滋賀・瓦屋寺にて

 

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一昨日に南禅寺の宝物調査を始めたことを書いたばかりですが、11月14~15日には、滋賀県東近江市の瓦屋寺への宝物調査に、いつもどおり、花園大学歴史博物館の館長以下研究員や、お手伝いいただいている学芸員の方々と出向いていました。

こちらは松島瑞巌寺の雲居希膺禅師の高弟である香山祖桂禅師(賜紫佛海湛然禅師)が開山された、臨済宗妙心寺派の寺院です。すでに2回2日間の調査に来ていますが、今回は2日連続の調査です。
ご覧の通り、このお寺は紅葉の隠れた名所。知っている人は朝からカメラを下げてやってこられています。

この日も、拝観料は取られていませんが写経の申込をされたお二人の女性が朝から来山されていました。お寺のホームページや「じゃらん」でも予約ができるそうです。写経や写仏、坐禅、お香造りの体験ができるようです。

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瓦屋寺の本堂は、登録有形文化財に指定されていて、茅葺き屋根の入母屋造りの立派な本堂ですが、屋根の傷みがすすんでいるので、現在、葺き替えのための勧募中とのことです。

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調査の方も、書画軸を中心にすすめていきましたが、開山禅師の書をはじめ、その師匠である雲居禅師の書もありました。また仏画もあったりと、興味深い調査でした。おそらくあと2~3回は通わなければ終わらないと思われます。

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南禅寺の悉皆調査はじまる

 

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禅文化研究所のデジタルアーカイブス事業で、ここ数年取り組んでいた、浜松市の大本山方広寺、そして八幡市の圓福寺が今年前半に終わったあと、現在、花園大学歴史博物館で開催している「釈宗演展」のための調査や、来春の「誠拙周樗展」(仮称)に向けての調査を行なっていましたが、それらも完了したため、一昨年より依頼を受けていた大本山南禅寺の宝物悉皆調査に、先般よりやっと取りかかることができました。

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紅葉の季節が始まって拝観者もぐっと増え始めている中、南禅寺の宝物収蔵庫に出向いての調査です。この宝物収蔵庫は、きちんと温度管理湿度管理が保たれており、セキュリティも万全。さすがに「五山之上」を誇る南禅寺といった感じです。

書画軸類については、以前から手書きの台帳が完備されていますが、デジタル画像がないのと、もう少し詳しい台帳を作っていきたいというご本山のご意向があり、私達が悉皆調査に入ることになったというわけです。

京都市内にある南禅寺への調査ですから、今後、日帰りでちょくちょく通っていくことになりそうですが、まずは第一回目。
そして一番最初に調査したのは、こちらの「釈迦十六善神図」です。

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国の重要文化財に指定されている本図は鎌倉時代の作。そしてそこには他の十六善神図とは少し異なった珍しいものが描かれているのです。しかしそのことについて考証されたものはあまりみないとのこと。

本図は次の季刊『禅文化』251号(2019.1)の表紙図版として使用させて頂くことになっており、花園大学歴史博物館館長の福島恒徳先生による解説を掲載します。お楽しみに。

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御在所岳へ

 

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各地で紅葉深まる中、秋晴れの日曜日に鈴鹿山系の御在所岳(標高1212m)へ登ってきました。この御在所岳は花崗岩の山で、特に中道という登山道はかなりの岩場があるようです。
以前から登ってみたい山の一つでしたが、ここはロープウェイもあり一般の方も多くみえています。
私は友人達と鈴鹿スカイラインの滋賀県と三重県の県境にある武平峠から徒歩で御在所岳の三角地点を目指しました。
リーダーのいうのには、朝早く登山口に行ってないと、車を停めるところがないとのこと。そこで、まだ薄暗い朝5時半に現地についたのですが、すでに沢山の車が停まっていました。

