゃないの』は、『こんな苦しい時代でも、笑って生きてやるそ』とも読めるんだぞ」。
「花が咲いたらどうなる」。
「散る」。
「そうだ。『咲いてみようじゃないの』は、『綺麗に散ってみせようじゃないの』という心も含んでいるんだ」。
と、わけのわからない授業?が進みます。

「そんなこと、先生は言わないよ」。

当たり前です。馬鹿な坊主が、可愛らしい子供たちに、たわごとを言っているだけですから。

この子供たちは、これから受験です。
「じゃ、焼肉でも食べに行くか」。「行こう、行こう」。
まあ、私の寺に来るのは、これが目的なのでしょう。

でも、この子供たちは、来年の春まで、私の寺に来ません。
「受験だからな、おっちゃん」。

がんばれ、がんばれ。
また、一緒に焼肉を食べに行ける日を、私は待つだけです。

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寒い朝

 

blog_MG_7696.jpgこの間の寒波は、福井市付近に30年以上ぶりの大雪を降らせ、私の知っているお寺では2mを超える積雪があったとか。テレビのニュースでもものすごい状態が放送されていましたが、現実はもっとすごいと言っていました。屋根に積もった雪が心配ですね。しかしそれを下ろすのに事故になったりしないことを、お手伝いには行けないながらも、心から祈っています。

滋賀県にある自坊付近も積もるときには50cmほど積もったりしますが、この度の寒波は、ただ寒いだけでした。朝起きると、庫裏の中でもかなり寒く、外は氷点下5度くらいではなかったでしょうか。

今朝も日の出前に、期待はしてない物の、何か研究所に持って行けるような花がないかと見て回りましたが、水仙も前回の雪で寝かされてしまい、ほかには冬枯れの景色のみ。というわけで、鋏をカメラに持ち替えて、凍える手を摩りつつシャッターを切ってきました。

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blog_MG_7694.jpg最近、このような霜の植物にもっと近寄って、マクロ撮影すると、いろいろな結晶の形が見えてインスタ映えすると流行っているそうですね。スマートフォンにつけるマクロレンズが100均で売っているのだそうです。

ところで、研究所の花はしばらく生けられそうにありませんね。

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西郷どんの逸話 その3

さて、今日も西郷隆盛の逸話から。

◇炭火も使いよう
西郷が、ある人の壮行会に出席した。冬の寒い時で、座敷の火鉢には炭火が盛んにおこしてある。酒宴もたけなわになったころ、西郷は戯れに芸者に向かって言った。
「おまえさんにいいものをあげ申そう」
芸者は喜んで両手を出したところ、西郷は傍の火鉢から火をはさんで出した。芸者は仕方がないので着物の両袖でこの炭火を受け取った。一座はドッと興をわかした。
しかし、この芸者にしてみたら心中穏やかではない。仕返しをしてやろうとて、同じことを西郷にしたのである。ところが西郷は、
「はい、ありがとう」
と言って、おもむろにを取り出すと、一服、煙草を吹いつけたのである。

 

◇刺客に「ご苦労さんでごわす」
佐久間貞一、人見寧、梅沢孫太郎の三士が西郷を暗殺せんと企てていた。一計をはかって、勝海舟に紹介状を頼みに来た。そこで海舟は、
「佐久間、人見、梅沢の三士は幕臣なり。今般、足下を刺し殺さんとして遠く錦地に行く。幸いに接見の栄を三士に与えられよ」
という意味の紹介状を書いて与えた。三人は紹介状を持って西郷の家を訪ねた。時あたかも炎暑の候であったが、玄関にもろ肌を脱いだひとりの肥大漢がごろりと横になっていたので、すぐに紹介状を渡して、
「なにとぞ、先生にお取り次ぎを願いたい」
と言えば、裸の男は、
「はあ、吉之助は俺どんじゃ」
と言って、三人を奥の間に通したが、紹介状を一読して、
「お前たちは俺どんを刺しに来られたこつじゃが、遠路どうもご苦労さんでごわす」
と言ったので、三人は色を失って早々に逃げ帰り、海舟に告げて言った。
「どうも西郷という人は大人物で歯が立ちませんでした」

