Dec 10
2008
魅惑のへたり達磨 -金毘羅さん参りその2-



さて、金毘羅さんの参道には、数々のお土産物屋さんが立ち並んでいます。
いにしえの人々も、お参りとはいえ同じような思いでこの階段を登ったのだろうか…と、わくわく。
その中で私が今回、その仕事の素晴らしさに魅了されてやまなかったのが、【讃岐一刀彫宗家 山中象堂】さん。
まずは上写真のへたり達磨の素晴らしい彫りと、その意匠にくぎ付け。お参りを忘れて覗き込んだものです。その他あまりに素晴らしい作品が多々あるので、とにかくお参りに行って、後からまた来ようということに……。
【へたり達磨について】 〈山中象堂さんの説明文引用〉
へたりとは辞書に依れば(へたばる、よわる、すわる、疲れて平たく座す)と記されて居ますが、この達磨は大地へ腰を落着け慎重に計画性を以て思索的に又他人に迷惑を掛けない様にするを良しとの意味をこめて当家の伝承図中より選択 現代風に改良讃岐一刀彫の特徴と味を最も良く生かした当家独特の製品の一つです。
とのこと。ご主人の話によると、昔、旭社などの彫刻を手がけた職人の夢枕に達磨さんが立たれて、「しっかり計画性をもち、事に励みなさい」とのお言葉をいただいたのだとか…。
ここで少し宣伝を…達磨さんの伝説といえば日本に数多く残っていまして、研究所からもこんな本が出ています。興味のある方は是非!


その他、お盆なども素晴らしく。達磨さんのお盆なんかも、禅寺にいいですねぇ…。


面の迫力もすごいものでした。

さて、あれだけへたり達磨へたり達磨といいながら、今回どうしてもと求めたのは、この面取り達磨の香合。拂子まで持っていらっしゃいます。
皆さんも是非、金毘羅さんへお参りされた時は、美術館にいるのでは?と錯覚してしまいそうなこのお店を尋ねてみて下さい。職人さんの素晴らしい仕事に出会えます。
by admin at 07:30
有り難うございます。私共の仕事を紹介して頂き、感謝感激です。自分のHPを更新しなくてはと反省してます。美大生の娘がたまたま見て、教えてくれました。
こんにちは。
コメントありがとうございました。
いただきましたこの達磨香合は、「買って帰った」と言うよりも、本当に「我が家にお連れした」という感覚で、大切にしておりまして、非常に気に入っております。
これからも美しい素晴らしい仕事を世に送り出して下さい!
また金毘羅参りにでかける機会がありましたら、必ず立ち寄らせていただきます。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
ご無沙汰しています。
やっとHP更新に着手しています。
メアド、HPアドレスが変更になりました。
今後ともよろしくお願い致します。
報告、お知らせまで!
こんにちは!
ご丁寧にお知らせいただき、ありがとうございます。
大きな写真で素敵な作品が多々拝見できる、素敵なページですね!
リンク先、変更させていただきます。
今後ともご活躍下さいませ!