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円空・木喰展 -美術館「えき」KYOTO-




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11月7日(土)~29日(日)まで、京都駅伊勢丹7Fにある、美術館「えき」KYOTOにて、「円空・木喰展」が開かれている。

独特の作風で知られる二人の刻られた仏像や神像が沢山展示されていて、とても興味深く観ることができた。
いかめしい顔をした力強いお不動さんや、千体仏と称して、細かな木っ端ひとつをも無駄にせず刻られた仏像。鉛筆の先ほどの小さなものもある。
それぞれの顔はユニークである。
立ち木に掘られたであろう観音様もあるし、円空の自身像もあった。
どこかの民間の場所にあって、その自身像の裏が皿のように彫り込んであるため、子供たちが持ち出してそり遊びをしたために、肝心の自身像の表面がすり減ってしまったというようなものもあった。
いかに民衆の中に溶け込んでいたのかが容易に想像できるのである。

美術館「えき」KYOTOは、京都駅の上であるし小さな美術館なので、気軽に立ち寄ることができるので、京都駅ご利用の際には是非おすすめしたい。

by admin  at 07:30
コメント
  1. 先日は 心温まるお言葉ありがとうございました。

    今月の上洛において 知り合いから円空展があると情報頂きましたが、時間が取れなく行けませんでした。
    でも 実は先月北海道にある、おそらく日本で一番秘境の駅と言われる「小幌駅」という眼下にある「小幌観音洞窟」に行きました。
    ここは5体の円空仏があります。
    素朴でおだやかなお顔で 海岸を見つめていました。
    北海道にもたくさんの円空仏があるようです。

    by セーヤン  2009年11月27日 14:15
  2. セーヤンさん、コメントをいただき、ありがとうございました。お返事が遅くなってしまい失礼しました。
    穏やかな表情で海を眺めているという御地の円空仏をみてみたいものです。
    博物館でご覧になるより、断然よかったでしょうね。
    円空や木喰さんの展覧会も、ときどき、各地で開かれているようですので、また機会があればお運びください。

    by 禅文化研究所  2009年12月 1日 09:48
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