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妙心寺三門懺法

IMG_0566_325.jpg秋晴れの10月16日、妙心寺の三門懺法が執り行われました。
本来は毎年6月18日に行われるのですが、今年はコロナ禍により延期となったのです。
今回、妙心寺法務部が儀式をアーカイブス映像として残すということで、撮影に立ち合わせていただきました。

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三門楼上には観世音菩薩と十六羅漢が祀られ、極彩色鮮やかに飛天や鳳凰、龍の図が柱や梁に描かれています。
懺法会は、自らの過ちを懺悔する儀式ですが、午前8時30分、山内僧侶30名ほどが出頭し、鼓鈸(くはつ)の合図と共に厳かに始まりました。古来から伝わる法式に則り3時間に及ぶものでした。

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妙心寺では、世代が変わるたびに儀式を伝えるのが難しくなってきており、映像で残すことの必要性を感じるとのことでした。
伝統的な儀式の保存というのもアーカイブスの重要な役割といえるでしょう。

by admin  at 15:00
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