トップページ » 2014年4月28日

季刊『禅文化』232号発刊

 

140428-1.jpg先日から予告ばかりでしたが、季刊『禅文化』232号が発売となりました。
特集は、建仁寺の開山・栄西禅師800年遠諱にちなんで「栄西禅師と建仁寺」。写真は、特集の扉にもなっている建仁寺の三門です。

栄西さんほど、子どもから大人まで広く名前を知られるお坊さまもなかなかいらっしゃらないと思うのです。あとは一休さんでしょうか?でも、実際どういう方だったのかまで詳しくご存じの方となると、知名度に対してそう多くはないのでは。


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じゃあ栄西禅師についていつ知るのか……?決してふざけているわけではなく、心から思います。

今でしょ!(少し古いですが)

もう800年以上も前に生きた方ですが、読み進めていただくうちに“いつか教科書で見たお坊さん”が身近に感じられる号となりました。

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最新の研究に基づいた、さまざまな栄西禅師像に触れていただけます。季刊『禅文化』232号、宜しくお願いいたします。
お求めはこちらから。

【もくじ】
【特集 栄西禅師と建仁寺】

八百年大遠諱に寄せて/小堀泰巌
栄西禅師と密教/末木文美士
鎌倉仏教界における栄西の位置づけ/舘隆志
江戸時代における栄西研究/藤田琢司
絶海中津賛 開山明庵栄西頂相について/田沢裕賀
建築者としての栄西/佐々木日嘉里
栄西禅師とお茶/加藤一寧
栄西禅師略年表/藤田琢司
笶髦€ グラビア 建仁寺の寺宝(解説 田沢裕賀)

ひとくち法話 便利、楽を求めた先には/横田南嶺
君子の交わり ―四君子―/伊藤 紫虹
禅宗語録入門読本21 丹霞 (上)/小川隆
明の成立と禅(中) 要説・中国禅思想史39 /伊吹敦
禅における心身について(五) 佐々木奘堂
善財童子の求道ものがたり(三十一)/小林圓照
三余居窓話(余滴・三)―流れる川―/西村惠信
睡猫庵歌話(五)/大下一真
求道の禅僧のような ―坪野哲久の晩年―
技を訪う―慈照寺の花 (三)献花・体験―川辺紀子
和尚さんの身体講座(四十二)
安楽坐禅法(十二)「3分間坐禅体操その二」/樺島勝徳
寺庭さんのリレー・エッセイ「萩の小さな山寺・雲林寺」/角田覚子
書評『千本組始末記 アナキストやくざ笹井末三郎の映画渡世』/芳澤勝弘
表紙解説/福島恒徳
いっぷく拝見
編集後記《すずろごと》
『禅文化』バックナンバー
禅文化研究所の本

by admin  at 09:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)