一休シンポジウム「一休と禅のこころ」

先般は、【白隠シンポジウム京都会場】が満員の聴衆の中、無事円成いたしました。

さて、今度は、花園大学の国際禅学研究所主催で、一休シンポジウム「一休と禅のこころ」が下記の通り開催されます。

これは、2015年に東京の日仏会館で行なわれた「一休とは何か-この妖怪に再び取り組む」の第2弾としてのものとのことです。

参加には申し込みが必要とのことですので、下記をご確認の上、かならずお申し込みをなさって下さい。


■ 日 時
2017年7月28日(金)
13時~18時30分(12時30分 受付開始)

■ 会 場
花園大学 教堂
京都市中京区西ノ京壺ノ内町8-1

■ 基調講演
芳澤 勝弘(花園大学国際禅学研究所顧問)

■ 研究報告
矢内 一磨(堺市博物館学芸員)
ディディエ・ダヴァン(国文学研究資料館准教授)
飯塚 大展(駒沢大学教授)
飯島 孝良(東京大学大学院)
発表テーマは決まり次第、お知らせされます。

■ 司会進行
小川 隆(駒沢大学教授)

研究報告終了後、全体討議及びディスカッションが行なわれます。

■ 主 催
花園大学国際禅学研究所

■ 定 員
120名(先着順)
申込締切2017年7月14日(金)
※定員になり次第、受付を終了いたします。

■ 会 費
無料

■ 申込先
花園大学国際禅学研究所
電話:075(823)0585
メール:kokuze@hanazono.ac.jp
メールの件名に「一休シンポジウム参加希望」と明記してください。


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夏を乗り越えよう

 

blog_MG_2821.jpg5月も半ばに入り、そろそろ、うだるような真夏がやって来ます。そこで、素晴らしい納涼の漢詩を1首ご紹介します。先のブログにも取り上げた、仙台藩4代藩主、伊達綱村公の詩です。

「夏日遊若林即興」     夏日、若林に遊ぶ、即興
月上破橋前、     月は上る、破橋の前、
螢疎野水邊。     螢は疎(まば)らなり、野水の辺(ほと)り。
清涼隨我買、     清涼、我が買うに随うも、
不貲半文錢。     半文銭(はんもんせん)を貲(あがな)わず。

夏の日に、仙台の若林地区を訪れられた際の即興詩です。

月は壊れた橋の上に昇り、その川にはホタルがまばらに光って飛んでいる。
わたしが求めるままに涼しくしてくれるが、わたしは一文銭も支払ったことはない。

夏になれば、クーラー付けっぱなしの小生には耳の痛い詩です。
クーラーを付ければ、一文銭も支払わないというわけにはいきませんから。

エアコンのなかった人たちは、どのようにして暑さ寒さを乗りきったのでしょうか。
きっと、ほんのわずかな涼風や春風を、現代の私たちの10倍も100倍も敏感に感じ取って、それを大切にして、その中で、暑いは暑いがまま、寒いは寒いがままに楽しんでおられたのでしょう。

いったい、いつになれば、こんな境地になれるのか。文明社会に生きる小生には、永遠に不可能かも知れません。
しかし、「寒時寒殺、熱時熱殺」などという大悟人の言葉は、しばらく置いておきましょう。みなさん、エアコンを上手に利用して、これから来る長い夏を乗りきっていきましょう。特にご老人は気をつけて下さい。

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藤の寺(正法寺)

 

blog_MG_2888.jpg滋賀県日野町鎌掛にある正法寺(臨済宗妙心寺派)は、知る人ぞ知る藤の寺として有名です。訪れたのはゴールデンウイーク最終日の夕方。まさに閉門近き頃でした。檀家らしき方々が保存維持費用として200円を徴収されていましたが、おそらく、私が最後の訪問者であっただろうと思います。

blog_MG_2883.jpg夕陽がまだ高かったので、ゆっくりと藤を楽しむことができましたが、じつはまだ5分咲きぐらいでしょうか。それでも立派な藤棚にみごとな花が垂れ下がっていました。開山の普存禅師が元禄のころに京都の仙洞御所から移されたそうで、樹齢三百年とのことです。

