京都国立博物館 開館120周年記念特別展「国宝」

 

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現在、京都国立博物館 平成知新館にて、開館120周年記念 特別展覧会「国宝」が開催されています。

会期は2017(平成29)年10月3日(火)~ 11月26日(日)で、その間4期にわけて、200点を超える国宝ばかりが、2週間毎に展示替えされて展観されるという、夢のような展覧会です。

今回の展観は、京都国立博物館で41年ぶりとなる国宝展だそうです。

ご存知の通り、禅文化研究所では、各地の寺院にてデジタルアーカイブス事業のために寺宝調査をさせていただいています。今まで未調査だったり未発見のとても優れた書画をみつけることもありますが、さすがに国宝となるようなものはそうそう出てくるわけではありません。国宝に指定されるものは、それだけに非常に価値のあるものということですから、観ておくに超したことはないと思います。

これから京都は観光シーズンに突入。観光客であふれかえる時期ではありますが、是非、機会を観てお運び頂いてはいかがでしょうか。

詳しくは京博のホームページにてどうぞ。

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仲秋の名月に想う

 

blog_MG_5381.jpg一昨日、10月3日は仲秋の名月でしたね。

朝から急に寒い一日で、ついに1枚着込んででかけたのですが、帰宅時に空を見上げると、きれいな月が雲ひとつない空に浮かんでいました。皆さんもご覧になったでしょうか。

満月は今夜らしいので十三夜の月だったようですが、限り無く円に近いけれども完全な円でないところに、それを名月とみる日本人の侘びの心があるのではないかと思いました。

blog_MG_5397.jpg私も夕食後に一人外に出て、鐘楼の上にしばらく坐り、じっと自坊の本堂の上にある月を見ていました。

彼岸の中日に、沈んでいく夕陽を観て、その方角にある浄土の情景を想うという「日想観」というものが、浄土思想にはあるようです。

また、「月輪観」といって、わが心を満月のようであると観じる密教の観想法もあります。心の中で満月に向かっているように観想する修行ですので、じっと月を眺めている今夜の私とは違いますね。

補陀落山(ほだらくせん)の岩上に坐して、水面の月を眺めておられる観世音菩薩を描かれた絵画はよく知られています。月輪観はその観想した月が菩提心を示すわけですから、普く世界を救済しようと努められる観音様の菩提心を満月にもあわせて描かれたものなのでしょうか。

あたりに水辺もないですし、観音様ではないですが、鐘楼の上に坐って、私も秋の夕べに少し想いを巡らせてみた夜でした。

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研究所の花 2017/10

 

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はや10月になってしまいましたね。今月もいい1ヶ月でありますように。

さて、去る土曜日は、私にとって、久しぶりにとても文化的な日でした。午前中は自坊の檀家さんのご法事に勤しんだのですが、午後からは京都へ出向き、京都文化博物館にて日本写真協会の2017年JPS展を観ました。プロアマを問わず、日本全国から応募された写真作品の中から選ばれた入賞・入選作品を一同に観ることができる展覧会です。このところのマイブームが写真撮影である私も、じつは応募していたのでした。もちろん、ビギナーズラックなどということはなく、残念ながら入選されませんでしたが、いったい、他の人たちはどんな写真を撮っているのだろうと興味がありました。

さすがに入賞作品はどれもすばらしく、こんな写真をいつか撮れる日がくるかなぁという思いでしたが、入賞作品は色々と有り、身近な風景から、特殊な撮影をしたものなども多かったです。これなら、まだチャンスはあると確信し、来年も応募提出してみようと思った次第です。

ちょっとショックだったのは、あきらかな合成写真が入選していたのですが、審査員の目をかいくぐってしまったのでしょう。デジタルの世界には、こういったことがあるのですね。審査員の方のもっと厳正な目で作品を確認して欲しいと思いました。

その後、高校で美術の教師をしている私の高校時代の友人の個展を観るために、東山の方にある小さなギャラリーを訪れました。現代美術作家である彼の今年のテーマは「光」。作品3点が展示されていましたが、どれも不思議な世界を表現しています。

その次には、ゴスペルをやっている友人の発表ライブ。3組の発表と、セミプロのゲストの歌声を聞きました。もちろんゴスペルですから、キリスト教の音楽ですが、すべてがポジティブな内容であり、神に感謝する歌詞です。ゴスペルばかりのライブなど初めての経験でしたが、多くの観客で、非常に盛り上がりました。

