トップページ » 2006年12月18日

京都国立近代美術館-都路華香展-

都路華香展_ポスター


先に述べておくと、私は日本画に詳しくもなければ、知識もなく、チケットをいただので是非行ってみようと思っただけで、この-都路華香(つじかこう・明治3年~昭和6年)-なる画家も知らなかった。

-日本画-とだけ聞くと、何となく重々しい画を想像してしまうが、彼の画は何となく軽やかで、でも水彩画のような軽やかさとも違う、一種独特のものに感じた。
それもそのはず、彼の生まれた年代にあるようだ。
時代の移り変わりの中で、新しい時代に即した画の創造を求めて、作品を送り出し続けたらしい。

と・・・十牛図を見て、研究所から十牛図の本を新たに出すなら、この画がいい!
と、一人想像にふけりながら、館内を何度も往復した。
達磨図など、仏教に関する画材が多く、信仰深い人であったのだろう。
なぁんとなく、穏やかな気持ちになれる画であった。

【都路華香展:12/24まで】
京都国立近代美術館

by admin  at 07:30  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)