本堂にも上がってみました。こちらのご本尊は通常非公開のようで、直接拝むことができなかったのですが、大きな十一面観音菩薩とのこと。

そして実はこのお寺、現妙心寺派管長の嶺興嶽老師の嗣法の師である、瑞雲軒松山萬密老師(妙心寺640世)が、徳源僧堂師家として上がられる前に住持されていたお寺なのです。本堂の中には、萬密老師のご親化の時のにこやかな写真が何枚も飾られていて、いかに、このお寺を大事に思われていたかが感じられます。

blog_MG_2887.jpgこの本堂正面の扁額も、萬密老師の揮毫によるものです。

ほかに、山内には鎌倉時代(正和四年〔1315〕)の非常に美しい石造宝塔があり、滋賀県の重要文化財になっています。

blog_MG_2895.jpgキリシタン大名としても知られるかの蒲生氏郷が善政を敷いたこの蒲生の地。付近は、小高い山があちこちにあり、穏やかな土地柄の小さなお寺でした。

藤の花はまだ少しの間、愛でることができそうです。お訪ねになってみては?

blog_MG_2899.jpg

 

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妙心寺にて白隠禅師250年慶讃法要!

 

blog_AC_1435.jpg昨日、5月11日、臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺にて、白隠禅師250年慶讃法要が勤められました。
これは臨黄合議所の遠諱法要とは別に、大本山妙心寺が勤修されたものです。
ブログタイトルになぜ「!」を敢えて打ったか。
じつはこれが歴史的なできごとだからです。かの白隠禅師の遠諱法要が、未だかつて本山である妙心寺で行なわれたことがなかったからなのです。
なぜか。それは、白隠禅師は妙心寺において開堂されたことがない、つまり妙心寺住持として世代に入られていないからなのです。しかし、現在の臨済禅は、大應-大燈-関山と続く法脈下にある、白隠の法系を遺すのみなのです。
そういうことがあって、このたび、白隠禅師の示寂250年を記念した慶讃法要が、はじめて妙心寺にて勤められたことは、まことに異例なことなのです。

blog_AC_1416.jpg妙心寺の法堂上に、かの白隠禅師の木像(三島・龍澤寺蔵)が安置されているのをみたとき、龍澤僧堂にほんの少し在錫しただけの私でさえ、感動をかくせません。とても、とても感慨深いものがあります。
もちろん、参列されている各派管長、僧堂師家の老師方も、そういった思いをお持ちではないかと思いました。

blog_AC_1410.jpg法要導師はもちろん、妙心寺派現管長である江松軒嶺興嶽老師。十八拝式という最も丁寧な仏事を行なわれた後の、慶讃法要の偈頌は、次の通りでした。

遺風二百五旬年
的々分明鵠林禅
今日幸逢真面目
洪恩親報一爐烟

blog_AC_1460.jpg香語の後は、楞厳咒の読経で、居並ぶ江湖の老師方がともに行道されました。

blog_AC_1487.jpgさて、今日はこれから、花園大学教堂にて、「白隠禅を現代にどう生かすか」をテーマに、「白隠シンポジウム【京都会場】」が開催されます。

 

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デジタルアーカイブス寺宝調査 徳源寺(名古屋)

 

4月22日(土)・23日(日)、デジタルアーカイブス事業の寺宝調査で名古屋・徳源寺様に伺いました。

01.JPG庫裏前の桐の大樹が満開です。建物だけで1000坪あるそうですが、市街地に建つせいか、さらに大きな規模に感じられました。

02.JPG大相撲名古屋場所開催時は、九重部屋の宿所になることでも有名です。この「修古館」に宿泊されるようですね。

03.JPG今回は、創建開山である蘇山玄喬禅師150年遠諱に向けての調査。禅師の書画約60点を集中的に調べていきます。初めて同行した私は、撮影をスムーズに進めるための補助作業をさせていただくことに。調査の流れは書籍や先輩のブログなどで予習していったつもりでしたが、大切なものを扱う現場、見ると聞くとは大違いで、久しく味わっていなかった極度の緊張感に支配されっ放しです。

04.JPG作品の身上書ともいえる「調書」には、情報がどんどん書き込まれていきます。完了した調書には膨大な情報が記されていました。

05.JPG花園大学歴史博物館の福島教授と研究員の皆さま、弊所レギュラー調査スタッフに対し尊敬の念を新たにしつつ、作業に従事する中で思うことや発見?がたくさんありましたが、幸いこの数日後、別の調査にも参加させていただきましたので、次回の投稿でそれらをまとめたいと思います。

by admin  at 09:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)
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