伐採して10年経っても

自坊の境内に樹齢250年ほどのケヤキの大木があることをかなり以前にこのブログで書いたことがあります。「寺の大樹」

約10年ほど前に切り倒してその太い幹を寝かし、一昨年2015年の夏に自坊の本堂の濡れ縁にしてもらいました。

blog_20171122-1.jpg伐採の際に、幹の上部で枝分かれしている部分が、まるで掌のようだったので、クレーンで根の上に置いてもらっておりました。その写真を探すのですが、残念ながら見つかりません。

今年の夏、台風に煽られたせいでか、その掌が倒れてしまったのです。

blog_20171122-2.jpg写真で見ると、その大きさはわからないかもしれませんが、人間の手でびくとも動かないほど大きいのです。この処分に困ったのですが、知人の彫刻家K氏に話したところ、是非もらいたいとのこと。

そこで、クレーン重機(ユニック)を持っている、いつもお世話になっている石材店さんにお願いし、また、このままではトラックにも積めないほど大きいことから、少し切り分ける必要があるため、檀家さんの息子さんで森林組合に勤めるM君に大きなチェンソーをもって出てきて貰い、搬出の手はずを整えました。

2017-11-18-13.29.jpgこの時点で2分割されているのですが、ある程度の大きさがおわかりになるでしょうか。皆がみているこの塊だけで1t強あるようです。伐採して10年経ってはいるのですが、中はまだしっかりしていて、普通の材木の倍ぐらいの比重があるとのこと。素晴らしい材だとK氏は喜んでくださっています。

2017-11-18-13.30.jpg結果的に、3分割しなければトラックにも積めないようなので、M君が切り落としてくれます。うちにもチェンソーはあるのですが、これほど刃が長くないので、素人では文字通り刃が立ちません。

それをしっかり切り出してもらい、ユニックで無事にトラックに積載完了。

2017-11-18-14.03.jpgさて、すぐにとはいかないようですが、どんな作品になるでしょうか。何年か先がまた楽しみになりました。皆さんのおかげです。

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蘇山展にむけて徳源僧堂へ

 

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先週金曜日のブログ禅でお知らせしました「蘇山玄喬展」。会期は12月11日からですが、それに先駆けて、去る11月16日に出展いただく書画墨蹟を名古屋の徳源僧堂まで集荷に伺いました。この前日には、まさしく蘇山禅師の150年遠諱法要が当寺で行なわれたわけで、僧俗約200名ほどの参詣者があったとのことです。

住職である妙心寺派管長の嶺興嶽(みね・こうがく)老師は、お忙しい様子で、昨日の内に妙心寺に帰られてしまったとのことで、お手伝いいただいている近隣の会下の和尚さんがご対応いただきました。

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集荷作業の合間を見て、蘇山禅師の塔所「鵞王塔」に拝塔。この鵞王塔は、開山堂の裏側の戸をあけると拝める場所に安置されています。鵞王というのは禅師の別号で、墨蹟に「鵝王老衲」という落款印を使用されている作品もあります。

展覧会のために借用させて頂くのは、徳源寺に蔵される蘇山禅師の書画・墨蹟のすべて計61点で、今回は老師がおられる妙心寺小方丈に置かれているものを除く51点を、徳源寺からお借りします。

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一点一点を一旦吊してみて、その状態を確認する作業を学芸員が行ないます。どこに折れがあるとか、虫食い(虫損)があるとか、そういったことも綿密に調書に書き入れ、その後、いつもお願いしている日本通運京都支店の美術輸送担当者が丁寧に梱包をしてくれます。手前の女性の方は実は花園大学史学科の卒業生。こうやって、美術品に触れる仕事につけているわけですね。

blog2017-11-16-14.57.jpg午後3時過ぎまで作業にかかり、夕刻、無事に花園大学歴史博物館の収蔵庫に搬入できました。

ところで、今回の蘇山禅師150年遠諱を記念した禅師の図録ができあがりました。

詳しくはこちらをご覧ください。特別頒布を行なっております。

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企画展「蘇山玄喬 -禅画と墨蹟」徳源寺・円福寺・見性寺所蔵作品