なんとか便乗していった2台の車を停め、明るくなり始めたところで登山開始です。

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朝日に照らされながらというものの、やはり山はひんやりとさむいのです。そしてここは岩場の多い山。私も含め初心者もいるので、リーダーの指導のもとゆっくりと登坂していきました。

blog_MG_2553.jpg中道登山道ではなくても、こちらのルートでも岩が多く、何ヶ所か岩場があります。滑らないように注意して登ります。

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あまりに天気がいいので、すばらしい絶景も拝めます。三重県側を見ると、なにやら黄金に光っているように見えました。
そう、伊勢湾なのです。

blog_MG_2652.jpg登山道あたりはもう紅葉はすっかり終わっていてブナの木なども落葉してしまい、枝が残るのみ。

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もくもくと登っているようにみえますが、途中で何度も休憩タイム、写真タイムをとり、ワイワイと賑やかなこと。富士山に登ったときの話なんかも交えながら脚を運びます。途中にはもう降りてくる方ともすれ違ったりしました。いかに我々がゆっくり登っているかを知らされているようでしたが、気持ちよく挨拶を交わすのは山を愛する人たちの常識です。

blog_MG_2693.jpg急げば1時間で登れるところをゆっくりと2時間かけて到着! 頂上からは琵琶湖と伊勢湾が両側に見えるという絶景ポイント。ただ、琵琶湖側はかすんでしまっていて、残念ながら望めませんでした。

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頂上付近でゆっくり休憩し気色を楽しんでから下山。それでもまだ11時ごろ。三重県側の湯の山温泉に浸かって、身体を癒して帰路に就いたのでした。

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往路は暗くて見えなかったのですが、帰路の鈴鹿スカイライン付近は、紅葉も楽しめました。

滋賀県には、こういう気軽に登れる山がいくつもあります。これからも少しずつ制覇していきたいと思っています。

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「明治の禅僧 釈宗演」展 記念講演会 第2回目

 

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2018年秋企画展「100年遠諱記念 明治の禅僧 釈宗演」開催を記念し、昨日2018年11月8日(木)午後1時より、花園大学教堂にて西村惠信先生(花園大学名誉教授・禅文化研究所前所長)による講演会「宗演老師と海外巡錫」を開催いたしました。

ご自身と釈宗演老師を繫ぐ不思議な縁から始まり、ご自身も若くして1年間渡米した時の話を交えながら話はすすみ、釈宗演老師が居られた明治期には、廃仏毀釈や、キリスト教の波が押し寄せていた日本において、若くして見性したものの、仏教の退廃に嫌気がさして還俗まで考えていたといわれます。しかし、慶應大学で薫陶を受けた福沢諭吉のすすめもありセイロンに留学してパーリー語と上座仏教を学び、帰国してから32歳にして円覚寺派の管長となられた宗演老師は、万国宗教大会に日本の仏教代表として演説されました。しかし、日本の各派からは万国宗教会議などはキリスト教が喧伝されるに過ぎないから行く必要なしとされ、宗演老師をはじめとする日本の仏教各派の僧侶たちは自費で渡ったとのこと。

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今は絶版品切れとなってしまっていますが井上禅定著『釈宗演伝 -禅とZENを伝えた明治の高僧-』(禅文化研究所刊)を参考にしながら90分間、しっかりとお話をいただきました。

k250.jpgなお、季刊『禅文化』250号には、今回のご講演と同じ題名のご寄稿が掲載されています。

 

また他に釈宗演老師の行履を記したものには、『明治の禅匠』や『近世若州僧宝伝』がございます。いずれも禅文化研究所で発売しておりますので、この機会に如何でしょうか。

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永源寺の紅葉

 

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全国各地から紅葉の便りが届く季節になってきました。
先月末に滋賀県東近江市の永源寺に行ってきました。
境内の木々も徐々に色づいてきています。
永源寺では11月3日(土)から11月30日(金)まで紅葉ライトアップが行なわれます。

 

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期間中には、このたび永源寺で発見された彦根藩井伊家の第2代当主直孝の長男直滋(1612~61年)の「赤備え」の甲冑も本堂で展示されます。
この機会に足を運ばれてはいかがでしょうか。

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