※いずれも『禅門逸話選 中』(禅文化研究所刊)より

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漏水にご注意

 

blog-2018-02-03-08.47.21.jpg寒波のために断水。
最近よく目にするニュースですが、空き家の水道管が破裂漏水して水圧が下がり、各家庭に水道水を供給出来ないのだそうです。

これは、僕も経験があります。
僕がある寺を兼務していた時代のことです。
兼務ですので、法要の時ぐらいにしか寺に行きません。行っても境内の周囲を注意して見回ることなどはしません。ところが、ある日、庫裡に行くと、何やらスゴイ音が聞こえます。外の水道管が破裂して、水が洪水のごとく吹き出していました。さっそく、ホームセンターへ行って道具や機材を買って来て修理しました。これでやれやれと思って、数日後に再び行くと、また同じ音がしました。これは大変と、ついに水道修理の業者さんを呼びました。
業者さんが言うには、漏水の被害は、神社も多いそうです。共通するのは、毎日、そこに行かないということです。
結局、僕は市の水道局に30万円を支払いました。その業者さんが、減額処理の手続きをしてくれなかったみたいです。

心当たりのある人は、さっそく元栓を止めに行って下さい。来月、高額な水道料金が請求されるかも知れませんよ。それと、素人工事は禁物です。僕のように被害を拡大させます。

禅や仏教には、何の関係もないブログ記事ですが、「雪裏の梅花、春、遠からじ」、みなさん、がんばりましょう。

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西郷どんの逸話 その2

さて、大河ドラマの「西郷どん」にちなんで西郷隆盛(号は南洲・1827~1877)の逸話を前回より続けます。

◇無三和尚に参禅する
青年西郷隆盛は、友人吉井友実とともに、福昌寺の無三和尚について禅を学んでいた。無三は二人が大器であるのを見抜いて、痛棒熱喝、つねに悪辣の手段で接していた。ある時、西郷は吉井と相談して言った。
「老師の室内に入ると、いつもやにわに痛棒を食らって、逃げようにも逃げ場もごわさん。そこで、今日は庭先で参禅し、老師が如意棒を手にとられたら一目散に逃げ出そうじゃごわせんか」
そう示し合わせて、二人は行って庭先に立って参禅をお願いしたところ、無三は立ちどころにその魂胆を見抜き、
「この生意気者めが!」
と大喝一声、雷のような大音声を発した。二人は平身低頭、わびを入れたのであった。
後に西郷は吉井と会って懐旧談をするたびに、必ずこの話をしたという。
*吉井友実=1828~1891。薩摩藩出身の志士・政治家。
『心にとどく禅のはなし』(禅文化研究所刊)より

 

◇西郷の坐禅石
西郷は十七歳から二十八歳までの前後十年間、毎日、無三和尚に参じ、一日も怠ることがなかったという。大山巌は回顧談の中で、
「鹿児島における予の家は西郷の家に近接していたので、予は六、七歳のころから西郷に従い、読書や習字を習った。そのころ西郷は禅学を学んでいた。予が朝早くその家にいたると、西郷はすでに草牟田の誓光寺の住職無三上人のもとに赴き、講習を終わって帰宅しているのをつねとした」
といっている。西郷らが坐禅を組んだ坐禅石は現在も残っているという。
『禅門逸話選 中』(禅文化研究所刊)より

 

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タバコはマナーを守りましょう

 

一日に40本のタバコを吸うヘビースモーカーの小生は、耳の痛い語録にブチ当たってしまいました。煙草(タバコ)は、慶長年間(1596~1615)に、日本に移入されたと言われていますが、江戸中期の坊さんが、こんな誡めを残しておられたのです。

大藏寶鑑録 たばこ1.jpg

大藏寶鑑録 たばこ2.jpg

 

煙艸(たばこ)は、仏制に無しと雖(いえど)も、……不如法なること知んぬべし。蓋(けだ)し仏世に此の草無し。……或いは説法の座、或いは懺法、施餓鬼、曁(およ)び法事に就(つ)いて誦経する処、三宝の尊前、都来(すべ)て之れを禁ず。大いに礼儀を失して壇場を汚すこと、之れに過ぎたるは罔(な)し。

