May 09
2007
MIHO MUSEUM -中国・山東省の仏像・小さきものみな美し-
毎回楽しみにしているMIHO MUSEUMの、今回は春の展観に訪れてみた。
しだれ桜の時期を狙っていたのだが、あいにく予定が取れず、この時期になったが、それはそれで山々の新緑の美しさが目に鮮やか。
今回の企画展は、「小さきものみな美し」と題して、創立者小山美季子氏が慈しんだ品々から、小さく愛らしい物を選んでの展示。
展示品を見るまでははしゃいでいた子供達も、小さくかわいらしいながらも、真に美しいものを目にするからか、ヒソヒソ声でおかあさんに「かわいいね、きれいだね」と目を輝かす。
無論大人たちも、ガラスにおでこをひっつけんばかりに近づいて、その「小さきもの」にしばし心を奪われていた。
また、山東省の仏像の展示では、おおらかなお顔の仏像に、ギリシアで見た像のアルカイックスマイルや、そのゆったりと羽織ったように着られた衣を思い出す。日本までは、このような形は伝わらなかったのか・・・。
毎回、素晴らしい展示品を心から楽しめ、四季の山の風景も来る度ごとに違い、飽きる事の無い美術館だ。夏季(7/14~8/19)は、「いにしえのほほえみ -地中海から東アジア・日本まで-」と題して、ほほえみをテーマに、神像・佛像・人物像などが展示されるようで、これもまた楽しみである。
わずかに花が咲き残っていたしだれ桜。緑の新芽も美しい・・・。
by admin at 07:30
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