さて、前置きなのか本文なのかよくわかりませんが、今日のブログのタイトルとは関係の無い話を長々としました。

秋らしくコスモスを主にして研究所の花を生けました。じつはこのコスモス、自坊の境内のものではなく、近くの檀家さんから頂いたのです。ご法事に行ったら、あまりにきれいにたくさん咲いていたので、少し分けて貰ったのでした。

 

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blog_BKL2007.jpgこのところ、一気に涼しくなって、体調を崩してしまっている方を散見します。気温の変化や乾燥に注意して、風邪など引かれませんように。

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カソリックの聖地、そして石畳の街イタリアへ その4

 

_MG_4657.jpgゆっくりと時間があれば他の方法も考えたのですが、なにしろ短期間の旅。ローマからフィレンツェへは、トレニタリアの高速鉄道を利用しました。快適だったこともあり、また疲れもあって、途中の景色をみるまもなくあえなく爆睡しているうちに、あっというまにフィレンツェに到着です。

フィレンツェには有名なウフィツィ美術館があります。教科書で見覚えのある絵画がたくさん、それも手が触れられるような間近で観ることができます。日本の美術館のように、作品にスポット照明を当てたりして、いかにも銘品!というような手段は決して使っていません。とてもフラットな光の中で作品を味わうことができるのが印象的でした。

たとえば、こんな絵は皆さんも見覚えがあるのではないでしょうか。

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_MG_4681.jpgillustrator Ver.10のユーザーの方なら見覚えがおありになるでしょう!

あまりに多くの名画がありすぎて、それに、とても広いがために、満腹感があります。時間があれば、回数を重ねて観に行きたいところです。

そしてウフィツィ美術館からは、かの有名なベッキオ橋を俯瞰してみることができます。この景色、フィレンツェの中で一番好きになりました。

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フィレンツェはローマと違って小さな町でほとんど歩いて回ることができます。それと道路も狭く、一方通行が目立ちますので、あまりタクシーやバスで動き回る必要もありません。なにやら、京都の中心部にいる感じですが、街並はやはり石造りで美しい。道路の石畳の石の形はローマの正方形とは少し違いました。

それから、ローマでもそうだったのですが、カソリックの聖地イタリアでは、時間に合わせてか、しょっちゅう、教会の鐘が「ガラーンゴローン」と街中に鳴り響きます。

それを聞きながら歩いていたのですが、ふと思いました。近頃、日本では除夜の鐘さえも迷惑だと言われてやめなければいけない寺院があります。イタリアではそういったことはないだろうなぁ。誰も教会の鐘の音を五月蠅いなどといわずに、この音と共に生きているんだろうなぁと……。日本人の心はたいそう貧しくなったように思えてなりません。

さて、先ほどのベッキオ橋の上に行ってみました。なんと宝石店街なのです。

_MG_4740.jpg猛暑日にも関わらず、多くの人がウインドショッピングを愉しんでいました。

街を探索していると海外旅行好きな友人からLINEが。ご当地マグネットを探してみて、あったら写真を撮って欲しいと。思いもしていなかったのですが、旅に出たらそういうものを探しているんですね。そこで少し気にしていると、ありましたありました。

_MG_4755.jpg_MG_4756.jpgいかにもイタリアっぽい! これを見つけたときに買っておけばよかったのですが、翌日訪ねてみると、なんと、そのお店は休業してしまっていました。まことに残念。

そういえば、イタリアといえばピノキオも有名でしたね。

_MG_4762.jpg今日はここまで。あともう少しだけイタリアの旅にお付き合い下さい。

 

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2018年「禅語こよみ」のご案内

ついこの前、お盆が終わったと思ったのに、もう9月のお彼岸も終わりました。
大学の講義も始まったようで、花園大学内にも活気が戻ってきました。

さて、来年のカレンダーのご案内です。毎年、禅文化研究所から出させていただいている「禅語こよみ」ですが、来年のものは、埼玉県の野火止にある専門道場・平林寺の所蔵品を、以前に弊所のデジタルアーカイブス事業で悉皆調査させていただいたときの成果からピックアップしております。

2018カレンダー-表紙.jpg2018年「禅語こよみ -野火止の平林寺所蔵品より-」

「もう来年の話か、鬼が笑う」とおっしゃるかもしれませんが、毎年、カレンダーは7月には仕上げてしまっています。他の会社でも多くがそうかと思います。

1部500円(税別)ですが、多部数割引きもいたしております。また、100部以上ですと、寺名や社名などの印刷もサービスで対応させていただいています。

毎月の作品の一部をご紹介します。

2018カレンダー-2月.jpg 2018カレンダー-5月.jpg 2018カレンダー-8月.jpg 2018カレンダー-12月.jpg

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