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季刊『禅文化』234号発刊のお知らせ

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10月25日(土)、季刊『禅文化』の最新号が発売されます。

宗祖・臨済義玄禅師と中興の祖・白隠慧鶴禅師。偉大なお二人の遠諱を控え、いま臨済・黄檗宗では全派を揚げての大遠諱事業が立ち上げられているところです。

そこで季刊『禅文化』でも、今季から2号連続で「臨済禅師・白隠禅師遠諱に向けて」と題した特集を組み、両禅師を顕彰するとともに記念行事の模様をご紹介させていただきます。

また、久しぶりの「吾が師を語る」では、遠藤楚石老師(東福寺派管長)と横田南嶺老師(円覚寺派管長)に、共通の師である小池心叟老師(白山道場)の思い出を語っていただきました。逸話は尽きず、対談は約3時間にも及びました。痛快なエピソードの数々と、兄弟弟子同士ならではの和やかな会話を16ページにまとめています。

ほかにも、花園大学歴史博物館で開催中の特別展「滅却心頭火自涼―甲斐の名刹・恵林寺の至宝―」のご案内については、恵林寺のご住職による寺史とみどころ紹介、展覧会担当者による作品(表紙)解説も掲載するなど、たいへん読み応えある一冊です!

もちろん、人気の定期連載も収録しておりますので、ぜひご一読いただきたく宜しくお願い申し上げます。

ご購入はこちらからどうぞ。

*もくじ

【特集 臨済禅師・白隠禅師遠諱に向けて〔前〕】
禅―いまを生きる―/堀尾行覚
遠諱記念事業一覧
つれづれに思う/有馬賴底
【誌上提唱】『臨済録』上堂・ヤケクソの世界/山川宗玄
臨済禅師・白隠禅師遠諱記念講演会
父母未生以前の面目/姜尚中
吾が師を語る
龍雲院 白山道場師家  小池心叟老師――遠藤楚石・横田南嶺
新連載 河北正定に臨済禅師の遺跡を訪ねる(一)/衣川賢次
禅文化研究所×花園大学歴史博物館
恵林寺寺宝展に寄せて ―恵林寺小史―/古川周賢
グラビア 恵林寺の寺宝
明の成立と禅(下)要説・中国禅思想史40/伊吹敦
禅宗語録入門読本22 丹霞(中)/小川隆
善財童子の求道ものがたり(三十二)
マハーデーヴァ(大天神)という善知識に変容したクリシュナ神
―菩薩道五十三次 浜松の宿駅―/小林圓照
禅における心身について(六)ブッダ本来の言葉と禅(一)/佐々木奘堂
部分から全体へ 寺院建築入門(四)/佐々木日嘉里
三余居窓話(余滴・四)/西村惠信
睡猫庵歌話(六)月夜の書斎人 ―川口常孝の到達―/大下一真
寺庭さんのリレー・エッセイ                   
しだれ桜と共に/家根原寛子
和尚さんの身体講座(四十三)
頸腕症候群や五十肩治療の超絶技巧/樺島勝徳
ラオス逍遙 前編/川辺紀子
表紙解説/志水一行
いっぷく拝見
編集後記《すずろごと》
『禅文化』バックナンバー
禅文化研究所の本
切り絵/田中道男

by admin  at 09:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)