トップページ » 2008年2月25日

龍沢寺僧堂・死活庵老師の津送

梅のほころぶ龍沢寺

Ryutaku07.jpg

静岡県三島市にある専門道場、円通山龍沢寺。あの白隠禅師が開山である名刹である。 この龍沢寺住職の死活庵・中川球童老師が、昨年末に遷化されたことは、このブログでも少し書いた。 20年以上前に、わたしはこの道場に掛錫していたので、2月14日の津送のお手伝いに呼ばれ、前日13日、三島駅に降り立った。 京都は雪が降っていたが、静岡は雲一つない快晴。あまりにも富士山がきれいに見えたので沢山写真も撮ったのだが、これは改めて書かせてもらう。

死活庵老師の真前

さて、さっそく梅の花のほころぶ龍沢寺に向かい、懐かしい顔ぶれと挨拶をかわし、老師の遷化をいたみあった。 じつは、私が新到参堂(入門)して一週間もたたないころ、当時、龍沢寺の閑栖老師だった中川宋淵老師が遷化され、その数年後に、私が参じていた鈴木宗忠老師も遷化された。そしてこのたびの中川球童老師の遷化で、ここ二十年あまりで三人もの老師を送ることとなり、ここで同じ釜の飯をたべた会下一同、悲しみに暮れている次第である。

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by admin  at 07:30  | Permalink  | Comments (3)  | Trackbacks (0)