 

蘇山展ポスター.jpgこの冬、禅文化研究所は、花園大学歴史博物館と共催で、「蘇山玄喬 -禅画と墨蹟」徳源寺・円福寺・見性寺所蔵作品展を開催します。

一昨日(平成29年11月15日)、名古屋・徳源僧堂において、蘇山玄喬禅師(神機妙用禅師・1799~1868)の150年遠諱が勤修されましたが、本展覧会は、この蘇山禅師の150年遠諱を記念し、名古屋・徳源僧堂の全面的ご協力をいただき、由緒寺院である八幡・円福僧堂、そして熊本・見性寺の3ケ寺に所蔵される蘇山禅師の禅画と墨蹟を、弊所が行なっておりますデジタルアーカイブス事業として調査させていただき、花園大学歴史博物館と共同で開催するものです。

蘇山禅師の書画のみを展観する本格的な展覧会は本展が初となります。また、会期中には禅師の行履をお話し頂く記念講演会「蘇山玄喬禅師 -その人と行履-」(講演:瀧瀬尚純氏〔花園大学国際禅学研究所研究員〕)も花園大学教堂にて開催します。講演会についてはこちらもご覧下さい。

 

リーフレットはこちらのパンフレット(pdf)をご覧下さい。

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瓦屋寺(滋賀県東近江市)の紅葉

 

blog_MG_6611.jpg表題の瓦屋寺(臨済宗妙心寺派)はかの松島・瑞巌寺を中興された雲居希膺禅師開創の古道場です。実は去年も、このブログで紅葉風景「瓦屋寺(滋賀)」として紹介させていただきました。

今年は紅葉が少し早いというものの、まだ色づき始めたばかりの瓦屋寺を訪ねました。

blog_MG_6657.jpg真っ赤になる前の、緑や黄色、オレンジの紅葉葉が入り交じって、しっとりとしてとても美しいのです。

さて、じつは今回は紅葉を楽しむためにだけに出かけたわけではなく、瓦屋寺の先々住である無外和尚というかたの五十回忌があるため、まずはその前日の宿忌に出頭するためだったのです。

blog_MG_6698.jpg私も含め法類寺院が集まり、現住職を導師として大悲呪一巻をお勤めしました。檀家の役員さん達も法要準備のお手伝いのあと、お参りされました。

茅葺きのこの本堂、ただ今、屋根の葺き直しに向けて勧募もされています。相当な経費が必要だろうと思いますが、護持のために熱心に事業を進める若き住職に頭が下がります。

最近は、隠れたこのお寺の紅葉も少し有名になってきたようで、多くはありませんが、何組もの拝観者が紅葉を楽しまれていました。お訪ねになってみては如何でしょうか。もうしばらく紅葉を楽しめそうですよ。

瓦屋寺の地図はこちら

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講演会「禅僧になったアメリカ人」(金沢歌劇座)

 

201712大拙館講座_おもて.jpg金沢の金沢歌劇座ににて、来たる平成29年12月16日(土)14:00~16:00、鈴木大拙館が主催で、トーマス・カーシュナー氏の講演会があるようです(受講料500円・12月14日より事前申し込み受付開始)。

トーマス・カーシュナー氏といえば、弊所からも彼の自伝「禅僧になったアメリカ人」を刊行していますが、今回の演題もそのままとのこと。鈴木大拙博士の著作を読んで禅に魅了された彼の人生、そして禅の修行についてお話しされるようです。

詳しくはこちらのパンフレットをどうぞ。201712大拙館講座.pdf

会場にスタッフが出向いて、上記の自伝を割引販売させていただく予定です。お近くの方はどうぞお運び下さい。

 

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