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サルが去る


20180328_MG_8241.jpg一昨日のブログにも書きましたとおり、先週末、京都の北嶺・比叡山延暦寺に行ってきました。標高850メートル近くもある山の上なので、午後になるほどだんだん冷えてきたのですが、あたりには杉の大木から黄色い花粉が舞う様子が。花粉症のスタッフには地獄のようでした。

それから、今回の訪問で驚いたエピソードがもうひとつあります。比叡山といえばサルが有名だという認識でいたのに、最近はあまり出没しないというではないですか。なんでも、シカとの勢力争いに負けてほとんど山を降りてしまったと。そういえば、あちこちにシカ除けのフェンスが張り巡らされています。

一見昔と変わらぬ自然を保ちつづけているように見える霊山においても、じわじわと変化が起きているのだなと思わされた一日でした。改めて、皆さまの周りではいかがでしょうか。

 

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春まだ浅き延暦寺

 

blog_hiei.jpg桜の開花がニュースになった週末、京都の北嶺・比叡山延暦寺に季刊『禅文化』の取材に行ってきました。写真は、東塔の「阿弥陀堂」。また東塔の大講堂の中には、比叡山出身の祖師方のお像が祀られており、圧倒されます。

blog_MG_8192.jpgこちら横川の「四季講堂」は、日本天台中興の祖・慈恵大師良源(元三大師)を祀るお堂で通称「元三大師堂」。おみくじ発祥の地として知られます。(ちなみにこちらのおみくじは、修行を重ねた僧侶しか引いてはいけないという厳粛なもの。参拝者は、お願いして代わりに引いてもらいます)

blog_MG_8256.jpg西塔エリアにある、開祖・伝教大師最澄の廟です。法要の際は、向かいの拝殿まで大師の魂にお出ましいただくのだとか。ここは山内でも特に冷え込むエリアで、あまりの寒さに時計が逆回りしてしまうこともあるそうですよ。ここの守りをされる方は、毎日夜明け前から素足で場を整えられると伺いました。

blog_MG_8281.jpg同じく西塔。回廊が繋ぐ「常行堂」「法華堂」は、通称「にない堂」として有名。力持ちの弁慶が中央の回廊を担って両方のお堂を持ち上げたという伝承があります(実際のところは滋賀と京都の境にあたるために回廊が架けられている……などの説が有力とのこと)。個人的には、それぞれ異なる堂籠り修行の場が、行き来もないというのにわざわざ繋がれている点に興味を持ちました。

blog_MG_8201.jpg標高850メートル近くもある山上一帯に漂っていたのは、まだまだピリッと冷たい冬の空気。私は初めて知ったのですが、「比叡」はもともと「日枝」と書いたそうです。生い茂る木々で、太陽の光も遮られてしまうくらいの環境を表すのだと伺いました。どの宗派も、修行の地に漂う凜とした空気にはただ息を呑むばかり。私も自分の持ち場でしっかり励もうと改めて思った次第です。

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研究所の花 2018/3

今年は桜の開花が早いと聞いたばかりなのに、一昨日の彼岸の中日には、東京や山梨でも積雪があったようで、驚かされますね。

近畿は寒くて風が吹きましたが、それほどのことでもなく、さて、今日からは春のセンバツ甲子園。全国から高校球児が甲子園に集まってきます。今年はなんといっても私の地元の滋賀県が3校も出場するという快挙。その中には私の母校も含まれていて、夏春連続出場となります。同窓生達で大いに盛り上がっているところです。

blog_2018-03-22-06.57.pngさて、昨日は久しぶりに研究所に花を生けました。というのも冬の間はほとんど花がなくて、仕方がなかったのです。最近になって冬枯れの庭や畑から、ムクムクと花たちがお目見えしてきましたので、お花係復活です。

blog_2018-03-22-08.47.jpgいつものとおり、玄関の掛け花入れから。こちらは白い水仙。水仙にはホントにいろんな種類があるようですが、これはオーソドックスなものです。そして、玄関正面には、ヒメリュウキンカとクリスマスローズで。