『大蔵宝鑑録』「見江山大蔵禅院清規」(明石市・大蔵院蔵)より

タバコのマナーは、古くから言われていたのですね。

ヘビースモーカーの小生も、自分の仕事部屋と、喫煙所以外では、絶対に吸いません。何だか、JTの宣伝みたいなブログになりましたが、喫煙者の皆さん、よろしくお願いします。

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ボストン美術館の至宝展(神戸市立博物館)

 

blog_IMG_1199.jpg神戸市立博物館にて「特別展 ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション」が開催されておりますが、遅ればせながら行ってまいりました。

天候も悪く寒さも手伝い人出は少なくゆったり見ることができました。
ゴッホのルーラン夫妻がメイン展示ですが、「英一蝶の涅槃図」170年振りの里帰り、色彩の豊かさ緻密さそして大きさ圧倒されました。
隣で観ていらしたご年配の方は、虫眼鏡を手にそれはそれは熱心に…。そうか!!虫眼鏡の手があったかと…。
ただ、人が多いと気が引けますし、それに負けない気合いと根性が必要と一人ごちておりました。
曾我蕭白もクスリと笑ってしまうところがあり、行かれた方は、その小さな笑を探してみてくださいませ。
他にも見どころ満載の展示ですが、2月4日で終了しますのでお早めに!!

会期:平成29年(2017)10月28日(土曜日)~平成30年(2018)2月4日(日曜日)
開館時間:9時30分~17時30分(※土曜日は19時まで開館)

詳しくは、神戸市立博物館のホームページでご確認下さい。

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西郷どんの逸話 その1

 

NHK大河ドラマ『西郷どん(SEGODON)』がスタートしました。大河ドラマファンのわたしは、初回から楽しみに見ています。前作の『おんな城主 直虎』は、一回も欠かさずに見ました。
小林薫さんが演じた南渓和尚が素晴らしかったですね。

実は、西郷どんも禅に参じておられました。その禅僧の名前は「無三」。どんな人だったかは余り知られていませんが、こんな逸話が残っています。

無三和尚は、薩摩国久志良村の農家に生まれた人である。21歳の時、大阪の薩摩藩邸吏に抜擢され、大いに藩事に尽くした。ところが、たまたま藩律にふれて罰せられることになった。しかし、役人たちがみなその才幹を惜しんで助けたのである。これを機に無三は出家し、剃髪することとなった。無三、53歳の時であった。諸方遊行ののち予州宝泉寺の洞泉橘仙和尚に参じ、ついにその衣鉢を嗣いだ。
その後、無三は藩の島津公に招請されて鹿児島の福昌寺に住することになった。それをねたみ、苦々しく思っていたのが南林寺の住職である。何とかして無三をはずかしめてやろうと、ひそかにたくらんで、晋山式の前日に藩侯に謁見し、「明日行なわれる福昌寺の晋山式の時、殿もひとつ、無三と問答商量なされてはいかがでござろうか」とすすめた。そして、問答する言葉まで教えたのである。
翌日、無三が上堂すると、さっそく藩侯は法堂の中央にすすみ出て、「いかなるかこれ久志良の土百姓」と大声で問うた。
当時、鹿児島ではとくに武士を尊び、農民をいやしむ気風が強かった。武士の出でなければ出家することも許されなかったのである。そこで、農家の出であった無三は、士家の姓を借りて出家したのだが、南林寺住職はそれを知っていてこの問いを教え、そして無三をはずかしめようとはかったのであった。満座の中でその出身を明らかにされたが、無三は少しも驚かない。泰然自若として、おもむろに、「泥中の蓮華」と、ただ一語大喝した。この答話を聞いて、藩侯は深く感悟し、以後、篤く無三に帰依したという。

農民を大切にした西郷どん。無三和尚の教えを聞いておられたのかも知れません。でも、なにぶん逸話の世界。史実は、あっちに置いておきましょう。逸話は、禅文化研究所刊『禅門逸話集成 下』から転載しました。これから、他にも少しずつ西郷どんの参禅逸話も紹介していきます。

大河ドラマファンのわたしは、誰かが無三和尚を演じてくれないかなと、ひそかに期待しています。NHKスタッフの皆さま、よろしくお願いします。

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浴梅

 

blog_MG_1732.jpg旧暦の偈頌や語録、漢詩ばかりを読んでいる小生は、正月を迎えて、気分は既に春なのですが、現実、新暦で生活している小生のもとには、いっこうに春はやって来ません。それどころか、テレビニュースでは、数年来の寒波襲来と、雪害の模様を流し続けています。

