May 23
2011
柳生街道をゆく その3
その1、その2に続き、柳生街道沿いの仏さまの紹介です。
のどかな風景を歩いてゆき(途中少し山道ですが……)、春日山石窟仏へ。
平安末期の作と伝えられ、地蔵菩薩立像、大日如来などが残されています。
劣化が激しく、近づけないように、また風雨に耐えられるよう柵が設けられ、大きなひさしがついています。
柔和なお顔の仏様です。GW中という事もあって、お子さんと歩いている親御さんもみかけました。自然の中を一緒に歩き、仏様を拝む。生きた勉強だな……と微笑ましく思いました。
by admin at 07:30
ブログ禅御中
2011年5月23日
◎「柳生街道をゆく・その3」。「劣化が激しく」。「柵が設けられ、大きなひさし」。
ここは秋艸道人・会津八一(1881~1956)の歩いた道でしょうか。
滝坂にて・5首の其3
かけ おちて いは の した なる くさむら の
つち と なり けむ ほとけ かなし も
地獄谷にて
いはむろ の いし の ほとけ に いりひ さし
まつ の はやし に めじろ なく なり
磨崖仏は、ひさしを付けると風化する、という話を聞いたことがあります。雨風に晒すことによって寿命が延びる、と。
東北寺 藤田吉秋
東北寺 藤田先生
いつもお世話になっております。
会津八一の句碑のようなもの、そういえば見かけました。
磨崖仏、そうなのですか。それでは、盗掘防止の為なのでしょうか。庇はかなり長く、雨が振り込まないようにしている風に見えましたが…。
御存知の方がいらっしゃいましたら、是非お教え下さい。
ブログ禅御中
2011年5月23日
◎「柳生街道をゆく・その3」。「会津八一の句碑」。
「句碑」ではなくて、「歌碑」。
滝坂にて・5首の其1、其2。
http://www.geocities.jp/surume81_1/hitorigoto/81/81top.html
かき の み を になひて くだる むらびと に
いくたび あひし たきさか の みち
まめがき を あまた もとめて ひとつ づつ
くひ もて ゆきし たきさか の みち
ところで、早稲田大学會津八一記念博物館にて「達磨・だるま・ダルマ」展を開催しています。「旧富岡美術館の所蔵品から風外・白隠・遂翁・東嶺・春叢・蘇山・仙厓などの達磨図を展示します」。
http://www.waseda.jp/aizu/index-j.html
東北寺 藤田吉秋
ブログ禅御中
2011年5月23日
◎「会津八一 奈良の歌碑」。
「会津八一 奈良の歌碑」一覧は、
http://www.geocities.jp/surume81_1/hitorigoto/81/kahi-nara/kahi.html
柳生街道に建てられていたのは、これですか?
http://www.asahi-net.or.jp/~xt4y-mtmt/yagyu/yagyu4.html
東北寺 藤田吉秋