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福寿草を愛でに

 

霊仙山_190401_0071.jpg一昨日の土曜日、山仲間と滋賀県の霊仙山に登ってきました。目的は福寿草。この山には福寿草の群生が見られるのです。多賀町からの登山ですが、登り始めてすぐの廃村のところで、福寿草や早咲きの桜などが見えました。

霊仙山は私は初めて登るのですが、ずっと急登で、久しぶりの登山の私には、ちょっときついと思いながら、歩を進めていきました。最初はやはり汗をかいていたのですが、笹峠を越えたあたりから付近に木立もなくなり、カルスト地形が出現。

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昔ここはクマザサで覆われていたようですが、鹿に食い荒らされてクマザサはなくなってしまったそうです。
さらに、天候もわるく、ガスは出てくるは、10mを超えるような風が吹く中を、せめて近江展望台まででも登ろうとがんばりました。福寿草の群生は、近江展望台よりまだ先なのですが、このガスの中を進むのはちょっと危険という判断をしたのです。

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晴れていればおそらく近江展望台からは絶景が拝めたことでしょうが、あいにくのこの雲の中。寒いこともあり早々にピストン下山です。

霊仙山_190401_0040.jpg

少し下ると、雲から抜けて、こんな景色も見えるのです。
ともかくも厳しい山でした。自坊から遠くに望めるこの霊仙山。こんな風だとは想像もしていませんでした。

頂上付近の福寿草の群生には行けませんでしたが、それでも途中、こんな可愛い高山植物に出会えました。

霊仙山_190401_0064.jpg霊仙山_190401_0041.jpg

上の方はミヤマカタバミですが、下のはなんでしょうね。ご存知の方お知らせ下さい。

さて、今日から新年度となりました。そして今日の11時半には、5月からかわる新元号がついに発表されますね。弊所も5月上旬に上梓される書籍の編集を承っていて、あとがきや奥付の日付を新元号で表記したいために、新元号の発表を待ち望んでいるところです。

それから、弊所の「宗教法人管理システム 擔雪II」のシステム改修も必要ですし、皆さんにご迷惑がかからないように万全の準備を整えていっております。

桜の開花宣言もされてはいますが、寒の戻りで、今日などは山間部では雪が降るかもとか。体調を崩しやすい今日この頃です。新たな年度、気持ちよく望みたいところです。

by admin  at 09:08
コメント
  1. 霊仙山は120kmほど離れたこちらの山頂からも稀に見えておりますよ。昔、醒ヶ井出身の知人が話してくれていた山なのです。一度は行ってみたいのですが。
    さて花ですが、平地の湿地に咲くタネツケバナの感じによく似ておりますね。こんな水気の無いところに咲くのかとも思いますし、近縁種かもしれませんね。

    by 森野啄木  2019年4月 1日 13:18
  2. 森野啄木さま、いつもありがとうございます。
    醒ヶ井側からの霊仙山登山だと、小学生でも登れる山なんだそうです。今度はそちらのルートで登ってみようと思っています。
    タネツケバナに似たこの花は、ホントに岩の間に咲いてましたが、ひょっとして鹿の頭が入らない幅だから、こうして残っていたのかも知れません。

    by 禅文化研究所  2019年4月 1日 16:50
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