トップページ » 2011年3月14日

東日本大震災  ティク・ナット・ハン師より

日本の皆様へ

今回の悲劇で亡くなった多くの方のことを想うと、ある部分、あるかたちで我々自身も亡くなったのだと痛切に感じます。

人類の一部の苦しみは、全人類の苦しみです。また、人類と地球はひとつの身体です。そのひとつの身体の一部に何かが起きれば、全身にも起こります。

このような出来事は、命のはかなさ(無常)を我々に思い起こさせてくれます。お互いを愛し合い、助け合い、人生の一瞬一瞬を大事に生きることが、我々にとって一番大切なんだと。それが亡くなった人々へのなによりもの供養です。彼らが我々の中で美しく生き続けれるように生きるのです。

フランス、そして世界各国のプラムヴィレッジ寺院(瞑想センター)から、僧、尼僧、在家者の皆さんがともにお経をあげ、日本のみなさんに平安、癒し、保護のエネルギーを送り続けています。

みなさまのためにお祈りしています。

ティク・ナット・ハン

by admin  at 09:37  | Permalink  | Comments (2)  | Trackbacks (0)

東日本大震災 被災者のみなさんへ

このたびの東日本大震災につきまして、被災された多くの方々、特にまだ行方不明になっている方々のご無事を祈念いたしますとともに、残念ながら命を亡くされた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。
昨日、自坊の関係寺院での法要のあと、被災物故者の冥福をお祈りする回向をさせていただきました。

現地には知人や友人のお寺もあって、まだ安否が確認できない方々も多いのでとても心配しておりますが、現地の電話状況、電源の確保などを考えて、あまり外部からのアクセスをしすぎない方がいいのではないかと考え、控えてもおります。
関東では輪番停電によって電力の確保をしようとされています。停電が中止になったりして怒っている方もあるでしょうが、こんな時ですから色々と不手際や混乱があることは必須なのです。被災地の人命第一と考えて、協力して参りましょう。

個人的には地元の団体が募集した支援物資に供出することはさせてもらいましたが、今後は、やはり募金の必要が高まってくると思います。心ある皆さんのご協力をお願いします。

また明日は我が身と考え、阪神淡路大震災の時に用意した被災時避難用品を、改めて整理しなおしました。被災地以外の皆さんも、まずは身の回りを整理することも大事ではないかと思います。
被災しなかった我々は、元気な力を出して、できるだけの協力を惜しまないでいきましょう。

以下、被災情報・交通機関運行状況入手先の情報です。シェアしてください。

【公式ツイッター】
○青森県庁 http://twitter.com/AomoriPref
○青森県八戸市 http://twitter.com/HachinoheCity
○岩手県公聴広報課 http://twitter.com/pref_iwate
○総務省消防庁 http://twitter.com/FDMA_JAPAN

【災害伝言板】
○KDDIの災害用伝言板
 http://www.kddi.com/news/important/important_20110311152109.html
○ドコモ災害伝言板
 http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/110311_01_m.html?ref=gp_top...
○ソフトバンク災害伝言板 http://mb.softbank.jp/mb/information/dengon/index.html
○ウィルコム災害伝言板 http://www.willcom-inc.com/ja/dengon/index.html
○NTT東日本 災害用ブロードバンド伝言板(web171)
 https://www.web171.jp/top.php
○イー・モバイル http://emobile.jp/service/option1.html#saigai
○グーグル災害伝言板 http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html

【ライフライン】
○東京電力 停電情報 http://teideninfo.tepco.co.jp/flash/index-j.html
○東京ガス http://www.tokyo-gas.co.jp
○東北電力 http://www.tohoku-epco.co.jp/emergency/9/
○仙台市ガス局 http://www.gas.city.sendai.jp/
○北海道電力 http://www.hepco.co.jp/teiden

【交通情報】
○アサヒ・コム 交通情報 http://www.asahi.com/traffic/

【鉄道・バス】
○JR東日本 関東地方の運行情報 http://traininfo.jreast.co.jp/train_info/kanto.aspx
○JR東日本 東北地方の運行情報 http://traininfo.jreast.co.jp/train_info/tohoku.aspx
○東京メトロ 運行情報 http://www.tokyometro.jp/unkou/
○都営地下鉄 運行情報 http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/schedule/
○小田急電鉄 http://www.odakyu.jp/cgi-bin/user/emg/emergency_bbs.pl
○東急電鉄 http://www.tokyu.co.jp/
○JR東日本・新幹線運行情報 http://traininfo.jreast.co.jp/train_info/shinkansen.aspx
○相模鉄道 http://www.sotetsu.co.jp/train/move/
○京急電鉄 http://www.keikyu.co.jp/train/operation_info.shtml
○JR東海 運行情報 http://shinkansen.jr-central.co.jp/sep/pc/index.html
○ゆりかもめ http://www.yurikamome.co.jp/contents/hp0010/list.php
○都バス 運行状況 http://tobus.jp/
○横浜市交通局 http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/

【道路】
○日本道路交通情報センター http://www.jartic.or.jp/
○高速道路情報(NEXCO東日本) http://www.driveplaza.com/dp/RoadInfo
○高速道路情報(NEXCO中日本) http://www.c-nexco.co.jp/

【航空】
○ANA 運行状況 http://fli.ana.co.jp/fs/domjpmenu
○JAL 運行状況
 国内線 https://www.jal.co.jp/cms/other/ja/weather_info_dom.html
 国際線 https://www.jal.co.jp/cms/other/ja/weather_info_int.html
○スカイマーク 運行状況
 http://www.res.skymark.co.jp/mercury/fis/flight_announce_i18n

by admin  at 08:42  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

心の込め方




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「お見送り」について皆様はどうお考えですか?
と書きますと、うちの研究所の場合、「死者のお見送りについてですか?」と言われそうですが、今回は違います。
でかける人を見送る、「お見送り」についてです。

先日、はっと息を呑むほどに美しいお見送りの姿を目の当たりにしました。
あまりに自然にササッと部屋から廊下へ出て(とある場所で食事をしていた時です)、正座をし、「行ってらっしゃいませ」と、相手が見えなくなるまで見送る姿。

「今どきそんな…」、「男尊女卑!?」、「なぜ女性だけが」と、色々な声が聞こえてきそうですし、夫婦共働きの家庭が増えているので、当てはまらなくなってきているのかもしれませんが、あのように見送られたなら、男性はさぞかし「今日も一日がんばるぞ。よし、行ってくるぞ」と思えるのでしょうし、お互いに気持ちの良い事だろうなと思ったのでした。

心を込めるという事は、所作でもモノでも何でも、こちらをハッとさせるほどの美しさがあり、感動と学びを与えるものだな……と感慨深く。

例え相手と喧嘩をしていても、気分が悪くても、きちんと見送るという事を毎日の決まりにしておけば、身体と心は繋がっているので、その所作がまた心を支え、自分のいたらなさや相手との関係性についてを改めて考えさせてくれるような気もします。
また、お見送りと同様、お出迎えも大切ですね。

更に、「うちでは見送る時は火打ち石を鳴らして、主人でも息子でも見えなくなるまで見送ってる。いつも後悔の無いように、これが最後かもしれないという気持ちは常に持っている」という話も違う女性から聞きました。

今日のお話は2人とも以前、禅文化研究所に勤めていた大先輩の女性達。
研究所にて、少なからず禅に縁と関わりを持って生きた女性らしい2人の在り方に、とても尊い教えをいただき、あのように歳を重ねなくては…と思ったのでした。

by admin  at 07:30  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)