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MIHO MUSEUM -若冲ワンダーランド-




若冲ワンダーランド

大好きなMIHOミュージアム、秋の展観を鑑賞に訪れました。
今回は皆様もおそらく御存知、伊藤若冲。ワンダーランドと名付けた所以は、若冲の描く絵が、当時流行した「写生」とは少し異なる不思議な世界であった事からだそうな。
確かに若冲の絵を観ていますと、美しく一枚一枚鶏の羽が描かれているかと思いきや、顔は若干鶏の顔とは違っていたりユーモラスだったり、それでも現実の鶏以上に躍動感に溢れていたりと不思議な感覚を覚えます。
今回の目玉は、近年民家から新たに発見されたという象と鯨の屏風。これはまさにワンダーランドでした。圧倒されるような…、でもくくくっと笑いたくなるような、なんとも不思議な巨大な鯨と象の屏風。黒い鯨に白い象。地球上最も大きな哺乳類と言われる鯨に、これまた大きな神聖な白象。これを屏風におさめた若冲の心や如何に?!
その他未だ観たことなかった作品なども出展されており、非常に興味深い展観となっていました。

信楽の山奥ということで、少しばかり紅葉も始まっていますよ!是非おでかけになってみてください。

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by admin  at 07:30
コメント
  1. 若冲、大好きです! 数年前にプライスコレクションを観て虜になりました。
    昨日から、東京国立博物館で「皇室の名宝」展が始まり、若冲の動植綵絵30幅が展示されているので早速、行ってまいりました。圧倒されました。普通、人間の目はこのようには見ていないですよね。鶏の羽を虫眼鏡で見るようなウルトラハイビジョン映像。観ているうちに酔ってしまい、絵に引きずり込まれて溺死するかと思いました。
    MIHOミュージアムもぜひ行きたいのですが、なかなか…。

    by カピバラ  2009年10月 7日 08:27
  2. カピパラさんご無沙汰しております。
    お元気そうで何よりです。
    いつもコメントありがとうございます。

    私が若冲と出会ったのは、学生時代、京都の細見美術館にて…でした。こちらも多くのコレクションをお持ちです。美術館の茶会では時に床に若冲が掛かったりしますよ!
    MIHOの若冲展は本当に圧巻でした。また、MIHOミュージアム自体、一見の価値ある美術館です。紅葉の時期や新緑の時期、素晴らしいですよ。なかなか遠くて大変かとは存じますが、是非お時間みつけて遊びにいらしてみてください。
    滋賀県の湖東三山(由緒ある寺です)などもまわってみると、また京都と違う素晴らしさがあります!でも確かに「えいっ!」と気合いを入れてでかけない事にはなかなか遠いですね…。

    by 禅文化研究所  2009年10月 8日 10:45
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