さてそこで、春を先取りしましょう。

「浴梅」という言葉を御存知でしょうか。これは、詩題の一つです。初めてこの言葉を見た時、小生は、梅の花びらを風呂に浮かべて、優雅に入浴するものだと思ってしまいました。ところが違うのです。

春の梅花を待ちきれないばかりに、まだ咲いていない梅の枝を折って来て、熱湯を入れた花瓶に挿し、無理矢理にも花を咲かせようとする、一種の風流なのです。

「出(い)でて寒梅を折り、帰って之れを浴す。暗香未だ度(わた)らず、春の遅きを覚ゆ」。

これは、五山文芸の大家、横川景三の「浴梅」詩です。

「寒梅を折って持ち帰り、湯の中に入れてみたが、花は咲かずに香りもしない、春の訪れは何と遅いものか」という意味ですが、熱湯に入れられる梅の枝も、可愛そうと言えば可愛そうです。

みなさんもやってみますか。小生の寺の境内は、寺観改革ということで、一本だけ植わっていた老梅が伐られてしまい、挑戦できません。浴梅開花に成功した人は、ぜひお知らせ下さい。
「浴梅」の真意からは離れますが、花屋さんから梅花を買って来て、浴槽に浮かべてみるのも、春の先取りかも知れません。

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季刊「禅文化」247号発刊のお知らせ

 

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マインドフルネス。どこかで耳にされたことがある言葉ではないでしょうか。

マインドフルネスとはストレスを低減する技法として、医療現場では治療にも導入されているいわば心のエクササイズ。「今ここでの自分の体験に注意を向けてあるがままに受け止める」ことを繰り返します。

この手法、どこか坐禅に似ていませんか?

「いや、坐禅はそんなもんじゃない!」と思われている方ももちろんいらっしゃることでしょう。でも、どこが違うのか。それこそが今季の特集制作の出発点でした。

「坐禅」と「マインドフルネス」はどこが同じで何が違うのでしょう。マインドフルネスという言葉を知る人は増えても、ここを明確に答えられる方は、実はまだまだ少ないような気がするのです(編集担当もそうでした)。

そこで、今季の「禅文化」の巻頭特集では両者の成り立ちや相違点を再確認。マインドフルネスと坐禅の違いはもちろん、「文献から見る坐禅の変遷」など、坐禅についても掘り下げています。
初めて本誌にご寄稿をお願いした、圓福僧堂の政道徳門老師による「坐禅儀」誌上提唱は、坐る坐らないにかかわらず、読後は自分自身を調えたくなるはず。
マインドフルネスについては、禅にも通じた専門家にご執筆いただきました。

たいへんわかりやすい一冊になっているのではと思います。ぜひご覧下さいませ。詳細、お申し込みはこちらから。

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大寒の朝

 

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去る20日土曜日は二十四節気の大寒でした。これから立春まで、文字通り一年中で一番寒いとされる時期ですね。
今週の中頃には、また強烈な寒波が日本列島に押し寄せるとのことで、各地では注意が必要です。

自坊の回りは田園地帯で、土曜日の朝に外へ出てみると、あたりには霜が降りていて、大寒らしい写真が撮れたのでご覧頂きましょう。

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水煙がたっていかにも冷たそうな水の流れでしょう?

またあたりの草も冬枯れで白くなっています。

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近所の農家の方が田んぼを起こしています。これは寒堀りといって、寒い時期に田んぼを掘り起こして畝をたて、今年の稲作が豊作になるようにするようです。また、掘り起こすことによって土の中の害虫も少なくなるとか。トラクターで掘り起こされた土の上には、どこから見ていたのか目ざとく鳥たちがよってきて、掘り起こされた虫を啄んでいました。

blog_MG_7659.jpg前日に掘り起こした後には氷が張っていて、ここにも大寒を感じさせます。

blog_MG_7594.jpgインフルエンザや風邪が流行っているようです。自坊の檀家新年総会がありましたが、風邪でお休みの方も何人かおられたようで、毎年より出席者が少し少なかったようです。
皆さんも、体調に気をつけて寒い冬を乗り切りましょう。

 

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