Sep 17
2019
中秋の名月、いかがでしたか
先週末は中秋の名月でしたね。皆さん、ご覧になれましたか?
当初、お天気が悪いという予報でしたので半ば諦めていたのですが、ちょうど帰坊するころに雲があけてきて、見事な中秋の名月を拝むことができました。すすきと稲穂、お団子をみごとなお月様にお供えしました。
ただ、今年は暦の都合で満月は翌日14日だったので、その夕方はカメラを抱えて近くのびわ湖の内湖まで出向いて、月の出を待つことにしました。
ところが月の出る前の夕焼けが、これまた素晴らしい。すでに陽は落ちていましたが、水辺にうつる景色、その中を漂う鴨たちにしばし時を忘れてしまうような気持ちでした。
SNSであげたところ、「地球って凄いなぁ」というコメントをくれた方もおられました。こんな美しい景色を見せてくれる地球、宇宙に感謝ですね。
といっているうちに東の空が明るくなってきました。十五夜お月様のお出ましです。
鈴鹿山系の山の上に少し雲がありましたが、その上にぽっかりと出てきました。カメラで風景とともに撮ると月はとても明るすぎて白く光っているだけですが、肉眼で見ると兎が餅つきしているように見えるので不思議です。水辺に映る月もまぶしいくらいでした。
千葉の人たちはまだまだ困っておられるのに、のんきなことで申し訳ありません。でも夕陽に手を合わせ、月に手を合わせて、一日も早いライフラインの復旧をお祈りしています。
災害をもたらしたのも自然、あたたかい月光で優しい気持ちにさせてくれるのも自然ですね。
by admin at 09:00
私がまだ10歳になったかどうかの頃に月見泥棒をして同級生宅の団子を盗って食べたとき、周囲や教師から猛叱責されましたよ。
「他人の家のお供え物を盗み食いするとはなんということだ!」と。
幸いにも私の祖母と近所の高齢の方が月見泥棒の風習を詳しく知っておられて周囲に説明してくださった。
それ以降周辺で月見泥棒が行われた話は聞かないです。いまはもうその風習さえ知っている人は少ないでしょうか。
毎年この時期になると思い出します。
森野啄木さん、いつもご覧頂き、コメントをありがとうございます。
お月見泥棒、こんな風習があるのは、私も存じませんでした。どうやら一部の地域に限られるようですね。自坊のあたりにはない風習のようです。
でも、なんだか今どきのハロウィンやっているより、この方がなじめそうですね。