誠拙周樗禅師(1745-1820)の遠諱記念に

 

blog_20170720_092225.jpg昨日、鎌倉は大本山円覚寺まで出向いて参りました。梅雨明けしたばかりの暑い一日。
東上する時の新幹線は毎回、E席を確保し、富士山を拝もうといつも楽しみに向かうのですが、夏に富士山の全景を拝めることはなかなか難しく……。昨日も雲の小袖で顔を隠されておりました。

 

blog_20170720_103756.jpg北鎌倉の円覚寺山門に着きました。平日の午前中なので、参拝者は少ないようでした。なにやら見かけた顔の女性とすれ違いました。京都の数珠屋のおかみさん。朝早くから管長猊下にご相見だったのでしょうか。お見送りの雲水さんとお話しになりながらでしたので、こちらにはお気づきでないようでした。

blog_20170720_103837.jpg私はというと、2019年に円覚寺様が勤修される、中興大用国師誠拙周樗禅師200年および釋宗演老師100年の大遠諱に合わせて、制作を依頼されている大用国師の墨蹟集の打ち合わせに参ったわけです。
勅使門の前にも「大遠諱」の大きな立て札が見えますね。

blog_20170720_104116.jpg全国から集められた資料によると、大用国師の墨蹟は約450点。その中から、管長様や塔頭や末寺の委員の方々、そして宗務本所の方々と一緒に、掲載する書画を選定するという6時間近くにわたる会議でした。

今回の会議でほぼ選定を終えましたので、それらの墨蹟を、これから約1年ほどの間にご所蔵の各ご寺院などに伺って、撮影調査という大仕事が控えているわけです。

blog_20170720_104026.jpgこういった記念すべき事業に関わる刊行のご依頼をいただくことも、弊所の仕事の大きな部分を占めています。ありがたいことです。

日帰りでの鎌倉行。便利な世の中です。

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特別展「雪村-奇想の誕生」 MIHOミュージアム

 

su01a.jpg来たる平成29年8月1日から9月3日まで、滋賀県のMIHOミュージアムにて特別展「雪村-奇想の誕生」が開催されます。

今年の春に東京芸術大学大学美術館で展観されていた同展の関西開催です。

室町後期から戦国時代に主に東国で活躍した画僧、雪村周継(せっそんしゅうけい)は、それまで日本では中国画を基本にした山水画や人物画が描かれていた画風を、独自の画風で一新した画家です。

その主要作品約80点と、雪村から影響を受けた後代の関連作品約30点で構成される本展、春の展覧会にも出展した、弊所所蔵の「蕪図」も再び出品(後期展示)されます。

暑い時期ではありますが、MIHOミュージアムは関西でも最も涼しいところかも知れません。納涼を兼ねて出向かれては如何でしょうか。

同展のパンフレットはこちらからご覧頂けます。

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『一休ばなし集成』在庫あります

 

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今週末、2017年7月28日(金)の13時~18時30分に、花園大学講堂にて、一休シンポジウム「一休と禅のこころ」が開催されることは、先般のブログ禅にて紹介させていただきました。

そんなおり、絶版品切れとなっている『一休ばなし集成』の返品本でカバー汚れのものが、少しまとまって有りました。そこで、簡易的にカバーを作成し、この機会に直販限定特別価格にて販売させていただくことにしました。

定価は税込み2621円ですが、在庫整理につき税込み1944円にて販売いたしております。再版の予定はありませんので、一休さんの伝説がまとまったこの一冊が手に入らずにおられた方、今がチャンスです。

こちらのWEBショップからお求めいただけます。また、上記の一休シンポジウムの会場でも販売させていただきます。

 

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研究所の花 2017/7-2

京都では、祇園祭のお囃子の音が聞こえだしています。今週日曜日が宵山ですね。

さて、今週の研究所の花をご紹介します。そろそろ紫陽花が終わりになってきましたので、他の花を伐ってきました。

まずは玄関先に擬宝珠(ギボウシ)です。夏らしく竹籠の掛け花入れに入れてみました。

blog_BKL0138.jpgもうひとつ、玄関先に。こちらはミソハギとチョコレートコスモス。
ちなみに色紙は、現妙心寺派管長嶺興嶽老師の「布袋留守」自画賛です。布袋さんのぬのぶくろ、パンパンではち切れそうですが、「無」とはこれ如何に。

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それから応接室。今回はかなり派手目です。ダリアと紫陽花、そしてカラー。

blog_BKL0131.jpg最後に無文老師の真前には、擬宝珠と斑入りのススキをお供えしました。

blog_BKL0132.jpg関東など7月盆の地域では、今、お盆真っ盛りですね。

ご先祖があの世から戻ってこられてご供養するのは、日本だけの風習のようですが、「如在(いますが如く)」(まさしくここに居られるかのように)お迎えして、ご先祖におかげさまの心を捧げたいものですね。

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当処即ち蓮華国

 

blog_MG_3796.jpg一面、蓮でいっぱいのこの池。滋賀県竜王インター近くの貯水池です。そういえば、数年前に禅文化研究所の職員旅行で中国を訪れた時にも、避暑山荘の池でたくさんの蓮が見られたことを思い出しました。
東京の上野駅の西にある不忍池も蓮で一杯ですね。今頃は蓮の花が満開でしょう。

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滋賀県で蓮といえば、琵琶湖博物館近くに一昨年まで、みごとなほどの蓮の群生が見られましたが、ニュースでも採り上げられていたように、去年から全然見られなくなってしまいました。それは水中の土壌が蓮に適した泥状態ではなくなってしまったらしいことが原因のようです。やはり蓮は「泥中蓮」の禅語もあるように、泥の中にこそ美しい花を咲かせるようです。

 

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「当処即ち蓮華国、この身即ち仏なり」(「白隠禅師坐禅和讃」より)

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