blog_2018-03-22-08.48.jpgヒメリュウキンカは、夜になると花びらを閉じますが、昼間は、ピカピカの黄色の花をほころばせます。

そして応接室の床の間。実際には、床の間というのも違いますけど、床の間のように扱っています。こちらにはユキヤナギと八重の水仙、そしてまたまたヒメリュウキンカ。

blog_2018-03-22-08.49.jpgお内仏のようにある、初代所長・山田無文老師の真前にも。こちらは黄色い水仙をお供えしました。

blog_2018-03-22-08.50.jpgさて、日曜日あたりから本格的に春らしくなるようですよ。季節の変わり目、体調に気をつけてまいりましょう。

 

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春のお彼岸

 

blog2018-03-17-10.41.42.jpg今年も春のお彼岸がやって参りました。境内にあるサクランボのなる桜の木はもう満開。今年もたくさんの実がなることでしょう。

自坊では春のお彼岸に永代祠堂施餓鬼をお勤めします。ちょうど本山からの定期巡教の時期ですので、毎年、法要後に布教師さまの御法話を拝聴するのも常となっています。

前日から準備に大わらわでしたが、花粉症の私にはこの時期の境内掃除は大変つらいものとなってしまっています。が、そうも言っておられず、初めて来られる布教師さま、そしてもう二度と来られないかもしれないわけですから、丁重にお迎えすべく準備を調えさせていただきました。

blog2018-03-18-10.30.jpg床の間には遂翁元盧禅師筆の達磨図をかけてお迎えです。

blog_2018-03-18-10.32.jpg永代祠堂施餓鬼ですので、回向の際には今までに祠堂料を納められた多くの戒名をすべて読み上げます。その数は800霊を越えていますので、それだけでもかなりの時間がかかってしまいますが、各家のご先祖様への報恩感謝として年に一度のことなので、がんばって読み上げることにしております。

さて、皆さんは、もうお彼岸のお墓参りを済まされましたか?

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圓福寺展に集荷

 

blog_MG_8146.jpg一昨日のブログ禅で書きましたとおり、まもなく「圓福寺展」が開催されます。そのために、昨日、圓福僧堂まで、花園大学歴史博物館のスタッフとともに、作品の集荷に行って参りました。

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老師から指示を出され、雲水さん達がすべての作品を出してきていただきました。

今回借用するのは81点となります。借用作品を一点一点確かめてから梱包作業に入りますので、朝9時半から始めても夕方までかかります。

一点ずつ出しては、調書に、折れや虫食いがないかや付属品などを記していき、終われば巻き上げて、日通の美術輸送の専門スタッフが丁寧に梱包していきます。そうしてそれを大きな段ボールに再梱包して運び出すということになります。

blog_MG_8132.jpg調査の度にいつも楽しみにしていた、雲水さんが作って下さる昼食。今回は、僧堂らしく釜揚げうどんでした。しかし、十何回も寄せていただきましたが、一度として同じものは出されませんでした。昼食はいつもスタッフ一同、大感激でしたが、これで最後です。

調査を学芸員たちにお任せして、私は展覧会の際にパネルで展示する僧堂の伽藍などを撮影に廻りました。

まずはいつも調査で使わせていただいていた、有栖川宮の御殿の外観から。

blog_MG_8113.jpgそして、こちらはその内部の見事な格天井です。

blog_MG_8130.jpgそして、歴代塔にもお参りしてきました。こちらは開創の斯経慧梁禅師の塔所です。

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写真を撮り廻っていると、日供合米から戻ってこられた雲水さんが、順次、方丈前で大きな声で開甘露門を唱えながら帰ってこられました。大声を張り上げて読経する様子が、まるで『雲水日記』の中の絵のようで面白かった(失礼)ので、こっそりパチリ。

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夕方5時半、すべての借用作品を積み込んで、圓福寺を後にしました。

by admin  at 08:52  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)
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