白隠フォーラムin常栄寺

 

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花園大学国際禅学研究所と臨済宗黄檗宗連合各派合議所が共催しての白隠フォーラムが、11月19日、山口市の常栄寺で行なわれました。常栄寺は臨済宗東福寺派の専門道場であり、雪舟等楊の作と伝えられる庭園(雪舟庭)が有名で、紅葉と相まって多くの参拝者で賑わっていました。

joeiji3.jpg講演は、山口県立美術館学芸員の荏開津道彦氏と花園大学国際禅学研究所顧問の芳澤勝弘氏。
荏開津氏は「雪舟の道釈人物画」と題して、年譜をもとに雪舟の「出山釈迦図」「観音変相図」「慧可断臂図」の3作品にまつわるトピックをお話しされました。
芳澤氏の「田舎雪舟と号した白隠」と題した講演では、雪舟と白隠が画を通して伝えたかったものについてお話しされました。とくに特別展「禅 心をかたちに」(東京国立博物館で公開中)に初出品された白隠の「慧可断臂図」の解説は、白隠禅師のメッセージが伝わり非常に興味深いものでした。

joeiji2.jpg県内の方々を中心に60名の参加者があり、皆さん満足した様子でした。

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特別展「禅―心をかたちに―」入場者10万人!

 

臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念 特別展「禅―心をかたちに―」の入場者が10万人を超え、18日にセレモニーが行われました。

taguchi11.jpgセレモニーに参加されたのは、東京都からお越しの新井恵さん。ご家族・ご友人と来館された新井さんには、東京国立博物館の富田学芸研究部長から、記念品の展覧会図録と出品作品「国宝 瓢鮎図」のトートバックが贈呈されました。贈呈式にはトーハク広報大使のトーハクくんも登場し、お嬢さんの麗加さんも大喜びでした

新井さんは「国内外の美術館・博物館を巡るのが好きで、思い込みなく何か感じられたらと楽しみにしてきました。」と語っておられたとのことです。

特別展「禅―心をかたちに―」も、残すところわずか1週間をきった、11月27日(日)までです。

臨済宗・黄檗宗十五派の本山が協力した、これだけの規模の展覧会。次に開催されるのは、50年後でしょうか。ひょっとすると、もう二度とないかもしれません。

まだご覧になっていない方、もう一度ご覧になりたい方は、ぜひ東京国立博物館へお急ぎください!

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「中国旅行記3(玉仏寺・豫園観光)」

 

IMG_8367.jpg鄭州の空港から中国最大の都市、上海へ。
この日の天候は曇りで、非常に湿度が高く、かなり蒸し暑い1日だったことを憶えています。

IMG_8364.jpg空港からバスに乗り約30分で玉仏寺に到着しました。玉仏寺は1882年に創建され、創建者がインドからの修行の帰りに、ミャンマーで玉でできた仏像を手に入れ持ち帰り、その2体の玉仏がこの寺に安置されたので、玉仏寺と名付けられたという歴史があるそうです。

IMG_8353.jpg繁華街の中にあるお寺ですが、山門は常に閉まっているということで、道路沿いの側面にある小さな門から入りました。

IMG_8361.jpgIMG_8363.jpg比較的新しいお寺なので、仏像などの状態も綺麗な物が多かったです。
メインの翡翠で造られた仏像は玉仏楼という建物の2階にありました。写真撮影は禁止でしたが、薄暗く怪しい雰囲気の空間に光り輝いた状態で安置されていて、とても優しい表情をした仏像に、観光客の方々はしばし手を合わせておられました。

現在では上海仏教界の中心となっているのがこの玉仏寺であり、ツアー観光としても必ず組み込まれる寺院だそうです。

◇豫園観光

IMG_8375.jpg上海で一番有名といって良いほどの観光スポットに到着しました。豫園は明の時代に造られ、中国の文化を代表する400年以上の歴史を持つ庭園です。

IMG_8378.jpg豫園の「豫」は「愉」に通じ、「楽しい園」という意味があるそうです。

IMG_8373.jpg広大な敷地は約2万平方メートルもあるそうですが、周りには多くの商店ががあり、国内外の観光客で賑わっていました。人混みで覆い尽くされているので、団体で歩いても迷子になるくらいです。

IMG_8379.jpgここには中国古来の庭園が有り、昔の中国の建物がそのまま残っています。

IMG_8384.jpgこちらは「玉玲瓏(ぎょくれいろう)」という太湖石で、太湖石とは上海の西約70キロにある太湖から産出される石で観賞用に重宝されているそうです。
名石と呼ばれるには条件があって、細く痩せて見える事、しわが多い事、穴が中でつなっがっている事などが条件なのだそうです。中央の石がその条件に最も近く 名石中の名石でその名を「玉玲瓏」というそうです。石の頂点から水を注ぐと全ての穴から水が流れ、また、石の下から香を焚けば全ての穴から煙が立ち上がるという幻想的な光景が見られると話しておられました。

P1060335.jpg最後に豫園の中にあるお茶屋さんにて総茶礼。中国ならではのお点前を流暢な日本語でご説明いただきとても分かりやすかったです。

3日間の短い旅でしたが、年齢や肩書きに関係なく、皆さんが笑顔で親しくお話されている姿がとても有意義で印象的でした。
まずは全員無事に帰国できたこと、更に言えば、今回の旅でたくさんの宝物を見学してきましたが、こうして皆様とのご縁をいただき、一団で時間を共に過ごせた事が一番の宝物になったことはいうまでもありません。ご参加いただいた方々には心から感謝御礼申し上げます。

