トップページ » 2009年3月23日

永源寺僧堂での悲しい事件




永源寺僧堂

3月6日に臨済宗の大本山の一つ、永源寺の道場で起きた事件(私は事故だと思う)について、ご存じの方も多かろう。
これについて、私はここで、あくまで個人的な思いを綴っておきたいと思う。

各メディアでは、「修行中の僧侶(雲水)が、酒に酔った上で口論となり、後輩の修行僧を縁側から突き落として死なせた」というゴシップ記事的な趣旨で、修行道場での傷害致死事件としてとりあげられた。

事件の後、ブログなどで本件をとりあげておられるものも散見した。
そこで多くは、臨済宗の修行道場の管理体制がどうとか、そういう疑問視を投げかけられている。
また、僧侶が不飮酒戒を犯していること自体を、猛烈に批判しているお方もおられる。よほどご自身は戒律を守ってご立派な方なんであろう。
しかし私はそんなところに問題の根底があるのだとは思わない。

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by admin  at 07:30  | Permalink  | Comments (7)  | Trackbacks (0)