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(おわり)

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「中国旅行記2(嵩山少林寺)」

8時半にホテルを出発し、中国河南省登封市にある五岳(中国の五大名山)の一つ、嵩山の麓にある禅宗発祥の地、少林拳の総本山、嵩山少林寺へ参ります。

IMG_8213.jpg少林寺に到着するまでの壮大な山々。

IMG_8229.jpg少林寺到着。少林寺の創建は496年ということですが、1928年の軍閥混戦の最中に隋末以降最大の大火があり、建物や魏代の仏像などすべて焼失し、現在のお寺は最近復元された物だそうです。

P1060167.jpg少林寺の高僧方と合流し、少林寺住職の永信法師との面会まで境内案内していただきました。

P1060203.jpg正面の大雄峰殿に移り一同で大悲呪を唱和。

P1060196.jpg10時に永信法師と面会し、永信法師と団長の松竹寛山老師のそれぞれの挨拶をいただきお土産の交換を行ないました。
1日少林寺に滞在することをお話しすると、永信法師はとても喜んでおられました。

P1060200.jpg永信法師と一同で記念撮影。

P1060210.jpg永信法師のご厚意で、現役修行僧による少林拳の演武を見せていただきました。一般の方はここには通してもらえないということと、現役の修行僧の演武は普段はショーとして公開していないと伺いました。日々の修行で培った迫力ある技の1つ1つを間近で見ることが出来ました。
ここで裏話になりますが、映画「少林寺」で映画に登場したお寺はここではないそうです。舞台は、撮影のために4カ月かけて中国浙江省に作った「瓜二つ」のセットで、その建造には2000万元(約2億4000万円)も使用されたというお話もお聞きかせいただきました。

P1060230.jpg午後からは初祖庵(達磨大師が9年間面壁されたという洞窟)に向けて出発。初祖庵の反対の山には二祖庵があり、ロープウェイで上ることができます。二祖庵に上られた方も何名かおられましたが。殆どの方が初祖庵を目指しました。山の頂上に見える白い達磨像がゴールです。頂上までの階段の数は約900段あるそうです。

P1060246.jpg足場はとても不安定で、蟹歩きで上らなければ進めないような階段も有りました。
また、登山道には10ヶ所ほど休息場もあったので、時おり休憩をとりながら頂上を目指しました。

P1060250.jpgこちらは頂上手前にある達磨洞。ここが達磨大師が9年間面壁されたとされる洞窟です
この達磨洞の奥には、9年間の面壁で達磨大師の影が遺っていたそうですが、清朝の中頃に、少林寺の僧侶がこの面壁石が消失してしまう事を恐れて、蔵経閣に保存する事にしたそうです。しかし、軍閥によって少林寺が焼き討ちされた際に、面壁石は蔵経閣と共に焼失してしまい、現在は、面壁石の複製品が文殊殿に安置されています。

IMG_8345.jpg頂上に到着し、登山希望者は無事全員たどり着きました。
登り切った達成感で一致団結!

今回、達磨大師のふるさとに足を運ぶことで、達磨大師が築いた少林寺の歴史と、数々の難を乗り越えて少林寺の地が現存していることを改めて知ることができました。
少林寺からバスで鄭州へ。
(つづく)

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「中国旅行記1(竜門石窟)」

本ブログですでに別のスタッフが報告していました「臨済禅師1150年遠諱 日中合同法要記念訪中」の記録。解団後に組まれていた長い方のコースでは、洛陽の龍門石窟、崇山少林寺、そして上海の玉仏寺や豫園を訪ねました。
3回にわたって、その旅行記を書いていくことにします。

IMG_8086.jpg新幹線に乗り石家荘から約3時間かけて洛陽へ。

IMG_8096.jpgIMG_8101.jpg到着後、約20分ほどバスに乗って竜門石窟に向かいます。石窟の入り口までは専用カートで10分ほど移動。

IMG_8110.jpg入り口に到着しましたが、かなり日差しが強く日よけ対策は必須でした。

IMG_8153.jpgIMG_8202.jpgこの石窟竜門石窟寺院は2000年に世界遺産に認定され、敦煌の莫高窟、大同の雲崗石窟と並ぶ中国三大石窟の一つであるそうです。石窟は1352ヵ所もあり、全長は1kmにも及びます。
この石窟寺院の造営は494年ごろから開始され、唐時代末まで約400年にわたって続けられたそうです。

IMG_8167.jpgIMG_8144.jpgIMG_8161.jpgすべて手彫りで、彫られた仏像は、約10万体であるということ知り、壮大な労力と時間を費やして完成されたそうです。
また、文化大革命の時に殆どの仏像が破壊され、顔や手のない仏像がたくさんみられました。仏像の中には数センチの仏像もあり、大小様々な仏像を拝見することが出来ました。

IMG_8172.jpgなんと言っても見所はメインの盧舎那仏(東方のビーナス)とも呼ばれているそうです。高さは17メートルあり、その左右に2体ずつ比丘、菩薩、天王、力士の巨像が9体が彫られています。

P1060162.jpg対岸からみる石窟群が一番絶景というこで、一団で記念撮影。


暑さと急な階段の上り下りで歩き疲れたせいか、次の嵩山への移動のバスでは殆どの方がおやすみになられていました。
(つづく)

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